おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(1月24日)は、久しぶりのオフの日。
家でゆったりしたり、今日からの2泊3日の研修の準備をしたり、カミさんと一緒にブックオフで本を買ってきたりしました。
1月24日はまた恩師、ジョセフ・ペルグリーノ博士の81歳の誕生日。
フロリダにいらっしゃる博士宛にお祝いのメールを送りました。
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ヒューマン・ギルドはペルグリーノ博士を7月に20度目のお招きをします。
1999年8月の初来日以来、何と20度目になるので、ヒューマン・ギルドの設立以来の30年はペルグリーノ博士抜きでは考えられません。
7月23日(土)から31日(日)までに4つのワークショップをお願いします(通訳:埴原 由美さん)。
ペルグリーノ博士ファンの方は、今から手帳にスケジュールを書いておいてくださいね。
さて、一昨日出版社経由で中島輝さん(心理カウンセラー、国際コミュニティセラピスト協会 代表、ブログ、フェイスブック)から贈られた本の紹介です。
『トラウマが99%消える本』(中島 輝著、すばる舎、1,400円+税)
パラッとページを開いたとたん止められなくなって一昨日中に読んでしまいました。
それほど感動的な本です。
中島さんにとっては、11月に出された『負の感情を捨てる法』(朝日新聞出版、1,400円+税)に続く本ですが、原稿そのものは、こちらの方が先に書き終えていたのだそうです。
そう言われてみるとわかる気がしました。
「はじめに」にいきなりこう書かれているのです。
私が5歳のころ、大好きだった里親が夜逃げをしました。
夏の暑い日に、何も言わず突然いなくなったのです。
私が使っていたおもちゃといっしょに消えてしまいました。
そして、毎年夏になるとフラッシュバックが起きるようになりました。
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このときの深い喪失感、そして実家に戻ってからの孤独感から、精神状態がどんどん悪化していきました。
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25歳のときには外出することすらできなくなってしまいました。近くのコンビニにも行けないのです。この「移動できない」状態は、35歳まで約10年間続きました。
病の間に約100近くの心理学やセラピーを学ばれ、ありとあらゆることを実践する中で、アドラー心理学は特に役に立った中の1つだったそうです。
次の文章は、中島さんが1月11日 11:04にフェイスブックに書いていらっしゃることです。
岩井俊憲先生は、私のアドラー心理学の恩師です。
数年前、岩井先生の講座後の懇親会の場で、先生が「あなたは数年以内に必ずブレークします」と断言してくれました。
自信もなく自分を好きにもなれなかった私に、みんなの前でそう言ってくれたのです。
その一言が、その後の私の大いなる勇気づけになっていました。そして、その勇気づけの言葉は、今も心の真ん中にあります。
まさに「勇気の伝道師:岩井先生」です!
私も岩井先生のように、先生から学んだアドラー心理学を体現し一人でも多くの人を勇気づけられるように進んでいきます。
私はこの日のことを今でもありありと覚えています。
アドラー心理学ベーシック・コースの3日目が終わった「竹ちゃん」での懇親会の際の一コマでした。
黒い服を来て、少々おどおど感のある中島さんに「あなたは数年以内に必ずブレークします」と断言しました。
そして事実、そのとおりになっているのです。
本の紹介のはずなのに、少しばかり回り道しているようですが、『トラウマが99%消える本』とは切っても切れない関係にあるので、「人間中島輝」を私が語るには、避けて通れないことです。
この本は、「トラウマ」をしっかり定義してほしい点、引用箇所を示してほしいこと、などいささかの不満箇所があるものの、中島さんの体験、カウンセリング例などが豊富で、まさに「人間中島輝」がほとばしり出ている、感動の本です。
中島さん、またもやいい本を出してくれてありがとうございました。
強くお勧めの本です。
<お目休めコーナー> 1月の花(21)
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