アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

病に陥ったとき、不運に思われる状況に置かれたとき、先人の言葉が思い起こされます。
救急搬送されたとき、入院したとき、私に去来したのは、中村天風師の次の言葉でした。

考えてください。天には我々が使うような言葉がありませんから、事実をもってあなた方の自覚を求めるのであります。

万物の霊長たる人間に生んでやったのに、万物の霊長たる人間としての生き方をしていない。

さりとて、せっかく生みつけたものを、資格がないからといって、その資格を取り上げることはかわいそうだ。

それで、お前の生き方には間違いがあるから、その間違いを自覚しなさい、といって病をくだされたんだ、こういう考え方がいちばん確かだと私は思う。

不運がまたそうなの。

*『成功の実現』(日本経営合理化協会)から



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日から年度の後半入りの10月。
私は1年のうちで10月と11月が好きです。
ヒューマン・ギルドでも後半年度は私も受講したい講座が次々と展開されます。
ヒューマン・ギルドのWebsiteの「個人向け研修」の欄をご覧ください。
https://www.hgld.co.jp/p_index.html

昨日(9月30日)はヒューマン・ギルドでアドラー心理学ベーシック・コース(リアル開催)の初日を行っていました。
奈良や新潟からの受講者もいらっしゃいました。
男女比は半々。
講義、討議も順調に進み、「精神的な健康」に入ったところで、アドラー心理学の【貢献】が受講者にとても刺さったようです。
とても【貢献】意欲が高い人たちだからなおさらです。
ただし、【貢献】を意識するあまり自分が犠牲になってしまったり、ボロボロになってしまう人がいるため、慢性疲労症候群で自ら苦しんだナイチンゲールの言葉を紹介しました。

「自己犠牲なき献身こそ真の奉仕」

このことは献身=貢献を意識するあまり自己犠牲に陥ってしまいがちな人に対する警告の言葉です。
自らを戒めたい言葉ですよね。

このナイチンゲールの言葉は、YouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルドでは「アドラー心理学から考える【軸】思考ー本当の自分軸」のタイトルの動画でもご紹介。

【軸】を持った生き方の3大特徴として次の3つにまとめました。

(1)ミッション(使命)を持った生き方
(2)心身統一された生き方
(3)貢献する生き方 

(3)「貢献する生き方」では【貢献】を意識するあまり自己犠牲に走る人がいるので、警告のためにフローレンス・ナイチンゲールの言葉「自己犠牲なき献身こそ真の奉仕」を紹介しています。

是非こちらでご覧ください。
  ↓   ↓
https://youtu.be/-DdpJ3rXYVQ

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<お目休めコーナー> 10月の花(1)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日の18:30からの羽生結弦選手の記者会見をカミさんと各局をハシゴしながら観ました。

インタビューの前に自ら手を挙げて「ネイサン・チェン選手、本当に素晴らしい演技でした」「氷を作って下さった方々に感謝したい」と冒頭に賛辞と感謝の言葉から始まりました。

政治記者たちには「質問」と言いながら自分の意見を言う人が多い傾向があるのですが、スポーツ関係の人には回りくどい質問をしない人たちが多かったので、羽生選手は存分に自分の発言ができた感じでした。

会見で私のヒットは日本テレビの辻岡義堂アナから「挑戦とは何か」を問われた羽生選手、「きっと、僕だけが特別なのではない」と切り出し、「何一つ挑戦じゃないことなんて、存在しない」と自らの考えを明かし、続けてこう語りました。

「きっと別に僕だけが特別だとは何も思ってなくて、別に王者だったからとかじゃなくて、みんな生活の中で何かしら挑戦してるんだと思います」
さらに「それが大きいことだったり、目に見えることだったり、報道されることだったり。それだけの違いだと僕は思っていて、それが生きるって事だと僕は思います」と断言しました。

「みんな生活の中で何かしら挑戦している」に続いて「何一つ挑戦じゃないことなんて、存在してないんじゃないかな」、これは名言です。

そして、五輪2連覇中のディフェンディグ・チャンピオンだったことから「守ることだって挑戦なんだと思うんです。だって守る事って難しいなって思いますし、大変なんですよ、守るって。だって家族を守ることだって大変だと思いますし、何かしらの犠牲だったり時間が必要だったりもしますし」

羽生選手はずっと、自分だけでなくファン、さらには視聴者、国民を代表しての発言であることが特徴です。

羽生結弦、4回転半への飽くなき挑戦でもう1つ印象に残ったのは「僕の心の中にいる9歳の自分が跳べとずっと言ってた」「最後に壁の上で手を伸ばしていたのは9歳の俺自身だった」。

スケートの原点である9歳の自分が現在の自分を勇気づけ続けていることが明らかになりました。

羽生結弦選手がアドラー心理学を学んでいるのかどうかはわかりませんが、アドラー心理学の共同体感覚と勇気づけを体現しているのは間違いありません。

最後に読者のあなたへの質問です。

現在のあなたを勇気づけているのは何歳のあなたですか?
その時期のあなたは、あなたにどんな勇気を与え続けてくれているのですか?

 

ついでです。

昨晩の21:00から配信のYou Tube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド では「『嫌われる勇気』の【トラウマは存在しない】ってアドラー心理学の定説なの?」の問いに答えて「トラウマは存在する」ことを論証しました。

https://www.youtube.com/watch?v=l9-hSF7igcY から入ってご覧ください。

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<お目休めコーナー> 2月の花(14)



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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月20日)はある決意を伝えるために出社しました。

それは、9月18.19日.10月2.3日(土・日)岡山開催(集合型・リアル)の アドラー心理学ベーシック・コースを延期することでした。

社員の合意を得てから渡辺歩実さん(Coconialy主宰)ほか岡山のチームとやり取りをして2022年2月12・13日、3月5・6日の土日4日間に変更することにし、受講申し込みの方にご連絡しました。

新型コロナウイルスの感染者が3日連続で最多の報道が出、重症者が多いこのご時世、ほかの集合型研修だけでなく、オンライン開催の講座にも自粛機運の影響が大きく、ヒューマン・ギルドはダメージを受けています。

このようなリスクが多い環境は、それこそ危機管理でよく言われる”Prepare for the Worst.”(最悪に備えよ)をモットーにしなければなりません。

しかし同時に、コロナが永久に続くわけでもないので、”Challenge for the Best.”(最善を求めてチャレンジしよう)もどこかに潜ませて対応をすることにします。

もしかしたら、この順番で考えるのが真の楽観主義と言えるかもしれません。


ところで、「言葉」ついでに大坂なおみさんの素敵な言葉を紹介して終わることにします。

テニス ウエスタン・アンド・サザン・オープン第4日の8月19日、女子シングルス2回戦で大坂なおみさんが17歳のコリ・ガウフ(米国)に最初てこづりながら逆転勝ちした試合後のコート上のインタビューで大坂なおみさんの言葉です。

大地震で甚大な被害が出ている父の祖国ハイチの国旗を模したマスクをしてコートに入場していた大坂なおみさんは、こう語りました。

「みなさんは私に今年何が起きているか知っていると思う。私は心構えをがらっと変えた。もし(試合に)負けても私は勝者だと思うようにした。世界中でいろんなことが起きていて…朝起きただけで勝っているのだ、と」


コロナで先行き不透明な時期、自分自身を勇気づける言葉の数々を噛みしめたい。

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<お目休めコーナー>8月の花(20)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(3月3日)と昨日(3月4日)のそれぞれ13:30~17:20に新潟県の某金融機関の初級管理者向けのオンライン研修を行っていました。

本年合併をした会社なので、職場のコミュニケーションと新たな企業文化構築が求められるので、アドラー心理学の勇気づけとライフスタイル ー「組織のライフスタイル」の位置づけー の理論を結びつけて展開しました。

各回の参加者は50名と57名で、3つほどの会場に集合する人たち、オンラインで参加する2人(3日)、3人(4日)と複雑な参加形態。

事務局の方2名と綿密に事前打ち合わせ、当日の研修前後のミーティングを行い、きめ細かな講座の設計で展開したので、1か所での集合型研修と変わらないくらいの効果を上げました。

私は頻繁にミニ討議を行うタイプなのにそれができないため、その分個人的なメモタイムをかなり採り入れ、それを集積してグループ討議/ブレイクアウトセッションの際に話してもらうことにしました。

また、私一人が東京の神楽坂からオンラインで伝えるためいつもの3倍多いボディランゲージを駆使しました。

特に昨日の最後は私の好きなジョン・C・マクスウェルの『あなたがリーダーに生まれ変わるとき』(ダイヤモンド社)からリーダーの心構えに関する文章をご唱和いただき幕を閉じました。

われわれは何年生きるのか自分では決められない、けれど
その年月をどのように充実させるかは決められる。

われわれは自分の顔の美しさを意のままにできない、けれど
その表情を意のままにできる。

われわれは人生における困難な瞬間を押さえ込むことはできない、けれど
その困難を和らげることはできる。

われわれは世界の後ろ向きの空気を押さえ込むことはできない、けれど
自分の心の空気を意のままにできる。



現在のコロナ禍の時期においてますます、ジョン・C・マクスウェルのそれぞれの文章の下の部分(「けれど」の次)は私たちの心構えを整えてくれますね。

◆ついでに:

某出版社から私の品切れ寸前だった本が文庫として日の目を浴びる旨の連絡が入りました。

今年も従来同様リメイク版を含めて4冊ほど本を出せそうです。

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<お目休めコーナー>3月の花(5)



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昨日(1月9日)の午後は、一人で指揮者の和田一樹さんと東京フィルハーモニー交響楽団による、新たな年の幕開けにふさわしいクラシックコンサートに出かけました。



会場はなかのzeroホール。
家から徒歩15分のところです。

観客は3席に1名ほどでした。
代わりに動画配信が行われていました。

第1部はべートーヴェンの交響曲第7番。
私が大好きな曲ですが、第2楽章から第3楽章の途中まで眠ってしまいました。
よほど疲れていたのでしょうか。

第4楽章は、私がもっとも好きな部分。
指揮者の和田一樹さんは、飛び上がって指揮していました。

第2部は、名歌手、小林沙羅さんと錦織健さんによる華麗なるデュエットが中心。

超一流の東京フィルハーモニー交響楽団、小林沙羅さんと錦織健さん、それを支える指揮者の和田一樹さんに対して大絶賛で終わりました。

私はふと、こもり生活で蓄積されたエネルギーは、やがて一体感を招くことになると予感しました。

蓄積されたエネルギーは超一流に触れることによってスパークすることになるに違いありません。

ところで、超一流と言えば、1月7日の産経ニュース【話の肖像画】歌手・郷ひろみ(65)(6)一流と「超」一流の違いは にこんな話が載っていました。

超一流という言葉があります。
僕の中で持論があって、(ゴルフの)タイガー・ウッズとか、(バスケットボールの)マイケル・ジョーダンという人たちは、他の人と何が違うんだろう。
一流と超一流の違い。
それはすべてを兼ね備えていて、さらにツキがあること。
ツキは自分に甘えなかった人間に舞い降りる。
それをわかっていて、なおかつ努力していった人間が、一流から“超”一流になれるんじゃないかと思っています。
(聞き手 清水満)

「ツキは自分に甘えなかった人間に舞い降りる。それをわかっていて、なおかつ努力していった人間が、一流から“超”一流になれるんじゃないかと思っています」ですって。

自分に甘えないで、しっかり仕事をしなければ。

超一流にはなれなくとも一流にはなりたい。

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<お目休めコーナー>1月の花(10)



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昨日(1月7日)はテレワークの1日でした。

9:30に行きつけの眼科で3カ月の一度のメディカルチェック。

瞳孔が開いた状態でパソコンに向かって仕事をしました。

会社にいる時以上に仕事がはかどります。

会社のスタッフとのZoomミーティングも行いました。

1月10日(日)と11日(月)に行われる研修の準備を進めました。

また、百瀬敬子さん(モモの会主宰)と末次 克洋(すえなみ かつひろ)さんとの3者で電話とフェイスブックメッセンジャーを繋いで1月17日(日)開催の「コロナ禍での生活で役立つ アドラー心理学講演会」~コロナ禍での対人関係をより良くするために~ の打ち合わせもしました。

ヒューマン・ギルドで依頼を受けていた出向いての研修のキャンセルが相次ぎます。

いよいよ東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府から緊急事態宣言が発令されました。

夜にはヒューマン・ギルドのメルマガを19:00に配信、20:00からは布施智美さん(写真上段中央)のライフスタイルを読み解く、いわゆる教育分析を仲間たちと行いました。

布施智美さんには

菩薩道(上求菩提・下化衆生)の六波羅蜜の修行
― 布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧 ― の
うちの布施と智慧を有する稀有さに目覚め、
アドラー心理学などの学び【智慧】を深めながら
仲間のためにご自身のリソース(持ち味)を
提供【布施】すること

をミッションとしてお伝えしました。

めまぐるしく動く周囲の環境の中でも私は取り乱すことがありません。

「動くものは動く。動かないものは動かず。変わるものは変わる。変わらぬものは変わらぬ」として周囲がどうあれ、私は自分軸を貫きたいと改めて決意しました。

そんな穏やかならぬ世相にこそ心穏やかにいるために、ふと二宮尊徳(1787―1856、江戸時代後期に「報徳思想」を唱えて農村復興政策を指導した農政家・思想家)のことばを思い出しました。

 この秋は 雨か嵐か 知らねども
     今日のつとめの 田草とるなり 

当時の農業コンサルタントのような存在だった二宮尊徳は、先行きを心配しすぎて、「今、ここ」が疎かになっている人たちを尻目に、秋の訪れとともに雨が降ったり、嵐が来たりして稲がどうなるかわからないけれど、今やるべきことは、目の前の雑草を取り除くことが大切だということを説いたのです。

二宮尊徳の和歌の精神を生かそうとするならば、足元をしっかりと固めて、自分の力ではどうにもならないことで心を乱されることなく、心の雑草を取って、自分でできることを地道にやるに限るようです。

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<お目休めコーナー>1月の花(8)



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1.テレワーク13日目の昨日(4月20日)は、Zoomに関連した3つの学びの機会がありました。

(1) 春木めぐみさん のグループと「学校に行きにくい子に家庭で自信を与えるには」のタイトルでやりとり

(2)関西3人娘(甲賀彩香さん武中美子さん梶田恵子さん)とZoom対談

(3)かんき出版主催『研修講師向け/Zoom利用体験会』に参加


10:00~12:00に行った(1)は、テーマが決まっていて、まるでグループ・カウンセリングのように進められたので、私としては今後の学びの機会になりました。

「不登校、学校行きしぶりくらいでじたばたしなさんな」とか、「親子の信頼関係が問われる時」というのが参加メンバーの刺激になったようです。

私は、37年前から不登校、ひきこもりの子どもとその親たちと関わりを持ち、体験が豊富なので、この分野に強みを持っています。


(2)の、私が「関西3人娘」と勝手に呼んでいる甲賀彩香さん武中美子さん梶田恵子さんは、3人が仲良しで私の講座に揃って出てくださっていたことから名付けたものです。


(私の上から時計回りで彩香さん、恵子さん、美子さん)

この3人とおしゃべりしていると、とてもくつろぐ気分になれます。

昨日は13:30~14:30のZoomでのやり取りを通じて、彩香さんの巧みなファシリテーションもあって4人が均等に話せ、今後のZoomを使ったカウンセリング/コンサルティング、研修などの進め方のヒントをいただきました。

(3)15:00~16:30は、かんき出版教育事業部 主催の『研修講師向け/Zoom利用体験会』に参加しました。

かんき出版にお世話になっている私を含めた30数名の講師が参加し、体験を通してさまざまな機能を身につけることができました。


2.ここから私がなぜZoomでおしゃべり会を持ったり、講座を受けているかの種明かしをします。

それは、コロナの巻き起こした変化に適応しなければならないと強く感じているからです。

次のダーウィンの名言が支えになっています。

日本語と英語で併記しておきます。

生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。

It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.

きわめて大袈裟な書き方をすると、地球の歴史上このたびのコロナが巻き起こした惨禍は氷河期の到来のようなものです。

氷河期に恐竜が絶滅したと同じように、特にビジネス上はこの大変化を促す課題に直面して、様子を窺っている間に絶滅する人たちが確実に存在します。

変化にどう適応するか、それが急務です。

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<お目休めコーナー>4月の花(20



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テレワーク10日目の昨日(4月17日)は、9時半ごろからルーテインとしてカミさんと中野方面に出かけ、5,300歩ほど歩いてきました。

ライフワークで1年かけて進めている執筆もはかどりました。

夕方には、6月に文庫で出す本のゲラが出版社からメール添付のPDFで届きました。

オフィスにいる時と同じように我が家のプリンターで印刷をしました。

家にいても全く不便を感じません。

昨日はまた、動画でかなり勉強ができた日でした。

私は、まるで学生のようにノートに学んだことを書きこんでいます。
テレワーク期間中は、ふだん関心を持っていなかったことを学べる格好の機会です。

新聞ひとつ読んでいてもいつもと違う新鮮さがあります。

昨日の日本経済新聞の夕刊で2つの記事に関心を持ちました。
電子版をもとに紹介します。

日本経済新聞電子版 2020/4/16 2:00
テレワーク、後戻りなし 日本的職場を変える契機に(鶴光太郎・慶大大学院教授)

鶴教授の語った内容は、次の3つの柱で示されます。

■生産性・効率性アップを実感

■すべての事務仕事で可能

■職場の一体感より効率性

インタビューをした生活情報部シニアライターの礒哲司は、次のようにまとめていました。

■個人の感覚、変える必要

テレワークはやってみなければわからない――。
鶴教授が説くように、自分も在宅勤務を初体験し、意外に仕事がはかどることに驚いた。今回のインタビューもネット経由だった。
育児負担がないなど好条件を差し引いても、取材は別として記事執筆や紙面編集に問題はない。

しかし多くの営業職と同様、我々記者に染みついた「足で稼ぐ」ことを是とする泥臭い感覚は、自宅仕事に違和感をもたらす。
それでも新型コロナ対策で一気に進んだテレワークの後戻りはないだろう。
労働時間の計測方式の確立など制度整備とともに、個人の感覚を変える必要があると感じた。

コロナ後には、働き方がガラッと変わりそうです。

もう1つは、世界の指導者 危機に語る ルーズベルトらに倣う

新型コロナウイルスという危機に直面する世界各国の指導者は国民への語りかけに力を注ぐ。適切な発信は国民に忍耐を受け入れさせ、落ち着きをもたらし得る。大恐慌を乗り切った米大統領F・ルーズベルトや第2次世界大戦を持ちこたえた英首相チャーチルら後世に評価された指導者の演説が参考となっている。

から始まる文章にフランクリン・ルーズベルト大統領の就任演説(1933)の次の文章の下線部分が紹介されていました。

まず初めに、私の強い信念を自信をもって断言したい。
私たちが恐れなければいけないただ一つのことは、恐れそのものであるということである。
-後退を前進へと変革するのに必要な改革を麻痺させる、名付けがたく、理性的でなく、不当な恐れそのものである 。

下線部分の英語:"the only thing we have to fear is fear itself"

ルーズベルト大統領は、世界大好況の最中に大統領に就任し、「炉辺談話」で庶民に語りかける政治家で、ニューディール政策を推進したリーダーでもあります。

ところで、日本の安倍首相は、4月7日 緊急事態宣言を発令した際の記者会見で「最も恐れるべきは恐怖それ自体だ」(英文にすると "the greatest thing we should fear is fear itself")と語りました。

おそらくスピーチライターが模倣したものと思われます。

ところで、私が危機/恐怖に直面したときの政治家による勇気づけの言葉として一番好きなのは、英国の元首相 チャーチルの言葉です。

・「金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし、勇気を失うのはすべてを失うことである」

・「悲観主義者はすべての好機の中に困難を見つけるが、楽観主義者はすべての困難の中に好機を見出す」


ここ数日のうちで動画や情報から私が学んでいるのは、(1)コロナの前後で大変化が訪れること、(2)危機は機会をを作り出すに違いないこと、の2つであると共に、そのベースで必要なのは、現実的楽観主義に基づいてたえず自分と他者への勇気づけを続けることに尽きるようです。

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<お目休めコーナー>4月の花(17



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昨日(4月26日)の讀賣新聞の夕刊の「よみうり寸評」に私の好きな

人間は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する。

が紹介されていました。

フランスの劇作家アルマン・サラクルー(1899~1989)の名言です。

民進分裂からわずか7か月で「再婚」協議に向かった民進党と希望の党が合流し「国民民主党」をおちょくった表現ですが、私はここでこの表現に出合うとは思いませんでした。

そもそもこの表現を知ったのは、1996年11月に行われた明石家さんまの記者会見を掲載した『週刊ポスト』(11月29日号)ででした。

自宅マンションから近所のマーケットに買い物に出た際に18歳年下の女性との写真を撮られた釈明記者会見でのことでした。

当時は、半同棲状態だったこの女性との関係を記者に問われて、「管理人さんとちゃう」ととぼけ、大竹しのぶさんとの離婚以来の再婚の可能性を問われたときの、明石家さんまらしい応答で記者を笑わせながら煙に巻いた一幕で「結婚は判断力の欠如、離婚は忍耐力の欠如、再婚は記憶力の欠如というやない」として使った言葉でもあります。

ところで、似たタイプのスキャンダルに出合っても明石家さんま並みのギャグが使えないほどの状態が相次いでいるのが残念でなりません。

ちなみ、結婚・離婚・再婚経験者の私は、サラクルーの言葉からすると、判断力も忍耐力も記憶力も欠如した人間ということになります。

◆幸せな結婚のための判断力も忍耐力を鍛えるワークショップ 豊かな家族を築くために のお勧め

ジョセフ・ペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所理事長、ヒューマン・ギルド最高顧問)による幸せな結婚をテーマにしたワークショップを開催します。

この講座によって私は、人は愛のタスクによって結婚し、愛と交友のタスクで結婚を充実させ、離婚時には仕事のタスクで処理し、離婚後は(お互いの子どもがいれば)交友のタスクでつき合えることを学びました。
カップルのカウンセリングにも生かせる知恵が満載の講座です。

日時:8月4(土)、5日(日)10:00~17:00
会場:ヒューマン・ギルド研修室
受講料:会員47,520円、一般54,000円(税込、テキストつき)

<お目休めコーナー>4月の花(27)

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12月4日(月)から8日(金)までの入院の病名は「腎動脈狭窄症」、そして処置は「腎動脈拡張術」。
右足の付け根からカテーテルを入れ、X線と造影剤を用いて、狭窄部を拡張し、狭窄が顕著な部分にステントと呼ばれる金属の筒を入れるものでした。

これを放置していたら、やがて腎不全を起こす可能性がありました。

局所麻酔しかしないので、意識は ― うとうとしている時を除いて ー はっきりしていました。

カテーテルは、8月の検査入院に体験済みとは言え、やはり不安はつきものでした。

私は、真言密教の真言(マントラ)をしきりに唱えました。

「オン コロコロ センダリマトウギソワカ」

薬師如来の真言です。


私の5日間の入院中は、患者であることに徹しました。

それでも、仕事はスタッフが優秀なので、滞りなく進んでいたようです。

昨日の病院食はこれ。

退院後に院内のレストランでカミさんと一緒に食べたランチはこちら。

昼食後、タクシーで家に帰ってしばらく寝て、もうすっかり家の中の主人公。

返信しなければならないメール数件に返事をしました。

この土日の2日間は家でリハビリに務めます。

私は、その時、その場での主人公になれる強みがあります。

病院にいる時は患者として主人公、研修をしている時は講師として主人公、カウンセリングをしている時はカウンセラーとして主人公。

このことは、臨済宗の祖である臨済義玄(りんざいぎげん)禅師の言行録である『臨済録』という書物の中に出てくる次の言葉に支えられています。

随処作主 立処皆真

「随処(ずいしょ)に主(しゅ)となれば、立つところ 皆(みな)、真(しん)なり」と読みます。

TPOのあらゆるところで自分らしくあることを戒める言葉です。

家に帰ってからの夕食は、ある方からお歳暮にいただいた満州餃子を食べながら、録画してあった「ドクター X」を観ました。

やはり退院祝いは餃子が一番。

夕食の主人公になりました。

<お目休めコーナー>12月の花(8) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(11月22日)は、数日前から風邪気味だったので、朝のうちに耳鼻咽喉科のクリニックに行ってきました。

うちのカミさんは、早起きして6時前には家を出て、福岡に向かいました。

午後はヒューマン・ギルドで13:00から営業会議。

東京ー沖縄ーバンクーバーがSkypeでつながりました。

このところ那覇営業所長の 鳥内かおりさん の躍進が目立ちます。

営業面のみならず講師としても彼女の活躍の舞台が広がりつつあります。

15:00からは取締役法人事業部長の 宮本秀明さんに私が開発している研修コンテンツを伝授。

彼は、2回に分けて研修を行うようなのですが、以前に教えた内容が見事なパワーポイントになっていて、しかも私のオリジナルよりもグーンと魅力的になって、研修も受講者に受けそうです。

このことで私の期待以上のことが実現していることを痛感しました。

それは、スコットランド生まれのアメリカの実業家で「鉄鋼王」と言われたアンドリュー・カーネギー(1835年11月25日 - 1919年8月11日)の墓碑銘に刻まれた言葉です。

「己より賢き者を近づける術知りたる者、ここに眠る」

【Here lies one who knew how to get around him men who were cleverer than himself.】

ヒューマン・ギルドのスタッフはとても優秀です。

ベスト・チームと言っていいでしょう。

営業統括マネジャーの 目次 心さん は、どんどん研修案件を獲得してくれるので、再来年の研修を受注したりして、そのお陰で来年の2月は28日中25日を研修に費やすことになりそうです。

事務を司る竹内さちこさんは、お客様のご要望にきめ細かく対応してくれています。

社員それぞれが、私の持っていないものを持ち、最大限のパフォーマンスを発揮してくれます。

 ありがたいことです。

私は今日、ある社会福祉法人のイベントで2時間20分ほどの研修をしに行きます。

◆ヒューマン・ギルドへの法人研修のご依頼は こちら へ。

<お目休めコーナー>11月の花(22)

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昨日(10月16日)は、家でたっぷり仕事をした日でした。

今日(月曜日)から水曜日までの3日間で私は4つの研修/講演をこなさなければなりません。

それぞれテーマが違います。

とりわけ今日は、まったく違ったジャンルの内容で2つです。

そのためパワーポイントの新規作成と修正にまい進しました。

昨日書き上げた4,000字の原稿は出版社に送りました。

17:00からはらくらく整体で1時間たっぷり体ほぐしをしてもらい、体の保養になりました。


さて最近、あるところから依頼された原稿に英国の経済学者のアルフレッド・マーシャル (1842-1924、J・M・ケインズの師)が1885年にケンブリッジ大学経済学教授の就任講演で残した有名な言葉を紹介し
ました。

「アルフレッド・...」の画像検索結果

「経済学者は冷静な頭脳と温かい心(Cool Head but Warm Heart)を持たねばならない」

私には、マーシャルの言葉が「勇気」の別の表現のように思えてなりません。

この言葉と関連づけて、次の文章を書きました。

「勇気」の英語の“courage”の語源を調べてみると「ハート」で、体の活力を司る臓器である心臓のほかに「心」を表す意味もあることがわかりました。

私は、アドラーが本の中で断片的に述べている表現や英英辞典での意味 ― リスクを引き受ける能力 ― をもとに「ハート」の語感を活かしながら「勇気」を「困難を克服する活力」と定義しています。

ただ、「勇気」が「勇敢」と違うことを指摘しておきます。
「勇気」がここ一番で冷静さを伴って発揮される活力であるのと比較して、「勇敢」は時に「向こう見ずの大胆さ」をもとに行動してしまうニュアンスがあります。
「勇敢」を示そうとすると、時に暴走し自分だけでなく他者に対しても破壊的な影響をもたらすことが見られます。
それに対して「勇気」は、相手や場に対する関心 ― そのことを心理学では「共感」と呼ぶ ― を忘れずに、冷静な判断に支えながら発揮される、リスクを引き受ける活力です。

経済学者だけでなく、対人支援に関わる人には「冷静な頭脳と温かい心(Cool Head but Warm Heart)」は必須の資質ではないでしょうか?

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月19日)は、ヒューマン・ギルドで SMILEリーダー養成講座 の3日目(最終日)を行っていました。

3日間、泣いたり笑ったりの行動を共にすることで学びの共同体が形成されていました。

いつものようにロールプレイは迫力がありました。

最後の感想発表の際には、この講座に対する深い感動・感激の言葉が寄せられましたが、一方では、リーダー資格を得て講座を開催することにためらいの言葉もありました。

そこで、私が最後の言葉として言ったことは、「『講座をスタートさせることがまだまだ早い』と言う人は、5年経っても10年経ってもそう言い続けているだろう」ということでした。

これは、川淵三郎氏の次の言葉に基づいています。

「時期尚早と言う人間は百年経っても時期尚早と言う。前例がないという人間は二百年経っても前例がないと言う」

その後は、私のよく言う「四の五の言わずに見切り発車しなさい!」でした。

修了した9人がそれぞれどんな貢献をされるのか楽しみです。

◆四の五の言わずに見切り発車したい人は、次のブログをご覧ください。

・2015年12月10日付けブログ リーダーシップ Q & A :川淵三郎氏の断行力から学ぶ

・2016年9月9日付けブログ 自分探しよりも自分創めを

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

私は今もなお天翔る(あまがける)心をもって目に見えない大きなものをつかみ取る生き方にあこがれる。
信ずれば夢は叶う。私にはまだやることが一杯ある。

市川猿翁(74歳、三代目猿之助)が『私の履歴書』(2月28日付日本経済新聞)の最後を締めくくった言葉です。

私は、『私の履歴書』を欠かさず読んでいて、最近では、マーケティング学者のF. コトラーや指揮者の小澤征爾氏も登場していたことが印象に残っています。

市川猿翁の『私の履歴書』に戻ると、女優の浜木綿子との実質的な夫婦としての生活が1年数カ月だったことや、何よりも初恋の人である藤間紫との不倫に関するドロドロしたことがあまり書かれていなかったことは、やや残念でした。

しかし、息子の香川照之(歌舞伎界では市川中車)が25歳の冬、思い立って初めて公演先の父に会いに91年突然巡業地を訪問したとき、役者としてやっていく息子に対し、生きるも死ぬも身一つの覚悟でやる必要があると思い、「父と思うな」と厳しい言葉をかけ、「泣いていた息子に本意は伝わっていなかったと思うが、この再会を忘れたことはない」と書いていたことには、思わず涙しました。

市川猿翁は、同じ最終回の『私の履歴書』で古典歌舞伎と新作は役者の両輪だと教え、自分の姿勢、歌舞伎への取り組みを見せながら次の言葉をもとにした精神を伝えることができれば、と書いています。
その言葉は、詩人ルイ・アラゴンの

「教えるとは共に希望を語ること。
学ぶとは真実を胸に刻むこと」

何度も反復したい言葉です。

◆「名言」に類することは、「私の好きな言葉」のカテゴリー をお読みください。

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