アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月30日)の私の70歳(古稀)の誕生日に際しましては、メール、フェイスブックのメッセンジャー・コメントなどで数多くのご祝辞を賜り感謝の気持ちで一杯です。

本来ならば、お一人おひとりにお返ししなければならないのですが、お気持ちをしっかりと胸に刻むかたちで失礼をさせていただきます。

皆様、本当にありがとうございました。


昨日の晩は、タクロウ(息子のニックネームです)が私とカミさんだけでなく義母も交えて、 雨後晴 青山店 を予約して古稀の祝いの宴を設けてくれました。

和食のコースに銘酒も入り、会話が弾みました。

料理がおいしいだけでなく器もきれい。

特に大阪のお酒「秋鹿」は、独特の徳利とおちょこが使われ味も絶妙でした。

宴の終盤になると、目録、手紙それぞれ2通が渡されました。

目録のその1は、カミさんと2人によるコートのプレゼント、そしてその2は、2泊3日の家族旅行の申し出でした。

手紙は、家に帰ってから読みように言われ、それぞれ信頼と感謝のメッセージに満ちていて、私の涙腺は、もろくも崩壊してしまいました。

家族に恵まれていることをとてもありがたく感じました。

そのルーツは私が生まれ育った家庭にあるのでしょう。


さて、昨日に続いて過去の巻頭言から母をテーマに。

過去の巻頭言から(11):母(2)(1999年4月号)

今は亡き母の姿を思い出そうとすると、病床の姿、エプロン姿とともに正座したりかがんでいる姿がなぜか思い出されます。

正座している姿の第一の思い出は、私の小学校4年生のころでしょうか、S先生という暴力教師が担任で、私は生意気なためかさんざん殴られ、学校に行くのがつくづく嫌になってしまって、当時PTAの副会長だった母に向かって「もう学校なんか行くのやだよー。副会長なんか辞めろ!」と泣き叫びながら、通信簿をビリビリ破いている思い出でした。

正座姿の第二の思い出は、私の中学3年生のころ、当時野球部に所属していて、センターで4番打者、何度も首位打者に輝いていた私が突然「野球部を辞める」と言ったときの思い出です。

二つの正座姿の際に母が具体的になんと言っていたか残念ながら覚えていませんが、必死になって止めようとすることはなかったように思い出されます。
特に2番目の思い出に関しては、「お前が判断したことだから、お前が好きなようにすればいいんだよ」というように言われたようです。

母は一度も私に「勉強しなさい」と言ったことがありませんでした。
高校を受験するときも、大学の時もどこを受験するのか詮索することがありませんでした。
就職の時もそうでした。
そういう点では、徹底した放任主義の教育だったようですが、基盤に信頼感があることを知っていました。

母がかがんでいる姿は、私が34歳の時、当時の妻と別居して、二人の子どもを抱えながらクレーマー・クレーマー(父子家庭)状態だったころ、母は時々栃木県から草加市の家に出向いてくれました。

ある日曜日の午前中、子どもたちも連れて近所にもち草を取りに行ったことがありました。
二人の子どもたちが勝手に遊んでいるとき、母は言いました。
「お前が子どものころ、よくこうしてもち草を取りに行ったね」

私は答えました。
「そうだね。それに山に行ってワラビやゼンマイを沢山採ったこともあったね」

言葉がとぎれてしばらくして、母はもち草とりに集中している素振りで私に背中を向けて、ふっと言いました。
「辛抱するんだよ」

私は言葉を失って、日に照らされてまぶしかった草花が、私には凸レンズで見るように映りました。
母は、私の話を受け止めるときは正座し、私に伝えるときは背中を向けて伝える明治45年3月生まれの人でした。

私は、そこに言葉があってもなくても、母が背中を向けて発したメッセージを忘れることができません。

<お目休めコーナー>12月の花(31) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日12月30日は、私の70回目の誕生日です。
「人生七十古来稀なり」と杜甫に言わしめた「古稀」となります。

ペルグリーノ博士をはじめ多くの方々に祝福を受けています。


(宇都宮開催のアドラー心理学ベーシック・コース にて)

ご参加の方々からは私の著作を張り詰めた上にシール状の寄せ書きをいただきました。


(名古屋開催のアドラー心理学ベーシック・コース  の懇親会で)

胡蝶蘭やいろいろなプレゼントをいただきましたが、個人名などの詳細は省略します。

私は、誕生日には必ず「父母恩重経」のお経を唱えることにしています。

私を生んだ両親に心からの感謝を表明するためです。

51歳の時に「父母恩重経」をもとに両親のことを書いた記事がありますので、アーカイブ(記録文書)として掲載いたします。

過去の巻頭言から(10):母(1)(1999年3月号)
 
諸人よ 思い知れかし 己が身の 誕生の日は 母苦難の日

今は亡き薬師寺管主、高田好胤師の著書『母-父母恩重経を語る』(角川文庫)に引用された詠み人知らずの歌です。

意訳すれば「みんなみんな、よく知っておいてほしい。あなたが自分にとって誕生した日は、お母さんにとっては、(あなたを産むために)とてもとても苦しかった日なのですよ」ということでしょうか。

私の母がこの世を去って5年半、今年の9月には7回忌が行われるはずですが、年毎に「諸人よ」の歌が心に染みてくるようになりました。
これも年のせいなのでしょうか。

私が幼かった頃から周囲の人たちから何度も何度も聞かされていた言葉があります。

「俊憲、おまえがお母さんのおなかに宿ったとき、お母さんはお医者さんに言われていたんだよ。『この子を産むのは無理です。命は保証できません』って。それでもお母さんは言ったんだよ。『私はどうなってもいいからこの子を産みたい』って」

東京から栃木県に疎開した年に2歳上の兄が終戦の前日の8月14日に生まれ、兄が2歳4カ月の昭和22年、まだ終戦後の食糧事情の悪いとき、5人目の子を産むためにはかなりの覚悟がいったと思われます。

そのせいかどうか、母は体の弱い人でした。
私の小さい頃の母の思い出は、入院したり、床に横たわっている姿が多いようです。

いくつかの思い出を次回に譲るとして、今年の1月15日、私の子どものタクロウが9歳の誕生日に、私と彼とで近所に誕生ケーキを買いに行ったとき、タクロウは「お母さんに花を買っていこう」と言い出し、二人で買い求めました。

家に帰るやいなや孝憲は、ケーキをさしおいて花束を彼の母親にプレゼントとしました、ひとつの言葉を添えて。

「お母さん、ボクを産んでくれてありがとう」

私は、母の生前一言も母に向かってこの言葉が言えませんでしたが、孝憲は平気で言える子に育ちました。

私は、今、せめて年に一回でも私の誕生日には仏壇に向かって父母恩重経を唱えながら「ボクを産んでくれてありがとう」と言い、詠み人知らずの歌を思い起こそうと思っています。

諸人よ 思い知れかし 己が身の 誕生の日は 母苦難の日 

<お目休めコーナー>12月の花(30) 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日(12月29日)からは年末・年始の休み。
1週間も連続して休める、貴重な期間です。
そのためじっくり眠ることができました。

昨日(12月28日)の午後は、カミさんにつき合ってもらって、私が主に大学時代を過ごした場所を放浪しました。

スタートは、 放生寺
ここは、1641年(寛永18年)に穴八幡宮(高田八幡)の別当寺として同神社の隣に創建された高野山真言宗準別格本山のお寺
こちらは大学時代とあまり関係がありません。

放生寺 から多くの古本屋が立ち並ぶ早稲田通りを経て、私が大学3年~4年生の時期に住んでいた古いアパートに。

4畳半一間で1969年~70年の頃の南栄荘の家賃は7,500円。
この部屋に野郎どもが8人寝たことがあります。

当時は諏訪町の住所表記でしたが、西早稲田2丁目になっていました。

当時から築30年以上のアパートで、2階に住んでいた当時の窓が見えました。

炊事場があってもトイレは共有。

2年間で布団を乾したのはほんの数回。

通っていた銭湯も健在でした。

私は、このアパートから7分ほど歩いて、大学に通っていました。
困ったのは、突然誰かが訪れることがあったことです。

家に帰ったら、失恋した後輩が座っていて、相談に乗ったこともありました。

韓国からの留学生の李君もよく来ていました。

続いて、明治通りを横断して南栄荘から歩いて5分ほどの諏訪神社に。

不思議なことに大学時代にこの神社に来たことがなかったのでした。

大学3~4年生の時は、大学受験時代以上の勉強していました。
経営学が面白くて仕方がなかったのです。
中小企業診断士の受験勉強も大学4年生の時から始めていました。

西早稲田から地下鉄の副都心線に乗って1駅の雑司ヶ谷に行き、鬼子母神に。

ここからのリードはカミさん。

カミさんはタクロウを宿している時にこのお寺で腹帯を巻き、その後もタクロウと来たことがあったようです。

境内にはお稲荷さんもありました。

完全なデートモードです。

よくぞデートにつき合ってくれたカミさんです。

雑司ヶ谷墓地を横に見て、私が大学1~2年の住んでいたアパートの跡に。

細い道を入った奥です。

仕送りは毎月2万円で、家賃は6,300円でした。

小学校5年生の時期から共に野球をやっていて、M君はそのまま作新学院で野球をやり、早稲田大学の野球部に入りました(学部は社会科学部)。
中学を最後に野球をやめていた私は、県立高校を経て、同じ早稲田に(商学部)。

M君の同期には矢沢、荒川というプロに入った選手がライバルとして存在し、彼は1年の途中で退部。

2つの4畳半に2人で住んでいて、郷里の友人たちやM君の友達が頻繁に訪れ、食事を要求するので、自炊をしていた私たちはメニューを作り、料金を徴収していました。

M君のお母さんは、過保護でしょっちゅうこのアパートに来ていました。

M君の3歳上のお姉さんまで友達数人を連れてやって来て、1部屋を占拠して朝までおしゃべりをするのは迷惑千番でした。

私は母親は、たった1回来たきり。
それも部屋に上がらず、玄関で「こんな汚いところに住んでいるの」のひと言を残して帰ってしまいました。

うちの母親は末子の私に放任主義。
だから気楽でした。

地図を見ると、菊地寛の旧宅跡が近くにあることを発見しましたが、学生時代は知ることもありませんでした。

この当時のアパートは、日本女子大の学生寮の近くにあり、通学路も日本女子大の脇を通り、田中角栄邸を正面に見て、日本女子大の正門を右手に見て坂を降りていくのですが、日本女子大の学生とは、まったくご縁のない青春でした。

 
(日本女子大正門)

それだけでなく彼女もいない大学生の前半だったのです。

女性パートナー付きのダンスパーティ券を兄の友人のKさんから購入し、新宿のダンススタジオで数回のレッスンで臨んだダンスパーティ。
K女子大学の女性と濃厚なチークダンスに及んだのですが、女性にオクテの私はその後のアプローチ法を知らず。
次の進展に至りませんでした。

そんなことを思い出した私は、カミさんに他のことはべらべらしゃべっていたのですが、この話はせず。

早稲田大学の近くに来たら、カミさん主導で Good Morning Cafe で一休み。

電車1駅を除くと、ずっと3時間も歩き続けていた私たちでした。

カフェオレにミントパフェをいただき、ご満悦の私でした(カミさんは紅茶とストロベリームースタルト)。

まるで青春時代を取り戻すような気分で大学時代の土地を離れて、地元に。

4年間この大学にかなり真面目に通ったのですが、すべて徒歩通学。
正門をから通学したことはありませんでした。

 新宿で買い物をして、東中野駅近くの居酒屋で夕食。

暗かった青春時代の反動の、充実した現在をよきパートナーと共に過ごせるありがたみを感じた半日でした。

カミさんは、ふだん食べ物にうるさいのですが、この日は私を甘やかしてくれました。

つまらない話につき合ってここまで読んでくれたあなたに感謝です。

あなたの青春時代はいかがでした?
歩きながら回顧してみるのも楽しいものですよ。
是非、パートナーとご一緒に。

◆カミさんのブログ 夫の青春を辿った日 をご参照のほど。
同じ体験をしても見方が違うものです。

<お目休めコーナー>12月の花(29)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

ヒューマン・ギルドは、本日の午後から年末・年始の休みに入ります。

昨日(12月27日)は、カミさんも手伝いに来て、ニュースレターの発送準備。

私は、ここ数年に交換した名刺をばっさりと捨てました。
名刺交換の大部分は儀礼的なものでしかありません。

そんな整理がテーマの年末に3つほど出版関係のニュース。

2017年12月13日付けブログ 重版、海外版など吉報いくつも到来:12月中旬の身辺雑記 に書いた

1.『看護師のためのアドラー心理学』の重版決定
2.『男と女のアドラー心理学』の台湾版のオファー

に関してです。

『看護師のためのアドラー心理学』(日本医療企画、1,500円+税)の重版本が5冊ヒューマン・ギルドに届きました。

 

ご丁寧に包装されていました。

看護師のためのアドラー心理学
人間関係を変える、心に勇気のひとしずく
(看護師のしごととくらしを豊かにする)
岩井 俊憲,長谷 静香
日本医療企画

日本医療企画の営業努力と共著者の長谷 静香さん のご活躍によりAmazonの基礎看護学の部門でランキング1位の座に輝くほか、10人の方から好意的なレビューをいただいています。

『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)の台湾版のオファーに関しては、何と4社から翻訳・出版依頼が入り、一番有望な出版社に決まりました。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

もしかしたら日本より台湾の方が売れることになるかもしれません。

出版情報の補足としては、私の監修の通信教育のテキストが2社から来年4月コースとして出ることになっています。

私は間もなく70歳の古稀を迎えますが、70歳代になっても40~50歳代と変わらない活動を続けます。
何せ社会とつながりつつ「生涯現役」を全うすることがモットーですから。


さて、これからが今日の本題です。

YOMIURI ONLINEのyomi DR.(2017年12月27日)に

「社会とつながり」多様なら、認知症リスク半減…国立長寿センターなど調査

の記事が出ていました。
前半部分は次のようです。

社会とのつながりが多様な人ほど、認知症になりにくいとする研究結果を、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)などのチームが発表した。

最も多様なグループは最もそうでないグループに比べ、発症リスクがほぼ半減していた。

調査対象は、全国10市町の65歳以上の男女1万3984人。
2003年から約9年間追跡し、認知症で介護が必要になった人数と、社会とのつながりの関連を調べた。

その結果、

〈1〉配偶者がいる
〈2〉同居家族の支援がある
〈3〉友人との交流がある
〈4〉地域の活動に参加している
〈5〉就労している

――のいずれかに該当すると、認知症の発症リスクが減っていた。

このことはうすうす感じていたことですが、アドラー心理学の立場からすると、「愛」「交友」「仕事」の3つのタスクを保ちながら共同体と豊かなに関わり続けることが認知症とは縁の薄い生活ができることが証明されたと見ていいのでしょう。 

<お目休めコーナー>12月の花(28)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月26日)は、ヒューマン・ギルドでは 会員 向けのニュースレターの印刷や発送準備で大わらわでした。

私は、それらをお任せして早退して、肺炎予防接種を受けたり、年金事務所に行って70歳過ぎの年金の相談をしてきました。


ところで、世間を騒がしている事件をアドラー心理学の立場からすると、とてもユニークなものの見方ができます。

2か月前の元横綱日馬富士の貴ノ岩に対する暴行事件に関しては、、白鵬、鶴竜、関脇照ノ富士もからんで、日本相撲協会の八角理事長と貴乃花親方の対立など、マスコミでは毎日のように取り上げられています。

私は、報道される角界のあり方についてアドラー心理学の立場のコモンセンス(共通感覚)だけでなく、世間の常識からかなり離れていることを痛感します。

書きたいことはたくさんありますが、2つだけ指摘しておきます。

1.理事会でどうしてあんな座り方をするのか?

2.力士らへの研修会でメモを取る人がいないのはなぜ?

 

1.理事会でどうしてあんな座り方をするのか?

何度もテレビに映るので気になっていましたが、理事会での椅子の座り方が2列で向き合うようになっていて、しかも八角理事長と貴乃花親方(理事)がいつも真正面に対峙しています。

これはナンセンスです。
意見を異にする人が真正面に座ると、心理的には対立をより強めるかたちになります。

対立を煽らず意見を活発にし、知恵を出し合うようにするには、楕円形にすべきです。
そして、八角理事長と貴乃花親方は、近くに座ればいいのです。

こんなことは常識です。

2.力士らへの研修会でメモを取る人がいないのはなぜ?

YOMIURI ONLINE(2017年12月21日 14時01分)

「暴行問題の再発防止、相撲協会が力士らに研修会」としてこんなことが書かれていました。

大相撲の元横綱日馬富士関(33)の暴行問題を受け、日本相撲協会は21日、東京・両国国技館で「暴力問題の再発防止について」と題して研修会を開いた。

白鵬関、鶴竜関の両横綱を含む力士や親方ら全協会員約1000人が参加。
暴力の根絶を目指し、協会員の意識改革を図った。

報道陣に公開された冒頭、池坊保子・評議員会議長(元文部科学副大臣)が「(今回の問題で)多くの人が不幸な目にあったことを大きな教訓として前へ進んでもらいたい」とあいさつした。この後、高野利雄・危機管理委員長(元名古屋高検検事長)の研修会に続き、八角理事長が講話。

この写真を見て「エ、エッ!!」と驚きました。

配布資料もなければ、力士以外の人たちを含めて誰もメモを取らないのです。

入学式でも卒業式でもなく「研修会」ですぞ。

私は、講演会や研修会に講師として呼ばれたとき、メモを取らない人がいると、軽蔑します。
学ぶ気がないとみなすからです。

もしかしたら、協会は世間の批判をかわすために、セレモニーとして研修会を行ったとしか思えません。

角界は、より広い共同体のコモンセンスを植えつけないと、プロレスの世界のように分裂して人気凋落し、国技の座を奪われるのではないか、と懸念する一人です。

いかがでしょうか?

<お目休めコーナー>12月の花(27) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

12月23日、24日に名古屋でアドラー心理学ベーシック・コース を行っていた際に「権利と責任」について質問がありましたので、その点を明確にしました。

ポイントは

1.責任のない権利はない。権利のない責任もない。

2.権利と責任はコインの裏表のようなもの。

3.権利と責任は等価

というところです。

過去の巻頭言のシリーズの10回目として権利と責任に言及した部分をコピペしておきます。

過去の巻頭言から(10):権利と責任の教育を(2002年5月号)

ここ最近、というか数十年の風潮をみると、盛んに「権利」「権利」といろいろなところで、さまざまな権利主張が行われているのを見聞きしています。
不当にも権利を持たなかった人々が新たに権利を認められるのは、それはそれで好ましいことではあると思います。
しかし、すでに権利を十分持っているはずの人が、ことさらに権利を強く主張する場面に出くわすと、やや首を傾げざるを得ないこともあります。

アドラー心理学の文献を読むと、権利という言葉はあまり見られず、逆に「責任」が強調されます。

ヒューマン・ギルドで開発・普及してきた子どもの対人関係セミナーAPPLEでは、かなりのスペースを権利と責任に割いていて、リーダーをしていて大人達よりも子ども達が素直に理解するのを知るのが楽しみです。

権利と責任に関しては、恐らく法律学が一番このことに論究していると思うのですが、私が大学時代に専攻していた経営学では、責任と権限というかたちで伝えています。

今回は、大学時代に読んだ本をもとに権利と責任について皆さんと一緒に考えてみることにしましょう。
皆様はどうか「権限」を権利に置き換えてお読み取りいただきたいと存じます。

『経営組織』(A.ブラウン著、日本生産性本部)の「組織の諸原則」から無作為に責任と権限に言及した数項目を引用してみることにしましょう。

○各責任には、これと同量の権限が付着する。
○責任は、もっぱら個々人に帰着する。
○各責任は、人間本来の能力を顧慮して規定しなければならない。
○責任はすべて、これを遂行する人の力量を越えてはならない。
○各責任は、これを遂行する人の全力量を用いるものでなければならない。

まず、権利と責任は同量(等価)だということです。
大きな権利主張に小さな責任ということはあり得ないし、逆に、小さな権利主張に大きな責任というのもないのです。

大きな権利主張には、それに伴う大きな責任を担わなければなりません。

第2に、「みんなで責任を取りましょう」という連帯責任は、無責任を教えることになるのかもしれません。

第3に、みんなが同じ量の責任、権利ということもあり得ないのです。
責任を担える量に応じて権利にも大小があるのです。

もっともっとお伝えしたいことがあるのですが、今回はこのくらいにしておき、皆様への私からの問題提起と受け止めていただき、権利と責任に関して多くの方々からご投稿いただくのを楽しみにしております。
権利と責任の教育について議論しましょう。

◆過去のブログでは、同様のテーマで次のブログが参考になります。

2008年4月15日付けブログ あえて「異論」を唱える!

2009年8月10日付けブログ 「子どもの社会性訓練プログラム(APPLE)」終わる

<お目休めコーナー>12月の花(26) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月24日)は、名古屋でアドラー心理学ベーシック・コース の4日目を行っていました。

クリスマスイブの日曜日。
前日は天皇誕生日で国民の祝日。

それにも関わらず22名もの受講者が集ってくれていたのです。
しかも、女性20人、男性2人。

家族の協力を得て参加した人たちが大多数です。
それだけに熱意が違いました。

3日目の冒頭こそ、私に対する7つの質問をお願いしたところ、誰も質問する人がいなかったので拍子抜けしていましたが、どうやら様子見だったようで、4日目になると、本質面に迫る質問が次々と発せられていました。

ドラッカーをもとにリーダーシップについて質問する人もいらっしゃったので、私は経営学の側面から丁寧に回答しました。

アドラー心理学ベーシック・コース のファイルから離れて、パソコンにある他のファイルからスライドをお見せする場面がいくつかありました。

何せ、愛知県は私の両親の生まれ故郷(江南市)であるので、私のご先祖様がこの地で暮らしていたのだと受け止めるだけで、何だか深い絆を感じていました。

講座の最初はラフタースイッチコーチの わかすぎ みきこさんに笑いヨガを数分間ご指導いただき、講座中はロールプレイをふんだんに採り入れ、最後は勇気づけの修了証贈呈、各自からの感想発表、 三輪克子さん ・私からの感謝の言葉で終えました。

 

会場を後にしてからは、名古屋駅に向かう道筋のイルミネーションに勇気づけられたような思いがしました。

ご参加の方々、本当にありがとうございました。


園部朋子さん ご提供)

私だけでなく一人ひとりの中に「想い」が込められた名古屋開催の アドラー心理学ベーシック・コース でした。

<お目休めコーナー>12月の花(25) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月23日)は、新幹線で右に富士山を仰ぎながら13:30~18:30に名古屋でアドラー心理学ベーシック・コース の3日目を行っていました。



このことについては、明日のブログで詳しく書きます。

メインテーマは、講座が終わってからの懇親会のことです。

私が会場に行くと、顔馴染みの人たちが先に来て座っていました。

杉村秀充さん澤田 由美子さん鈴木 匠子さん・宏明さん夫妻。
アドラー愛知のメンバーです。

アドラー心理学ベーシック・コース の共催者であり、この会の代表格の 三輪克子さん (勇気づけスペース LUN主宰)の声かけによるものだったようで、長谷川 厚一郎さん 作の私の似顔絵入りの古稀祝いの大きな用紙で迎えてくれたのです。

和田博正さん も加わり長谷川 厚一郎さん 作の「だいじょうぶ」の缶バッチ、プリザーブドフラワーなどの贈呈を受けました。




とてもうれしいサプライズから懇親会が始まりました。

愛知県でアドラー心理学が着実に根づいていることと共に、私と信頼関係でつながっていることを実感しました。

懇親会には講座受講者の大多数が参加し、一緒に私の古稀を祝っていただきました。

感激の夕べでした。

アドラー愛知のメンバーの方々、アドラー心理学ベーシック・コース 名古屋コースご参加の方々、本当にありがとうございました。

私がとても恵まれた人間であることを深く感じました。

(注)写真の多くは 園部朋子さん からご提供いただきました。

<お目休めコーナー>12月の花(24) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月22日)の午後は、別れがテーマになる出来事が2つほどありました。
共に25年以上の関係の清算に関わることです。

1つは、Sさんからお電話があり「会員を本年末をもって卒業したい」とのことでした。
Sさんは88歳。ヒューマン・ギルドの会員でも最年長だった方です。

もう1つは、ヒューマン・ギルドの取引関係にある業者です。

仕事のトラブルが続いたので、今後の取引を現在依頼していた仕事をもって終わりにしたい、と告げ、代表者もそれで納得してくれました。

年末になると、あらかじめ予期していなかったことが起きるので、それもまた1つの契機になるのでしょうね。


さて、過去の巻頭言のシリーズの9回目で、息抜きの意味で最後は笑いになるジェラシーの話です。

過去の巻頭言から(9):ジェラシー(1999年3月号)

嫉妬と羨望を厳密に区分すると、前者が三者関係、後者が二者関係で起きるものですが、ともに劣等感の現れであり、他者と分離させる、他者を引き下げる情動だ、とみなされます。

ここでは、嫉妬と羨望とを区分しないで、世間受けしやすい「嫉妬(ジェラシー)」の言葉でひとくくりにして述べてみたいと思います。

まずは、アドラーの嫉妬に関する所見を、『個人心理学講義ー生きることの科学』(岸見一郎訳、アルテ、1,800円+税)から引用してみましょう。

「嫉妬は強くて深い劣等感にもとづいているのがわかる。嫉妬深い人はパートナーを自分のもとに引き止めておくことができないのではないか、と恐れている。そこで、なんらかの仕方でパートナーに影響を及ぼしたいと思うまさにその瞬間に、嫉妬を表明して自分の弱さをさらけ出してしまう。このような人の原型を見れば、[権利を]奪われた、という感覚を見出すことができる。実際、嫉妬深い人に会えば、いつでもその人の過去を振り返り、その人は、かつて王座から転落したことがあり、今再び、王座から転落するのではないか、と予期しているのではないか、と見てみるとよいだろう」

この引用文から「嫉妬は、他者によって自分の地位、所有物が危険にさらされたとき、疑惑を伴ってその他者、あるいはパートナーを引き下げよう、排除しようとして使われる感情である」と定義してもよさそうです。

組織にしても、人間関係にしても、嫉妬に基づいた行動が展開されると、その被害は甚大です。
文学作品では、シェイクスピアの『オセロ』、トルストイの『クロイツェル・ソナタ』は、夫婦関係が破壊的になった嫉妬の物語です。

シェイクスピアが「嫉妬する人は、わけがあるから疑うのではない。疑い深いから疑うのだ」と言っているように、嫉妬は理屈で左右できるものではありません。その辺の事情をフランス小話でご紹介しましょう(『話の事典』田辺貞之助編著、河出書房)。

「細君が嫉妬深く、亭主が夜遅く帰ってくると、服のにおいをかいだり、ポケットの中を調べたりする。
『ゆうべはブロンドのちぢれ毛がついていたわ。おとといの晩は栗毛だったわ。今夜は、どんな女なの?』
『今夜は遊んできたんじゃないよ。会社で残業してたんだよ。よく見てくれ』
亭主はこういって、胸を突き出した。
女房はその胸へとりついて、ヒステリックな声で怒鳴った。
『まあ、くやしい!あんたはあたしに見つからないように尼さんに手を出しはじめたのね!』」

ジェラシーの強い人は、あらゆることを疑惑の材料にします。

ジェラシーの最大の克服法は、深刻になるのでなく、笑ってしまえる能力かもしれません。 


*私の『男と女のアドラー心理学』は、嫉妬がもとで夫婦関係を破綻させてしまい、やがて修復に向かう元看護師と医師の話をもとにストーリーが展開される本です。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

<お目休めコーナー>12月の花(23) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

遅い時間の投稿です。

昨日(12月21日)は、(株)ディスカヴァー・トゥエンティワンから1月末に出す『悩みが消える「勇気」の心理学 アドラー超入門』(永藤かおる著、岩井俊憲監修)の原稿のチェックをしていました。
どうやら意欲的な販売部数となって一般書店に置かれるようです。


夜は渋谷経由で用賀に行き、20:00~23:00にwine cafeで「三浦和人とドクター弘美の心デトックスナイト」忘年会を行ってきました。


(渋谷の風景)


(wine cafe)


斉藤 りかさん から借用)

メンバーは左から 奥田 弘美さん(精神科医、産業医、作家) 、斉藤 りかさん(株式会社ムーントラックス 代表取締役、 この番組のプロデューサー)、三浦和人さん、そして私です。

私は三浦さんに雅夢時代の「愛はかげろう」(作詞:三浦和人、作曲:三浦和人)の歌詞 を大学生の21歳の青年がどうしてあんなふうに書けたか、の質問を投げかけました(この点は是非、詩をご覧ください)。

すると、三浦さんは、大失恋が契機で「愛はかげろう」を思いつき、その中に心象風景と情景描写を込めた、と教えてくれました。

また、歌手としてのどをどう労わっているかについて、33年間同じ耳鼻咽喉科に通い、データがしっかり残るそのクリニックでメンテナンスを図っていることを披瀝してくれました。

やはりプロは違いますね。

斉藤さんからは、放送業界の舞台裏をお聞きできました。
 
また、奥田さんからは100%ニュージーランド産生はちみつ専門店 ビービーズの生はちみつをいただきました。

時間を忘れて、時はいつの間にか23:00を告げて、忘年会を終えました。

三浦さん、奥田さん、斉藤さん、ありがとうございました。

◆【三浦和人とドクター弘美の心デトックスナイト】には、私は計3度出演しています。
最近の様子は下記をご参照のこと。

2017年11月9日付けブログ FM世田谷で、九州で:全国に広がる岩井俊憲・美弥子夫妻の活動

<お目休めコーナー>12月の花(22) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今年も残すところあと10日ほどになりました。

何だか1年がだんだん速く過ぎ行くように思えてなりません。

昨日(12月20日)は、オフィスで仕事をしていましたが、次々と情報が入ってきます。
このうち3つをお伝えします。

1.大和ハウス工業株式会社 充実ネクストライフコミュニティLABOセミナー「今日から使える!大人のアドラー心理学」が満員御礼

2.通信教育『アドラー心理学に学ぶ「やる気」の高め方』がPHP通信教育の自己啓発部門第1位に

3.『図解 勇気の心理学 アドラー超入門 』3刷 累計4万部、そして1月に単行本化


1.大和ハウス工業株式会社 充実ネクストライフコミュニティLABOセミナー「今日から使える!大人のアドラー心理学」が満員御礼

12月11日付けのブログ 1月のおトクな社外講座:大和ハウス ネクストライフコミュニティセミナー(1/21)+7回富士リハ臨床研究会(1/28)でお伝えした 大和ハウス工業株式会社 充実ネクストライフコミュニティLABOセミナー「今日から使える!大人のアドラー心理学」が早くも定員の60名を超える69名の申し込みが入り「満員御礼」になった旨のご連絡をいただきました。

受付を停止せざるをえない事態に陥っているそうです。

ヒューマン・ギルドの関係者が何人も申し込んでいると思われます。

2.通信教育『アドラー心理学に学ぶ「やる気」の高め方』がPHP通信教育の自己啓発部門第1位に

昨年4月からPHP研究所の通信教育テキストにラインアップされた『アドラー心理学に学ぶ「やる気」の高め方』(岩井俊憲監修、宮本秀明・永藤かおる共著)がPHP通信教育の自己啓発の部門第1位を獲得しました。

他の数ある講座を伍してのトップのランクになったわけです。

このテキストの概要は こちら をご参照のこと。

3.『図解 勇気の心理学 アドラー超入門 』3刷 累計4万部、そして1月に単行本化

コンビニエンスストア限定発売の『図解 勇気の心理学 アドラー超入門 』(永藤かおる著、岩井俊憲監修)が3刷、累計4万部になったこともあって、出版社の(株)ディスカヴァー・トゥエンティワンが、図解版に大幅加筆、再編集した改訂版として『勇気の心理学 アドラー超入門』(四六判 224ぺージ、販売価格未定)として2018年1月末に全国書店発売予定であることをお知らせします。

コンビニエンスストア限定版は、入手が困難でしたが、今度は一般書店でもお手に取っていただけることになります。

ありがたいことが加速気味に訪れてくれます。

心からの感謝です。

※上の2.3.については今夜(12月21日19:00)配信のメルマガでもお伝えします。

<お目休めコーナー>12月の花(21) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

金子書房 から『児童心理』(1月号)が届きました。

児童心理 2018年 01 月号 [雑誌]
金子書房
金子書房

「子どもを元気にする先生」が特集で、

学校で子どもが本来の力を発揮するには、先生のかかわりが重要となってきます。
どのような気持ちを大切にすることが、子どもの元気につながるのでしょうか。
一人ひとりの子どもを元気にできる先生と学級の役割について、考えていきます。

が全体像です。

巻頭言は青山メディカルクリニック名誉院長の鍋田恭孝氏(元立教大学教授)による「素直で心優しき子どもたちを元気溌剌にできるのか?」

「クラス会議」で有名なヒューマン・ギルドの 会員森重裕二さん (高松市立古立高松南小学校教諭)は、「自分にはいいところなんてない」で、5ページにわたって子どもの言葉の裏にあるものから本当に教師に伝えたいものを読み取り、子どもの適切な部分に目を向け、「クラス会議」で勇気づけの学級づくりをすることを提唱していらっしゃいます。

他にも、次のような有名人も加わり読み応えのある雑誌となっています。

子どもに元気を「処方」する 和田秀樹(国際医療福祉大学大学院教授)

公正さのもとで、ニーズに寄り添うこと 斎藤 環(筑波大学教授)

なお、子どもと関わりのある方は、『児童心理』 をもとに仲間と勉強会をすることをお勧めします。

『児童心理』の2月号臨時増刊(1月12日発売)は「子ども理解のための名著33冊」が特集で、私は岸見一郎さんの『アドラー心理学入門』(ベストセラーズのベスト新書)の書評を書いています。

アドラー心理学入門―
よりよい人間関係のために (ベスト新書)
岸見 一郎
ベストセラーズ


金子書房 と私は長いご縁の会社で、『児童心理』 にはそれこそ10回ほど投稿させていただいていますし、何よりも私の『勇気づけの心理学 増補・改訂版』と『子どもを勇気づける教師になろう! ― アドラー心理学で子どもが変わる』(永藤かおるとの共著)の出版元です。

勇気づけの心理学 増補・改訂版
岩井 俊憲
金子書房
子どもを勇気づける教師になろう!
: アドラー心理学で子どもが変わる
岩井 俊憲,永藤 かおる
金子書房

<お目休めコーナー>12月の花(19) 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

おはようございます。

昨日(12月18日)の12:30~14:00は、昨年の8月から今年の2月にかけての研修プロジェクトでお世話になった企業様の社長から部長を対象として講師&カウンセラーとして観察したことをもとに人財育成(特に課長クラス)のご提案をしてきました。

間もなく70歳を迎える身ですが、中小企業診断士+アドラー心理学カウンセリング指導者+企業研修講師の3枚看板の強みを改めて感じた場面でした。

「強み」と言えば、私は家庭内でも強みがあります。

それは、「カミさん」こと 岩井美弥子 の存在です。

そのことを12月17日(日)開催のヒューマン・ギルド主催の忘年会で改めて感じました。

参加者一人ひとりが今年1年を総括するスピーチの最後近くにカミさんがスピーチをしました。

今年の11月22日にさとう式リンパケア九州大会のゲストとしてアドラー心理学の子育ての講演、さとう式リンパケア開発者であり歯科医師である佐藤青児先生との対談などを語っているとき(詳細は、彼女のブログ 空白の時間 をご参照のこと)、私は喜びと感動でウルウルしてしまいました。

そのことを 山崎 裕子さん がカメラで捉えていました。

茶化す人たちがいて、私はいい加減なところで発言を制しましたが、夫としてカミさんの成長ぶりを心からうれしく思います。

専業主婦として家事・育児に貢献してもらっていた時代も長くありますが、自分の道を見つけ大好きなイラストの世界に入ったり、世間から求められ講演をするようになったり、本(『お金の不安が消える アドラー流家計管理』、キノブックス)も出すようになったことで彼女の個性が発揮されています。

お金の不安が消える
アドラー流家計管理
岩井美弥子
キノブックス

私とやや違って内向的な性格の人で、目立つことや人に先んじて進むことがないのですが、それだけに私とのパートナーシップは補完的です。

写真を見ていただいてもおわかりのとおり、私たちは紡ぎ合い同調する夫婦です。

この人をパートナーとして選んで、そして、お互いに育ち合って本当によかった!

なお、このカップル関係の結実の本が『親と子のアドラー心理学』(キノブックス、1,300円+税)と『男と女アドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)であることもちゃっかり宣伝しておきます。

親と子のアドラー心理学
岩井 俊憲
キノブックス
男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

 ◆岩井美弥子は アドラー心理学ゼミナール で次の概要の講演をします。
是非私たちを茶化しにお越しください。

テーマ:「美弥子流シンプル・マインドセット」
日時:2018年1月14日(日) 11:00~13:00
講師:岩井 美弥子 (『アドラー流家計管理』著者)

※講師からの内容説明※
ライフスタイルはコントローラ、究極目標は安全。生きにくさを感じていた私が結婚を契機に少しずつ物事を複雑にせずシンプルマインドで生きられるようになりました。
アドラー心理学に加えて私のシンプル思想の原点も交えてシェアします。

<お目休めコーナー>12月の花(18) 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月17日)は、3つのイベントが特別な意味を持つ1日となりました。

1.小野美貴子さん の アドラー心理学ゼミナール

2.最大規模の カウンセリング演習

3.ヒューマン・ギルド主催の忘年会

1.小野美貴子さん の アドラー心理学ゼミナール

11:00~13:00は、アドラー心理学ゼミナール で「夫婦の危機から掴んだギフト」のタイトルで小野美貴子さん(元公立小学校教諭、夫婦再生カウンセラー、ELM勇気づけリーダー)にご講演をいただきました。

小野さんからELM勇気づけ講座を受講された第1期生は、小野さんのためにヒューマン・ギルドにお花をお届けくださいました。

38人(そのうち10人はヒューマン・ギルドに初参加)というアドラー心理学ゼミナール では最大規模の受講者たちの前で小野さんはたちまち心を掴んでしまい、ご自身の体験をもとに夫婦の危機をどう乗り越えたかを受講者の笑いと涙を誘いながらお話しくださいました。

詳しいことは書きませんが、時々討議を織り込むスタイルの中で「愛の表現5ヶ条」は、私もカミさんと意見を交換しながら、その認識のギャップを感じつつ実りある2時間を味わいました。

(1)愛の言葉
(2)2人の時間
(3)プレゼント
(4)奉仕
(5)スキンシップ

小野さん、ありがとうございました。


2.最大規模の カウンセリング演習

14:00~17:00に開催されたカウンセリング演習には、この10月に アドラー・カウンセラー養成講座 を終えたばかりの12名を含めて35人もの方々がご参加でした。

テーブルを配置できず、椅子だけで進めていきました。

この日は、村上 誠さん がクライアント役、カウンセラー役で大活躍。

受講者のフィードバックも的確で、それぞれの方々のライフスタウルを反映する発言の中に勇気づけに満ちた、援助的な姿勢が見られました。


3.ヒューマン・ギルド主催の忘年会

17:30からは、香港酒家で34名のご参加のもと、ヒューマン・ギルド主催の忘年会を行いました。

入り口で席札を引き、該当する場所に座っていただくかたちだったので、面識のない人とも交流できたようです。

一人ひとりの今年のご活躍ぶりをスピーチをいただき、私の番になったらサプライズ。

10月に アドラー・カウンセラー養成講座 を終えた方々から花束の贈呈。

宇都宮でのアドラー心理学ベーシック・コース で私の古稀を祝っていただいた書を背景に万歳をする私になりました。

お酒をご提供くださった方々、ご参加の方々、本当にありがとうございました。

<お目休めコーナー>12月の花(17) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月16日)は栃木県の 宇都宮グランドホテル の桜の間で アドラー心理学ベーシック・コース の4日目を行っていました。

昼食が終わってからとんだサプライズ。

受講者の皆さんから12月30日で70歳になる私の古稀の祝いをしていただいたのです。


(共催のアドラーメディカル研究所の 高澤貴子さん ご提供)

寄せ書き、ロング靴ベラ、そして日本酒のプレゼントを添えて。

書は佐藤 祥子さんによるもの。

喜びの中で涙をこらえるのに必死でした。

共催のアドラーメディカル研究所の 高澤貴子さん が皆さんに根回しして実現したようなのです。

朝からおかしな動きがあるな、とは思っていました。

講座は、勇気づけをたっぷり伝えて、

勇気づけの演習込みの修了証の授与で終わりました。

このことは後日また詳しくお伝えします。

 アドラー心理学ベーシック・コース を17:00に終えてそそくさと新幹線で宇都宮から東京駅、そして品川へ。

19:00からの同窓会に出席するためです。

大学の商学部を1970年に卒業してから「総合経営研究会(GMA)」として経営の勉強会を発足させ学び合ってきた(アルコール付きが大半)仲間たちです。

私はこの30日で70歳を迎えますが、他の7人は古稀になって、神戸に住む福本 恵造君が東京にやって来る機会があったためほぼ3年ぶりに集合となった訳です。

病気の話題から始まり、祝福すべき事柄にも話が及び、よき友と共に古稀を迎えられる喜びを夜も味わえた1日でした。
このうち5名は、大学1年生で同じクラスだった仲間です。

あらためて、宇都宮開催の アドラー心理学ベーシック・コース の共催者の高澤貴子さん 、受講生の方々に感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

<お目休めコーナー>12月の花(16) 

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