アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月30日)は、私の72回目の誕生日。

私としては珍しく、8時に起床、以後一歩も家を出ず、アルコールも飲まない1日でした。

カミさんとタクロウは、私をフリーにしてくれる最高のプレゼントを与えてくれ、入院中の義母のお見舞いに出かけていました。

フェイスブックで誕生日を非公開にしていたので、一部の人がメッセンジャーやメールでお祝いの言葉を伝えてくれるだけで、私としては気楽でした。

メールは、ペルグリーノ博士と、博士の次女のマリー・ルーさんから賜りました。

毎年の日課として仏壇に向かって「父母恩重経」のお経を唱え、私をこの世に生を授けてくれた両親に感謝を捧げました。


さて、『ジェロントロジー宣言― 「知の再武装」で100歳人生を生き抜く(寺島実郎、NHK出版新書、780円+税) をテキストにした「ジェロントロジ―宣言』から学ぶ」シリーズの5回目です。

この本の第3章の「知の再武装―なぜ必要か、そして何をどう学び直すのか」には、【知の再武装】のために学び直しの必要性 ― 別の言い方をすれば「戦後教育の限界」― として3つのポイントが書かれています。

1.和漢洋の教養が失われていること

2.戦後の日本人が日本近代史を十分に学んできていないこと

3.「メルカトル図法による世界認識」


1.和漢洋の教養が失われていること

多くの場合、知的で教養のある人だと見られている人でも、和や漢についての素養が乏しく、洋についても中途半端な知識レベルに留まっていることが指摘されています。

私は12月に『現代の帝王学』(伊藤肇、プレジデント社)をもう一度読んでみましたが、この本に登場するリーダー格の人たちは、まさに和漢洋の教養を備えた人たちでした。

私はこの年末・年始に『道真 上・下』(高瀬千図、NHK出版)の上・下それぞれ400ページに及ぶ、菅原道真を主人公とした大作を読んでいます。
和漢の教養がないと読み進められない本で、かなりの刺激になっています。

この頃私は「教養」について自分なりに考えています。
そこから生み出した仮の結論は、ある知識(仮に点か線とします)と異質な知識(これにも独自の点か線があります)との間の点と点、あるいは線と線を結びつけることで新たな何かを生み出すことが教養だと思っています。

シュンペーターという経済学者は「イノベーション」を「新結合」と呼びましたが、その「新結合」を借りると、「教養とは、異質な知識の新結合によって創造される」と言えるかもしれません。

2.戦後の日本人が日本近代史を十分に学んできていないこと

寺島氏は、「経済界の重鎮とされる人たちと議論してみても、自ら努力して日本近代史を勉強していると思われる人に出くわすのは稀である」と嘆いています。

日本では高校で日本史を学ぶ人がいても、明治から昭和にかけての歴史に疎い人ばかりです。

そこで、私がお勧めしたいのは、次の4冊の本があります。

『新 歴史の真実』(前野徹、講談社+α文庫)

新 歴史の真実 (講談社+α文庫)
前野 徹
講談社

『忘れたこと忘れさせられたこと』(江藤淳、文春文庫)

忘れたことと忘れさせられたこと
(文春文庫)
江藤 淳
文藝春秋

『「南京事件」の探究』(北村稔、文春新書)

「南京事件」の探究―
その実像をもとめて (文春新書)
北村 稔
文藝春秋

この3冊は、2015年8月31日付けブログ 戦中・戦後を考える3冊の本 で紹介しています。

反日種族主義 日韓危機の根源
李 栄薫編著
文藝春秋社

こちらは、2019年11月30日付けブログ 勇気+良心+憂国の本:『反日種族主義』で強くお勧めしています。


3.「メルカトル図法による世界認識」

私たちが慣れ親しんでいる世界地図は、下のように太平洋を挟んで右側にアメリカ大陸、左側にユーラシア大陸、さらにはアフリカ大陸が描かれています。

2007年は、それまでのアメリカに代わって中国が日本の貿易相手国の第1位に躍り出て、2017年は次のようになっています。

中国         21.7%
アメリカ       15.1%
アジア圏(中国含む) 52.0%

寺島氏は、アメリカを通じて世界を眺めることを当然視することに対して地球儀で世界を考えることの大切さに気づくことで世界認識の再構築を我々に迫ります。

ここで、南北を反転させて、日本列島を上に位置するように見てみましょう。

日本の下の左のロシア、右の中国から見てみると、日本が太平洋進出にいかに邪魔になっているかが判明します。

近現代の日本史を学び直す意味でも、これからの日本を巡るアジア、世界の情勢を見渡す場合、日本の守らなければならない部分、外交問題の重要テーマとしなければならないところが従来以上に見えてくると思うのですが、このことは、2020年の課題としておきましょう。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

私の大型連休の初日の昨日(12月28日)は、カミさんと一緒に私たちの終の棲家(ついのすみか)の墓地のあるお寺に行って「一陽来福」のお守りをいただき、住人がまだいないお墓の清掃をしてきました。

タクロウの出た大学・学部の前にあり、有名な神社の隣に位置しています。

天ぷらの昼食後、東京オペラシティで「クラブツーリズム貸切」公演のキエフ国立フィルハーモニー交響楽団による「新世界&第九」を聴きに行きました。

ヴァハン・マルディロシアン(指揮) 
イワンナ・プリシュ(ソプラノ) 
オリガ・タブリナ(アルト) 
オレクサンドル・チュフピロ(テノール) 
アンドリー・マスリャコフ(バリトン) 
志おん混声合唱団(合唱指揮:辻志朗) 

で演奏自体は素晴らしかったのですが、「クラブツーリズム貸切」にがっかりしたことが2つありました。

その1つは、S席での予約だったのに、席は1階の最後部の後ろから2列目。

「こりゃS席でなくA席だろうが」と思いました。

もう1つは、演奏が終わって多くの聴衆が好演を称えて拍手をしているのに、帰りを急ぐ人たちが続々。

「何しに来ていたんだ、この人たち」と、品格を疑いました。

「貸切」でないコンサートでは、よほど不評な演奏以外こんなことはありえません。

演奏者だけでなく拍手を惜しまない人たちにとって、はなはだ失礼かつ卑劣な振る舞いであります。

私は、このことをアンケートにしっかり書き込み、少なくとも「クラブツーリズム貸切」の演奏会には行かないことを決めました。


ところで私は「卑劣」と書きましたが、「老いることが卑劣と遠ざかっている」ことを書いたヘルマン・ヘッセの『人は成熟するにつれて若くなる』(V.ミフェルス編 岡田朝雄訳 草思社)から「老いてゆく中で」という詩を思い出しました。

『ジェロントロジー宣言― 「知の再武装」で100歳人生を生き抜く(寺島実郎、NHK出版新書、780円+税) でも半分ほど引用されていました。

若さを保つことや善をなすことはやさしい
すべての卑劣なことから遠ざかっていることも
だが心臓の鼓動が衰えてもなお微笑むこと
それは学ばなくてはならない

それができる人は老いてはいない。
彼はなお明るく燃える炎の中に立ち、
その拳の力で世界の両極を曲げて、
折り重ねることができる。

死があそこに待っているのが見えるから、
立ち止まったままでいるのはよそう。
私たちは死に向かって歩いて行こう。
私たちは死を追い払おう。

死は特定の場所にいるものではない。
死はあらゆる小道に立っている。
私たちが生を見捨てるやいなや、
死は君の中にも私の中にも入り込む。


私にとって卑劣なことから遠ざかり、いつまでも微笑み続ける老人になろうと思いを強めた昨日でした。

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昨日(12月27日)は、今年最後の最終出勤日。

大掃除後、社員と中華料理のバイキングを楽しみ、以降9日半の、おそらく私にとってヒューマン・ギルド設立以来最長の大型連休を迎えました。

ただ、自宅でやらなければならことがたくさんあります。


さて、昨日は仏教の立場から「慈悲」の本当の意味と母親の思い出を書くことことを予告していました。

今はあまり使われていませんが、以前は「厳父」と「慈母」が対比して使われていたこともあります。

言葉どおりでは「厳しい父」と「慈しむ母」として、前者を「父性」、後者を「母性」として表現されることも多いようです。

ここからが仏教の立場から「慈悲」の意味を探ることになります。

慈悲=「抜苦与楽」

と仏教では言われます。

「慈」と「悲」とはもともと別の言葉で、

慈・・・・喜びを与える(与楽)
悲・・・・苦しみを除こうとする(抜苦)

です。

思えば、【母なるもの】は、この両方を与えてくれます。
慈悲そのもので、幼い時は乳を、食事を与えることで喜びをもたらしてくれ、体に痛いところがあると「痛いの痛いの飛んでけー」と苦しみを取り除いてくれます。

このように思うと、【母】、【母なるもの】は偉大です。

私は、自分の誕生日を迎える年の瀬になると、父よりも母により多く感謝の念を抱きます。

子どものころいつも「尊敬する人は?」と尋ねられると「父」と答えていた私にとって、父が75歳の時期に父の念願だった観音霊場巡りのために秩父の34か所、坂東の33か所に同行することで親孝行ができていたのに、母に対しては何もできなかったからなおそら、母がこの世を去ってからやり残し感と感謝の念が同居しているのです。

そんな思いで綴ったのが下のアーカイブ(記録文書)として掲載したブログです。

お読みいただければ幸いです。

・2017年12月30日付けブログ 過去の巻頭言から(10):母(1)― 母のひと言 

・2017年12月31日付けブログ 過去の巻頭言から(11):母(2)― 母のひと言

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月27日)は、お伝えすべき2つのことがありました。

1.Allabout に「アドラー心理学の「自己受容」でお金持ち体質に 」再掲載

2.体調不良(腹痛)を通じて気づいた【母】、そして【母なるもの】への感謝


1.Allabout に「アドラー心理学の「自己受容」でお金持ち体質に 」再掲載

昨日の午後、タクロウから「Yahooニュースにこんな記事が載っているよ」と家族のLINEに知らせがありました。

Allabout に「アドラー心理学の「自己受容」でお金持ち体質に 」再掲載

元々は昨年の5月末から6月20日までAll About オールアバウト「マネーtips!お金持ちになるための365日」から日頃語ることの少ないお金に関する内容が掲載されているものです(取材・文/本間大樹さん)。

All About(オールアバウト)は、その道のプロ(専門家)が、日常生活をより豊かに快適にするノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで、多彩なコンテンツを発信している生活総合情報サイトです。

全文はマネーtips!お金持ちになるための365日 岩井俊憲さんのアドラー心理学から分析する成功&お金持ちになる法則 で検索することができます。

下記のとおりです。
年末・年始のお時間のある時にお愉しみください。

第1回目 アドラー心理学から分析する!お金持ちになる法則 (更新日:2018年05月25日)、
第2回目 アドラー心理学から考える!お金持ちになれる人の自信(更新日:2018年06月03日)
第3回目 アドラー心理学の「自己受容」でお金持ち体質に(更新日:2018年06月08日)
第4回目 アドラー心理学でお金持ち体質!行動を変えて成功者に(更新日:2018年06月13日)
第5回目 アドラー心理学から考える本当の豊かさを手にする方法(更新日:2018年06月20日)

2.体調不良(腹痛)を通じて気づいた【母】、そして【母なるもの】への感謝

昨日の午後から極端な眠気、胃に膨満感、その後激痛を覚え、会社を早退して家の近くのクリニックに行きました。

鼻水が出るし、風邪の初期症状かと思ったからです。

こんな時、カミさんが頼りになります。

入院中の義母の病院から早めに帰り、てきぱきと道筋を示してくれます。

まるで私は、彼女の息子のようでした(我が家でたまにある風景です)。

目指すクリニックは木曜休診のため今までインフルエンザの予防接種をしたことのあるクリニックに行ったけれど、そこも年末のためクローズ、私は今まで行ったことのある耳鼻咽喉科に診察券がないまま診てもらいに行きました。
時々カミさんにスマホから中間報告をしながらでした。

調剤薬局で薬をもらって家に帰ったものの、腹痛は収まらず。

夕食まで横たわっていたのですが、腹痛のため眠ることができないでいました。

おかゆを作ってもらい薬を飲んでしばらくして、嘔吐しました。

そして、早めに床に就くと、腹痛は急にどこかに行き、深く眠れました。

いっときはノロウイルスを疑ったのですが、そうではないらしく安心しました。

ところで、カミさんの思いやりに満ちた私は、まるで母親から子どもの頃に受けた優しさとテキパキさを思い出しました。
「慈悲」に満ちた対応です。

このことをもとに、次回は仏教の立場から「慈悲」の本当の意味と母親の思い出を書くことにします。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月25日)は、会社を早退して家に帰り、喪服に着替えてあるお通夜に出かけました。

娘の義父にあたる方(享年75歳)のお通夜で、待ち合わせていた娘の母親 ― つまり私の前妻 ー と30分ほど早く着いてあるコーナーを見るととても夫婦睦まじい姿の写真が目に止まりました。

周囲には、集合写真がいくつか配置されていて、結納の式に代わるご両家のお披露目の会食に酔っぱらって私と肩を組んでいる10年前の写真もありましたし、孫たちに囲まれている写真もありました。


(集合写真の時も肩を組んでいました)

◆2009年5月1日付けブログ  娘の婚約とご両家の顔合わせ 

通夜の儀式が一通り終わったお清めの席では、私の隣に喪主である奥様が座ったので、亡くなる日のご様子や現役時代の思い出の数々をお聞きしました。

最後のやり取りの言葉は、訪問看護師と奥様のお世話のどちらがいいかお聞きしたら、「〇〇〇(奥様の名前)の方がいい」と言われたそうです。

私は「最高の言葉ですね。そんなことを言われたら幸せですね」と申し上げたら、まんざらでもなさそうでした。

勢いに乗って「もし生まれ変わって夫になる人を自由に選ぶことができるとしたら彼を選びますか?」と聞いたら、「まっぴらです!」という答えが返ってきて驚きました。

現役時代には、お酒とタバコにふけり、お酒の失態は電車の乗り過ごしなど数々あったそうです。


「もし生まれ変わって夫婦になる人を自由に選ぶことができるとしたら今の人を選びますか?」いう質問は、以前かなり使っていました。

私の経験知では、女性は8割がノーと言います。

一番ひどい時は17人の女子大のOBの勉強会で講師を務めたときの調査では、17人中イエスが一人だけという時がありました。

男性は、7割くらいがイエスです。

イエスと答える女性の夫は、だいたいイエスと答える傾向があります。

例外もあります。

名前は伏せますが、ある有名な野球選手OB(現在解説者)は、妻(現役アナウンサー)がイエスと答えていたのに、夫側はノー。
理由は他の女性との結婚も経験してみたい、とのことでした。

このブログをお読みの方で配偶者のいる方は是非、配偶者の方に勇気を持ってお尋ねください。

「もし生まれ変わって夫婦になる人を自由に選ぶことができるとしたら今の僕/私を選んでくれますか?」

ところで、昨日の新聞には、厚生労働省が24日に発表した令和元年の人口動態推計として、出生数が初めて90万人を割り、自然減は初めて50万人を突破する見通しとなったことが踊っていました。

産経新聞(12/24(火) 23:06配信)では自然減51万人=鳥取県分が消滅 出生数90万人割れ、担当相『驚異的な数字』」の見出しでした。

日本経済新聞には、こんなグラフが。

私は「もし生まれ変わって夫婦になる人を自由に選ぶことができるとしたら今の僕/私を選んでくれますか?」と子どもの数との相関関係に関心を持っているのですが、今のところ答えが出せないでいます。

誰か調査してみませんか?

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昨日(12月24日)は、クリスマス・イブの日。

夕方コンビニにも行ったのですが、例年よりクリスマス・ケーキの押し売り風情がなかったようです。

ただ、私個人にとってはとても魅力的な、美女3人に囲まれたクリスマス・イブを過ごすことができました。

かんき出版山下津雅子常務 の呼びかけで集まり、戸田久実さん(ブログフェイスブックアドットコミュニケーション株式会社 代表取締役、一般社団法人 日本アンガ―マネジメント協会 理事)、星野友絵さん株式会社サイラスコンサルティング 代表取締役/コンサルタント/編集者/ライター)と東京ガーデンテラス紀尾井町の「赤坂 鳥幸」で美女に囲まれたサンタさんのようなゴージャスな気分を味わいました。


(写真提供は戸田久実さん)

プレゼントをたくさん持ち帰りうちのカミさんにとても喜ばれました。

山下さん、戸田さん、星野さん、ありがとうございました。

夢のような夕べでした。


もう1つ、ジョセフ・ペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所 理事長)からは、私だけでなくヒューマン・ギルドにご縁のある方々に「クリスマスと新年を祝う季節のご挨拶」がメールで届きました。

このようなメッセージは、毎年いただいております。

参考までに英文のままコピペします。

* Warmest greetings of the season and every good wish for the coming year.
*May your holidays be filled with joy and special moments.
*May you be all be blessed with the peaceful spirit of the season throughout the coming year;
*May the holiday season bring you happy memories, old fashioned pleasures a world of joy.
*May all politicians think more of the people that elect them instead of increasing their own power and that of their friends.
than  
*May this season and the new year bring Peace in the mind and heart of every human being and everywhere throughout the world.


さて、昨日のブログでは寺島先生による「人生の危機」から脱するために2つの方法として

1.人生の使命に気づくこと

2.人との出会い

を書きました。

思い起こせば、ペルグリーノ博士との出会いこそがこの2つそのものに該当することでした。

1999年4月末のことですから、20年前のことです。

東京とモントリオールですから、この2人がこの地球上の地でこのタイミングというのは、まさに奇跡です。

お経の中の「三帰依文」には、こんなことが書かれています。

人身(にんじん)受け難(がた)し今すでに受く、仏法聞き難し今すでに聞く。
この身 今生(こんじょう) に向かって度せずんば、さらにいずれの生(しょう)においてかこの身を度せん。

訳:この世に人として身を受けることは、私の思いをはるかにこえたことであるにもかかわらず、私は今すでにここにこの身を受けておりました。
出遇(であ)い難(がた)い仏法(ぶっぽう)に、はからずも今、私は出遇うことができました。
ここに生きている私が、今、救われなければ、いったいいつになったら救われるというのでありましょうか。
だからこそ、今、あらゆる人々と共に私の全てを尽(つ)くして、心から仏(ぶっ)・法(ぽう)・僧(そう)の三宝を尊(とうと)び、それを依(よ)りどころとして生きていきたいと願わずにはいられません。


あまり宗教的にならないように気を付けながら書くと、「出会いがたい」ペルグリーノ博士に出会ったっことは奇跡中の奇跡、そして博士とその起源のアドラーの教えを学ぶことも奇跡中の奇跡。

私は、ペルグリーノ博士との出会いによって「勇気の伝道師」を名乗るようになったし、当時「勇気欠乏症」― 現在もまだ脱却していない ― この日本の地にアドラー心理学に基づく勇気を伝え続けなければならない使命を帯びているのです。

あなたもまた、力をお貸しいただけませんか?

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月23日)の午前中は五番町鍼療院に行って鍼治療を含めて体をほぐしてもらいました。

午後には、例年の1月、2月に行われる研修の配布資料を完成させました。


さて、2019年12月17日付けブログ 『ジェロントロジ―宣言』から学ぶ(1):読解力を付けるために新聞を読もう!  に続いてシリーズの2回目です。

この本の第3章の「知の再武装―なぜ必要か、そして何をどう学び直すのか」には、こんなことが書かれています。

100歳人生が現実のものとなった今、ふと立ち戻って、自分自身がこれから、過ごす年月の長さを思うとき、もし生きる目的や方向が定まっていなければ、将来の不安ばかりが大きくなり、長寿だからといって喜んでばかりいられなくなるだろう。

そこで必要になるのが「知の再武装」である。先達が残した著作に生き方を学ぶのもよいだろう。誰にとっても、何らかの形で「中年の危機」は訪れる。「中年の危機」という言葉がふさわしくなければ、生涯の歩みの中で中盤から後半にかけて訪れる人生の危機と言い換えてもよい。


寺島先生は「人生の危機」から脱するために2つの方法を提示しています。

1.人生の使命に気づくこと

2.人との出会い

1.の「人生の使命に気づくこと」については、「『自分は何のために生まれたんだ』と覚悟が定まると、人間としての重心が下がってきて、迷いから脱却していく」として、新渡戸稲造、内村鑑三、鈴木大拙といった日本の歴史に残る人物の歩みを調べてみることで自分の歩むべき方向を探ることを提案しています。

2.の「人との出会い」では、予想もしなかったような人との出会いが自分の人生の使命感に目覚めるきっかけとなることを書いています。

このことについての私の見解は次回に。

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月22日)は、ヒューマン・ギルドで10:00~17:30に今年最後の アドラー心理学ベーシック・コース の4日目(最終日)を行っていました。

新規受講に再受講、補講の方を含めた21名(男性11名、女性10名)が修了しました。

年齢層は18歳の高校生から50歳代後半まで幅広かったです。

講座が終わって集合写真と三々七拍子。

私は終わってすぐの達成感、後片付けをしながらの寂寥感を味わいました。

私が担当したのは2日間でしたが、質疑応答や懇親会などのやり取りを通じて受講者と密度濃く関わったからなおさらです。

受講者相互間の一体感もかなりなものでした。

講座の柱になったのは、(1)教育に生かすアドラー心理学と(2)勇気づけの理論でした。

本もかなりお買い求めいただきました。

「勇気づけの理論」が終わってから3人一組で2人からの「勇気づけのメッセージ」を加えながらの修了証の授与。

一人ひとりから感想のご発表をいただいてから私にとっては本年最後の研修が終わったのです。

いい年末・年始が迎えられそうです。

◆来年前半の、アドラー心理学ベーシック・コースの開催予定は、次のとおりです。

東京・土日4日間コース 
2020年2月1.2.15.16日(土日4日間)

東京・平日4日間コース 
2020年4月10.24日.5月8.22日(金曜4日間)

愛媛・土日4日間コース 
2020年6月6・7・20・21日(土日4日間)

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<お目休めコーナー>12月の花(16



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昨日(12月21日)は、ヒューマン・ギルドで今年最後の アドラー心理学ベーシック・コース の3日目を行っていました。

新規受講に再受講、補講の方を含めて23名のご参加。
男性12人、女性11名と男性が1人上回るという珍しい構成でした。

遠くは、沖縄、愛媛、広島、青森からもご参加の方がいました。

私としては珍しく一人ひとりに30秒自己紹介をお願いしました。

看護師、教師、精神保健福祉士、経営者、研修講師など多彩でした。

それだけに、知的好奇心が旺盛です。

例の「質問魔」井上あきこさん(下の写真右)も再受講でご参加で、思春期と反抗期の違いについて質問するので、これまた再受講の三宅美絵子さん(左側)に答えていただきました。


(懇親会でのシーン)

いつもながら「目的と目標の違い」が明確でない人たちがいたので、特別にスライドを出して説明し、受講生には写真撮影を許諾しました。

写真を撮っている私をさらに撮っていたのが三宅さんでした。

講座の柱は次の3つでした。

1.よい人間関係
2.あなたを勇気づけが人たち(演習)
3.共同体感覚

「あなたを勇気づけが人たち(演習)」では、深い討議が展開されたようで、8つの項目の4か所に配偶者を入れていた人もいました。

そのことをどう伝えたのか、今日が楽しみです。

18:35に講座を終えてからは「香港酒家」で懇親会。

20人がご参加でした。

他のお客様がいらっしゃる時間帯は、会話を楽しんでいましたが、20:30からは貸し切り状態。

一人ひとりにスピーチをお願いしたところ、よくまーみんな、話すこと話すこと。

1分程度とお願いしていたつもりなのですが、一人あたり3分から5分のスピーチになりました。

これまた内容が面白い!

一人ひとりの魅力が倍増しました。

今日がどんな展開になるのか楽しみです。

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<お目休めコーナー>12月の花(15



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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月19日)の午後は、ある中小企業の経営者とマネジメント・カウンセリングを行っていました。

私の編著の『アドラー心理学によるマネジメント・カウンセリング入門』(アルテ、1,800円+税)では、「マネジメント・カウンセリング」を「マネジメント・カウンセリングとは、主に企業の経営者および管理者が直面している問題の解決や将来の機会開発のために、カウンセリング・アプローチによって気づきを促し、意思決定を支援する協力関係である」と定義しています。

アドラー心理学によるマネジメント・
カウンセリング入門―
人と組織にいかに活力を与えられるのか
岩井 俊憲,マネジメントカウンセリング研究会
アルテ

マネジメント・カウンセリングは、一般のカウンセリングとやや違って、経営問題を扱うだけでなく、経営にその人のライフスタイルがどう関わっているかに迫るもので、対話型の色彩の強いカウンセリングになります。

クライアントの学びになるだけでなく、特にその方の意識の高さから私自身の学びにもなります。


意識の高さと言えば、11月末に日本財団が子欧米3か国(米国、英国、ドイツ)とアジア6か国(中国、いインド、インドネシア、ベトナム、韓国、日本)の17歳~19歳の各国1,000人を対象に行った「18歳意識調査」を発表していました。

日本財団 2019 年 11 月 30 日
18歳意識 調査「第 20 回 社会や国に対する意識調査 」要約版

そのうちで私は(1)自分の国の将来について、と(2)どのようにして国の役に立ちたいか、の2つに関心を持ちました。

グラフと要旨だけ紹介します。

(1)自分の国の将来について

自分の国について、「良くなる」と回答した人が過半数を占めたのは、「中国」「インド」「ベトナム」「インドネシア」。特に「中国」は96.2%と、ほとんどの人が「良くなる」と回答。
・「日本」は「良くなる」が9.6%で9ヵ国中最下位。「悪くなる」のスコアは高く、イギリスに次いで2位。「変わらない」20.5%、「どうなるか分からない」32.0%がそれぞれ9ヵ国中最多で、国の将来に対する展望を持てない人の割合が多い。

(2)どのようにして国の役に立ちたいか

日本では、「きちんと働き納税する」「学業に励み立派な社会人となる」「ボランティアをする」「選挙を通じて政治に参加する」「ビジネスを通じて社会課題を解決する」が上位にあがる。
・ また、日本は「国の役に立ちたいと思わない」が14.2%と9ヵ国中最多。

なんだか先日ブログに書いた「学力」だけでなく「意識」の面 ― 経済はもとより― でも地盤沈下が進んでいて、日本の各方面の「勇気欠乏症」に対する私たちアドラー心理学に関わる人たちの影響力は、ますます大きいように思われます。

<参考:特に学力面に関して>
2019年12月17日付けブログ 『ジェロントロジ―宣言』から学ぶ(1):読解力を付けるために新聞を読もう!

2018年6月29日付けブログ  子どもの学力と、親の収入格差を克服する本・新聞や生活習慣:新聞をヨコとタテで読むと 

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「副業」をテーマに今まで5回書いてきました。
今回が最終回で、「まとめ」をします。

ややメモ書きの酔うようですが、次のとおりになります。

1.大企業での副業についてのスタンスは、5割が容認している。

2.副業については、メリットとデメリットの双方がある。

3.副業を支援する組織もある。

4.副業を積極的に受け入れる自治体もある。

5.副業をより促進しよう!:生涯貢献人生のために


1.大企業での副業についてのスタンスは、5割が容認している。

日本経済新聞 2019年5月20日に「大手企業の5割が副業解禁」の記事が載っていました。

左側の円グラフをご覧ください。

https://happy-apartment.com/side-job/fifty-percent-of-major-companies-are-closed-off/

2018年のリクルートキャリアの調査では、「副業を容認している企業は3割程度(前年2割)で、禁止している企業はおよそ7割」だったことから比べると、かなり容認されるようになっています。

2.副業については、メリットとデメリットの双方がある。

図の右側をご覧ください。

副業を認める回答であった大手企業94社に副業のメリット(複数回答)では、次のとおりです。

「社員の成長やモチベーション向上につながる」(76.6%)が最多。
「社員のセカンドキャリアの形成に資する」(45.7%)などが続く。

社員側からすると、副業に取り組むメリットとして
 
(1)収入がアップする。

(2)知識とスキルが広がる。

(3)自分のリソースをもとに他の分野で貢献できる。

も考えられ、そのことで本業にも相乗効果があるかもしれません。

ただ、デメリットもあります。

企業が副業を禁止する主な理由として次の3つがあります。

(1)社員の長時間労働を助長する(44.8%)

(2)労働時間の管理が困難(37.9%)

(3)情報漏洩のリスク(34.8%)

3.副業を支援する組織もある。

「あなたのスキルがつなぐ、地域貢献副業プロジェクト」と銘打ってインターネットを活用した総合人材サービス業の 株式会社スキルシフト は、積極的に地方貢献副業プロジェクト「Skill Shift」の運営を行っています。

4.副業を積極的に受け入れる自治体もある。

広島県福山市のケースをご紹介します。
次の2つをご覧ください。

兼業副業、広島県福山市の事例を大学院が検証へ: 日本経済新聞

戦略推進マネージャーの活動実績について - 福山市ホームページ


5.副業をより促進しよう!:生涯貢献人生のために

副業に対するイメージは、(1)人材の流動化を促進し、(2)イノベーション効果が期待できる面があるのですが、現状では制度は整っていても、副業自体が促進されにくいところがあります。

副業が進みにくい背景として(1)マッチングの困難さ、(2)受け入れ態勢の未整備、(3)兼業・副業への偏見があり、中小企業での兼業・副業の受け入れは5%程度のようです。

*「兼業・副業による人材受入れニーズ調査報告書」(経済産業省関東経済局、2018年実施調査)

しかし、定年を65歳に延長する機運が高まっていますが、その後の人生を20年生きるにあたって、「稼ぐ」だけでなく「貢献する」人生を選択する準備をしてもいいのではないでしょうか?

「あまり必要とされていない組織で理不尽な働き方をしたり、暇を持て余していたりするよりは、自分のリソースを生かせる場で貢献することを選ぶ方がより輝かしい人生になるのではないか」ということが、私が副業を勧める理由です。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

12月8日から私の副業/複業体験を含めて書いてきていますが、その動機について書いていませんでした。

実は、パナソニック ライフソリューションズ創研株式会社主催 “人”づくりお役立ちセミナー で1月9日(木)14:00~15:35に

アドラー心理学によるシニア世代への勇気づけ ~ シニア世代の力を最大限に発揮してもらうために ~

と題した基調講演 を行うための情報収集が目的でした。

アンテナを張って調べているうちにだいぶ背景が読めてきました。

最近、有益な情報に2つ遭遇しました。

1.日本経済新聞 2019/12/8 中高年社員、戦えますか? から企業の施策を除いたポイントを列挙すると、次のようです(京塚環・藤本秀文記者)。

・25年には労働力人口の約6割が45歳以上になる。
バブル期の大量採用などで中高年社員の層は厚く、50歳を過ぎて管理職になれない人材がこれまで以上に出てきている。

・中高年は企業が必要とする人材への再生が求められる。
生産性向上に向けた企業と中高年社員双方の挑戦をデジタル化が加速する。

・日本では役職定年制度を設けている企業が多く、経団連の調査では約半数が導入している。
50歳代に役職を解かれると給与が大幅に下がり、仕事に対するモチベーションが低下しやすい。

・定年後研究所(東京・港)とニッセイ基礎研究所による共同研究の試算では、50歳代が役職定年でやる気を失うために生じる経済的な損失は、年に約1兆5000億円にのぼる。
中高年の活性化は日本経済の浮沈を左右する課題だ。

・社内の中高年は急増している。
終身雇用の宿命だが、バブル期の大量採用によっていびつさが増している。
みずほ総合研究所は、労働力人口における45歳以上の割合は15年にすでに5割を超え、25年には6割に迫ると試算している。

・新卒で一括採用し、社内で人材を育成する終身雇用や年功序列という日本型の雇用制度の弊害が大量の「ヒラ中高年」を生んでいる。
一方で若手の採用は厳しさを増している。
リクルートキャリアによると、20年卒の採用では「採用できる人数が減る」企業は「増える」を上回り、20%に上った。
急進するデジタル化のなか、企業が渇望するのはITや人工知能(AI)人材だ。

・若手はとれず、中高年は社内に滞留する。
終身雇用の弊害を逆手に取り、中高年をIT人材に活用するくらいの挑戦が不可欠だ。

・経済協力開発機構(OECD)は、大学入学者のうち25歳以上の比率が日本は2%とOECD平均の約2割を大きく下回っていると指摘した。
一方、日本総合研究所は就業中の65歳以上のシニア社員は学び直しで、年間約80万円の収入増につながると試算する。
中高年への教育投資は生産性を向上させる一つの解といえる。

・キャリア研修事業のライフワークス(東京・港)の梅本郁子社長は「ボリュームの多い中高年層の活躍は企業の生き残りや成長につながる」と話す。
中高年になっても常に学び直し、新たなスキルを取り込む。
企業も「今更無理だ」と決めつけず、中高年を支援する――。
生産性を高めるためのそれぞれの挑戦は始まったばかりだ。

私の主張は、このような大企業の中高年社員の問題山積の打開策として副業を奨励したいのです。

シニア世代を腐らせていないで、大企業で培ったノウハウを中小企業や自治体が求めているニーズに応えることをしたらどうか、と提案したいのです。

2.共同通信社 2019/12/17 8:53 の 介護離職防止で週休4日導入へ SMBC日興証券、副業も解禁 という記事を見つけました。
いくつかの新聞にも出ていました。

SMBC日興証券が社員の介護離職防止や能力開発のため、週休4日や週休3日の制度を来春に導入することが16日、分かった。
多様な働き方を認めることで優秀な人材をつなぎとめる狙いがあり、副業も解禁する。
対象は40歳以上の正社員とし、40~50代の利用目的は介護に限定する。
週休3日は30歳以上で、30代は育児と介護に限る。
基本給はそれぞれ通常勤務時の60%、80%に引き下げるが、復帰することも可能だ。

社員の介護離職防止や能力開発のためだそうですが、私は「副業も解禁」という箇所に注目しました。

介護を目的にしないでも、役職定年後の、勇気をくじかれているシニア世代を週休3日、あるいは4日にして得意の技量を生かして求められる場所で貢献できるようにしたらどうかと提案したいのです。


昨日は、築地本願寺を経て、隅田川のほとりに位置する企業を訪ねて営業活動をする前のゆとりの時間に上のようなことを考えていたのでした。

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おはようございます。

アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月16日)は、昨年に続いて某大手不動産会社の若手女子社員を対象とする研修を行っていました。

私にとって女子社員研修は、この機会だけなので、彼女たちの意識を知るために貴重な機会です。

「やっぱりな!」と思うことが1つありました。

「この中で新聞を読んでいる人は?」と尋ねたらゼロでした。

かつて新聞社の研修を行っているときに「当社を志望してくる大学生のうち3人に一人が新聞を読んでいないんですよ」と聞いていたことがあるので、その時のようなビックリ感はありませんでした。


新聞離れの影響の記事がこの12月上旬に出ていましたね。

PISA調査による「日本の読解力」低下の問題です。

産経新聞ニュース 2019.12.3 18:18 PISA調査 日本の読解力低迷、読書習慣の減少も影響か によれば、次のようです(傍線岩井)。

3日に公表された国際学習到達度調査(PISA)で、日本の高校生の読解力低下が浮き彫りになった。文部科学省によれば、パソコンを使ったコンピューター形式のテスト形式に不慣れなことや、記述式の問題を苦手としていることなどが要因として考えられるという。
ただ、本や新聞などをよく読む生徒の方が平均点は高く、読解力低下の結果には、読書量の減少も影響しているようだ。

日本の読解力の順位は、前々回の2012年調査では過去最高の4位だったが、前回の15年は8位、今回は15位と急落した。

日本の子どもの活字離れは、こんなにすさまじいほどの学力低下をもたらしているのです。

新聞の購読者減少は、次のような影響を与えているようです。
あるインターネット記事によります。

毎年1月に日本新聞協会が発表する前年10月時点での日本の新聞発行部数は、2018年は3990万1576部と、2017年に比べて222万6613部も減少した。
14年連続で減少しており、2019年も下げ止まる気配はない。
新聞発行部数のピークは1997年の5376万5000部だったが、ついに4000万部の大台を割り込んだのである。
21年で1386万部、率にして25.8%減というのはすさまじい。
日本最大の発行部数を誇る読売新聞1紙がまるまる消えたのと同じである。

1年間で222万6613部の減少、21年で1386万部、率にして25.8%減とは!


もう1つ、新聞離れに関して私が憂える傾向があります。

寺島実郎先生の『ジェロントロジ―宣言』 によれば、この新聞離れをしていても「検索エンジン」で必要な情報を得ていると開き直る人に対して、こんな警告を発していました(本ではなく講座での話)。

関心のあることをピンポイントで検索するので、情報の偏りが生じ、「全体に対する知性」が損なわれるとのことです。

なるほどなー。

自分の反対意見に関心を向けないので、情報の偏りだけでなく「寛容さ」が失われることにもなるのです。

私は毎日、新聞を3紙読んでいますが、おじさんさんパワーを生かして、できるだけ長くこの習慣を続けよう!

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月15日)は 名古屋開催の アドラー心理学ベーシック・コース の4日目を行っていました。

最終日です。

講座をやっていて気づいたのは、受講者と講師とのコラボだったことです。

「この受講者ありてこの成果あり」を強く感じたのです。

私は、受講者の質問やリクエストに応じて、日頃使わないスライドをもとに説明をすることがかなりありました。

受講者の熱意と学びの意欲に応えた講座になりました。


柴田 麻里子(Mariko Shibata)さん ご提供)

柱になったのは、(1)教育に生かすアドラー心理学と(2)勇気づけの理論でした。

午後の「勇気づけ」のところでは、ノリのいい受講者に助けられてロールプレイをふんだんに採り入れました。

最後は、時間が迫っていたので、二人一組での勇気づけを添えた修了証の授与。

30人が名古屋開催の アドラー心理学ベーシック・コース を修了したのです。

本もかなりたくさん売れました。

私がサイン用に持参した万年筆が大活躍していました。

私は、一人ひとりのお名前だけでなく、その人に合った言葉を添えてサインをするのです。

愛知県ではアドラー心理学熱が盛んで、2020年10月25日(日)には、私を招いてアドラー愛知を中心とした組織で1日のイベントが計画されています。

私は、満足感に浸りきりイルミネーションに囲まれる中、名古屋を後にしたのでありました。



ご参加の方々、前半の講師であり共催者の三輪克子さん( 勇気づけスペースLUN  代表)に心から感謝申し上げます。

◆ アドラー心理学ベーシック・コース の直近のコースは、次のとおりです。

東京開催土日4日間コース  
日時:2020年2月1.2.15.16日(土日)、土曜13:30~19:00 日曜10:00~17:30

昨日の1日だけで何と4人から申し込みがありました。

なお、6月6日(土)、7日(日)、20日(土)、21日(日)は、愛媛県の松山での開催が決まっています。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日の金曜日(12月13日)のことをお伝えし忘れていました。

大和書房の編集部の高橋さんから『感情を整えるアドラーの教え』の中国本土版の翻訳オファーが届いた旨のメールが入りました。

実は、私の本では中国の同じ出版社から6冊目になります。

これはかなりの強みになります。

「強み」と言えば、 株式会社 笠井紙店(パッケージプラザ カサイ)についての私のコンサルティング/マネジメント・カウンセリングで言及した立川市の貸会議室の可能性について多くの方々の反響がありました。
株式会社 笠井紙店(パッケージプラザ カサイ) 
立川駅南口徒歩5分、多摩都市モノレール立川南駅より徒歩1分
住所:立川市柴崎3-8-7  
電話番号:042-522-8601
メール:snd52081@nifty.com

「ここまでお読みになって関心を持たれた方は、是非、お2人を勇気づける意味合いで、見学やサポートをよろしくお願いします」との私の呼びかけに対して応援のご連絡を下さった方々に感謝申し上げます。

私の願いは、ご縁のある方の「人おこし」です。

可能性を徹底追及し、成果に結びつける支援を行います。


さて、昨日は 名古屋開催の アドラー心理学ベーシック・コース の3日目を行っていました。

東京から名古屋に向かう新幹線の車窓から見える富士山が輝いて見えました。

講座は、三輪克子さんが前半の講師をお務めの上、丁寧なご指導ぶりによりグループの結束力が高まっていました。

さらに、確認できてうれしかったのは、愛知県ですでに活躍している方々がこの講座に受講生をかなりご紹介いただいていたことでした。

女性25人、男性6人。

そのバランスと再受講の方が6人いらっしゃったことがグループの独特の力学を形成していました。

反応が実にいいのです。

別の言い方をすると、「ノリのいい受講者」でした。

講座の柱は次の3つでした。

1.よい人間関係
2.あなたを勇気づけが人たち(演習)
3.共同体感覚

1.と3.では、昨年の再受講者も初めてというスライドをお見せしました。


講座を少々早く終えて、お近くの寿司店で懇親会。
21名がご参加でした。

最初に私が座ったグループは、「ノリのいい受講者」そのもので、懇親会でも「何なんだこの人たちは!?」というところがありました。

日本酒を飲まないことで自分をセーブして、参加者のために尽くしましたよ、私は。

とても楽しい懇親会でした。

今日もまた、この人たちからエネルギーをもらえるのが楽しみです。

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