アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

月刊誌『致知』に掲載された八起会会長の野口誠一さんの対談から野口流「逆境を乗り切る夫婦の心得10か条」

野口さんは自ら会社を倒産させた経験から「七転び八起き」に基づいて経営危機にある会社の経営者の相談に乗っています。

逆境を乗り切るためには夫婦の協力が不可欠なようです。

1.逆境に至った原因を追究し反省し、自己改革を心掛けよ

2.目標を定め計画を立て、努力を怠るな

3.過去の成功と栄光の記憶を捨てよ

4.趣味、読書、ボランティア活動等で自分の器を磨け

5.公私ともにムリ、ムダ、ムラの三無をなくせ

6.従来の人間関係を捨て、よき友人、よき師匠を持て

7.これからは何事も「妻と相談の上で」を心掛けよ

8.常に感謝と奉仕の心を忘れずに

9.あせるな、くさるな、くじけるな

10.人生の最終目的は幸福と心得よ


この心得10か条は、夫婦関係だけでなく、『下山の思想』(五木 寛之、幻冬舎新書)とも一部通じる生き方の知恵のようです。

下山の思想 (幻冬舎新書)
五木 寛之
幻冬舎

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月29日)は、アドラー心理学ベーシック・コースの4日目(最終日)。

7章 教育に生かすアドラー心理学(自然の結末と論理的な結末)

8章 勇気づけ

を行いました。

受講者は、討議・演習や懇親会などを通じて親しくなり、お昼は、12人の方々がまとまってカレー屋さんに出かけました。

私は、日頃と違ったことをやりたくなって、「勇気づけが身体機能にまで影響を与える」という立場から、グループの中で体の固い人を選んで、まず前屈をしてもらい、その後で仲間からその人に勇気づけを与えた後、もう一度トライしてもらうと、被験者全員が15センチ~20センチ深く前屈できるようになりました。

みんなビックリ!

勇気づけの演習としては、パートナーから相手への3つの感謝の言葉を用意してもらい、修了証の授与と共にメッセージを伝えるワーク。

この演習の後で全員から感想を語ってもらいました。

なんと、大半の人が涙まじりの感想。もらい泣きする人も。

フィナーレは、感動の涙のアドラー心理学ベーシック・コースでした。

講座後は、去りがたい人たちが何人もいました。


◎2月、3月開講の アドラー心理学ベーシック・コース の予定は、次のとおりです。

平日コース:2/17.24. 3/2.9.16.23(金・全6日間)
全日10:00~15:00

3~4月コース:3/31.4/1.14.15(土日・全4日間)
土曜日13:30~19:00 日曜日10:00~17:30

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月28日)は、ヒューマン・ギルドでアドラー心理学ベーシック・コースの後半部分の3日目を開催しました。

北海道の十勝からお見えの方もいました。

また、戸田久実さん (アドット・コミュニケーション株式会社 代表取締役、研修講師)が昨年の10月コースの補講としてご参加。

最新著の『ゼロから教えて 接客・接遇』(かんき出版)を贈呈していただきました。

ゼロから教えて 接客・接遇
戸田久実
かんき出版

この本、マナーの基本がわかりやすく書かれている好著です。


さて、アドラー心理学ベーシック・コースのこの日の内容。次の3つが柱でした。

1.よい人間関係

2.共同体感覚

3.勇気づけの演習―「あなたを勇気づけた人たち」


受講者は、共同体感覚についてもしっかり理解してくれました。

勇気づけの演習―「あなたを勇気づけた人たち」(下の3つの写真)では、今までどれだけ大事な人たちから勇気づけを受けてきたか、しみじみと味わっていただきました。

なお、この「あなたを勇気づけた人たち」のことは、私の『勇気づけの心理学 増補・改訂版』(金子書房、1,800円+税)に詳しく書いています。
ご参照ください。

勇気づけの心理学 増補・改訂版
岩井 俊憲
金子書房

講座を少し早めに繰り上げてからは、3日目の晩恒例の懇親会。
私を含めた12人が竹ちゃんに。

みんなよく食べ、よく飲み、よく語った夕べでした。

さて、今日は「勇気づけ」が大きな柱になります。

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月27日)は午前中、株式会社 致知出版社 編集部 係長の江口元浩さんがヒューマン・ギルドに取材にお越しになりました。

『致知』2012年2月号

月刊『致知』(ちち、92,500部の発行部数)は、私の30年来の愛読月刊誌で、私に大いに知的な刺激を与えてくれるだけでなく、『致知』の2010年9月号の「致知随想」では 「放てば満てり」 のタイトルでエッセイを載せてくれています。

取材の内容は、『致知』4月号(3月5日ごろ発売)の特集「順逆をこえる」 で私の取材結果を次の4つのポイントで掲載してくれるとのことでした。

 1、アドラー心理学とはどういうものか
 2、岩井自身にとってのアドラー心理学
 3、アドラー心理学によって人生を開花させた人たち
 4、特集テーマ「順逆をこえる」についての所感

取材には、永藤かおるさん も同席。「アドラー心理学によって人生を開花させた人たち」の1人として体験を語ってくれました。

月刊『致知』は、次のような月刊誌です。

『致知』は、人の生き方を探求する人間学の月刊誌として1978年(昭和53)年に創刊されました。以来一貫して、「いつの時代でも、仕事に人生にも真剣に取り組んでいる人がいる。そういう人たちの心の糧になる」-ことを編集方針として、2010年に創刊32周年迎えました。

『致知』という誌名は中国古典『大学』の「格物致知」に由来し、実践を通じて本物の叡智を身につける「知行合一」の精神を表しています。

誌面では毎号含蓄ある特集テーマを設け、有名無名を問わず、各界で一道を切りひらいてこられた方々のインタビューや対談を掲載。

『致知』をテキストに読者同士が学びあう「木鶏クラブ」という勉強会が、毎月全国各地116ヶ所で開かれているのも本誌の特徴。

大いにアドラー心理学の宣伝になりそうで、うれしいです。


<お目休めコーナー> 雪の日の翌日の新宿御苑

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨晩の夕食は、私の担当で湯豆腐のはず。

でしたが、つみれ、タラ、豆腐の他に野菜をたっぷり入れて、まるで野菜鍋のようになりました。

カミサン、息子、私の3人で楽しく歓談しながら鍋を囲みました。


さて、今日(1月27日)、ある月刊誌の編集者の取材を受けるので、2009年11月に出した『心の雨の日の過ごし方』(PHP研究所、1,300円+税)に目を通していたら、ウィンストン・チャーチルの名言が目に止まりました。

「悲観主義者は、すべての好機の中に困難を見つけるが、楽観主義者は、すべての困難の中に好機を見出す」

「金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし、勇気を失うのは、全てを失うことである」

今のご時勢にこそ噛み締めたい言葉ですね。


『心の雨の日の過ごし方』は、自分で書くのもおかしいかもしれませんが、とてもいい本ですよ。ヒューマン・ギルドにも在庫があります。

心の雨の日の過ごし方
岩井 俊憲
PHP研究所

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨晩は、息子がパエリアの夕食を作ってくれました。

私のためにわざわざ献立を考えてくれていたようでうれしいです。

今日の朝食も息子が用意してくれます。
豚肉たっぷりの野菜炒め。豚汁もついています。




何と幸せな父親なんでしょう、私は。


さて、離婚の話を書きます。

1月20日のブログで 「子どもにとっての親の離婚」 について書き、そこでは、樋口恵子さんの

離婚の際の子の引取りは母親が8割、父親が養育費の支払いを続けるのは5分の1。

の言葉も引用しました。

このことは、「仕事」の課題(ワーク・タスク)としての離婚を円満に遂行できないことによります。

私は、子どもを持ちながらな幸せな離婚の条件を次の5カ条と捉えています。

1カ条 愛し合う2人として結婚した2人が、よき友人として、仕事のタスクをこなしながら別れること=「結婚するときは恋人、離婚するときは友人」(大原則)

2カ条 「面接交渉権」(離婚後の子どもに会う権利)をしっかり守ること

3カ条 経済的に自立した元パートナーが養育費だけでなく、大きなイベント(入学、卒業、成人式など)ごとの経済的な負担をすること

4カ条 再婚相手の理解と協力を得ること

5カ条 元パートナー間でトラブルが発生したときに関係を調整できる第三者をあらかじめ立てておくこと


離婚も人生の重要な選択肢です。

よきカウンセラーに出会うと、幸せな離婚の条件が満たせます、と宣伝しておきます。


◎ヒューマン・ギルドでカウンセリングを受けるなら こちら 

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今朝も息子が朝食を作ってくれました。鶏肉の照り焼きに野菜を添えて、味噌汁も用意されていました。
ご馳走でした。


ところで、1月20日のブログで 「子どもにとっての親の離婚」 について書きました。

そこでは、讀賣新聞「人生案内」での評論家の樋口恵子さんの回答として次の名言を紹介しました。

離婚は、親にとっては「不幸の終わり」になり得ますが、子にとっては、長い「不幸の始まり」かもしれません。

現代は、この日本でも3組に1組が離婚する時代に入っています。

実は、私自身も離婚経験者で、29年前に離婚した私は当時、「離婚する人間にロクな奴はいない」と、親戚や知人にまるで人間失格のように言われたものです。

それからカウンセラーになって、夫婦関係のケースが多くなって思うことは、不幸な結婚を続けるよりも幸福な離婚の方が望ましいと考えています。

しかし、樋口さんが書いているように、親にとっての幸福な離婚のはずが、子どもにとって「不幸の始まり」になることがかなりあることを認めます。

次回には、子どもにとって不幸でない離婚のあり方について書いてみようと思っていますが、今回の最後に似たような2つの言葉を残します。

1.結婚するエネルギーが1単位だとすると、離婚に要するエネルギーは、その100倍(特に子どもがいると)

2.結婚の課題は「愛」(ラブ・タスク)、離婚の課題は「仕事」の課題(ワーク・タスク)

離婚経験のある人ならば、私の言葉をご理解いただけると思うのですが・・・。

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

ある事情でカミが家にいません(喧嘩で出て行ったわけではありませんよ)。

寝坊してしまいました。目覚ましを見たら、7:45の時を刻んでいました。

1階のリビングルームに下りてきたら、息子が「遅かったね」と声をかけてくれました。

夜通し試験のレポートを書いていた息子は、私のために朝食を作ってくれました。

私は、空き缶、空きビンを出しました。

カミさんがあたりまえにやってくれるていることを自分たちでやることが非日常の生活となってみて、カミさんのありがたみをしみじみと感じた朝でした。

さ、今から洗濯物を乾しに行こう。外は雪景色。

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月22日)の11:00~13:00 ヒューマン・ギルドでアドラー心理学ゼミナールを開催しました。

木暮茉実子さん勇気のたね本舗 主宰、ヒューマン・ギルド会員)のご担当で

働く高齢出産ママと「SMILE」と夢

のタイトル。



2005年に38歳で望まない出産をした、ワーキング・ウーマンの木暮さん、子どもと一緒にいるのが苦痛だったそうです。
産後2カ月から職場復帰していました。

そんな木暮さんが2009年4月、原田綾子さん をリーダーとする「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」を受講。
「わかりやすく、実践的」なSMILEの内容で子育ての悩みが解決。

その後、アドラー心理学ベーシック・コースを経て、2009年9月には、ELM勇気づけトレーナー養成講座を受講、2010年9月にはSMILEリーダー養成講座を受け、以降ELM勇気づけ勉強会、SMILEを頻繁に開催。
今年の2月には、6回目のSMILEを開催されます。

木暮さんのお話のポイントは、次のとおりでした。

1.講座は「目標を決めないで、やりたいからやる」スタンス。そして、「(できない事情よりも)できることは何だろう?」と問うこと

2.参加者が作るELM、SMILE。リーダーは、場の用意役。失敗しても話すネタにしてしまおう。

3.集客のメインはブログ。ただ、批判的なコメントもある。そんな時は、「私って目立ってきたじゃん」と受け止め、「批判しているのはたった1人」と開き直る。それよりも共感できる人が増えていることを喜びとする。

4.お母さんは、自分の思いを伝えたい。だけど、子どものよさがわからない人が多い。5~6歳から子どもの笑顔が消え、(今まで近寄ってきた子どもが)話しかけてもくれなくなる。

5.(「受講料を取ることの壁を克服するには?」の私の問いに対して)
(1)受講者が無料で講座を開くと、聞いて帰る姿勢に欠ける。
(2)お金はエネルギー。「難しい」と思うと思考が止まる。「できることは何だろう?」「本当にしたいか?」と問う。
(3)「完璧にできないけど講師してます。何か?」の開き直り精神も必要。


さらに、木暮さんは、次の2つの名言も残しました。

○「一人でできないことも、同じ思いの人とは協力できる」

○「勇気づけを学んでいても、使っていないと習慣化しない」


木暮さんは最近、岡村千春さん や 橋本良子さん たちと「劇団エレガンス」も 組織。

参加者全員が劇団員名をつけるワークもやってくれました。


(左から木暮さん、岡村さん、橋本さん。得意の「コマネチ」)


最後に私の感想を一言。

楽しくためになるアドラー心理学ゼミナールでした。


◎次回以降のアドラー心理学ゼミナールは、次の予定です(それぞれ11:00~13:00)。

2月度・・・・2月5日(日) 岡村千春さん

3月度・・・・3月20日(火、祝) 佐藤丈さん

4月度・・・・4月30日(月、祝) 橋本良子さん

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

前回は、私が大手町出道に迷った話をもとに「現在地がわからなければ、電車にたとえれば、何線に乗ったら言いか見当もつきません。まず、どこを目指したらいいかも不明です」と、目的地の前に現在地をしっかり把握することの大切さを書きました。

今回は、道に迷った人を目的地にどうガイドするかの話です。

再び私が生涯で一番多く読んだ本『どうすれば幸福になれるか 上・下』(W.B.ウルフ著、一光社)からの引用です。

この本の第10章の「失敗のパターン―神経症について」には、神経症にかかった人を治そうとするとき、援助者としてその人に道を教え、元の道に戻すための10の段階が次のように書かれています。
この文章をクライエント/患者を旅人(外国人)にたとえた「比喩」として読んでください。

1.われわれの善意を示して、その外国人(注:道に迷った人のこと)との間に信頼関係を作る。

2.彼の現在の位置をはっきりと教える(地図上で彼のいる位置を示してあげる)。

3.彼のやり方の間違った点を分析する(ニューヨークから彼のコースをたどって、旅の最初の頃の間違いを説明する)。

4.旅を続けられるという自信を取り戻させる(彼の間違いは致命的ではないということと、ほんの少しの時間と努力を無駄にしただけだということを示す)。

5.旅人と、彼が迷い込んだ見知らぬ土地の人とを和解させ、旅の途中でまた見知らぬ人に出会ったら、上手に適応するように勇気づける(相手が敵意があるように見えたのは、その国の習慣を彼自身が知らなかったためだと説明する)。

6.目的地までの新しい道順の計画を立てる(目的地が彼の力、あるいは車以上の能力であるなら、目的地を変更することも必要である)。

7.もっと独立心を持ち、間違いを繰り返さないために、地図の読み方を教える。

8.それまでの失敗に気落ちせずに、旅を続けるように勇気づける。

9.同じような目的地に向かう他の旅行者と一緒に旅をするように勇気づける。

10.脇道に入れば、どのような美しいものを見ることができるかを教え、彼がそこにあるとは気づかなかった美しい場所を訪れるように勇気づける(芸術的、創造的能力を伸ばし視野を広める)。

この10段階は、そのままクライエント/患者とカウンセラー/セラピストとの関係にそのまま置き換えられます。

この10の段階を読んだだけでアドラー心理学がいかに勇気づけに満ちているかおわかりですよね。


◎アドラー心理学の基づくカウンセリングをご希望の方は、こちら をご参照ください。

◎『どうすれば幸福になれるか 上・下』(セットで3,150円+税)は、ヒューマン・ギルドで在庫しています。これにもう1冊(たとえば、『図解 伝わる!ように「話せる力」』1,400円+税)などを加えて3冊以上になれば、1月中に限り送料・消費税サービスでヒューマン・ギルドからお送りします。

ヒューマン・ギルドで扱っている本のリストは こちら でお調べできます。

メール info@hgld.co.jp か電話(03-3235-6741)でヒューマン・ギルドのご注文ください。

 

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(1月19日)のことです。

「もしもし、私は今、産経ビルの並びの日経本社前にいるつもりなのでのですが、工事中です。今日の講演会の会場はどこですか?」

「大手町の日経本社内です」

「私は、以前の日経本社の前に来たのですが、どこかに移転しているのですね?」

1時から始まる講演会に間に合うよう12:45に現地に来た私は、講演の確認状をもとに主催者に電話していました。

私は、大手町の日本経済新聞社の3階の日経ホールに行こうとしていたのですが、あるべき場所は工事中で、どうやら私の知らない間に大手町内のどこかに移転してしまったようです。

「大手町の産経ビルがどこにあるかわかりませんが、日経本社は経団連会館の近くです」

大手町の産経ビルもわからないその人に私は、いらいらして言いました。

「大手町がよくわかるほかの人に代わるか、地図を用意するかしていただけませんか?」

結局私は、その人の地図を頼りに日経本社にたどり着きました。


このような話は、地理に関することだけでなく、私たちの現状と目標との間にも生じることです。

どこかに行こうとしても、現在地がわからなければ、電車にたとえれば、何線に乗ったら言いか見当もつきません。まず、どこを目指したらいいかも不明です。

コーチングなどで、よく目標に向けてリードすることがありますが、本人の現在の状況を理解しないで目標設定もありません。

まず、自分の現在地とそこにいる自分自身が目的地に向かうための十分な準備ができているかどうかが大事です。

なお、現在地から勇気づけながら目的地に向かうのを支援する方法については、W.B.ウルフの考え方を借りながら次回に説明します。

◎『図解 伝わる!ように「話せる力」』の書評(7)

 原田綾子さん (Hearty Smile代表)が1月20日のブログ「ELMリーダートレーナー養成講座開催します」で2月18日、19日(土日)に原田さんが講師の1人を務められる第15期 ELM勇気づけトレーナー養成講座 のご紹介と共に拙著『図解 伝わる!ように「話せる力」』のことを次のように書いてくださっています。

この本は,勇気づけコミュニケーションのバイブルです。

見開き1テーマで書かれているので(左:文章 右:わかりやすいイラストで図解),とても読みやすいです。

シンプルだけど深い・・・。そしてすべての根底には「勇気づけ」が流れています。

この本をマスターすれば,ますます魅力的な人になれることでしょう^^

「あなたと話していると,心があたたかくなる」

「あなたの話は信頼できる!」

そんなふうに言われる「話せる力」が身に付きます。

私の講座の受講者さんの課題図書にしたいな~と考えております。

パパもママも,子どもにも家族でまるごと読んでいただきたいな,と思います。

私はもともと小学校現場にいましたが,こういう勉強したかったです・・・。


この本が職員室にあることが当たり前の学校,会社,家庭・・・

そんな日本になったらステキだなぁ。

ぜひご覧になってみてくださいね!


HeartySmileでもまとめて購入して,講座室の本棚に準備しておきますね!

図解 伝わる!ように「話せる力」
岩井 俊憲
明日香出版社

このアイテム

原田さん、ありがとうございました。

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

『週刊 文春』(1月26日号)に「金正男 独占告白!」が載っていました。
この内容が実に面白い。金正日はやはりこの人を後継者にはできなかっただろうな、という感想を持ちました。

ところで、この記事の一節に「正男氏は正恩氏には一度も会ったことがないというが・・・・」という記述があるのを読んでビックリしました。

金正日を父とする2人の異腹の兄弟が一度も会ったことがないとは!
私には考えられません。

幼い正男氏がスイス留学に旅立つときは、父親の金正日が涙を流して寂しがったいきさつも書かれています。

ただ、その後、金総書記は正男氏の母親と離婚し、在日朝鮮人の高英姫を妻として迎え入れ、愛情の対象も、彼女との間にできた2人の息子、正哲、正男に移っていったことも書かれています。


離婚に関しては、昨年のいつだったか、讀賣新聞「人生案内」で評論家の樋口恵子さんの回答として次の名言がありました。

離婚は、親にとっては「不幸の終わり」になり得ますが、子にとっては、長い「不幸の始まり」かもしれません。

続いて、こんなことも。

離婚の際の子の引取りは母親が8割、父親が養育費の支払いを続けるのは5分の1。


1月19日の夕刊には、ダルビッシュ有投手がメジャーリーグのレンジャーズと6年間で6,000万ドルで契約したことが大きく報道されていましたが、テレビのニュースでは、同じタイミングでダルビッシュ有投手が紗栄子夫人と離婚したことも伝えていました。

2人の 離婚報告全文 には次のように書いてありましたが、どうなることやら?

たとえ別々の道を歩んだとしても、私たちはこれからも2人の子供たちの父親と母親であり、それぞれが子供たちに対する責任を果たしていこうと誓い合っています。


<お目休めコーナー> 芝離宮にて

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「1-2月のヒューマン・ギルドの主な研修」の第3回目として「第15期ELM勇気づけトレーナー養成講座」のことをお伝えします。

「『勇気づけ』を1章あたり約30分という短い時間でワークを通して学べる、全12章からなる画期的な講座」

のトレーナー(一般コースを開催できるだけでなく、リーダーをも養成できる資格)を養成する目的で2008年9月に産声を上げたELM勇気づけトレーナー養成講座もいよいよ第15期という記念すべき回を迎えました。

お陰さまで、ヒューマン・ギルドでELM勇気づけトレーナー養成講座を修了した人にELM勇気づけリーダー養成講座(言わば、ELM勇気づけトレーナーの子ども。
ELM勇気づけ講座を開催できる)を加えると、全国で300人近くになります。

私の当面の夢は、両コースの修了者がいち早く1,000人に達し、日本の各地でトレーナーやリーダーが勇気づけの普及活動を展開することです。

第15回目のELM勇気づけトレーナー養成講座ならではの特徴は、久しくトレーナー養成講座から遠ざかっていた 原田綾子さん (Hearty Smile代表)が、いつもの鈴木三穂子 さんの援軍として講師として加わってくださることです。
それだけでも滅多にない機会です。


(左が鈴木三穂子さん、右が原田綾子さん、2010年12月12日撮影)

ところで、ELM勇気づけトレーナー養成講座、次の3つの要件を満たしていなければならない、と敷居が高そうですが、弾力的な措置も設けています。

受講資格:(1)ベーシックコースを修了していること、(2)SMILEを修了していること、(3)ヒューマン ・ギルドの会員であること

弾力的な措置:
(1)最低限、ヒューマン・ギルドの会員であることとベーシックコースを修了していることは不可欠ですが、SMILEを受けていない方は、まずは、ELM勇気づけリーダーとして認定し、SMILEが修了した段階でELM勇気づけトレーナーとします。

(2)ELM勇気づけトレーナーの開催するELM勇気づけリーダー養成講座を修了している人は、受講資格の(1)、(2)、(3)を満たしていれば、再受講扱いで安価な受講料で講座に参加でき、さらには、ELM勇気づけトレーナーの資格を得られます。

(3)ELM勇気づけトレーナー養成講座と SMILEリーダー養成講座 を修了している人は、SMILEの講座をサブ・リーダー体験することなしに開催することができます。


講座の開催要領

日 程:15期:2月18日・19日(土・日 ・2日間コース)
時 間:1日目・14:00~19:00 2日目・10:00~17:00
 
料 金:42,000円(消費税込み、資料、テキストのほかにバインダー付)
再受講 20,000円(資料、テキスト、バインダーはご持 参下さい)。

講 師:鈴木三穂子さん&原田綾子さん(ELM開発めんばーのうちの2人)

なお、過去には、ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座に関連して下のようなブログを書いていますので、ご覧ください。

2008年9月28日 第1回「勇気づけリーダー養成講座」

2009年8月10日 「勇気づけ勉強会(ELM)」のマニュアル・テキスト発送

2009年9月29日 第4期「勇気づけリーダー(ELM)・トレーナー養成講座」修了

2009年10月29日 第5期「勇気づけリーダー(ELM)・トレーナー養成講座」が終わる

2010年3月7日 第7期勇気づけリーダー・トレーナー養成講座開講

2010年12月12日 第10期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座開催

2011年2月14日  札幌で第11期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座②

2011年4月10日  第12期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座

2011年7月24日  第13期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

12月19日に発売された『図解 伝わる!ように「話せる力」』について会沢信彦先生 (文教大学教授)が感想を寄せてくださいました。

ご本人の了解を得て紹介させていただきます。

図解 伝わる!ように「話せる力」
岩井 俊憲
明日香出版社

このアイテム

早速内容を活用させていただき、私なりにこの本の印象、感想を3点にまとめてお伝えしたいと思います。

1.内容が盛りだくさん
従来のこの手の本は、「聞く」「話す」「ほめる(勇気づける)」「説得する」のどれかに焦点を当てたものがほとんどかと思いますが、この本はこれらのすべてを網羅している希有な本かと思います。

2.事例が具体的
ビジネス場面の具体的な事例が豊富で、おそらく読者は身につまされる思いで読み進めることでしょう。
実業界の経験のない私などは、この本を通してビジネス界の一端を知ることができました。

3.表現が分かりやすい
全巻同じイラストレーターさんのようですね。
右側のイラストが素敵です。
とともに、左側の本文も、本文中の波線が文章にインパクトを与えていてとても読みやすく感じました。

ベストセラーになることを確信いたしました。


会沢先生は、ポイントを3つにまとめてくださいました。

この本の第4章「いつの間にかその気にさせる<説得力>」には「『3つ』にまとめて伝える」の項があります。


ところで、会沢先生は、アドラー心理学の普及に尽力されていて、日本臨床・教育アドラー心理学研究会を組織、お膝元の文教大学(埼玉県越谷市)で第2回目の日本臨床・教育アドラー心理学研究会の大会を開きます。

日本臨床・教育アドラー心理学研究会

日時:3月4日(日) 10:00~16:00

場所:文教大学越谷校舎13号館4階13401教室


詳しくは、深沢孝之さんの山梨臨床心理と武術の研究所のブログ

第2回日本臨床・教育アドラー心理学研究会開催!

をご覧ください。


<お目休めコーナー> 寒の菊

 

 

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ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「病んだ人」と言えば、カナダの生んだ鬼才のピアニスト、グレン・グールドを思い出します。

私は、グールドの2枚のCDを持っています。下のアルバムがそうです。

リトル・バッハ・ブック
グールド(グレン)
SMJ(SME)(M)
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)
グールド(グレン),バッハ
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

グレン・グールドは、1955年にバッハの『ゴールドベルク変奏曲』で華々しくデビュー。しかし、1982年10月、50歳の若さでこの世を去ります。

面白いことに、CDを聴くと、グールドの「鼻歌」が聞こえます。

グールドは、アスペルガー症候群の症状を持っていたとよく指摘されています。さらには、不潔恐怖症(不安障害)の症状も持っていたようです。

『子どもの「心の病」を知る』(岡田尊司著、PHP新書、880円+税)には、こんなエピソードが書かれています(一部を引用)。

子どもの「心の病」を知る
岡田 尊司
PHP研究所

グレン・グールドというピアニストがいた。型破りな『ゴールドベルク変奏曲』の演奏で、聴衆の度肝を抜き、完璧な演奏にこだわるあまり、ついに演奏会を一切やらずに、レコーディングだけに演奏活動を限定してしまった。彼にとっては、聴衆さえも自己の芸術の「夾雑物(きょうざつぶつ)」に過ぎなかったのである。

グールドは8月の猛暑の最中でも、オーバーコートにマフラーという出で立ちで、しかも手袋をはめていたという。そして、誰かが握手を求めて近づきでもしようものなら、「ドント・タッチ・ミー」と飛びじさったという。

グールドには、もう1つ有名な奇行があった。レコーディングのとき、必ずトラの皮を持参し、それを椅子に敷くのだという。こうした儀式的な脅迫行為は、しばしば安定剤的な作用をもっている。


グールドは、アスペルガー症候群や不潔恐怖症(不安障害)の症状も持ちながらも、自分の芸術性を高めていたのです。
もし、グールドが社会適応してしまっていたら、彼の奇才ぶりが発揮できなかったことでしょう。
彼は、病む人として短い生涯を生き抜いたのです。


◎ヒューマン・ギルドのホームページの「トピックス」の中に『ゴールドベルク変奏曲』を巡るバッハのエピソードを書いたものがあります。ご覧ください。

アーティスト・リバティ (1993年4月号の巻頭言)

 

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