アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月29日)は、(1)で1951年の統計開始以降最速で関東甲信地方で梅雨明け宣言が出た日、(2)働き方改革関連法が参議院を通過した日です。

私は、7月の激務に備えて資料のブラッシュアップをしていました。

この夏は、ペルグリーノ博士 の来日が控えているほかに私自身、社外でも大いに羽ばたきます。
そのうちの皆様が参加可能な講座だけ、9月2日(日)の沖縄でのイベントも含めてお伝えします。

以下は7月21日付けのメルマガのコピペです。
ご存じの方は****と***の間の部分を読み飛ばしてください。

*************************

皆様が参加可能な講座だけ、9月2日(日)の沖縄でのイベントも含めてお伝えします。

(1)長崎市での子育て講演会(7月3日、火)
(2)早稲田大学オープンカレッジ(八丁堀校にて)
(3)沖縄での『イライラ ガミガミしない 自分と家族の創り方』(9月2日、日)

(1)長崎市での子育て講演会(7月3日、火)

 長崎で初めて公開形式の講演会を行います。

 タイトル:アドラー心理学から学ぶ 子どもとの良い関係を築く勇気づけ
 日 時:7月3日(火)19:00~20:30
 場 所:チトセピアホール
 参加費:1,000円
 問合せ先:菜の花保育研究所 095-878-2877(石木尚子さん)
 メール:ik-nanohana@sweet.ocn.ne.jp

(2)早稲田大学オープンカレッジ(7月-9月)

 昨年の夏、今年の冬に続いて早稲田大学オープンカレッジ(八丁堀校にて)で今年の夏も講座を担当します。

 タイトル:「勇気づけの心理学:アドラー心理学の実践」
 https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/42754/
 日 時:7月13日、7月20日、7月27日、8月24日、8月31日、9月14日 (金)10:30~12:00 全6回講座
 ビジター価格受講料:20,120円

 今までもヒューマン・ギルド会員の方が参加して下さるお陰で人気講座になっております。

(3)沖縄での『イライラ ガミガミしない 自分と家族の創り方』(9月2日、日)

 2年ぶりの沖縄でのイベントは、岩井夫婦の『イライラ ガミガミしない 自分と家族の創り方』です。

 日時:9月2日(日)10:00-16:40(9:30開場)
 第1部 10:00~12:00
  感情のコントロール法セミナー  岩井 俊憲
 第2部 13:30~15:00
  アドラー流子育てセミナー  岩井 美弥子
 第3部 15:20~16:40 
  子育てパネルディスカッション 岩井 俊憲×岩井 美弥子+鳥内かおり(ヒューマン・ギルド那覇営業所 所長)
 場所:沖縄県立博物館・美術館 博物館講座室(1階・沖縄県那覇市おもろまち3-1-1)
 参加費: 午前のみ(第1部) 3,50円
  午後のみ(第2・3部) 3,500円
  1日通し(第1~3部)6,000円
 定員: 各100名
 お申込み・お問合わせ:http://www.narayun.jp/seminar/detail.php?id=13584

 なお、妻の岩井美弥子は、長岡で「勇気づけの子育て」講演を行います。

 日時:7月7日(土) 13:30~16:10
 場所:長岡市立中央図書館2F講堂(長岡駅東口徒歩15分) 長岡市学校町1-2-2
 参加費:3,000円(当日いただきます)

 申し込み:sybkb815@ybb.ne.jp あるいは、TEL兼FAX 0258-63-4266(五十嵐 淳至さん)へ

*************************

さて、これからが本番です。

東洋経済ONLINE の 家族会議のすすめ が面白いです!

 愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE) に関係のある方には強くお勧めです。

私が最初に読んだのは、子どもの本音をあぶり出す「家族会議」の効果ー家族とちゃんと話せていますか?(玉居子 泰子さん : 編集者、ライター)でした。

さらに読んでいると、思春期の息子が心を開いた「朝会議」の効果ー突然中1の息子ができた母はそのとき(玉居子 泰子さん : 編集者、ライター )に折口 みゆきさん(文中では戸籍名の中川みゆきさん)が出ていました。

折口さん(ギビングツリーパートナーズ株式会社 取締役)は、ヒューマン・ギルドで2014年に 4つの講座(アドラー心理学ベーシック・コース、 愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)SMILEリーダー養成講座ELM勇気づけトレーナー養成講座) を立て続けに受講された方です。

文中では「ステップファミリーの6年にわたる家族会議」として、夫婦愛、血のつながっていない息子さんとの信頼関係の確立と彼の自立に向けての物語が紹介されています。

このことは、講座中に少々お聞きしていますが、こうして記事になったものを見ると、折口さんの勇気づけの態度に改めて敬意を表したくなります。

なお、愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE) では、第7章で「家族会議」の補助資料が用意されています。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月28日)は、 一般社団法人 東京都中小企業診断士協会 から家に感謝状が届いていました。

私が中小企業診断士として1972年から46年間も会員としてこの組織に所属していて、70歳になったことに対する感謝状のようです。

46年というのは、周囲にもなかなかいない年数です。

会費も1年間で5万円ですので、230万円もの額の貢ぎ方になります。

中小企業診断士の仲間からは、いろいろと啓発されることがあり、その中の1つとして「1月1日の新聞は5紙読みなさい」と教えられ、ここ10年以上実践しています。

その年の重大トピックスが見えてくるし、新聞社によって同じ事実でも論評の仕方がまるで違うのがわかります。

平常も私は自宅と会社の両方で計3紙を購読していて、時にはインターネットで新聞、週刊誌のONLINE記事のお世話になっています。

私の情報に対する強いスタンスは、物事をヨコとタテの両側面で見ることの必要性です。

・ヨコで見るということは、同じ事実をA紙とB紙とでは、どのように違う報道をしているか?

・タテで見るということは、同じ事実をA紙は、以前との比較でどのように報道を変えているか?

です。

具体例として、昨日の新聞に文部科学省の昨年春の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の分析結果が「子どもの学力と、親の収入格差を克服する本・新聞や生活習慣」として発表されていました。

日経ONLINEでは 子供の学力、本・新聞や生活習慣で親の収入差を克服も (社会2018/6/27 13:34)として次のように書かれていました。

日ごろから本や新聞に親しんだり、規則正しい生活を促したりしている家庭の子供は、親の収入や学歴が高くなくても好成績の傾向があることがわかった。
家庭環境による子供の学力格差が指摘されるなか、取り組み次第で不利を克服できる可能性があるという。
最も低い階層でも学力が全体の上位25%に入った子供の家庭で、「小さいころ絵本の読み聞かせをした」「本や新聞を読むように勧めている」「毎日朝食を食べさせている」「計画的に勉強するよう促している」などの質問に「当てはまる」と回答した割合は、学力が上位でない家庭よりも5.8~12.0ポイント高かった。

朝日新聞デジタルでは「子どもを大学へ」親の期待にも収入・学歴が影響 (6/27(水) 19:38配信) として、次のようです。
 
保護者の収入が多く学歴が高い家庭ほど、子どもは成績が良く、大学進学にかかる期待も高い――。
昨春の全国学力調査を受けた小6と中3の保護者を対象にした調査で、そんな傾向がわかった。
文部科学省が27日に調査結果を発表した。
子どもに大学進学を期待するのは収入や学歴が高い層では8割に上るが、低い層は3割にとどまっている。

ただし、逆境でも好成績の子どもたち その保護者が心がけたこと(2018年6月27日19時38分)の部分では、下のいくつかの項目に少し触れられていますが、親の収入や学歴に関係なく、生活の習慣や親の意識が子供の学力が高い家庭の特徴が次のとおりであることがあまりしっかりと書かれていませんでした。

●「毎朝朝食を食べさせている」
●「本や新聞を読むように勧めている」
●「小さい頃絵本の読み聞かせをした」
●「計画的に勉強するよう促している」
●「PTA活動や保護者会などによく参加する」

まったく同じ5つのポイントは、産経新聞にも日本経済新聞同様一覧表にして書かれていました。

こう捉えると、次の2つのことが印象として残る書き方をしているのではないでしょうか?

・日経、産経のヘッドは、日ごろから本や新聞に親しんだり、規則正しい生活を促したりしている家庭の子供は、親の収入や学歴が高くなくても好成績の傾向があることがわかった です。
家庭環境による子供の学力格差が指摘される ことも書いています。

・朝日のヘッドは、保護者の収入が多く学歴が高い家庭ほど、子どもは成績が良く、大学進学にかかる期待も高い―― です。
子どもの学力と、親の収入格差を克服する本・新聞や生活習慣のことは少ししか書いてありません。

もう1つのタテの読み方として2014年の調査結果を日経の記事で調べてみました。

年収高いほど子は好成績 文科省、全国学力テスト結果分析(日本経済新聞-2014/03/28 21:43)

文部科学省は28日、昨年春に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を分析した結果、親の年収や学歴が高いほど、子供の学力が高い傾向があったと発表した。家庭での読書量や親との会話が多い子供の正答率が高いことも判明した。

と同時に、

また、幼少期に本の読み聞かせをしてもらった▽家庭で本や新聞を読む習慣がある▽勉強や成績について親と話す――ことが学力向上につながることも判明。

とも書いてありました。

特定の新聞の情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、ヨコ(他紙)とタテ(同じ新聞社の以前の記事)で読み比べてみると、情報の豊かさに違いが出ると思うのですが、いかがですか?


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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「人生100年時代:70歳からできること」シリーズの第6回目です。

今までの5回は、次のとおりです。

・6月17日付けブログ 人生100年時代:70歳からできること(1) 
・6月19日付けブログ 人生100年時代:70歳からできること(2)― フォロワーシップを育てよう!
・6月20日付けブログ 人生100年時代:70歳からできること(3)― 出口治明氏のケース
・6月25日付けブログ 人生100年時代:70歳からできること(4)― 夫婦の会話と夫の家庭的自立 
・6月27日付けブログ 人生100年時代:70歳からできること(5)― 「炎のマエストロ」78歳のコバケン 

75歳と77歳で影響力を保ち続けるお2人のことをご紹介します。

昨日(6月28日)の新聞で 株式会社 ビジネス・ブレークスルーで 柴田 巌氏が7月1日付けで社長に就任するのに伴い大前研一氏が代表取締役会長に退く旨の報道がありました。

大前研一氏は、1943年2月21日生まれで、現在 75歳。

大前氏は、1975年に32歳で『企業参謀』の本を出版。
私も影響を受けました。

マッキンゼー・アンド・カンパニーではディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務めた方ですが、その後は平成維新を立ち上げたりし、今では、経営コンサルタントの枠を超えて大学院の経営ばかりか各方面で世界規模で活躍している人です。

ここで、10年以上前から「アドラー派」も自任していた大前氏に関する裏話をご披露しておきます。

◆2008年11月12日付けブログ 大前研一氏がアドラー心理学を絶賛

続いて、経済学が専門でありながら「超勉強法」「超整理法」などで一世を風靡してきた野口悠紀雄氏のケースを取り上げます。

まずは、回り道から。

早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校で私が講師を務める 「オープンカレッジ」 の受講生でもあられた 千葉 進さん(63歳、下の写真の一番右)は、驚嘆すべき情報検索・発信力の方です。



アドラーカフェちはら台勇気づけの会アドレリアン千葉アドラーグループ を主宰するだけでなく、タイムリーに私たちの目を引く情報を教えてくれます。

最近のその1つが「大人の学び直し」に必要な3つの習慣(6月25日 プレジデントオンライン)

野口悠紀雄が文字どおり「大人の学び直し」に必要な習慣を教えてくれている記事です。

その骨子は、次のようです。

■「独学では勉強できない」という思い込み
を捨てて、
■社会人の勉強は「焦点を絞って」、
■飛躍的に改善された独学のための条件
を満たしながら、
■独学をスタートさせるための3つの提案
を勧めてくれます。

そして、独学をスタートさせるための3つの提案を教えてくれました。

【第1の提案】新聞を見ていて分からない言葉があったら、検索で調べる
【第2の提案】新聞の見出しを、毎日チェック
【第3の提案】検索サイトではなく、SNSで検索してみる

最後は、次の言葉で結んでいます。

独学の対象は、目の前にいくらでも転がっています。
少なくとも出発点においては、系統立った勉強でなくともよいのです。
断片的なことの独学であっても一向に構いません。
これが、重要なことの手がかりになる場合が多いのです。


ところで、野口悠紀雄氏は、1940年12月20日生まれの 77歳。

元大蔵省(現・財務省)官僚、経済学者。
専攻は、日本経済論、ファイナンス理論。
一橋大学教授、東京大学教授、青山学院大学大学院教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学教授を経て、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。

というきらびやかなキャリアです。

 70歳を過ぎてからも次のような本を続々と出版されています。

『大震災後の日本経済―100年に1度のターニングポイント』(東洋経済新報社、2011年)
『大震災からの出発―ビジネスモデルの大転換は可能か』(東洋経済新報社、2011年)
『消費増税では財政再建できない』(ダイヤモンド社、2012年)
『「超」説得法』(2013年、講談社)
『金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済』(日本経済新聞出版社、2014年)
『ブロックチェーン革命』 日本経済新聞出版社、2017年1月

大前研一氏も野口悠紀雄氏も「枯れた」という言葉が無縁で、まだまだ影響力を保ち続けています。

◆ペルグリーノ博士から「人生100年時代」にふさわしい「いかに素晴らしく年齢を重ねるか」についてしっかり学べるワークショップ(通訳:埴原由美さん)のご紹介です。
 
 エイジング ~いかに素晴らしく年齢を重ねるか~

日 時:8月1日(水)10:00~17:00
受講料:会員27,000円、一般32,400円
会 場:ヒューマン・ギルド研修室

内容は、次のとおりです。

A.本日のワークショップの最終目標は、現代社会における個々のエイジング(加齢)の「心理社会体系的/アドラー派」の視点を提示することです。このワークショップには、個人のエイジング過程の、楽しく充実した生活のために必要な概念、活動、スキルが含まれています。

B.ワークショップの目的は以下のとおりです:
(1)加齢に伴う変化や挑戦への準備をしている人への支援。
(2)自分自身が加齢の途上にあると感じている人の人生とそれにまつわる諸問題を、加齢に伴う変化や挑戦、人間関係、つながり、可能な活動などによって、現実的な視点から俯瞰することによって円滑にすること
(3)高齢者に起こる問題に取り組む高齢者自身やその家族と共にある専門家や素人に、効果的なカウンセリング知識を提供すること
 心理学、社会学、保健、教育などの研究によれば、全ての個人は尊厳と自己実現感覚をもって、「良好で、健康で、有益で、貴重で、優雅で、かつ創造的に加齢していくこと」を目指す、とあります。

C.このワークショップはアドラー心理学を基本とし、以下の関連した側面を含みます:
(1)アルフレッド・アドラーとアドラー派の、勇気づけ、共同体感覚および個人的関与、道徳的倫理、現実的楽観主義と個人的可能性を通じた日々の生活や活動
(2)エリクソンのライフステージの段階の理論
(3)マズローの欲求段階説
(4)ライアン&デシの心理社会的調査
(5)ペリグリーノの心理的欲求のグループ
(6)個人のエイジング生活、概念、高齢化における特定期間での楽しく充実した生活のために必要な活動および技能、高齢者または家族のカウンセリングのために必要な一般的な準備を含む、エイジングに関する最新の研究

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(6月25日)、昨日(6月26日)と出版関係のグッド・ニュースが相次ぎました。

一昨日は、長谷 静香さんとの共著の『看護師のためのアドラー心理学』(日本医療企画、1,500円+税)の重版、第5刷のご連絡が入りました。

看護師のためのアドラー心理学
人間関係を変える、心に勇気のひとしずく
(看護師のしごととくらしを豊かにする)
岩井 俊憲,長谷 静香
日本医療企画

昨年の10月が正式発売なので、9カ月弱で7,000部に達します。

病む人に関わる多くの看護師さん、関係者に届いているのがうれしいです。
しかし、まだまだです。

昨日は、私の念願の単著の企画が正式に会議を通った旨の連絡が出版社から入りました。

ただ、この本は、これからじっくり取り組むため発売は年を越すことになるかもしれません。


さて、昨晩は、カミさんと東京文化会館大ホールで行われた《響の森》vol.42「コバケン 名曲アラカルト」を聴きに行きました。

◆私以上に感動してスタンディング・オベーションをしていたカミさんはブログに コバケンさん魂の指揮者 として書いています。
お読みください。 

[指揮]小林研一郎
[演奏]東京都交響楽団 
[ヴァイオリン]南 紫音 *

 曲目は、次のとおりでした。

ベートーヴェン/ロマンス第2番 ヘ長調 op.50 *
サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン *
サン=サーンス/序奏とロンド・カプリチオーソ op.28 *
スメタナ/連作交響詩《わが祖国》より「モルダウ」
ブラームス/ハンガリー舞曲 第4番、第5番
ドヴォルザーク/スラヴ舞曲 第1番、第10番
チャイコフスキー/序曲《1812年》 op.49

「炎のマエストロ」コバケンこと小林研一郎氏 は、1940年(昭和15年)生まれの78歳。

前半の南 紫音さん *との共演部分では、終始50歳近く年下の彼女を盛り立て、アンコールを督促し、独奏場面では、ハープの椅子に座って、目を閉じて聴き入っていました。

後半部分では、マイクを使って解説を加え、今度は東京都交響楽団の演奏者の一人ひとりに敬意を払い、勇気づけそのものの対応をしていました。

40年前の東京都交響楽団発足当時の指揮の印象と比較して、最高級のオーケストラになっていることを称えていました。

第1回ブダペスト国際指揮者コンクールで優勝を果たした小林氏は、ハンガリーにご縁が深い指揮者です。

曲目の3つに19世紀のオーストリア=ハンガリ帝国にゆかりのある曲を選んで演奏していました。

スメタナの連作交響詩《わが祖国》より「モルダウ」は、小林氏の演奏者にある部分の演奏付きの解説を聞いた後の演奏では、夫婦揃って感動のあまり涙を浮かべていました。

 「炎のマエストロ」78歳のコバケンを、超満員の東京文化会館の、特に第4列の間近で見聞することで、70歳を過ぎてこその年輪に伴う勇気づけの態度を確認した、魂の震えるような感動体験でした。

そのため、布団に横たわっても「モルダウ」の旋律が頭を離れませんでした。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

身の回りにいる、誤解されやすい「あの人」を理解するための恰好の本の紹介です。

『発達障害』 (岩波 明、文春新書、820円+税)

発達障害 (文春新書)
岩波 明
文藝春秋

カウンセラーを志す人の必読書と言ってもいいでしょう。

新書ではありますが、かなり専門的な本です。

著者の岩波氏は昭和大学精神医学講座主任教授で、日本初の「発達障害のためのデイケア」を運営する昭和大学附属烏山病院長を兼任されている方で、臨床例も豊富で、ASD(自閉症スペクトラム障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)を中心に、今まで予備知識がなかった人でも理解できるように書いてくれています。

「はじめに」でシャーロック・ホームズ、『風立ちぬ』の主人公の堀越二郎、『逃げるが恥だが役に立つ』の津崎平匡などを登場させ、「自分も発達障害かもしれない」症候群で読者を引きつけ、

○発達障害とは何か?(正しい知識)
○彼らが抱えている問題は何か?(課題)
○どのように社会が受け入れていくべきか?(社会の対応)

 を中心にしながらも、ASDとADHDの共通点と相違点、天才の驚異的な集中力、歴史上の人物の例などを示してくれています。

私には発達障害が他の診断名を付けられ、治療を困難にしている人が多くいることが強く記憶に残りました。

もう一度じっくり読みたい本でもあります。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月24日)は、義母の86歳の誕生日を義理の兄を交えた4人で祝いました。
とても元気です。
頭脳も冴えていて、俳句で何度も賞を取っています。

少々間が空いてしまいましたが、「人生100年時代:70歳からできること」シリーズの4回目です。

今までの3回は、次のとおりです。

・6月17日付けブログ 人生100年時代:70歳からできること(1) 
・6月19日付けブログ 人生100年時代:70歳からできること(2)― フォロワーシップを育てよう!
・6月20日付けブログ 人生100年時代:70歳からできること(3)― 出口治明氏のケース

4回目の今回は、定年前後の夫は、家で居場所を持つために妻とのコミュニケーションを図り、家庭的にも自立の準備をすることをお勧めします。

今は絶版になり、他の本にも転載していない部分をコピペします。

『こころの壁を乗り越える生き方の知恵』(ビジネス社、2005年)の第5章「家庭と地域を見直そう」の「妻の決断」の部分です。

天気がよい2月のある日。
稔は縁側に出て、日向ぼっこをしながら新聞を読んでいた。
今日も経済面が気になる。
暗いニュースについ愚痴が独り言として出てしまう。
「まったく・・・・・」
稔は58歳。
会社では経理部長を務め、後1年余で定年退職になる。
一人娘の早苗の結婚式をつい1週間前に終えたばかり。
公私ともにもう少しで「やれやれ」と言えそうなところである。
妻の淳子は、「ここにお茶を入れましたからね」と言って庭に出るが、稔からは感謝の言葉もなければ、全くなんの反応もない。新聞に目を通したままである。
淳子は、庭先の梅の木を見ながらこう言った。
「あら、梅がきれい。あなた、見てごらん」
「くだらんことを言うな。梅と日本経済とどういう関係があるんだ!」
稔から返ってきた反応は、淳子を大きく失望させた。
そして、淳子のある決断を後押しさせた。

場面は変わってその夜。
会話のない二人きりの夕食が終わって、稔が経済誌に目を通していると、淳子から声がかかった。
「あなたったらいつも新聞と本ばかり。私の存在に関心がないみたいだわ。あなた、今日はじっくり聞いていただきたいことがあるの」
「早苗のことか?」
「早苗はもういいの。私たちのことよ。早苗も片づいたことだし、これをキッカケに私も決断したいの」
「決断ておまえ、働きに出るとか、株でも始めるということか?」
淳子は居住まいを正した。
決断の言葉が堰を切ったように出た。
「早苗も片づいたことだし、あなたの定年も近いし、私、今後は自分の人生を自分で生きてみたいの。つまり、あなたと離婚したいの。これから何十年も今日みたいな日が続くと考えただけでうんざりだわ。梅の情緒がわからない人と暮らすのはもうこりごり。離婚届はここに用意してあります」
稔は言葉を失った。しばらくして出てきたのは、独り言に近い言葉だけだった。
「まったく・・・・・」

最近では、この手の夫は少なくなっていますが、まだ部分的に存在するようです。

一方では、定年後『濡れ落ち葉』にならない人は家にいる時間をこう過ごす というタイプの男性の姿を DIAMOND ONLINE
(20180618、野田 稔:明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授)で見つけました。

家にいる時間をどう充実させるかが、実は定年後の一大課題で、「家事はゲーム」というイメージが大切であり、「奥さんが主役で、自分は脇役だ」ということをわきまえることを強調し、最後は、一番重要なのは会話だと結んでいます。

70歳になってからは遅いように思うかもしれませんが、それでも取り組みは可能です。

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今日は。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月23日)はヒューマン・ギルドでSMILEリーダーELM勇気づけトレーナー の集い」を開催しました。

参加したのは23名。
一番遠くは神戸から古田富子さん(写真) がご参加。

古田さんには、開講前にランチも交えてじっくりお話しし、私の挨拶の後に日本のアドラー心理学の「生き証人」として、アドラー心理学が日本でどのように始まり、どう展開されて行ったかを語っていただくお願いをしました。

古田さんは、リーダーをしながらも自分自身を育て続けること、「自分らしさのアドラー心理学」を極めること、時には体を張らねばならないことなどを迫力を持ってお伝えくださいました。

私は、講座展開・普及上の留意点として特に知的所有権の問題について「“引用”と“転載”」について細心の注意を払うことをお伝えしました。

トレーナー/リーダーとして乗り越えなければならない「壁」のシーンは、参加者の共感を呼びました。


( まごころ貴子さん 撮影)


「私はこうして受講者を集めている」のコーナー(シンポジウム方式→グループ討議)では、これまた私の無茶振りで まごころ貴子さん と 筧 伯子さん にご登壇をお願いしました。


(左が筧さん、右が貴子さん)

グループ討議とその後の質問タイムでは、活発なホンネ・トークが見られました。

参加者からは、今後のこのような場を設けるよう強いご依頼を受けました。

17:20からは、香港酒家に場を移して懇親会。

20名がご参加でした。


佐藤泰三さんとのツーショット)

最後は、私がホンネ・トークで締めました。


(貴子さん撮影)

◆アドラー心理学を学ぶプロセスは こちら をご参照ください。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月22日)は、株式会社立の専門学校の指導的な立場を担う人を対象とした研修を行っていました。

「ピア・サポート」をテーマとした部分でグループ・カウンセリングのデモンストレ―ションを行いました。

アルフレッド・アドラーの伝統を受け継ぐアドラー心理学を伝える人でグループ・カウンセリングを行う人は、日本ではあまりいません。


さて、アドラーがグループの人たちを前にしてアドラーの切れ味鋭くケースを裁き、クライアントの登場を待って実際にカウンセリングを行った本が存在します。

『アドラーのケース・セミナー ― ライフ・パターンの心理学』(一光社、2,850円+税)

アドラーのケース・セミナー―
ライフ・パターンの心理学 (Adlerian Books)

A.アドラー著、
ウォルター・ベラン・ウルフ編集・解説,
岩井 俊憲訳

一光社

実は、私の翻訳本です。

私は最近、この本を読み直しました。

『どうすれば幸福になれるか』の著者のウォルター・ベラン・ウルフが40ページに渡って序文を書いています。

アドラーが1人の大人と11人の子どものケースに解説を加え、面接を行った、ライブの症例研究の書です。

私は、この本の訳者として、訳者はしがき、訳注集、訳者解説を書いています。

訳注集は、「アドラー心理学用語集」に近いくらい気合いを入れて書きました。

構成は、以下のとおりです。

訳者はしがき
序文  アドラーと神経症的世界 W.B.ウルフ
第1章 全身で示すジェスチャー
第2章 支配的な母親
第3章 犯罪への道
第4章 リードしたがる少年
第5章 成長の恐れ
第6章 反抗的な「不良」少年
第7章 ハンガー・ストライキ
第8章 リーダーに従え
第9章 従順過ぎる子ども
第10章 神経症の素地
第11章 先天的な知恵遅れ
第12章 病気を使って思うがまま
訳注集
訳者解説

アドラー派のカウンセリングを志す人の必読書と言っていいでしょう。

◆2008年5月3日付けブログ アドラーを読もう(9)『アドラーのケース・セミナー』 により詳しく書いていますので、ご参照ください。

◆アルフレッド・アドラーの心理学を継承する第2世代のペルグリーノ博士の22回目の来日に伴うワークショップの日程とタイトルは以下のとおりです(時間はそれぞれ10:00~17:00)。
 
7月28(土)、29日(日)教育に生かすアドラー心理学
8月1日(水)エイジング ~いかに素晴らしく年齢を重ねるか~
8月2日(木)勇気づけ
8月4(土)、5日(日)豊かな家族を築くために 

受講料(税込、テキストつき)は、1日のみの講座 会員27,000円、一般32,400円。
2日まとめての講座 会員47,520円、一般54,000円(税込、テキストつき)となります。

なお、7月28(土)、29日(日)開催の「教育に生かすアドラー心理学」は、早くも 満員御礼になりました。

また、8月4(土)、5日(日)開催の「豊かな家族を築くために」は、アドラーメディカル研究所(代表 まごころ貴子さん)と勇気のしずく(代表 長谷静香さん)の協賛をいただいております。

※8月4日(土)講座終了後18:00からペルグリーノ博士22回来日記念を兼ねたパーティを行います。
 会場:早稲田大学26号館(大隈タワー)15階「森の風」 東京都新宿区早稲田鶴巻516
 参加費:5,000円
★パーティのみのご参加も歓迎いたします。こちら からお申し込み下さい。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

3つのことをお伝えします。

1.マネーtips!お金持ちになるための365日 岩井俊憲さんのアドラー心理学から分析する成功&お金持ちになる法則 が完結

2.我が家にやって来た優れモノ

3.ひとり言の目的は?

1.マネーtips!お金持ちになるための365日 岩井俊憲さんのアドラー心理学から分析する成功&お金持ちになる法則 が完結

All About オールアバウト「マネーtips!お金持ちになるための365日」から岩井が取材を受けて、日頃語ることの少ないお金に関する内容が掲載されています(取材・文/本間大樹さん)。
  
All About(オールアバウト)は、その道のプロ(専門家)が、日常生活をより豊かに快適にするノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで、多彩なコンテンツを発信している生活総合情報サイトです。

全5回は、下記のとおりです。

第1回目 アドラー心理学から分析する!お金持ちになる法則 (更新日:2018年05月25日)、
第2回目 アドラー心理学から考える!お金持ちになれる人の自信(更新日:2018年06月03日)
第3回目 アドラー心理学の「自己受容」でお金持ち体質に(更新日:2018年06月08日)
第4回目 アドラー心理学でお金持ち体質!行動を変えて成功者に(更新日:2018年06月13日)
第5回目 アドラー心理学から考える本当の豊かさを手にする方法(更新日:2018年06月20日)
 

2.我が家にやって来た優れモノ

オーディオ装置の「ターンテーブル/カセット付きCDレコーダー」(LP-R520、TEAC製)を購入・設置しました。

ティアック ターンテーブル/
カセットプレーヤー付
CDレコーダーTEAC LP-R520
ティアック
ティアック

CDが聴けるのはもちろんのこと、ずっとデッドストックになっていたレコードとカセットテープも聴けてしまい、好みのレコードとカセットテープをCDに録音できてしまう優れモノを手に入れたことになります。

私は、ほんのちょっぴりオーディオマニアの余韻を残し、会社の研修室や自分の家の書斎にそれなりの機器を配しているのですが、家の居間のコンポがあまり機能しなくなったので、思い切って買い替えました。

それにしても、数10年間聴いていなかったレコードが蘇ったのは、私の青春が戻ったような感慨深さがあります。

私は、20歳代の頃からベートーヴェン オタクで、交響曲の全部はもちろん、チェロ・ソナタ全集、ピアノ・ソナタ全集、ヴァイオリン・ソナタ全集を揃えていたのです。

他にフランク・プールセル楽団のムード・ミュージックを愛好していました。

このレコードの1枚は、カミさんから「昭和のムードが漂う」と言われ、BGMはクラシック音楽の変更しました。

3.ひとり言の目的は?

さて、これが本題です。

我が社に一人、ひとり言の激しい人がいます。

私は、席が比較的遠いので反応しませんが、席が近い部下がいる時にひとり言が多いことが観察できました。

特定の誰かにはっきり語りかけているわけではなさそうなのですが、彼の部下が近くにいると顕著なのです。

こんな時私は

人間は、ある状況で、特定の人(相手役)に対してある目的(意図)を持って行動する。

というアドラー心理学ならではの、人間行動の観察に役立つ文章公式を頭に浮かべます。

私の仮説はこうです。

「もしかして彼は、特定の相手役に対して目的を持ってひとり言を言っているのではないか?」

そこで、彼が研修室で一人で作業をしているときに、ひとり言が出るのかどうかをさりげなく観察しました。

すると、まったくと言っていいほどひとり言がなかったのです。

この人は、明らかに部下を主要な相手役として、自分の大変さを知ってほしくてひとり言を発してるのだ、という結論に達しました。

ただ、すべての人が彼のようではなく、他者ではなく自分自身に活力を与えるためにひとり言を言う人もいるので、必ずしも他者を相手役としてひとり言をいうわけでないことは、ご理解いただいておかなければなりません。

いずれにしろ、

人間は、ある状況で、特定の人(相手役)に対してある目的(意図)を持って行動する。

を頭に入れておいて、周囲の人の行動を観察していると、いろいろな発見があって面白いですよ。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月20日)は15:00に中央区の勝どき橋の側にある出版社の 株式会社 ミライカナイ を訪問し社長の 津川晋一さん とじっくり語り合い、近くの家庭料理の店でご馳走になりました。

津川さんとのご縁は、内田若希さん (九州大学大学院人間環境学研究院講師、博士(心理学))から『見るマインドフルネス~人生を変える26のエクササイズ~』(デヴィッド・シラー 著・写真他、内田 若希訳、ミライカナイ、1,300円+税)の「日本語版に寄せて」の執筆依頼を受けて、「3人で会おうよ」ということで、40日ほど前の5月11日(金)に神楽坂で懇談して以来です。

その時のことは、2018年5月12日付けブログに『見るマインドフルネス』に魅せられた人たち として書いています。

見るマインドフルネス
人生を変える26のエクササイズ
David Schiller,内田 若希
ミライカナイ

 

2回目が6月9日(土)の『見るマインドフルネス』出版記念イベント

こう書いてみると、津川さんとお会いしているのはたった3度なのですが、語り合った時間は10時間を超え、私はまるで知己が新たに誕生したような気持ちになっています。

昨日は、先輩経営者として、コンサルタントの立場も少し入って偉そうなことも言わせてもらいましたが、途中から元々スポーツ記者だった津川さんから取材を受けて私もふだん語らないことを引き出されている自分を覚えました。

シアトルマリナーズ担当記者としてイチロー選手と城島選手を担当された津川さんから語られた「人間イチロー」「人間城島」は、感動的なお話しで、いつか講演会をプロデュースし、大勢の人たちと一緒にもう一度聴いてみたい気がしました。

『輝け 甲子園の星』を復刊するなどの、ご自身「夢追い人」である津川さんは、人間の光と陰/栄光と挫折の物語 を語れる「人間ドラマの語り部」でもある人です。

輝け甲子園の星 2018年 07 月号 [雑誌]
ミライカナイ
ミライカナイ

どなたか、私に「津川晋一さんに講演を依頼したいのです。ご紹介ください」と声をかけていただけませんか。

マネジャーとして津川さんをお連れし、ご紹介いたします。

津川さんは、こんな プロフィール の方です。

愛媛県出身。
1994年に筑波大学卒業後、NHK入局。
1996年にアトランタ五輪に派遣。
フリー転身後はテレビ番組の構成・演出や書籍出版などに携わる。
2005年からアメリカへ移住。
シアトルマリナーズ担当記者となり、イチロー選手と城島選手を担当した。
幹事局TBSの立場でテレビ取材、スポーツ報知の通信員、文藝春秋『Number』の連載、集英社『Sportiva』などで執筆。WBC第1回、第2回で侍JAPANの優勝を現地レポート。
帰国後はTBSドキュメンタリー「バースデイ」「プロ野球戦力外通告」等の制作を含め、テレビ、出版、ウェブで活動中。

 
それはそうと、津川さんの本業の出版物である『見るマインドフルネス~人生を変える26のエクササイズ~』 をくれぐれもどうぞよろしく。
好評発売中です。

見るマインドフルネス
人生を変える26のエクササイズ
David Schiller,内田 若希
ミライカナイ

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月19日)の13:00~17:30は、飯田橋の家の光会館で平成30年度中小企業診断士理論政策更新研修を受けていました。

私にとってこの講座は、資格更新のために義務感で受けている研修だったのですが、昨日の「起業・創業支援」の2時間45分の部分は、24歳から毎年計47回受け続けている中で一番満足度の高い研修でした。

私は、大学4年生の頃から経営コンサルタントを志していて、企業で3年ほど働いてからコンサルタントの世界に転身しようと思っていた23歳で中小企業診断士の試験に合格したにもかかわらず13年間も企業に働き続け、資格を持ちながらもコンサルタントになり切れないでいました。

一般社団法人 東京都中小企業診断士協会からは最近、永年会員としての感謝状と記念品が届くほどの歴史がある上に、有限会社 ヒューマン・ギルドの定款では「経営コンサルティング」もできるようになっているし、経営コンサルタントまがいのことを何回か行い、研修でも類似のことをやっているので、「経営コンサルタント・岩井俊憲」と称しても、どこからも異論が出ることは、ありません。

昨年からは、ヒューマン・ギルドの カウンセリング の1つの柱として、アドラー心理学カウンセリング指導者 兼 中小企業診断士の資格を生かして「マネジメント・カウンセリング」を確立していく意向を示して、実際に活動を始めています。

ちなみに、私の編著の『アドラー心理学によるマネジメント・カウンセリング入門』(アルテ、1,800円+税)では、「マネジメント・カウンセリング」を「マネジメント・カウンセリングとは、主に企業の経営者および管理者が直面している問題の解決や将来の機会開発のために、カウンセリング・アプローチによって気づきを促し、意思決定を支援する協力関係である」と定義しています。

アドラー心理学によるマネジメント・
カウンセリング入門―
人と組織にいかに活力を与えられるのか
岩井 俊憲,マネジメントカウンセリング研究会
アルテ

もしかしたら、私の第3の道としての活躍の舞台があるのかもしれません。


ところで、私が注目している70歳の人に 出口治明氏がいます。

出口さんは、日本生命→ライフネット生命(創業者、会長)を経てこの1月から立命館アジア太平洋大学学長に就任しました。

大の読書家でもあり、著書もたくさん著している出口さんは、70歳になる寸前に悠々自適の生活に入ることなく「人生100年時代」を迎える中、第3のキャリアに挑む人です。

Websiteでご覧いただきたく2つの記事を紹介します。

(1)「古希学長にワクワク」 出口氏が挑む第3の仕事  立命館アジア太平洋大学学長に就任する出口治明氏

ここでは、出口氏の今日までのキャリアにまつわる物語が書かれています。

(2)答えのない世界を生きる若者に、出口治明さんが伝えたいこと
 
還暦でライフネット生命を立ち上げ、古希で大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)の学長に就任した出口氏の次の言葉は、人生100年時代に私たちに新たな視点を教えてくれます。

若者が高齢者を支える“young supporting old”の図式は、現在の日本には当てはまりません。
そもそも動物に、若者が年寄りを支える種など存在しないのです。
ヨーロッパではこの古い考え方が消え去り、今は“all supporting all”の時代になっています。
日本も当然、“all supporting all”へと考え方を改めていくべきです。
そうすれば、若者が常に高齢者を肩車する必要はなくなります。

私は、高齢者になって依存的な生き方をしようとすることを戒める言葉として受け止めました。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

まずは、大阪府内の震度6弱の大地震で被災された関西方面にお住いの方々に心からお見舞い申し上げます。
いち早いライフラインの復旧をお祈りいたしております。


昨日(6月18日)は『イラスト版 子どものアドラー心理学 ― 勇気と自身がつく45のスキル』(菊地典子+池田彰子著、岩井俊憲監修、合同出版、1,700円+税)のカバー見本が届きました。

イラスト版 子どものアドラー心理学
: 勇気と自信がつく45のスキル
菊地典子+池田彰子著
岩井 俊憲監修
合同出版

Amazonでは7月10日発売となっています。

もう予約注文が可能になっています。


昨晩の21:00からは、和菓子会社で働く28歳の上司=工藤繭子(高畑充希)に仕える40歳も年下の部下の68歳の新入社員=仁井本和夫(草刈正雄)の異色コンビニによるドラマスペシャル「68歳の新入社員」をカミさんと一緒にフジテレビで観ました。

2人とも演技上手の上に息がぴったり合っていました。
また、それぞれのパートナー役の小瀧 望と原田美枝子も実にいい味を出していました。

新製品開発に行き詰った工藤リーダーの悩みを傾聴する仁井本の対応は、まるでカウンセラーのようでもありました。

自分が28年間、その会社で総務を担当(最後は総務部長として60歳で退職)し、社長を子どもの頃から知っていたことや、工藤リーダーのいやらしい上司の2人を新入社員時代から知っていたことを出さずに積極的に傾聴する姿(対応と姿勢・態度も)は、まさにカウンセラーの対応でした。

40歳の年齢差は極端だとしても、今後は、60歳を過ぎた人が年下の上司の部下になるケースは、ひっきりなしにやって来ると思われます。

私は、会社では一応代表取締役社長ですが、家に帰ると10学年下でも上司のような人が存在します。

ここで大事な資質は「フォロワーシップ」です。

上司が何を求めているかを察知し、上司の成功をひたすら支援する態度です。

そして、今まで培ってきたリソース(知識、経験、能力など)を用いて、徹底的にサポートすることです。

ドラマで68歳の新入社員=仁井本和夫(草刈正雄)が行ったのは、まさにこれで、人生100年時代に上司を支える態度でした。

やがてDVDが出るのだそうで、格好の教材になりそうです。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月17日)は、カミさんと映画『終わった人』を観に行きました。

岩手県の公立高校でラグビーで活躍、東大法学部を経て大手銀行の出世コースから子会社に出向・転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介役に舘ひろし、その妻(美容師)を演じるのが黒木 瞳。

仕事一筋だったため、定年後にあり余る時間を持て余し途方に暮れ、カルチャースクールの受付嬢に淡い恋心を抱いたり、ベンチャーの顧問を引き受けたはずだったのに若手社長の急死で計らずも社長に就任したことによって9千万円の負債を引き受けることになったりする元エリートの63歳男性の姿を舘ひろしが見事に演じきりました。

「定年って生前葬」で始まり、最後の頃は「卒婚」(離婚ではなく、結婚の卒業)が踊り出たり、定年後を考えるのに最適の、悲哀と笑いに満ちた映画です。

夫婦関係のあり方、友人との交流、定年後の人生設計など人生100年時代を考えるヒントになります。

エンディング・シーンで流れる「あなたはあなたのままでいい」(歌:今井美樹 作詞・作曲:布袋寅泰)は絶品でした。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月16日)は、オフの日でした。

ただ、会社でできなかった今週に行われる研修の資料作りなどをしていました。

その他には、新聞やインターネットで情報を探っていました。


日本経済新聞の第1面には、「浮上する『70歳定年制』」として、人手不足に高齢者の活用が欠かせないことが書いてありました。

◆詳しくは、浮上する70歳定年制 人手不足で「高齢」問い直す  骨太の方針、外国人とともに活用探る (2018/6/16 1:31日本経済新聞 電子版)をお読みください。

70歳の多くの人たちは、とても元気です。

歌手の小田和正なんか、大活躍です。

企業で働いていた人でも、それなりの知識と経験もあるので、隠居させておくのはもったいない、という人もいます。

 

私自身も、しみじみと感じることがあります。

それは、70歳になっている今、身体的にも、知的にも、さまざまな点で自分が若い頃に予測していた70歳とははるかに違っていることです。

身体的には、とても元気です。

自分の50歳代、60歳代より活力があるようです。

それは、昨年に身体の検査をしっかりやって、長年の高血圧の根本原因がわかり、左の腎臓に至る動脈が狭窄していることをカテーテルを入れて広げ、そのため徐々に腎臓の機能が回復し、階段を登っているときなど「スムーズだな」と感じます。

知的にも、芸能人の名前を覚えるような短期記憶は鈍っていますが、長期記憶に属する今までの知識と、今まで培ってきた経験とを結ぶつけて、新たなことを創造する能力は、若い頃よりも高まっている実感があります。

カウンセリングをしていても、10年前、20年前より腕が上がっていると感じます。

もしかしたら、加齢と共に「自己賞賛力」が高まってしまっているとも言えるかもしれませんが、これもまた大事な資質の1つです。

私は「八掛け人生のすすめ」として、戸籍上の実際年齢に 0.8を掛けた年齢が実力年齢だとして啓蒙活動を続けていますが、私自身は実は「七掛け」で捉えています。

このブログでは、しばらく「人生100年時代:70歳からできること」を追ってみることにします。

◆人生100歳時代を生きる知恵については「ウエルカム・エイジング」のカテゴリーが参考になります。
お目通しください。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月15日)は、大和書房の編集部の高橋さんから『人間関係が楽になるアドラーの教え』(だいわ文庫)が発売早々3,000部重版がかかる旨のご連絡がありました。

人間関係が楽になる
アドラーの教え (だいわ文庫)
岩井 俊憲
大和書房

文庫本の初版が6月9日に出たばかりなので、異例の重版です。

単行本から累積すると、44,000部になります。


昨日はまた、『イラスト版 子どものアドラー心理学 ― 勇気と自身がつく45のスキル』(菊地典子+池田彰子著、岩井俊憲監修、合同出版、1,700円+税)の最終校のゲラをチェックし、出版社の合同出版に修正意見を出しました。

教師、親を通じて子どもたちに伝わるアドラー心理学の本が7月に入ると世に出るのです。

イラスト版 子どものアドラー心理学:
勇気と自信がつく45のスキル

菊地典子+池田彰子著、
岩井 俊憲監修

合同出版

著者の 菊地典子さん池田彰子さん が、とてもいいお仕事をしてくれたことを報告申し上げます。


ついでに、長崎市での講演会のご連絡です。

日 時:7月3日(火)19:00~20:30
場 所:チトセピアホール
参加費:1,000円
問い合わせ先:菜の花保育研究所 095-878-2877
       メール:ik-nanohana@sweet.ocn.ne.jp

石木尚子さん から前々からお声掛けいただいていて、いよいよ実現の運びとなったものです。

石木さん、ありがとうございます。
楽しみにしております。



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