アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)を到着するやいなや読んでくださっている方がいます。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

何人もいらっしゃるのですが、2人だけご紹介します。

偶然お2人とも医療関係の方で、手にしたまま一気に読み終え、涙を浮かべておられたようです。

私の フェイスブック にタグ付けをされていましたので、文章の一部をご紹介します。

上谷 実礼さん(産業医)

アドラー心理学の師匠である岩井俊憲先生より、新刊『男と女のアドラー心理学』を早々に献本していただきました!

昨夜一晩で夢中になって読了しましたよ。
最終章のラブレターには泣きました…。

・・・・・・・

仕事関係や交友関係よりも夫婦関係、家族関係は関係が長く続き、交換が容易ではないことから難しいと言われています。

『男と女のアドラー心理学』はそんな愛のタスクに具体的な指針を示し、愛のタスクに悩む誰しもを勇気づけてくれます。

「私の」ではなく、「私たちの」幸せを作っていきたいすべての方に読んでいただきたい1冊です!!!


高澤貴子さん(助産師)

昨日、ヒューマン・ギルドの岩井俊憲先生から、渾身のご著書『男と女のアドラー心理学』を、 献本!! して頂きました。

・・・・・・・・

読み進めていくうちに、手が震えました。
心が震えました。

そして、温かい涙とともに、心が踊り、ワクワクが止まらずあっという間に読み終えました。

私の人生最速でした(笑)

この『男と女のアドラー心理学』はアドラー心理学に基づく理論だけでなく、男女の性、脳の違いにも触れ、

先生の豊富なカウンセリング実績に構築された大変 理解しやすく、そして、心温まる

岩井俊憲先生の 叡智を惜しむ事なく組み込まれたご本です。

先生が、とてもエネルギーを注ぎ、渾身の思いを込めて書かれた力作なのです。

そして、夫婦関係だけでなく、人と人との関係においての大切になる理解・共感についてが 至る所に書かれています。

夫婦関係で、お困りのある方だけでなく、【 もっと 人と親しくなりたい 】 そう思っている方にも強くお勧めできる 本です!!
 

この本の出版に至るキッカケから涙を誘う元夫婦の看護師と医師の手記の謎のことを公にします。

青春出版社で私の『人を育てるアドラー心理学』(1,380円+税)の編集ご担当の石井さんから男女関係の本を出したい旨のお話をいただいた私は、今までヒューマン・ギルドのメルマガにも書いて保存してあった「男と女の心理学」を提供しました。

しかし、このいくつかが「ケース」に盛り込まれることになりましたが、1冊の本を仕上げるためにはこれだけでは足りません。

そこで、忙しくてなかなか時間の取れない私を補佐する意味で、ライターの大久保寛子さんも加わり、私がここ数年懸念しているカップル関係のあり方を縦横無尽に語らせてもらい、本の中に反映しました。

これが結構面白かったらしいです。

2章「傷ついてこそ男女は育ち合う」などにかなり生かされることになりました。

私にひらめきが訪れました。

私が監訳したW.B.ウルフの『どうすれば幸福になれるか』(一光社)の夫婦関係の嫉妬の物語を何とか織り込みたいと思い、私が勝手に元看護師の手記を書きました。

私はやはり優越を求めるドライバーなのでしょう。
書いているうちにだんだん欲が出てきました。

夫婦が別れたままでは、悲しい物語でしかないので、元夫である酒井医師を登場させ、この夫婦の復縁に向けての手記を書きました。

そのため、単なる心理学の本だけでなく読者に訴求力のある物語が完結することになったのです。

だからこそ、これまたすぐさま読まれた 村上豊子さん が次のように書いてくださったのでしょう。

心理学的な内容については心理学の専門家の皆様にお任せするとして普通のおばちゃんである私が言えるのは …

読みものとして面白い!😆💕エピソードが様々で ユーモアに溢れていたり わかりやすいし 実践しやすい提案が盛り沢山。
そして…もうねぇ 岩井先生の餃子に対するこだわりに笑ってしまいました。😝❗️

でもね、何より 岩井先生の 『夫婦関係に悩める人々を何とかしてあげたい』という気持ちに溢れた本だなぁと思った次第です。


『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)、9月に入るとすぐ、Amazonや書店でお買い求めが可能になります。

大量に仕入れたお友だちからサイン入り本を入手することも可能です。

お楽しみに!

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

<お目休めコーナー>8月の花(27

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月29日)は、1日で200冊ほどの本を出荷しました。
さらに、ヒューマン・ギルドの郵送会員へのニュースレターの発送が重なりました。

『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)が11:00に220冊入荷し、私は100人くらいの人のためにサインをし、この本(150冊)と他の本(50冊ほど)を10単位キャンペーン( 近刊予告:『男と女のアドラー心理学』(3)―10単位キャンペーン 参照)に合わせてお送りしたのです。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

サインをしていて疲れると、字の乱れに気づくので、「これはいけない」と自分自身を戒め、手にした人に失礼にならないように心を込めて書きました。


昨日は、ニュースレターの発送作業のためにカミさん(岩井美弥子)にもオフィスに来てもらっていました。

さて、その岩井美弥子の 9月2日(土)、中野での講演会 のお知らせです。

講演の詳細は次のとおりです。

私はこの日の午前中が空いているので、彼女の単独講演を聴きに行き(ジョイントは何度か経験がありますが、単独講演は初めてです)、ついでに本のサインとあるパートの朗読を引き受けることにしました。

【岩井美弥子 子育て・孫育て応援講演会
「勇気づけの子育て」アドラー心理学で幸せな子育てを】

●イベント詳細、お申込みはこちら
 → https://www.reservestock.jp/events/199336

日時:9月 2日(土)10:00~11:45(開場 9:45)
場所:中野セントラルパークサウス コングレスクエア中野 1Fカンファレンスルーム2A
定員:52 名
参加費:3,000円(税込)
※お子様席料金、別途あり
申込受付期間:7/ 5(水) 00:00 ~ 2017/9/ 2(土) 00:00まで
主催者:丸山郁美さん(ジブンスキーライフ代表、お問い合わせ先電話番号 090-9353-2871)
お問い合わせ先メールアドレス: jibunsuki.life@gmail.com

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月28日)の11:00に青春出版社の編集者の 石井智秋さん が著者献本用として『男と女のアドラー心理学』(1,400円+税)を10冊お届けくださいました。

この本は、皆様のご支援によりAmazonで発売前から「女性学 > ジェンダー部門」のうち「女性学」部門で1~5位、「ジェンダー部門」で1~3位のランキングを維持しております。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

敏腕編集者の石井さんは、なかなか時間の取れない私に合わせて、平日の夜間や土日にもお仕事をなさっていました。

寛容な編集者で、私の思いつきをこの本にどしどし反映してくれました。

冒頭の「離婚したばかりの元看護師の手記から」とフィナーレに近い部分で「元夫の医師の手記」で挟む構想も全面的に採り入れてくれました。

私としては、脱稿後、最高級の達成感を味わえた本になりました。
石井さん、ありがとうございました。

なお、『男と女のアドラー心理学』の構成は次のとおりです。

序章 ある夫婦の結婚と別れ
1章 どうして男と女はすれ違うのか?
2章 傷ついてこそ男女は育ち合う
3章 夫婦のギャップを埋めるには?
4章 ある夫婦の亀裂と修復
5章 岩井流・良好なパートナーシップを続ける極意
 何よりも相互尊敬・相互信頼がベース
 極意1 メイク・ベター・アプローチ
 極意2 「共感力」を高める
 極意3 ミステリーゾーンがあってこそ、うまくいく
 極意4 結婚はゴールインではありません
 極意5 やはりなんといっても「協力」です


石井さんがお帰りになってから早速、私は10冊の著者献本のうち8冊をお世話になっている方々に優先してお送りしました。

10冊のうち1冊は、我が家の仏壇にお供え。

そして、誰よりも(社員よりも)早くこの本を手にしたのが 金井 津美さん

金井さんには今後、ヒューマン・ギルドの法人事業部門の特別講師として永藤かおるさんの補完役を務めていただきます。

ヒューマン・ギルドの特別講師としてのご登壇のうちの1つは よみうりカルチャー荻窪  で10月から私と一緒に講師を務める 人を育てるアドラー心理学 。

日 時:第2週 土曜日(10/14、11/11、12/9、1/13、2/10、3/10) 16:00~17:30
受講料(会員): 3か月 6回 16,848円(うち消費税額1,248円)
テキスト:『人を育てるアドラー心理学』(岩井俊憲著、青春出版社、税抜1380円)

◆今日(8月29日)からは220冊入荷する『男と女のアドラー心理学』を拡販キャンペーンにご応募くださった方々に続々と発送手配をします。
一人で『男と女のアドラー心理学』を40冊もご注文くださった方もいらっしゃいます。

なお、『男と女のアドラー心理学』拡販キャンペーンの概要は、次のとおりです。

1.『男と女のアドラー心理学』を5冊以上、加えてヒューマン・ギルドで扱う本を合わせて10冊以上を単位としてご注文くださる方(会員限定)に次の特典を用意しました(9月15日まで、送料サービス))。
(1)『男と女のアドラー心理学』を1冊贈呈いたします。
(2)ご注文の冊数を定価の1割引きでご提供します(『男と女のアドラー心理学』ならば@1,512円のところ@1,360円)
(3)必要ならば、岩井のサインを入れさせていただきます。
2.拡販策にご協力いただく方法として『男と女のアドラー心理学』を
(1)フェイスブック、ブログでご紹介をお願いします(必須)。
(2)アマゾンでの書評を期待しております。

私はこの本を、まずは10万人の読者に届けたいと思っています。

お力添えのほどよろしくお願いします。

<お目休めコーナー>8月の花(25)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月17日)の10:00~17:30は補講の2名を含めた26名の受講者により アドラー・カウンセラー養成講座 の2日目を行っていました。

メインは、「ライフスタイル調査表」をもとにした情報収集でした。

私がMさんをクライアントとしてモデルを示し、その後2人一組でやり取りしてもらいました。

収集後は、この方法についての質問が相次ぎ、計画していたカウンセリング演習ができなくなったほどです。

それだけ受講者の熱意のほどが伝わってきました。

 

さて、ヒューマン・ギルドの過去のメルマガに書いた原稿をブログに転載する第12回目です。

アドラー心理学で発想したら(12):全体論(1)

自己決定性、目的論に続くアドラー心理学の基本的な考え方(「基本前提」と言うことがあります)の3つめは、全体論です。

全体論の立場について、次のような表現で説明しています。

(1)理性と感情、意識と無意識、肉体と精神は、一見すると矛盾した方向を辿るように思われるが、それぞれは、相補的な(お互い補い合う)ものである。
(2)その意味でパーソナリティには統一性がある。

とは言うものの、日常生活を振り返ると、「わかっちゃいるけどやめられない/取り組めない」というようなことがたくさんあります。

個人的な演習として「わかっちゃいるけどやめられない」「わかっちゃいるけど取り組めない」のそれぞれをできるだけたくさん列挙してみましょう。
おそらく、5つずつくらいは数え上げられるのではないでしょうか?

ここに書いてみましょう。

1.

2.

3.

4.

5.

 

 

書いてみていかがでしたか?
「やめられない」「取り組めない」ことが実にたくさんあることに気づかれたかと存じます。
ところで、私が次のようにコメントしたとしたら、どう受け止めますか?

「やめられない」「取り組めない」ことを、自分の制御不可能な環境・習慣・能力のせいにし、“I can not・・・”(「できない」)と表現することがあります。
しかし、本当に「できない」のかというとそうでもなく、同じ環境でもチャレンジしている人がいるし、習慣を作り上げたのも自分自身であるし、能力も試していないので未知数ということに行きあたります。 

そう捉えてみると、“I can not・・・”(「できない」)よりも“I will not・・・”(「しようとしない」)のほうがより適切な表現になり、責任逃れができなくなります。

◆「アドラー心理学で発想したら」シリーズの1回目から11回目は、次のとおりです。

1回目 5月12日 自己決定性(1)
2回目 5月15日 自己決定性(2)
3回目 5月19日 自己決定性(3)
4回目 5月28日 自己決定性(4)
5回目 6月1日 自己決定性(5)
6回目 6月8日 自己決定性(6)
7回目 6月14日 目的論(1)
8回目 7月1日 目的論(2)
9回目 7月7日 目的論(3)
10回目 7月11日 目的論(4)
11回目 8月1日   目的論(5)

<お目休めコーナー>8月の花(24)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月26日)の午前中は、1カ月ほど封印していた カウンセリング を行いました。

カップル・カウンセリングで、私の得意領域の1つです。

このカップル・カウンセリングの体験は、8月29日(火)に大量に入荷する『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)随所に強みとして発揮されています。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

この本の5章の「岩井流・良好なパートナーシップを続ける極意」には相互尊敬・相互信頼をベースとしたカップルの再生の基本的な態度として書いています。


さて、13:30~19:00は満員の24名の受講者を集めて アドラー・カウンセラー養成講座 を行っていました。

受講者は アドラー心理学ベーシック・コース  などの仲間を見つけては、すぐ安心感を持って居場所を作っていました。

スタートしてからすぐに「アドラー・カウンセラー養成講座 3つの心構え」として(1)守秘義務、(2)自分のライフ・スタイルに直面を! (3)積極的なフィードバックを! の3つを徹底しました。

アドラー心理学の基本的な考え方をおさらいし、「観察」を重視した感覚タイプ、カウンセリングのミニ演習を行いました。

講座が終わってからは、半分近くの人たちが「竹ちゃん」に向かっていったようです。

最初から和気あいあいの アドラー・カウンセラー養成講座 でした。

今日は、補講の方2名を加えて「ライフスタイル調査表」の情報収集に取り組みます。

◆ヒューマン・ギルドでアドラー心理学を学んで今後に活かす方法は こちら をご覧ください。

<お目休めコーナー>8月の花(23)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月25日)は、8月末に 会員 向けに発信するニュースレターの完成に力を注いでいました。

投稿者が11人もいる、今までで最高レベルの紙面になりました。


そのうち5人(私を含む)がご自身の本の紹介をしています。

私は「巻頭言」の「未来を拓くヒューマン・ギルドの新たな展開」で『男と女のアドラー心理学』拡販キャンペーンを次のとおり打ち出しています。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

(1)『男と女のアドラー心理学』を5冊以上、加えてヒューマン・ギルドで扱う本を合わせて10冊以上を単位として同一送り先指定でご注文くださる方(会員限定)に次の特典を用意しました(9月15日まで、送料サービス、入庫次第お送りいたします)。
1) もれなく『男と女のアドラー心理学』を1冊贈呈いたします。
2)ご注文の冊数を定価の1割引きでご提供します(『男と女のアドラー心理学』ならば@1,512円のところ@1,360円)
3)必要ならば、岩井のサインを入れさせていただきます。

(2)拡販策にご協力いただく方法として『男と女のアドラー心理学』を
1)フェイスブック、ブログ等SNSでご紹介をお願いします(必須)。
2)アマゾンでの書評を期待しております。

10冊単位で仕入れが困難な方も、今度産み出される『男と女のアドラー心理学』の健全な育成にご尽力のほどよろしくお願いします。

※『男と女のアドラー心理学』1,400円+税は1冊からでも販売、発送いたします。
1冊送料240円、2~3冊送料360円、4冊510円、5冊(7,000円)以上からは送料サービス。他の書籍と合わせてご注文下さい。
※ご注文方法 メール: info@hgld.co.jp Fax:03-3235-6625 電話:03-3235-6741
(種類と冊数が多い場合はメールかFaxをご利用いただけると助かります)
ご注文をお待ちいたしております。
※ヒューマン・ギルドの販売書籍はウェブサイト https://www.hgld.co.jp/products.html からご確認下さい。


さて、読書の秋に備えてアドラー心理学に関心のある方への必読本の紹介です。
ヒューマン・ギルドにも在庫がございます。

『アドラーと精神分析』(和田秀樹著、アルテ、1,800円+税)

アドラーと精神分析
和田 秀樹
アルテ

著者は、フロイトの流れを汲む自己心理学の第一人者の精神科医(国際医療大学大学院教授)で、著書600冊以上の和田秀樹氏。

「にわか勉強を始めた」アドラーの理論や実践法をかっちりものにしています。

この本の結論は、次の記述です。

精神分析とアドラー学派は、ある意味、対立しているように見えながらも、実際にはお互いが影響し合い、発展してきたと言ってよい。
そして、精神分析の中で生き残っている学派も精神分析から別れた学派も含めて、心理療法の有力な理論のほとんどすべてにおいてアドラーの理論が影響を与えているという点は非常に驚くべきことである。
(第2章 「初期精神分析とアドラーの決別」 P.66)

和田氏は、今では当たり前になっている治療者と患者の対等の関係性を称え、「現代の精神分析は、そのアドラーの先見性を追いかけていると言ってもよいように思われる」と書いています。

内容の大部分は、フロイトがアドラーと決別後に自分の理論のモデルチェンジを行ったことから現代の精神分析まで大部分が精神分析の理論ですが、アドラー心理学のカウンセリングに関心のある方なら読んでおかなければならない本です。

章立ては次のとおりです。

第1章  精神分析の基礎理論
第2章  初期精神分析とアドラーの決別
第3章  精神分析とリアルな人間関係
第4章  性の問題について
第5章  意識と無意識
第6章  共感の位置づけ
第7章  劣等感をどう見るか
第8章  アドラーと現代精神分析(特に自己心理学)、ポストモダンの精神分析

<お目休めコーナー>8月の花(22)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月24日)は10:30~12:00に早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校で「オープンカレッジ」 「勇気づけの心理学:アドラー心理学の実践」の第4回目を担当していました。

受講者同士が親しくなって、私を含めた15人でランチに行きました。

冬季学期は、「より豊かなライフスタイルで生きる:アドラー心理学の実践」(1月18日から3月18日までの6回)で担当します。

なお、よみうりカルチャー荻窪  では、10月から「人を育てるアドラー心理学」のタイトルで講座を担当することになりました。

私が初回、2回目以降を金井 津美さんが講師を務めます。

日 時:第2週 土曜日(10/14、11/11、12/9、1/13、2/10、3/10) 16:00~17:30
受講料(会員): 3か月 6回 16,848円(うち消費税額1,248円)
テキスト:『人を育てるアドラー心理学』(岩井俊憲著、青春出版社、税抜1380円)


17:30には 小倉 広さん(株式会社小倉広事務所 代表取締役)が「今日、出版社から到着したばかり」という『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』(ダイヤモンド社、1,600円+税)をわざわざお届けにお越しでした。

アルフレッド・アドラー
一瞬で自分が変わる100の言葉
小倉 広
ダイヤモンド社

21万部のベストセラーの前作『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社、1,600円+税)の初版の倍近くの冊数からのスタートで、かなり出版社も力を入れていることがわかります。

アルフレッド・アドラー
人生に革命が起きる100の言葉
小倉 広
ダイヤモンド社

小倉さんは、アルフレッド・アドラーの本をかなり丹念に読みこなしていて、その成果がこの本に込められています。

小倉さんは、ヒューマン・ギルドのニュースレターの9月号に著者ご自身による本の紹介をしてくださいます。

ヒューマン・ギルドでも仕入れることにしました。


その後は、神楽坂の「酒葵」に向かい、そこで 戸田 久実さん(アドット・コミュニケーション株式会社 代表取締役)、渡邊明督さん(株式会社 JTBコミュニケーションデザイン トレードショー事業部 事業推進局 局長)と暑気払いをしたのですが、戸田さんを交えた集合写真を撮るのを忘れていたことに気づきました。


(フェイスブックから借用)

アチャー!!

でも、楽しかったです。

<お目休めコーナー>8月の花(22)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月23日)の午後は、市ヶ谷の CS研究フォーラム に出向き

タイプ別お客様対応法

という珍しい研修を行ってきました。

カウンセリングの知見をお客様対応に生かそうとする試みです。

その後は、近くの五番町鍼療院に行き、1時間半ほど整体による体ほぐしをしてもらいました。
だいぶ先週の入院疲れが残っていたようです。


さて、「愛と結婚の心理学:ドライカースの言葉」シリーズの第9回目です。

今までの第1回目から第8回目までは次のとおりです。

第1回目 6月7日  パートナーとの協力
第2回目 6月13日 愛の定義
第3回目 6月17日 性教育について
第4回目 6月22日 セックスの3機能
第5回目 6月28日 完全を求める相手選び
第6回目  7月8日 カップルの間にも共同体感覚
第7回目 7月20日 嫉妬
第8回目 7月26日 嫉妬の目的と対処法

人はどのように愛するのか
―愛と結婚の心理学 (Adlerian books)
Rudolf Dreikurs,前田 憲一
一光社

ルドルフ・ドライカース著の『人はどのように愛するのか-愛と結婚の心理学』(前田憲一訳、一光社、2,000円+税)をテキストとして第6章の「嫉妬」からのドライカースの言葉です。

前回はパートナーの「嫉妬」にどう対応するかがテーマでしたが、今回は自分自身の「嫉妬」の感情をどう克服するかがテーマです。

ズバリ! 克服のための自分自身への問いかけは次のとおりです。

・嫉妬の本当の意味を洞察するには、自分の実際の目的を吟味することが必要です。
もっと相手からの注目が欲しかったのか?
権力や威厳を相手に誇示したかったのか?
相手を傷つけたかったのか?
結婚生活の失敗の言い訳をしたかったのか?
このような自分の目的や、それに基づく自分の感情を受け入れた後にだけ、自分を助けることができます。
P.191 ~192

ドライカースは、感情の原因でなく目的にフォーカスします。

「自分は感情の主人公である」という自覚のもとに自分から改善が始まることを理解すべきことを強調し、次のヒントを与えてくれています。

・結婚生活でどのような問題に直面しても、建設的な解決を導く唯一の質問は「私に何ができるか?」なのです。
P.193

そして、この章の最後の次の言葉で勇気を与えてくれます。

・勇気ある者にとって問題は、解決するためにあります。
改善するためにこの難問に挑戦しましょう。
相手に要求ばかりしていないで、もっと幸福に一緒に仲良く暮らすことを学びましょう。
P.196


ところで、8月29日(火)に大量にヒューマン・ギルドに入荷し、アマゾンでも9月1日から発売(一般書店では9月4日以降)の『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)は、序章の「ある夫婦の結婚と別れ」で夫に対する嫉妬がもとで離婚してしまった元看護師の手記からいきなり始まります。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

私はこの嫉妬の着想を『どうすれば幸福になれるか 下』(岩井俊憲監訳、一光社)から得ました。

その後、どう展開するかは、読んでのお楽しみに。

 <お目休めコーナー>8月の花(21)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月22日)は 公益財団法人 関西生産性本部 様が用意してくれた大阪の迎賓館と称される リーガロイヤルホテル で目覚めました。
豪華ホテルでツインのシングルユースでした。

朝食もゆったり。

庭を見ながら時間をかけていただきました。

 リーガロイヤルホテル に9:00に別れを告げて、堂島川を渡って徒歩でJR福島駅へ。

甲賀彩香さん と合流、途中から 梶田恵子さん も待ち受け、Mom's Lagoon へ。

そこで梶田さんにも力を借りながらじっくり 甲賀彩香さん の教育分析を行いました。


(甲賀さんご提供)

なお、 アドラー・カウンセラー養成講座 を終えた人が受ける教育分析のことは、梶田さんが 人を見るセンスと言葉と勇気づけ と題してブログに書いていらっしゃいます。

8月24日は、梶田さんのお誕生日。
甲賀さんは、ケーキをご持参でした。

3人で「ハッピーバースデイ」を歌って祝福しました。

朝からずっと満ちたりた気分でした。


12:20新大阪発の新幹線で東京に向かい、16:25には、ヒューマン・ギルドに 内田若希さん (九州大学大学院講師)をお迎えしました。

内田さんは上梓されたばかりの『自己の可能性を拓く心理学』(金子書房、2,300円+税)をわざわざお届けくださいました。

自己の可能性を拓く心理学:
パラアスリートのライフストーリー
内田若希
金子書房

帯には、この本のエッセンスを表す次の言葉が書かれています。

「真の障害」からの脱却とはなにか?

人生を揺るがす喪失体験に直面した人々。
彼らの自明視してきた日常の喪失と新たな人生の再構築のストーリーは、多くの人々の「生き方の指針」となる。
障害の有無にかかわらず、自己の可能性を拓く心のあり方を描きだす。


ヒューマン・ギルドで アドラー・カウンセラー養成講座 も学ばれた内田さんからは、この本に込められた「真の障害」の意味、パラアスリートの「喪失のストーリー」への思いをしっかりとお聞きしました。

この本の「あとがき」に感謝の言葉を書いていただいた私自身もじっくりと読みこなすつもりです。

なお、ヒューマン・ギルドの9月号のニュースレターでは、内田さんご自身がこの本の紹介をされます(ヒューマン・ギルドでも取り扱うことにします)。

内田さん、ありがとうございました。

大阪でも東京でもヒューマン・ギルドで学ばれている 会員 の方々から私自身が「人儲け」のありがたみを感じた1日でした。

◎「ヒューマン・ギルドの 会員 になっても金儲けにはつながりませんが、人儲け(自分自身の心と人脈が豊かになること)はできます」(Websiteの「会員特典」に書かれた言葉)

 <お目休めコーナー>8月の花(20)


(リーガロイヤルホテルのロビーの花)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月21日)は、朝から『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)に 近刊予告:『男と女のアドラー心理学』(3)―10単位キャンペーン をもとにして8月29日(火)に大量にヒューマン・ギルドに入荷する旨のご連絡がキッカケとなったのか、40冊、20冊の単位のご注文が入り、びっくりしました。

ありがとうございます。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

8月29日(火)に220冊入るのですが、すぐ品薄になってしまいまそうです。

午後は大阪に移動し、19:00~21:00に大阪工業大学 梅田キャンパス(OIT梅田タワー)2階の会場で 公益財団法人 関西生産性本部 撰壇塾 で講演を行いました。



タイトルは

人と組織を活性化させる、アドラー流マネジメント術を学ぶ

でした。 

講演を柱を次のとおりとして、

110人の参加者(大企業の管理者、中小企業の経営者、労働組合の幹部など)を対象に2人一組で討議・演習を交えながら進めていきました。

先週の入院のリハビリ途上でまだ体調は本調子ではありませんが、そのことでかえって細やかな対応ができた感じがします。

講演を21:00にピタッと終えてから10人近くの方が質問や名刺交換にお越しでした。

また、以前からお知り合いの方がお2人ほどお見えでした。

レジュメの中に 大阪開催「感情のコントロール法」セミナー のチラシも入れていただきました。

日時:10月28日(土)13:30 - 16:15
場所:OMM〔大阪マーチャンダイズマート〕ビル1階「グラン101」ホール
主催:大阪アドラー心理学研究会


なお、9月からは各方面でさまざまな講演・研修を行います。

その中の1つとして よみうりカルチャー荻窪  のWebsiteに 私と金井 津美さん が講師を務める 人を育てるアドラー心理学  が掲載されました。
ご覧ください。

日 時:第2週 土曜日(10/14、11/11、12/9、1/13、2/10、3/10) 16:00~17:30
受講料(会員): 3か月 6回 16,848円(うち消費税額1,248円)
テキスト:『人を育てるアドラー心理学』(岩井俊憲著、青春出版社、税抜1380円)を書店で購入してください。

 <お目休めコーナー>8月の花(19)

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(8月19日)、昨日(8月20日)と夏季スタート アドラー心理学ベーシック・コース  を行っていました。

従来は、多くは前半、一部後半を 永藤かおるさんに担当してもらっていましたが、久しぶりに全4日間を私が担当することになります。
今後、ヒューマン・ギルドで行う アドラー心理学ベーシック・コース  は、このパターンになります。

受講者の2/3ほどが『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)を読んでいるように、予備知識が豊富な人たちです。

それだけに、質問も的を射ていて、次にどんな質問が来るのか楽しみでした。
私が「今ここで疑問に思うことをためらわずにその段階でご質問ください」と、「旬の質問」を奨励していたからなおさらかもしれません。
質問によっては、「それは、3日目にやります。お楽しみに」とお答えすることもありました。

講座が始まって2時間くらいすると、今まで知らなかった人たちが、まるで旧知の間柄になっていて、休憩時にフェイスブックの友達申請をし合っている姿も目に付きました。

「講師からだけでなく仲間からも学ぼう」とお伝えしていたこともあるからでしょう。

2日目の「アドラー心理学の基本的な考え方」と「ライフスタイル」については、丁寧にお伝えしました。

とりわけ誕生順位別の性格傾向についての演習は、それぞれの違いが出て面白かったです。

次回の後半がまた楽しみです。

アドラー心理学ベーシック・コース  は、東京コース(土日コース平日コース)だけでなく 宇都宮コース名古屋コース も予定しています。

◆お知らせ:私が渾身の気迫を込めて書き下ろした新作『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)が8月29日(火)に大量にヒューマン・ギルドに入荷する旨のご連絡をいただきました。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

8月18日のブログでお知らせの 近刊予告:『男と女のアドラー心理学』(3)―10単位キャンペーン に則れば、8月中にあなたが手にすることも可能です。
お申し込み受付中です!

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月19日)は、13:00~19:00に26人の受講者を迎えて アドラー心理学ベーシック・コース の初日を行っていました。

講座中は何ともなかったのですが、講座が終わると、どっと疲労感が押し寄せてきました。

そんなタイミングでふと思い出した私の共著本『よい子のお母さんは聴き上手』(PHP文庫、絶版)の第5章「子育てを楽しみましょう」に書いた明治生まれの詩人、竹内てるよの詩を紹介します。

以下はその本からのコピペです。

*****************

この詩は、結婚して男の子を産んだにもかかわらず、体が弱く嫁ぎ先から離縁を告げられ、子どもを置いて出なければならなくなった竹内てるよが、ある心境から我に返って書いた「頬」という詩です。
竹内てるよは、我が子を殺して自分も死のうと赤い紐を手に取って、赤ちゃんの首に巻こうとしたところ、赤ちゃんは、目の前にちらちらする赤い色がうれしかったのかニコッと笑ったのです。

 

  「頬」           竹内 てるよ  


     生れて何も知らぬ 吾子の頬に

     母よ 絶望の涙をおとすな

     その頬は赤く小さく

     今はただ一つのはたんきやうにすぎなくとも

     いつ人類のための戦ひに

     燃えて輝かないといふことがあらう

     生れて何もしらぬ 吾子の頬に

     母よ 悲しみの涙をおとすな

     ねむりの中に

     静かなるまつげのかげをおとして

     今はただ 白絹のやうにやはらかくとも

     いつ正義のためのたたかひに

     決然とゆがまないといふことがあらう

     ただ 自らのよわさといくじなさのために

     生れて何も知らぬわが子の頬に

     母よ 絶望の涙をおとすな

 
     詩集『花よわれらは』 から


(注)「はたんきやう」と書かれた巴旦杏(はたんきょう)というのは、スモモの一品種トガリスモモのことです。 

まさに命の尊厳の極みに直面して書いた詩のような印象が残ります。
おそらくあなたも子どもが泣き叫んだり、授乳中に乳首を噛まれたりしたときに、子どもの首を絞めるとまでは行かなくとも、思わず放り投げたいような瞬間があったかもしれません。
しかし、その一瞬に思い留まってふと我に返ったのは、命の尊厳への大きな気づきがもたらしてくれたものかもしれません。

だとすると、あなたは、小さな命の段階から子どもに限りない尊敬の念を抱いていたにほかなりません。

子どもの不適切な行動が気になったり、子どもを愛せないと思うようになったりしたときは、是非、命の誕生と慈しみの原点に立ち返ってみてください。
きっと尊敬の再確認ができるはずです。

*************************

(注)竹内てるよさんの名が再びにわかに全国版の新聞紙面をにぎわしたのは、2002年9月29日、スイスのバーゼルで開かれた国際児童図書評議会創立50周年記念大会で、美智子皇后が「頬」を(ご自身の英訳で)スピーチの中に引用してからです。

<お目休めコーナー>8月の花(17)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月18日)は、体がピンピンしていたことと、5時前に起きてしまったことで、個室で仕事をしていました。
まるでホテル並みの環境でした。

午前中にカミさんの協力を得ながら諸手続きをして退院しました。

多くの人たちに支えられている感じがしました。
ありがとうございます。


さて、アドラー心理学では比較的出版物の少ない分野のカウンセリング/心理療法の本2冊の紹介です。
分担執筆に関わる8人は、すべてヒューマン・ギルドの会員です。

『アドラー臨床心理学入門ーカウンセリング編』(山口麻美編著、アルテ、1,800円+税)

アドラー臨床心理学入門
―カウンセリング編
山口 麻美
アルテ

『臨床アドラー心理学のすすめ』(八巻 秀・深沢 孝之・鈴木 義也著、遠見書房、2,000円+税)

臨床アドラー心理学のすすめ──
セラピストの基本姿勢からの実践の応用まで
八巻 秀,深沢 孝之,鈴木 義也
遠見書房

両者に共通する点は、臨床心理学部門でアドラー心理学が確かな実績を上げていること、さらには着実な進化を遂げていることです。

『アドラー臨床心理学入門ーカウンセリング編』は、千村クリニックでアドラー心理学に基づくカウンセリングを担当する5人ー 執筆順で山口麻美さん、橋本江利子さん、金井津美さん、梶野 真さん、菊地典子さんー の分担執筆の本です。

編著者の 山口麻美さん が第1部の「アドラー心理学に基づくカウンセリング基礎編」を担当され、山口さんが理論的にも実践的にもアドラー心理学をしっかりと押さえていらっしゃることが伝わってきます。

他の4人の方々も、とても説得力のある文章を書かれ、この本のレベルを高めています。

この本はカウンセリングの本に属します。


それに対して『臨床アドラー心理学のすすめ』は、アドラー心理学とブリーフセラピーの経験豊富な3人(全員が臨床心理士)による、どちらかと言えば心理療法の本です。

ユニークな点は、ものの見方(第1章)から始まり、その後はステップを追って「関わり方」(第2章)、「見立て」(第3章)、介入(第4章)、連携(第5章)と続き、Q&A(第6章)が入り、そして最後は立教大学名誉教授で、コミュニティ心理学と共にアドラー心理学にも造詣が深い箕口雅博氏と3人の座談会(第7章)で締めるという、心憎い構成の本です。

まさにサブ・タイトルの「セラピストの基本姿勢からの実践の応用まで」が身につく本だと言えるでしょう。

この本の内容については、執筆者の一人の深沢孝之さん(心理臨床オフィス・ルーエ代表、臨床心理士、シニア・アドラーカウンセラー)がヒューマン・ギルドの9月度のニュースレターでも紹介してくれますので、お楽しみに。

2冊ともアドラー心理学のカウンセリング/心理療法を学ぶためには必読書です。
また、ヒューマン・ギルドにも在庫がございます。
10単位キャンペーンに合わせてご注文を!

<お目休めコーナー>8月の花(16)

 
(娘が持参の花)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月17日)、やって病室から東京スカイツリーがそこそこ見えました。

月曜日(14日)から見えたはずだったのですが、曇りや雨でほとんど姿を現していませんでした。

いよいよこの病室とも今日の午前中でお別れです。


さて、Yahooニュースを見ていたら、「旦那を捨てたいんですけど…」 横浜市のごみ分別ボットの答えが的確すぎる が目に入り、思わず笑ってしまいました。

そこでは、アルマン・サラクルー(フランスの劇作家、1899~1989)の名言

人間は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する。

が紹介されていました。

だとすると、結婚・離婚・再婚経験者の私は、サラクルーの言葉からすると、判断力も忍耐力も記憶力も欠如した人間ということになります。
しかし、代わりに結婚生活に関する知識と知恵は人一倍あります。
さらに、カップル・カウンセリングの経験が豊富です。

そんな私が渾身の気迫を込めて書き下ろした新作が『男と女のアドラー心理学』(岩井俊憲著、青春出版社、1,400円+税)です。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

Amazon では、9月1日からの発売にも関わらず、昨日は 女性学 > ジェンダー 部門それぞれ1位のランキングでした。
ご予約くださった方々のお陰です。
ありがとうございます。

内容は、次のとおりです。

男女がなぜ、すれ違ってしまうのか?
男脳/女脳の違いだけじゃ語れない、恋愛関係、夫婦関係、家族関係…すべての男女間のすれ違いをアドラー心理学が解決。

カップルにありがちな10のケースを結婚・離婚した医師と看護師の手記で挟み、最後は「岩井流・良好なパートナーシップを続ける5つの極意」で感動的に幕を下ろします。

この本を多くのカップルに届くようヒューマン・ギルドでは『男と女のアドラー心理学』拡販キャンペーン を昨日19:00配信のメルマガで打ち出しました(一部内容を修正しています、1.-(1)の部分)。

1.『男と女のアドラー心理学』を5冊以上、加えてヒューマン・ギルドで扱う本を合わせて10冊以上を単位として同一送り先指定でご注文くださる方(会員限定)に次の特典を用意しました(9月15日まで、送料サービス、入庫次第お送りいたします)。
(1)もれなく『男と女のアドラー心理学』を1冊贈呈いたします(先着20名様には、書店より先行して著者用に届く本をお送り可能)。
(2)ご注文の冊数を定価の1割引きでご提供します(『男と女のアドラー心理学』ならば@1,512円のところ@1,360円)
(3)必要ならば、岩井のサインを入れさせていただきます。

2.拡販策にご協力いただく方法として『男と女のアドラー心理学』を
(1)フェイスブック、ブログ等SNSでご紹介をお願いします(必須)。
(2)アマゾンでの書評を期待しております。

10冊単位で仕入れが困難な方も、今度産み出される『男と女のアドラー心理学』の健全な育成にご尽力のほどよろしくお願いします。

※『男と女のアドラー心理学』1,400円+税は1冊からでも販売、発送いたします。
1冊送料240円、2~3冊送料360円、4冊510円、5冊(7,000円)以上からは送料サービス。
他の書籍と合わせてご注文下さい。

※ご注文方法 メール: info@hgld.co.jp Fax:03-3235-6625 電話:03-3235-6741
(種類と冊数が多い場合はメールかFaxをご利用いただけると助かります)
ご注文をお待ちいたしております。

※ヒューマン・ギルドの販売書籍はウェブサイト https://www.hgld.co.jp/products.html からご確認下さい。

ヒューマン・ギルドへの入荷状況、書店での販売タイミングは、以下のとおりです。

8月28日(月)ヒューマン・ギルドに著者用見本が到着、先着20名はここから贈呈
9月1日  (金)アマゾンで発売開始、ヒューマン・ギルドに大量入荷
9月4日  (月)一般書店に並び始め、ヒューマン・ギルドで発送開始(10単にご発注分)

<お目休めコーナー>8月の花(15)

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今日は。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月16日)は、入院の主目的の日でした。

5:45に起床。

6:00までに手早く洗面、歯磨き、着替えなどを済ませ、6:15からの点滴に備えました。

点滴は連続15時間ほどになりました。

7:30ごろ2人の女医さんがお見えになり、尿道から管を入れました。

これが痛いこと痛いこと。

担当のK先生が、うちのカミさん ―私ではありませんぞ― 曰く、「ミス〇〇医大」と名付けたくらいの美人だったからよかったものの、男性医師ならば「殴ってやろう」と思ったほどでした。
これは、その先生の処置室にストレッチャーで運ばれる途中でお伝えしました。
苦笑いしておられました。

処置室では、3本のカテーテルを股間の付け根から挿入。

腎臓・副腎の部位を2時間半かけて調べられました。

検査後、4時間安静。
累計すると、9時間半、寝返りを打てずに上向きで寝ているのは、多動の私にとって辛いことでした。

ただし、CDプレイヤーをカミさんに持ってきてもらっていたので、数枚分の音楽を聴くことで安静時の数時間寝ていられたのは幸いでした。

検査を担当したM先生を含む5人が夕方に来室。
順調に推移していることが伝えられました。

ついていたのは、夕食時です。

ナースのHさんが食事を運んでくれたのです。

カミさんと私は、前回の入院時にHさんの笑顔にどれだけ勇気づけられたか、そして今日も、担当でもないのに、ストレッチャーからベッドへの私の移動を自ら名乗り出て手を貸してくれたことに心からの感謝をお伝えしました。

本当に今回も、医療チームのお陰で恵まれた入院生活が送れていることと併せて、多くの方々がお見舞いのお言葉をくださっていることに対して感謝をお伝えします。

8:00~18:00まで10時間付き添ってくれたカミさんは、家に帰ってから「今日は本当にお疲れ様でした。『痛みに耐えて頑張った!感動した!』(どこかで聞いたね)」というメールをくれました。

ありがたいことでございます。


◎Amazonでは『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)の画像も出て、9月1日発売として予約受付をしているようです。
 https://www.amazon.co.jp/dp/4413230523

ヒューマン・ギルドでは、8月17日(木)19:00配信のメルマガでこの本の拡販キャンペーンを打ち出します。
お力添えをどうぞよろしくお願いします。

<お目休めコーナー>8月の花(14)

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