アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

私は常々、「勇気」「元気」「本気」「活気」「やる気」の5つの「気」が今ほど求められている時代はない、と言っています。

強いてもう1つの気を加えるとしたら、「根気」でしょうか。


ある瞑想に関する本でこんなことを読んだことがあります。

ある人が仲間にインドの有名な瞑想指導者のところに行くことを提案しました。

「インドまではねー、せめて日本に来てくれたら」

その瞑想指導者が来日するので、ある人は同じ人を誘いました。

「え、大阪? 東京なら行けるんですが・・・」

おそらくこの人は、瞑想指導者が東京に来ても、日程が合わないということで行かないでしょう。


本当に大切だと思ったら、本気になることです。

本気になることは、言い訳を遮断すること、リスク・テイキングすること、そして、自分自身が当事者になることです。

本気になれば、何かが変わるはずです。


周囲に本気な人がいると、評論家気分ではいられないのです。

本気な人は、周囲の人を巻き込み、周囲の人まで本気にさせてしまいます。 

 

<お目休めコーナー> マレーシアの海で⑤

 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

恋文にまつわる、ある青年の話。

この青年はラブ・レターで苦い思い出があった。
中学3年生から好きだった女の子と文通していた。
が、である。
この青年、もらった手紙に赤い字で添削して返すような、まったくデリカシーに欠けるような男だった。
高校1年生の7月のある日、彼女から分厚い手紙をもらった。
別れの手紙だった。おまけにその手紙には、彼女が本当に好きなのは、この青年(当時は少年)の無二の親友M君だ、と書いてあった。
青年は、ショックのあまり夜も眠れず、とうとう急性腎炎にかかり、1カ月の間入院した。

青年は、手紙にトラウマを持った。
青年が書くのは、手紙から相手のいない日記に替わった。

この青年に6年ぶりに彼女ができた。
無器用なこの青年は、大学4年生の5月に彼女に宛ててラブ・レターを書いた。
そこには、大学時代にドイツ語の授業で暗記したハインリッヒ・ハイネの詩を原文のドイツ語と日本語訳で添えていた。

ハインリッヒ・ハイネの詩集「いと麗(うるわ)しき五月」

Im wunderschonen Monat Mai

Im wunderschonen Monat Mai,
Als alle Knospen sprangen,
Da ist in meinem Herzen
Die Liebe aufgegangen.

Im wunderschonen Monat Mai,
Als alle Vogel sangen,
Da hab ich ihr gestanden
Mein Sehnen und Verlangen


いと麗しき五月
なべての莟(つぼみ)、花とひらく
いと麗しき五月の頃
恋はひらきぬ
我が心に

諸鳥(もろどり)のさえずり歌う
いとも麗しき五月の頃
われうちあけぬ かの人に
わが憧れを
慕う想いを


(注)ここで、3分弱、シューマンの 「詩人の恋」 をお聴きください。


青年の恋が実った。
青年は、100キロ離れた彼女にせっせとラブ・レターを書いた。
彼女からも返事が来た。
青年は、手紙が待ち遠しかった。
電話もない築50年は超えると思われるアパートに住む青年には、手紙がもっとも大きな通信手段だった。

3年半の交際を経て、青年と彼女は結婚した。
ラブ・レターを交わすことは、なくなった。
妻となった彼女は、100通を優に超えるお互いのラブ・レターを大事に保管していた。

しかし、傍からは順調に見えた2人の結婚生活は、10年半で破綻した。
保管されていたラブ・レターは、青年のもとから家族や写真と共に消えた。


かつての青年がブログに恋文(ラブ・レター)をテーマにした日記を書きます。 

土日の1日半で『恋文の技術』(森見 登美彦、ポプラ社文庫、620円+税)を読みました。

恋文の技術 (ポプラ文庫)
森見 登美彦
ポプラ社

文庫でも340ページを超えるこの本は、30歳代前半の森見登美彦による、実にふざけた本です。

第1に、百数十通に及ぶと思われる主人公の手紙のうち、好きな女性に宛てたラブ・レターは、たったの1通です。

第2に、『恋文の技術』のタイトルからテクニックを期待している人は、確実に裏切られるでしょう。恋文の技術なんてどこにも書れていません。

強いて探せば、失敗書簡集(出されなかった恋文)の中の「教訓」と記された次の9項目です(これもまたふざけています)。

一、大言壮語しないこと
一、卑屈にならぬこと
一、かたくならないこと
一、阿呆を暴露しないこと
一、賢いふりをしないこと
一、おっぱいにこだわらないこと
一、詩人を気取らないこと
一、褒めすぎないこと
一、恋文を書こうとしないこと

第3に、主人公の大学院生の守田一郎と作者の森見登美彦の文通で12話のうち2話が構成されているのです。

本当にふざけています。でも、何度も何度も笑ってしまいました。

それでいて、第12話の、主人公が思いを寄せる女性宛の手紙の中の次の文章にハッとさせられました。

僕はたくさん手紙を書き、ずいぶん考察を重ねた。
どういう手紙が良い手紙か。
そうして、風船に結ばれて空に浮かぶ手紙こそ、究極の手紙だと思うようになりました。伝えなければいけない用件なんか書いていない。ただ、なんとなく、相手とつながりたがってる言葉だけが、ポツンと空に浮かんでいる。この世で一番美しい手紙というものは、そういうものではなかろうかと考えたのです。


森見登美彦は、「あとがき」に「読者の皆様」に宛てて手紙を書いています。

そこには、こんな一節がありました。

携帯電話や電子メールが普及した昨今、「手紙を書く」という行為はまどろっこしく、時代に逆行するものと見えるかもしれません。しかしながら、そもそも私はまどろっこい男であり、時代に逆行するのも望むところだ。
そういうわけで、こんな小説を書いたのです。


ふざけた小説の『恋文の技術』は、少しばかり気がふさぎがちだった私を笑わせながら、私の苦い体験を懐かしい思い出として想起させ、私たちには、時代に逆行していても、忘れてはならないものがあることを教えてくれました。

強くお勧めです。


<お目休めコーナー> 私がラブ・レターをたくさん出した女性との間にできた社会人の息子がマレーシアの海で撮った写真

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「人おこし」「組織おこし」をメインに、そして情報として、会沢信彦先生(文教大学教授、ヒューマン・ギルド会員)が講師を務める「参加者の満足度を高める体験型研修のコツ」について書きます。

ヒューマン・ギルドでは、5月26日(木)にはプレミアム郵送会員に、27日(金)にはプレミアム・メール会員に6月号のニュースレターを発送(発信)しました。
 

巻頭言では、

「勇気づけで「人おこし」<「家庭おこし」
<「組織おこし」<「地域おこし」<「国おこし」

として、(1)「勇気」「元気」「本気」「活気」「やる気」の5つの「気」が今ほど求められている時代はない、との認識から、まずは、「人おこし」「組織おこし」のプロジェクトを展開し始めること、さらには、(2)ヒューマン・ギルドにご縁のある個人や組織の運営の立場にある人を仲間の力を借りながらも勇気づけしていきたいことなどを書きました。

ヒューマン・ギルドでは、「人おこし」「組織おこし」を2011年度の主力事業の1つとして展開するつもりです。

トライアルは、5月16日(月)に小西彩子さん、森本ひとみさんを対象に行いました。

このことについては、5月17日のブログ 「人」おこす人・おこされる人 をご参照ください。

そして、正式な第1回は、谷鹿監一さん(http://ameblo.jp/charisma-nursery-teacher/、おこされびと)を次の予定で行います。

日 時:6月3日(金)13:00-16:00
場 所:ヒューマン・ギルド 研修室
おこしびととしての参加料金:2,000円
(税・資料込み、参加条件はELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座やアドラー・カウンセラー養成講座の修了者あるいは、近々おこされたいと思っている人)

ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座やアドラー・カウンセラー養成講座に出られた人ならば、私のやっていることをもとに見よう見まねでノウハウを吸収でき、配布するプリント類をそのままお使いいただいて「人おこし」<「家庭おこし」<「組織おこし」<「地域おこし」<「国おこし」のチェインをつなげてることができるようになります。

ちなみに、谷鹿さんは、次のような期待をお寄せです。

人おこしで作っていく「将来の目標へ辿る道」は何となく浮かんでいるので、まだイメージが弱い組織おこしに重点を置いて下さると有り難いです。

当日は、寄ってたかって谷鹿さんの幸せを考え、谷鹿さんを、そして谷鹿さんが構想している組織をおこしてしまいましょう。
申し込み(メールか電話でヒューマン・ギルド宛に)をお待ちしております。


<参考:会員の早川さんがヒューマン・ギルドの6月号のニュースレターに書いてくれた文章のある部分>

「人おこし」に参加して 

実際になにをするのかと言うと、それぞれおひとりずつ3時間ほどの時間をかけて行います。

まずは、先生による公開カウンセリングを通して、その人が本当に求めている将来の姿や目標をあぶりだします。

そのうえで、参加者10名弱がその人のリソースといわれる良い点、強みとなるであろう点を、挙げまくります。

次に、その目標を達成するために、そのリソースをどのように生かすのか具体的な方法を、これまた挙げまくります。

なかには笑っちゃうような(もちろんいい意味で)方法があがったりもするのですが、さすがみなさん勇気づけを学んでいる方々、納得の、素晴らしい方法がいくつもあがります。

そして、たくさん挙がった方法をグルーピングし、全体の構成を整えてみると、将来の目標へたどる道がなんとも可能性にあふれ、分かり易くまとまっているのです。これぞ勇気づけの提案書って感じ。

最後にそれをその人にプレゼンして、感想を聞きます。

1.「人おこしプロジェクト」について詳しくお知りになりたい人は、ヒューマン・ギルドのホームページの「トピックス」から 「人おこしプロジェクト」 をご覧ください。

ご相談・ご用命もお持ちしております。助っ人が何人もいます。

2.当日参加された方々がブログに次のように感想を書いておられます。ご参照のほど。

森本ひとみさん ☆抱えきれない愛情☆
http://ameblo.jp/happy-gifts/entry-10895740142.html
森崎千秋さん 人おこしの面白さ
http://blog.goo.ne.jp/robin1023/e/
aa1a3ad66d737b1d396c5fb2e56a603b

永藤かおるさん 寄ってたかって幸せを考える
http://ameblo.jp/kowloon73/entry-10893992876.html
関谷剛一さん 「人」おこす人・おこされる人
http://ameblo.jp/d513/entry-10894379196.html 

 

◎お知らせ:めったにない企画です。お勧めです。ご都合のよろしい方は、是非

 会沢信彦先生による「参加者の満足度を高める体験型研修のコツ」
―講師、人前で話す機会のある方への特別セミナー

日 時 :6月10日(金) 19:00~21:00  

会 場 :東京芸術センター 9F 会議室 3 (北千住駅 徒歩7分) 
http://www.art-center.jp/tokyo/ 

参加費 : 3,000円 事前振込(振込先はお申込み後にお知らせします)
 (空きがある場合は 当日参加 3,500円で承ります)

定 員 :30名

主 催 :ヒーリングルーム フィナンシェ (チャネリングKarl Tonami) 

協 賛 :スピリチュアルTV

チャネリングKarl Tonami HP http://karl-3.com のお申込みフォームから承ります。
パソコン用お申込みフォーム  https://ws.formzu.net/fgen/S97516251/
携帯用お申込みフォーム     https://ws.formzu.net/mfgen/S97516251/

お申込みフォームが利用できない方は下記の内容をご記入の上
メール tonami@karl-3.com または FAX 048-925-3888 にて


このたび会員になられた友波 駈(本名・高武由美子)さんからの情報です。


<お目休めコーナー> マレーシアの海で③

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(5月27日)は、夕方まで何となく気分がパッとしない日でした。

自分には、3つの要因がわかっていました。

1つは、5月25日の晩に10年に1度くらいの感情的になる出来事があったからです。

2つめは、「まねきびと」の、会社を活気づける人が1日いなかったことです。オフィスはとても静かでした。

3つめはきっと、梅雨入りの影響を受けたのでしょう。

昨日の新聞の夕刊によれば、5月27日に関東甲信と東海の各地方が梅雨入りし、これは、統計を取り始めた1951年以降で、関東甲信が2番目、東海が3番目の早さだそうです。

また、台風の影響を受けて、このところ雨が多いですね。

久しぶりの2日間連続でお休みの土日は出かけずに、作務衣を着て家で過ごそうと決めました。


さて、ヒューマン・ギルドに モバイル会員登録 をされている方々を対象に5月25日にメールマガジンを発行しました。

私は、この中で巻頭言としてずっと、「愛と結婚についてのケース・スタディ」を書いています。もう11回目になりました。

その11回目の「男のやさしさ」について、ヒューマン・ギルドの会員のスーママさんこと高橋直子さん(アドラー東北 ・ヒューマンケア代表)がmixiの日記で

ヒューマン・ギルド携帯サイトより「男の優しさ」じゃと。

を書いておられます。
そのまま転載させていただきます。

・・・・・・・・・以下転載・・・・・・・

1.岩井俊憲の「愛と結婚についてのケース・スタディ」(11)
  ―「男のやさしさ」

「お砂糖は1つね」。典子は、優一の頼んだコーヒーに、いつものようにシュガー・ポットから砂糖を入れました。このやり取りは、新婚当時以来いまだに変わりません。
「調子はどうなの?」。優一は、典子の健康を気遣います。

この2人、実はもはや夫婦ではありません。しかし、月に2-3回は、2人が独身時代によく行っていた喫茶店で落ち合います。

離婚を言い出したのは、典子の方でした。予備校講師の仕事でブレイクした彼女は、家庭との両立が難しくなり、優一に離婚を申し出て、受け入れられたのです。

離婚後の典子は、気分の変動が激しく、薬を大量に飲んだり、号泣したり、寂しさを訴えたりすることがあります。優一は、その度に花束を持って典子の部屋を訪ねたり、相談に乗るために喫茶店に出向いたりします。さらに優一は典子のために、部屋が陰気だからと明るい色のカーテンに替えてあげたり、地デジ対策用にテレビを買い換えたりしてあげています。

さて、あなたは、やさしさに満ちた優一のことをどう思いますか? また、離婚しても優一を頼り続ける典子のことをどう思いますか?

********

これは優しさというよりも「ご機嫌とり」に近いかも。
離婚した妻に執着する必要はない。

あなたはいらないと言われたも同様できっぱりと腐れ縁を切るべき。
「きらいで別れたわけじゃない」という言い訳をしそう。
「目を覚ませ!!」と私は言ってしまうことだろう。

妻の典子は、「自分に都合のいい男」として優一を利用しているだけ
自分の都合で自分から離婚を申し出たなら、自力でやりなはれ!

*********

と少々厳しいですかな。(^^)

「ああ勘違い」の関係は、どろどろの人間関係を生むのだ。 

・・・・・・転載終わり・・・・・・・・
 

今日は確か仙台でSMILEを開催する高橋さんのご意見は、とても参考になります。

ところで、あなた。どう思われますか?


(注)ヒューマン・ギルドのモバイル会員用のメールマガジンの記事は、3月4日のブログをご参照ください。
   ↓
「初めてのメールマガジン(ご挨拶)」発信

<お目休めコーナー> マレーシアの海で③

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

高校時代に陸上競技部に所属していて、猛練習の後、高校から自宅までの、たった5分間の道筋で口ずさんでいた曲があります。

ボロディンの『イーゴリ公』の中にある「ダッタン人の踊り」という曲です。

前方にそびえる男体山を仰ぎながらこの曲を口ずさむと、なんとなく疲れが遠ざかるような感覚がありました。


一昨日の晩から、私はある曲を口ずさんでいます。

シベリウスの交響詩「フィンランディア」です。

私の持っている下のCDの解説では、当時のフィンランドがロシアの圧制に苦しみながらも、独立的な気運に激しく燃えていて、そのための精神を高揚させる愛国的な曲がこの「「フィンランディア」だと言われています。

シベリウス:管弦楽曲集
シベリウス,サージェント(サー・マルコム),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,BBC交響楽団
EMIミュージック・ジャパン

疲れを癒すため、精神を高揚させるため、気分を落ち着かせるため、私は無意識のうちに目的にあった曲を口ずさむクセがあるようです。

音楽を口ずさむことには、自己勇気づけの効果があります。

 

<お目休めコーナー> マレーシアの海で②

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

6月のアドラー心理学ゼミナールで仏教の話をするために、昔読んだ仏教の本を読み返しています。

その中で『仏教百話』という本の中に「耕田経」の「智慧は我が耕す鋤(すき)なり」という箇所があります。

仏教百話 (ちくま文庫)
増谷 文雄
筑摩書房

こんな話です。

ブッダがある朝、托鉢のためにあるバラモン(注:司祭者の階級にある人)の家の前に立ちました。
ちょうどその時、彼は、村人に食べ物を分配していたのですが、ブッダの托鉢の姿を見ると、つかつかとその前に歩み寄って言ったのです。

「沙門(お坊さん)よ、私は田を耕し、種を蒔いて、食を得ている。あなたも、自ら耕し、種を蒔いて、食を得てはどうか?」

すると、ブッダは、さらりと答えて言いました。

「バラモンよ。私も耕し、種を蒔いて、食を得ている」

それを聞いて、バラモンは、我が耳を疑うような顔をして、じっとブッダの顔を見つめて、やがてこんな質問をしました。

「でも、私どもは、誰もまだ、あなたが田を耕したり、種を蒔いたりする姿を見た者はいない。いったい、あなたの鋤(すき)はどこにあるのですか? あなたの牛はどこにいるのですか? あなたの牛はどこにいるのですか? あなたは何の種を蒔くのですか?」

ブッダは、そのバラモンに答えました。
経典では、詩のような形式で次のように伝えられています。

信はわが蒔く種である。
智慧はわが耕す鋤である。
身口意(注:体と言葉と意識)の悪業を制するは、
わが田における除草である。
精進はわがひく牛にして、
行(ゆ)いて帰ることなく、
おこないて悲しむことなく、
われを安らけき心に運ぶ。


ここからが岩井流超訳です。

心に強い信念の種まきをしよう。
強い信念を知恵によって絶えず耕し続けよう。
いつも体と言葉と意識を正して、悪いことをしていないかどうかをチェックするのは、
心の畑に生える雑草を取り除くことだ。
努力は耕運機のようなものだ。
いったん決めて行動したなら後戻りすることもなく、
行動しつつ悲しんだり後悔したりしないで、
自分を安心の境地に運んでいこう。


生きていくと、さまざまなことに遭遇します。
泣きたい時も、相手をぶん殴りたいと思う時もあります。
それでも、心がけたいですね、心の田を耕し続けることを。

<お目休めコーナー> マレーシアの海で①

これから社会人の息子が撮った写真をシリーズでお伝えします。
お楽しみに。



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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

5月24日の晩に揃いも揃ったり美男・美女(年齢不問)。

私を除いた3人は、確実に美男・美女です。

男も女もよい年輪を重ねると、こんなにいい人相になるのです。

私以外の3人は、右から

岡 幸弘さん(大塚製薬㈱医薬営業本部学術部 MR開発担当部長)

戸田久実さん (アドット・コミュニケーション㈱代表取締役、研修講師)

永藤かおるさん (ヒューマン・ギルド ファシリテーター)


アルコールとおいしい食事、それに楽しい会話が重なると、ますます美男・美女の度合いが増すのかもしれません。

ご覧ください。

私と岡さんとは、岡さんが大塚製薬の能力開発研究所のおられた頃からのおつき合いなので、10年以上になります。
岡さんからは、たくさんの研修のご用命をいただきました。

その岡さんが、大塚製薬で講師をしてらっしゃる戸田さんに私の『勇気づけの心理学』を必読書として勧めたのです。

勇気づけの心理学
岩井 俊憲
金子書房

戸田さんは、ご自身のブログにその感想を書かれ、そのことを偶然見つけた私がコメントを書いたのが今回の集いのきっかけになりました。
戸田さんは、私との引き合わせを岡さんに依頼したのです。

戸田さんとは、初めての出会いでしたが、4人とも語りに語り、ゑーもん神楽坂店だけでは話が終わらず、カナルカフェ に場所を移してさらに語り合ったのです(この時のメイン・テーマは「勇気づけ」)。

話の豊かさと夜の短さを共に味わった神楽坂の夜でした。


◎戸田久実さんがご自身のブログでこの夜のことを書いておられます。
ご参照ください。

勇気の伝道師・岩井俊憲先生とお会いして

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

5月21日のブログ「ヒューマン・ギルド関係者の活躍」の続編のような位置づけです。

ヒューマン・ギルドでELM勇気づけリーダー・トレーナーとSMILEリーダーの資格を取得(この3月には、アドラー・カウンセラー養成講座修了)してすぐからELM(勇気づけ勉強会)やELM勇気づけリーダー養成講座とSMILEを開催し、それだけでなく、仲間と連携し合って勇気づけを広めている人に木暮茉実子さんがいらっしゃいます。


(コマネチ姿の写真右から2人目が木暮さん)

木暮さんは ☆子どもが言うことを聴く20コのヒミツ☆ のブログを主宰するだけでなく、木暮さんのところでELM勇気づけリーダー養成講座やSMILEを受けた人などを束ねて

子育ての悩み・育児ストレスを笑顔に変える勇気づけ:
勇気のたね本舗

を運営しています(クリックして是非ご覧ください)。

これがなかなか面白い!

ELMやSMILEを普及するのに、一人の力よりも仲間の力を合わせたほうがより大きな力になることを証明してくれています。


◎ヒューマン・ギルドで学ばれ、各地でELMやSMILEのリーダーとしてご活躍の方々に関しては、ヒューマン・ギルドの ホームページ から 「各地のリーダーの紹介」 をご覧ください。

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(5月22日)は、ヒューマン・ギルドで

アドラー心理学ゼミナール(11:00-13:00)
14人が参加

カウンセリング演習(14:00-17:00)
19人が参加

の2つの講座を行いました。


アドラー心理学ゼミナール

5月度のアドラー心理学ゼミナールのご担当は、志村浩之さん(北沢珠算教室 講師)。

タイトルは

「在るだけの人生から自分で創る人生へ~アドラー心理学による勇気づけで変わった自分」

数日前にスカイダイビングの夢を見たという志村さん、アドラー心理学の立場からすると、恐怖場面に直面してチャレンジする、まさにこの講座のリハーサルのようでもあります。

結論から書いてしまうと、アドラー心理学による勇気づけを学ぶ以前と以後では、次のような大転換があるようです。

<以前>
「○○である」―価値の証明を求める人生
・認められず孤立する恐怖~(存在しない)他者の期待にこたえる~価値を証明する

<以後>
「○○する」―自他へ貢献する人生
・無価値な自己を受容~自分のできることをする、磨く~自他ともに貢献する


幼少期から優秀だった志村さんは、16年間のスーパーでの勤務後、タイに在住、そこで4年間働いた後、20数年ぶりに実家に戻ると、職を失っていたこともあり、「自分が自分のことを何もしなかったではないか」と気づき、「~でない自分」を責め始めました。

その後は、他人と比べて「なぜ?」のスパイラルに陥り、朝日新聞の記事 などをきっかけにヒューマン・ギルドを知ります。

その後は、アドラー心理学ベーシック・コースを皮切りに、SMILE感情のコントロール法勇気づけのワークショップアドラー・カウンセラー養成講座などを受講、次第に「在るだけの人生」から「自分で創る人生」へと人生の針路を切り替えることに成功したのです。


その志村さん、年代毎に思い出すことをまず「早期回想」から語り、参加者の興味をそそりました。

最後は、「知足(足るを知る)」を「もうすでに備わっている。それをどう生かしていくか」と説き、12:50に講演を終えました。


◎次回のアドラー心理学ゼミナールは、下記のとおり開催します。

日時:6/26(日)11:00-13:00

タイトル:「数字で覚えるやさしい仏教の話」

内容:仏教の教えには、「四諦(したい)」「八正道(はっしょうどう)」「十二因縁」など数字が多く出てきます。実は、仏教を大まかに理解するためには、数字をもとにすると、「なるほどそうだったのか!」というところに行き着きます。
当日は、そのようにしてアドラー心理学とも結びつけながら易しい仏教の話を岩井俊憲が担当します。

7月は、7/18(月・祝)に 永藤かおるさん が担当します。

 

カウンセリング演習

午後のカウンセリング演習は、草柳勝子さんが初級認定実技試験にチャレンジ、見事合格されました。

休憩後には、あらかじめご了解いただいていた志村さんの早期回想の4つほどをみんなで解釈し合いました。

参加していた皆さんの早期回想を読み解く力量がかなり高いのに驚かされました。

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(5月21日)は11時半から、梅谷裕章さんと田辺優子さんを山梨からお迎えし、お2人のご結婚を祝う会をヒューマン・ギルドで行いました。

参加者数は12名(新郎・新婦を含む)。

世話人の森崎千秋さん、吉田好美さん、山田亜友子さん、原島陽一さん、森崎仁志さんは、10時半までに研修室に集合、会場設営・買い出し・式次第の打ち合わせなどをしていました。

そうしているうちに新郎・新婦は11時ごろにお越しになり、「ちょっと早すぎますよ」とお伝えし、20分ほど近くを散歩していてもらいました。

森崎千秋さんの司会で会が始まり、私が挨拶、原島陽一さんの乾杯のご発声後、ピザや買い出しで調達したカラアゲ、焼き鳥などでお食事。

新郎・新婦のご挨拶に続いて、1人ひとりから祝辞が述べられました。

お2人は、ヒューマン・ギルドの アドラー・カウンセラー養成講座 や第1期 ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座 の同期生ですが、ヒューマン・ギルドの講座を通じて知り合い、愛に発展し、結婚へとゴールインされました。

祝辞では「知らなかったー」という人が圧倒的でした。

当日は、参加できなかった仲間からたくさんのプレゼントが届きました。

千葉県のKさんからは、下のようなバルーン(写真)とケーキが。

ホワイトボードとバルーンには

Happy Wedding

と書かれていました。

カウンセラー養成講座の仲間からは、ペア・カップのプレゼント。


(この人たちは同期生)

中味はこちら

    ↓

話が弾んでからは、

ロールケーキに入刀。

出席者からはメッセージとサイン入りの色紙のプレゼント。

新郎・新婦からは、お礼にお世話役1人ひとりに心のこもったメッセージ。

みんな手作りでした。

楽しい、楽しいHappy Weddingのミニ・パーティーでした。

仲間っていいですね。

梅谷裕章さんと田辺優子さん、ほんとうにおめでとうございます!

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

このところヒューマン・ギルドの関係者の活躍が各方面で目立ちます。

大活躍の女性3人をご紹介します。

その1人目は、「勇気づけママ」こと 原田綾子さん
ELM(勇気づけリーダー・マニュアル)の開発者の1人でもあります。

金子書房発刊の『児童心理』(2011年6月号、5月12日発売、特集 子どもの「よさ」を伸ばす)に「劣等感の強い子」を執筆されました。

児童心理 2011年 06月号 [雑誌]
金子書房
金子書房

ご自身のブログでも 「雑誌に執筆しました」 という記事をお書きです。

内容は、「劣等感をもつ子に親や教師ができること」として

1.他人と比較しない

2.所属感をもてるようにする

3.不完全さを認める勇気をもつ

4.失敗を恐れない

5.できていないことよりも、できていることに目を向ける

6.個のよさを認め、苦手な部分は補い合う

を説き、

自己肯定感の低い子どもたちが多いといわれている昨今、私たちは子どもが劣等感を建設的に補償できるように、子どもを勇気づけるかかわりをすることが大きな課題である。

と結んでいます。

原田さんは、勇気づけ学園創設の夢を高らかに掲げています。応援したいです。


2人目は、「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」を原田さんから学んで、それがきっかけでヒューマン・ギルドで学びを深めた「まるちょママ」こと 松尾靖子さん

ELM勇気づけリーダー・トレーナー、SMILEリーダーとしてもご活躍です。

最近は、ELM勇気づけリーダー養成講座を開催したかと思ったら、「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」@柏 を5月24日から開講します。

10:00~15:00(1章あたり約2時間)の2週間に1回の4日間コースで、残席は、あと1名だそうです。

そうそう、この人も活躍しています。
1ヶ月と20日の間にヒューマン・ギルドの雰囲気をガラッと変えてくれました。

何せこの人がヒューマン・ギルドに席を置くようになって、お客様の数は、昨年の1.5倍になっているのです。

招き猫ならぬ「招き人」のようです。

その人は、ハタラクヒトの味方の 永藤かおるさん(写真右)。

外部(SL経営)で「ELM勇気づけ勉強会」などを24回コースで行っている最中(山形への出張も決定)ですが、ヒューマン・ギルドでも開催。

5月24日からELM勇気づけコースのリーダーとしてデビューです。

ヒューマン・ギルドのホームページのこちらの一番下のほうをご覧ください。
         ↓
http://hgld.co.jp/hpgen/HPB/entries/4.html

4日間コース 5/24.6/7.6/21.7/5(全・火)11:00~15:00
受講料:18,000円 
ご都合のよろしい1日(1回)4,500円でも受講できます。

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

ジョセフ・ペルグリーノ博士(カナダのモントリオール個人心理学研究所 理事長、写真左)は、フロリダの次女のマリー・ルーさん(写真右)のお宅に滞在中です。

たくさんの写真をメールに添付して送ってくれたので、そのうちの一部を掲載させていただきます。

ペルグリーノ博士は現在75歳。一時は健康問題が懸念されましたが、ここ数年お元気です。

7月28日(木)から8月8日(月)まで15度目の来日を果たし、日本の各地でワークショップを行います。
今回は、パートナーのリーズさんを同伴されずにお1人でいらっしゃいます。

名古屋で「豊かな家族を築くために」ワークショップ 
 会場:ウィルあいち-愛知県女性総合センター(名鉄瀬戸線「東大手
    駅」徒歩8分 )
 日程:7/30(土)7/31、両日10:00~17:00  
 受講料:34,000円(資料、税込み)

浜松で「勇気づけ」ワークショップ 
 会場:静岡県教職員保養所(浜松市の弁天島駅から歩いて3分位)
 日程:8/2(火) 10:00~17:00 
 受講料:18,000円(資料、税込み)

山梨で「どうすれば幸福になれるか」ワークショップ 
 会場:かんぽの宿石和 (石和温泉駅から徒歩12分)
 日程:8/4 (木)10:00~17:00 
 受講料:18,000円(資料、税込み)

東京で「早期回想をもとにしたライフ・スタイル診断」ワークショップ 
 会場:ヒューマン・ギルド
 日程:8/6(土)、7(日)両日10:00~17:00 
 受講料:会員 34,000円、一般39,000円(資料、税込み)


なお、一昨年の、リーズさん、マリー・ルーさん、フィリップス君(お孫さん)ご同伴時のことは、次のブログをご参照ください。

2009年11月 ペルグリーノ博士一行がやって来た のシリーズ

さらには、今年のワークショップの詳細は、ヒューマン・ギルドのホームページから下記を

海外の講師から学ぶ年に1回の企画

ご覧いただきありがとうございました。

ペルグリーノ博士のワークショップでお目にかかれるのを楽しみにしております。

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

5月17日(月)・18日(火) の2日間の身辺雑記を書き連ねます。
続いていた研修は、オフの2日間でした。

さて、ポイントは、次の2つです。

1.被災地(石巻)のアベさんからのメール

2.映画鑑賞:『英国王のスピーチ』


1.被災地(石巻)のアベさんからのメール

久しぶりに「被災地のアベさん」のお話です。

最近ヒューマン・ギルドでお預かりしていた支援物資をアベさんにお送りしたら、アベさんから私宛にメールが届き、近況もお伝えいただきました。

被災の日から70日ほどになった時点で心理面の変化もあるようです。

アベさんの許可を得ておりますので、以下にご紹介します。

岩井俊憲様

お世話様です。
先日も、様々な支援物資を送っていただき、ありがとうございました。 

せっかくの支援物資ですので、誰に渡せば喜んでいただけるかを妻と相談しながら配布しております。

お陰様で、学校の方にも、全国から沢山の支援物資が届けられ、子供たちが使う文具類はだいぶ充実してまいりました。

また、SMILEの同窓会を企画されたSさんのご主人様のご尽力で、ピアニストの河野康弘さんが2週間後に勤務校でコンサートをしてくださることとなりました。

Sさんのご主人様とは、昨年の8月末の「SMILE同窓会」に参加させていただいた際に、知り合いました。「竹ちゃん」にて席が隣になり、楽しく話をさせていただいたご縁です(あの時も、私は飲み過ぎて大変でしたが)。

私自身は、新しい勤務校となり1ヶ月が経過しましたが、まだ暗室にでも入っているようで、手探りの日々です。と、言うよりも、何をどのように段取りして進めていけばよいのかよく分からず、まぁなるようになると思い、ぼぉーとしながら過ごしております(わざと考えないようにしているのかもしれませんが)。

テレビを観ていても、途中で居眠りをすることも多いです(でも、晩酌をしないで済ませられる日も増えたので、ストレスはうまく解消しているのかも?)。

先ほどは、テレビを観ながら居眠りをしていると、NN口大先輩から電話をいただきました。久しぶりに明るく元気なお声で、現在の仕事の様子等を生き生きと話されていました。着実に成果を挙げておられる様子に、ただただ感心させられ、よい刺激をいただきました。

つくづくよい仲間に見守られ、ヒューマン・ギルド様にて、ありがたいご縁をいただけたと感謝をしております(しかし、つい甘えてしまし、いろいろと支援をいただきながら、きちんとお礼をしていない方もいますので、申し訳ないなあと思っております)。

先生も、ますますお忙しく過ごされることと思いますので、お体をお大事になさってください。

それでは、これにて失礼させていただきます。

◎「被災地のアベさん」のシリーズは次のとおりです。

3月21日 被災地のアベさん

3月29日 続・被災地のアベさん

4月7日 続々・被災地のアベさん

4月11日 被災地のアベさん その4

4月15日 被災地のアベさん その5

4月19日 被災地のアベさん その6

4月21日  被災地のアベさん その7


2.映画鑑賞:『英国王のスピーチ』

5月18日(水)は、カミさんと新宿で待ち合わせて『英国王のスピーチ』を観に行きました。

話題作でもありますし、5月12日に観た『マーラー  君に捧げるアダージョ』に不満足感を持っていただけに、映画で満たされたい気持ちもありました。

現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の伝記をコリン・ファース主演で映画化した歴史ドラマ。

きつ音障害を抱えた内気なジョージ6世(コリン・ファース)が、言語療法士(ジェフリー・ラッシュ)の助けを借りて障害を克服し、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づける見事なスピーチを披露して人心を得るまでを描く。

出演:コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム・カーター
監督・脚本:トム・フーパー

とありましたが、私の印象に残ったことは、きつ音で悩むジョージ6世と言語療法士の治療関係と友情(ヨコの関係)でした。

言語療法士は、相手が国王であっても毅然とした態度を貫き、困難に直面する場面で勇気づける姿に涙が出そうになりました。

ラストシーン近くで流れるベートヴェンの交響曲第7番とピアノ協奏曲第5番(皇帝)の、それぞれ第2楽章が映像にぴたりと合っていました。

やはり私は、マーラーよりもベートヴェンの方がずっと好きなようです。

『英国王のスピーチ』を強くお勧めします。

★★★★★

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

5月16日(月)の晩にヒューマン・ギルドで行われた講演会のことを書きます。

全ては必然!? 心の仕事に導かれて
~障害児を育てることで見えてきたもの~

講師は、脇坂 奈央子さん(セラピールーム・ラポール 代表、日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂さんは、カウンセリング/心理療法のプロの方です。

脇坂さんは、30枚に及ぶパワーポイントのスライドを用意され、次のような自己紹介から始まりました。

心理士、心理相談員
二児の母、ワーキングマザー歴24年
長男が自閉性障害をもっていた!
仕事と療育の両立に悩み・・・
導かれるように、心の仕事の世界へ

次の表現でたちまち聴衆をひきつけました。

ここで私は、脇坂さんをプレゼンテーションのプロだと思いました。

3倍努力で、順調にキャリアアップ
「不可能」と「困難」は違う

脇坂さんは、学校の先生から「3倍努力」を教えられ、そのとおりになさったのです。
さらには、3倍努力しても叶わないのが「不可能」、3倍努力すれば実現できるのが「困難」と捉え、実際に勉学や仕事面で3倍努力主義を貫かれ困難を次々と克服されたのです。

ここで私は、脇坂さんを仕事のプロだと思いました。

ところが、ご長男(第2子)の自閉性障害(いわゆる自閉症)が発覚、努力だけではどうにもならない事態に直面されたのです。「3倍努力」も崩壊してしまいます。

この事態に直面されて脇坂さんは「絶望力」を知ることになります。ただ、絶望して何もかも放棄してしまうのでなく、最も大切なのは「その子にとって快適な環境」だと邪魔せず、まるで自然現象のように寄り添わせてもらう方法を選びます。

そればかりではありません。

市の教育長に嘆願書を出し、初の「通級指導教室」創設に尽力し、千葉発達障害児・者 親の会 との出逢いもあり、子育ての「社会化」の働きかけもしていきました。

ここで私は、脇坂さんを活動(市民運動)のプロだと思いました。

それだけではありません。

13.のスライド「人間にとって『真の報酬』とは?」では、認められる喜びより大切なものとして、外発的動機づけよりも内発的動機づけを重視し、こどもが進歩の喜び、自力でできることの喜びを味わい、自己選択・自己決定・自己解決ができる生き方をサポートすることだと説きます。

さらには、18.のスライド「子育ての目標とは?」では、次の5つを指摘しました。

何が起きても生き抜ける力を!
全てを失っても生きられる強さ
無力になっても自己を肯定できる力
どんな自分でも「好き」と思える力
~にもかかわらず、笑える力

ここで私は、脇坂さんを心理学のプロだと思いました。

最後に脇坂さんは、「全ては必然!?」であることを繰り返し、「人間って素晴らしい!」で結び、私たちに静かで深い感動を与えてくれました。

ここで私は、脇坂さんを講演のプロだと思いました。

全体的には、他ならぬ脇坂さんが障害児を授かったことで3倍努力主義の脇坂さんのプロの素養に磨きもかかり、プロの分野も広がっていったのだと思いました。

こんなプロ中のプロの脇坂さんのお話し、もっともっとたくさんの方々に聴いていただきたいと思った、主催組織(中小企業診断士の勉強会 マネジメント・カウンセリング懇話会)と協賛組織(ヒューマン・ギルド)の両方の代表者の岩井俊憲でした。

講演後は、20名で竹ちゃんに移動し、懇談を深めました。

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<お目休めコーナー> 通りがかりに⑤

 



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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(5月16日)は、ヒューマン・ギルドで2つの催しが行われました。

1.人おこしプロジェクト 10:00-17:20

2.脇坂 奈央子さん講演会 18:45-20:30


この2つに共通することは「人おこし」です。

1.の人おこしプロジェクトの対象者のお2人も、脇坂さんも私の「人おこし」の対象になった人です。

今日は、1.の人おこしプロジェクトについてのみ書いておきます。

おこされた人は、次の2名です。

小西彩子さん(左、透視とレイキのセラピスト♪ Aya

森本ひとみさん(右、一人で悩まないで・・・【勇気づけ】のコミュニケーション@飯田市

おこす人たちは、私を含めて9人。

最初は、私から「人おこしプロジェクト」の概要の講義、それから個々にカウンセリングに入ります。

その後がものすごい!
ヒューマン・ギルドのファイシリテーターの永藤かおるさんのブログの記事(「寄ってたかって幸せを考える」)の表現を借りれば、

「いわばまったくの他人が、寄ってたかってある人の幸せを考える」

のです。祈りの気持ちを込めながら本気で、「寄ってたかってその人の幸せを考える」のです。

グループのメンバーは、その人のリソースを徹底解明。

その後は、グループワークで、おこされる人の志や目標に添ったかたちで、叡智を結集しながら、模造紙や付箋紙を使いながら可能性を徹底追及するのです。

 

続いてグループのメンバーが発表。

  
 

最後には、ご本人の感想をお聞きします。

勇気づけられたこの段階になると、ご本人のやる気度、本気度はいやがうえにも高まります。

何よりもおこす人たちの活気がみなぎった模造紙はおこされた人の宝物になります。

よーし、今年はこの「人おこし」のノウハウを日本中に広め、「人おこし」から「家庭/組織おこし」「地域おこし」「国おこし」にまで発展させよう!


◎「人おこしプロジェクト」について詳しくお知りになりたい人は、ヒューマン・ギルドのホームページの「トピックス」から

「人おこしプロジェクト」

をご覧ください。

ご相談・ご用命もお持ちしております。助っ人が何人もいます。

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