アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.昨日(3月30日)は18:00神楽坂「ラ・グラティチュード」集合で私が新卒で就職した会社のOB会を行いました。



前回が2013年4月だったので、10年ぶりです。
前回は9人が集ったのですが、今回は2名が体調不良のために欠席、7人の集いとなりました

私が最年少で75歳、最年長は81歳、平均年齢は70歳代後半です。
私は当時の営業部長の I さんー退職後は国際弁護士ーと連絡を取り合ったことから始まり、皆さんにごご案内する幹事役を務めました。

仕切り役としては一部の人が話すのが多くなり、そのため多くかなりの時間に聴き役になるアンバランスを避けるため、下記のガイドで進めました。

(1)岩井からのご提案
10年ぶりの再会です。もしかしたら今世最後の集いになるかもしれません。
そこで、数人の人だけが中心になって話すパターンを避けて、みんなが均等に話せる機会が設けられるよう提案申し上げます。

(2)式次第メニュー
次のメニューで、順番に各自が2~3分ほどで話し、そのことに数人が質問する形式で進めましょう。

1) 入社のいきさつ
2)最も印象に残っていること
3) 今だから話せるその当時の秘話
4)会社を離れてからのこと
5) みんなが知っているあの人の消息
6) その他:是非伝えたいこと

これは面白かった!
意外な話、忘れていた話が盛りだくさん。

当時の部長の I さんと秘書のMさんはLINEの交換をしていました。

「今世最後の集い」だったはずが、来年の再開を期して22:00近くになっておひらきとなりました。

私にとっては社会人のスタートの時期に仕事と人間関係の基礎を学べ、「この人たちとチームを組めて本当によかった!」としみじみ実感できた夕べでした。

◆この時期のことは「第二志望の人生」として過去のブログに書いています。
社会人になったばかりの人を勇気づける内容でもあります。
ご参考までに。

 第二志望の人生(2013年4月1日付けブログ)
  https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20130401

オリジナルは、40年前の1981年4月11日に日本経済新聞の「私の駆け出し時代②」に「第二志望にくじけずに」岩井俊憲(33)のタイトルで書いたものに書き足した文章をもとにしています。

2.奈良県経済倶楽部から30部ほど3月7日に奈良県経済倶楽部で行った「アドラー心理学に学ぶ人生と経営の流儀―後半戦が楽しくなる生き方のコツ」の講演要旨が届きました。

◆ヒューマン・ギルドのWebsiteの「お知らせ」欄に内容がアップされています。
ご覧ください。 
  ↓
https://www.hgld.co.jp/topix/view/1061

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<お目休めコーナー> 3月の花(31)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.昨日(3月29日)の日本経済新聞の夕刊の第1面に「経営層、指導役は若手社員 ― 逆メンター制度、導入広がる 新発想で下意上達に」のヘッドラインが躍っていました。

続いてこんな記事。

年配者が若手を指導するメンタリング制度。
その立場を逆転させ、経営層が若手社員に教えを請うリバースメンタリングが最近広がっている。
DX(デジタルトランスフォーメーション)や環境問題、働き方改革など旧来の価値観では対処が難しい経営課題が増えるなか、次世代を担う若者層の発想に耳を傾ける狙いだ。
上意下達な組織を見直し、イノベーションが起きやすいフラットな組織への転換も企業は描いている。

実は、このことについては、3年以上前から「逆メンター/共育制度」として私が提唱していたことでした。

2020年1月10日付けブログ 【アドラー心理学によるシニア世代への勇気づけ】講演/研修
https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20200110

いくつかの主要企業がこの制度を採り入れることになってとてもうれしいです。

シニア世代が偉そうに昔の体験を一方的に語る時代ではありません。
むしろシニア世代が、無批判に、メモを取りながら、教えを乞う時代だと思っています。
そこに再活性化の知恵があるのです。
私は
33歳の息子の話を実際にそうして聴いています。

2.そんな思いに浸っていたときに、娘から送られてきた孫ー小学6年生の孫息子と幼稚園年長の孫娘ーの卒業/卒園写真を開封してカミさんと見ました。
2人ともしっかりとした顔立ち。
おじいちゃんはとたんにデレデレ。
しかも、入学/入園児の写真がアルバムの右側に対比されていたので、6年間/3年間の成長ぶりがありありと。
娘は粋なことをやってくれるではありませんか。
コロナでずっと会えないでいましたが、こんなやり取りがとてもうれしい。

3.このところ私は、このブログ以外にTwitterとYouTubeに力を入れています。
昨日、『プロティアン』(田中研之輔、日経BP、1,650円)の紹介をTwitterに書いたところ、「表示」(アンテナマーク)が5,000を超えたのにビックリ!


              ↑
             ここ

私はTwitterを10年くらいやっていることになっていますが、真面目に取り組み始めたのはここ数か月のこと。
もっと力を入れてみることにしよう。

うちのカミさんが指南役になってくれているのが心強い。

ブログ、フェイスブック、Twitter、YouTubeなどのSNSの総合指南役のコンサルを受けてみたい気持ちもあります。

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<お目休めコーナー> 3月の花(30)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

久しぶりの本の紹介です。
『プロティアン』(田中研之輔、日経
BP、1,650円)

プロティアン】という言葉の語源はギリシア神話に出てくる、思いのままに姿を変える神プロテウスのことで、【プロティアン・キャリア】はボストン大学経営大学院で組織行動学や心理学の教鞭を執るダグラス・ホール教授が1976年に提唱した概念。

著者の田中研之輔さんは「はじめに」で次のような問いを発しています。

30年後、どこで、何をしていますか?」
「毎日、どのように過ごしていますか?」
「あなたは、今に仕事を失ったらどうしますか?」
「あなたの強みは何ですか?」

このような問いに対しては、70歳まで働き、100年を生きる今こそ、自律的なキャリアを求めようとする一人ひとりが回答をしなければなりません。

この本を読みながら私は、前提がアドラー心理学にとても近い雰囲気を感じました。

第1に「人は一人ひとりユニーク」である点
第2は「社会を抜きにしての個人は考えられない」という点

今まで読んできたキャリアに関する本は、組織の一員としてのキャリア論の趣が強かったのに対比すると、この本は「インディビデュアル(「直面する仕事・交友・愛のタスクと分割不能な全体的な存在としての個人」)のためのキャリア論です。

そのところは、著者の3つの視点で明確です。

(1)キャリアは組織に預けるものではなく、自分で育て、形成する
(2)キャリアは昇進などの結果ではなく、生涯を通じた全過程である
(3)キャリアは変化に応じて、自分で変えることができる

こうした考えをもとに

■第二章 「キャリア資本」の構築 --組織を活かし、変幻自在に生きる
■第三章 「ビジネス資本」の蓄積 --仕事に没頭し、自己を磨き続ける
■第四章 「社会関係資本」の形成 --本当の豊かさを育てる

の中で縦横無断に論じ、

■第五章 「経済資本」に転換する --稼ぎ方を戦略的にデザインする

として、さらには独創的にダグラス・ホール教授の説からの飛躍が展開されます。
まさに【プロティアン】です。

さらに

■補論 プロティアン・キャリアのもう一つの道 --"複業"で働き方をアップ

では、複業研究家の西村創一郎氏との対談で、度肝を抜かれることが語られます。

キャリア論としてだけでなく、100歳までアクティブ・シニアを志す人のための必読書としてお勧めします。

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<お目休めコーナー> 3月の花(29):東中野~落合にかけての桜



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

【自己肯定感】の発信の話題2つと、【Well-being】の学び1つのことを書きます。

1.昨日(8月3日)の21:00からはYouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド では「【アドラー心理学】99%の人か゛陥る【自己肯定感】のワナ」のタイトルで配信。



書籍を例に自己肯定感だらけの最近の状況を憂え、自己肯定感を求め続ける3つの危険性を指摘しながら、自分探しの自己肯定感より自分創めの自己受容をお勧めしました。

8分ほどのYouTubeです。
是非ご覧ください。
動画リンクはこちら
   ↓
https://youtu.be/I0_pAFK7Gwo

2.13:30から15:00は花まる学習会グループ(代表:高濱 正伸先生)の子会社の花まる子育てカレッジ(株式会社EDUPLA)の 鈴木大河(Suzuki Taiga)さん(代表取締役)と井坂敦子さん によるインタビュー形式で「子どもの自己肯定感の育み方」の動画収録を行いました。
次の4つのテーマについて数字の下の行に私の考えを示しました。

(1)そもそも自己肯定感とは?
  自尊心+自己受容+自己効力感
(2)我が子の自己肯定感は大丈夫?
   精神的な健康と関連づけて
(3)なぜ、自己肯定感が低くなってしまうのか?
 「勇気くじき」
(4)我が子の自己肯定感の育み方は?
 「勇気づけ」

自己肯定感を求めすぎると共同体感覚の「ソーシャル・インタレスト」に相反するセルフ・インタレスト(利己心、独善)に陥る危険性をスライドを使って説明しました。



動画の配信予定日は4月21日(金)でYouTube にも編集をして公開されるのだそうで、花まる子育てカレッジ(株式会社EDUPLA) から情報が入り次第お伝えします。

花まる子育てカレッジ(株式会社EDUPLA) では昨年の8月3日(水)に「アドラー心理学 愛と勇気づけの子育てへの実践」のタイトルの講演会をオンラインで行い、そのことを次のとおりブログに書いています。



2022年8月4日付けブログ 花まる子育てカレッジで『アドラー心理学 愛と勇気づけの子育てへの実践』の講演

3.18:30~21:00近くまで中小企業診断士の勉強会マネジメント・カウンセリング研究会で『ウェルビーイング』(前野隆司・前野マドカ、日経文庫)の勉強会。
講師は平山博之さん

演劇を学ぶためにアメリカの大学を卒業していた平山さんは、得意の英語を駆使してTEDのURLまで貼り付けて、豊富な資料で参加者を飽きさせることなくプレゼンをしてくれました。
いただいた資料だけでも超値打ちものです。

なお、勉強のテキストはこちらです。

◆5月に開催するマネジメント・カウンセリング研究会はヒューマン・ギルドとの共催で一般公開します。
ハイブリッド型の開催で、誰でもどこからでも参加できます。
たった@1,000円です。
会場にお越しの方は講師と懇親会への参加も可能です。

タイトル:「まずは小さくはじめてみる ー 構想メモのつくり方を中心に」
日時:5月15日(月)18:30~20:00
講演者:大木浩士さん(OOKIWORKS・代表/『まずは小さくはじめてみる』著者/企画プロデューサー)

■概要
新たに何かをはじめたい。
そう思われた時に大切なのは“小さな一歩”からはじめることです。
特に、考えをシンプルにまとめた「構想メモ」をつくることをお勧めしています。
本講座では、構想メモのつくり方をご紹介しながら、アイデアを小さく形にするためのヒントや手法をお伝えいたします。
あなたがつくりたい未来のため、小さな種をまいていきましょう。
ぜひご参加ください!
 
■講師プロフィール
大木浩士さん
OOKIWORKS・代表/『まずは小さくはじめてみる』著者/企画プロデューサー
1968年生まれ。栃木県出身。さいたま市在住。1994年に中小企業診断士の資格を取得。
2011年の東日本大震災をきっかけに、会社で働きながら200以上の個人プロジェクトを形にする。主に、人が持つクリエイティブの力を引き出しながら、学び合いの場づくり、交流の機会づくりを行ってきた。
「やりたいことがあるなら、形にする」が信条。やりたいことを形にする最大のコツは、「まずは小さくはじめること」だと考えている。
2022年11月に大手広告会社(博報堂)を退職し、起業。
とちぎ未来大使・交流企画プロデューサー/キャリア教育アドバイザー/出羽三山の山伏/神社研究家などの顔も持つ。
著書に『まずは小さくはじめてみる』(すばる舎)、『対話型授業のつくり方』『プレゼン指導の基礎ガイド』(いずれも東洋館出版社)がある。

リアル参加:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/493
オンライン参加:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1055

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<お目休めコーナー> 3月の花(28):3種の椿



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.昨日(3月26日)はヒューマン・ギルドで第83期アドラー・カウンセラー養成講座 の最終日。
メインは、午前中の修了試験。
いまだかつてないほどの成績でペーパー試験に全員合格しました。


(写真撮影を望まない人が数名いました)

1時間の修了試験の際は緊張がみなぎっていました。

13:00からは先輩の佐藤健陽さんをお迎えしてライフスタイル診断の勉強会のお誘い。



続いて杉本優美子さんをクライアントとして今後のミッションを探るワーク。
杉本さんが子どもの頃からずっと一貫して辿ってきた道筋をもとに今後のあり方を模索しました。

各グループ内でもワークを行い、最後は一人ひとりのご感想。
実践的なアドラー心理学の全体像を把握された人、この仲間たちと学べてよかったと語る人が多かったようです。

今後は仲間たちとグループを作って研鑽に励むようです。

■ヒューマン・ギルドで養成講座に進む蜜筋は以下のスライドの位置づけです。


講座が終わって皆さんを送り出してからはしばし虚脱感がみなぎっていましたが、一晩眠ってからはもう切り替えができています。

2.
本日21:00から配信のYouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド では「【アドラー心理学】99%の人か゛陥る【自己肯定感】のワナ」のタイトルでご提供。



自己肯定感だらけの最近の状況を憂え、自己肯定感を求め続ける3つの危険性を指摘。
自分探しの自己肯定感より自分創めの自己受容をお勧めしています。

https://www.youtube.com/channel/
UCFSDEPGZ4kUu2a0EsTtWwmA

から入ってご覧ください。

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<お目休めコーナー> 3月の花(27)





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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日はオンラインとリアルで3講座同時開催して珍しい1日でした。
しかも、講師は私以外。

(1)異年齢で学ぶ! 自己表現ワークショップ「信頼する」ということ(初日)
(2)オンライン開催アドラー心理学ベーシック・コース(最終回)
(3)第83期アドラー・カウンセラー養成講座(7日目)

現実には第83期アドラー・カウンセラー養成講座(7日目)は、講師の山口麻美さんにお繋ぎするために20分ほど一昨日の栃木放送で未消化感のあった「侍JAPANが優勝できた秘訣」を受講者とやり取りをいたしました。

14:00からは 山口麻美さん を講師にお迎えして「精神医学」の講義。
受講者の質問にも丁寧にお答えいただきました。



オンライン開催アドラー心理学ベーシック・コースは 永藤かおるさん を講師、長谷静香さん をオンラインサポートに最終回として「勇気づけ」を徹底的に学んだ日でした。



私も記念写真に合流できました。

異年齢で学ぶ! 自己表現ワークショップ「信頼する」ということ は、午前中に講師の 石波義人さん 番澤清美さん がご来社。



本来私がしなければならない講師紹介は 栗山慶美さん にご担当いただきました。

とても楽しいワークショップになった様子は、懇親会でも窺えました。
香港酒家での懇親会にアドラー・カウンセラー養成講座 を終えた私たちも合流したのです。

とても楽しい1日でした。

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<お目休めコーナー> 3月の花(26)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(3月
24日)は午後から新幹線で宇都宮に行き、15:05~15:25の「フレンズー隆さま劇場」に出演してきました。

この番組にパーソナリティは阿久津隆一さん。
私は
1994年4月17日に甥の結婚披露宴でお会いして名刺交換をしていたので、とても懐かしかったです。



阿久津さんにお目にかかった折には私の処女作『人を動かす人に
29の切り札』(青春出版社、絶版)を差し上げておりました。
このほど
65冊目の『娘が理解できません』(小学館)を贈呈したので、私の最初の本と最近の本をお渡ししたことになります。

話題は大きく(1)侍JAPANの活躍をアドラー心理学からどう紐解くか、(2)70歳からの人生の流儀、(3)5月に栃木市で開催するアドラー心理学ベーシック・コースのこと、の3点でした。

間もなく73歳になられる阿久津さんは『アドラーに学ぶ 70歳からの人生の流儀』(毎日新聞出版)に関心をお寄せになり、「生涯現役論」にも触れることになりました。

■ヒューマン・ギルドのWebsiteの「お知らせ」欄に3月7日に奈良県経済倶楽部で行った「アドラー心理学に学ぶ人生と経営の流儀―後半戦が楽しくなる生き方のコツ」の講演要旨がアップされています。
ご覧ください。 
  ↓
https://www.hgld.co.jp/topix/view/1061

私の最大の目的は栃木市開催アドラー心理学ベーシック・コースのお知らせでした。

■栃木市開催アドラー心理学ベーシック・コース(土日4日間コース)
 日程:5月13.14.27.28日(土.日)
 会場:國學院大學栃木学園 教育センター 4階(栃木県栃木市境町22番地30号)
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1029 
 共催:蔵の街アドラー・カウンセリングオフィス(主宰:黒羽信五さん

どうなることやら?

なお、今回の出演にあたっては、有限会社 ファーストライン 代表取締役の杉山 茂さん にご紹介の労を取っていただきました。

杉山さんは、放送が終わってすぐにCDをお渡しくださいました。



心温まる、束の間の宇都宮滞在でした。
阿久津さん、杉山さんには心から感謝申し上げます。

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<お目休めコーナー> 3月の花(24)落合と八重洲の桜



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

本日15:05-15:25 栃木放送「Accent―アクセント―隆さま劇場」にライブ出演します。

栃木市開催アドラー心理学ベーシック・コースに向けてアドラー心理学の話をします。
是非お聴きください。
スマホアプリ「radiko」を使えば、全国どこでも聴取できます(「radiko」はエリアフリーだと料金がかかるようです)。

本来は「現在の活動」「今後の活動」「社員への接し方」などありきたりの内容でしたが、昨日私から侍JAPANの活躍をアドラー心理学からどう紐解くかのホットな話題を提案して受け入れられました。
そのことをアドラー心理学と結び付けてお話ししようと思っています。

■栃木市開催アドラー心理学ベーシック・コース(土日4日間コース)
 日程:5月13.14.27.28日(土.日)
 会場:國學院大學栃木学園 教育センター 4階(栃木県栃木市境町22番地30号)
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1029 
 共催:蔵の街アドラー・カウンセリングオフィス(主宰:黒羽信五さん

この出演に関しては、5月15日(月)の18:30―20:00にマネジメント・カウンセリング研究会とヒューマン・ギルド共催で「まずは小さくはじめてみる ― 構想メモのつくり方を中心に」のタイトルでご講演をお願いしている大木浩士さん(OOKIWORKS代表、栃木県さくら市出身)からご紹介をいただきました。
大木さん、ありがとうございました。

■大木浩士さん講演の詳細確認及びお申し込み:
 会場参加: https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/493
 オンライン参加: https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1055

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<お目休めコーナー> 3月の花(23)

 



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(3月22日)はテレワークをしながらWBCの対アメリカ戦を観戦していました

結果は3ー2の劇的な勝利。

全員メジャーリーガーのアメリカに対してメジャーリーガー4人(吉田選手を含む)の個々の力においては及ばない日本チームが一次リーグから7戦全勝の快挙で優勝。その陰には「人間力」を前面に押し出した栗山監督の【尊敬】+【信頼】+【共感】=【協力】のリーダーシップによるものと受け止めています。



栗山監督の試合後のインタビューではさかんに「選手を信じて」という言葉が頻繁に出ていました。

その決定的瞬間は準決勝時の対メキシコ戦の9回裏の次の場面で見られました。

劣勢の中、最後に巡ってきたチャンスだった。
送りバントも頭をよぎったが、九回の打席に入る前、城石コーチに声をかけられた。「監督が『任せた』って。『思い切っていってこい』って」

4番に入った1次リーグ4戦は打率1割4分3厘と低迷し、準々決勝からは5番に〝降格〟した。
この日も四回2死一、三塁の好機に見逃し三振を喫するなど4打数無安打と快音は響いていなかった。

それでも「最後はお前で勝つんだ」と言い続け、我慢して起用し続けた栗山監督。
その思いを伝え聞いた主砲は「もう打つしかないな」と腹をくくり、指揮官の思いに応えた。

(THE SANKEI NEWS「もう打つしかない」村上、覚醒のサヨナラ打 2023/3/21 16:37
神田 さやか記者)

この言葉に勇気づけられた村上選手は、逆転のセンターオーバーの2塁打を放ち、日本チームは3Xー2の逆転勝利。
対アメリ戦でもホームランをかっ飛ばし、日本チームを勝利に導きました。

ところで、栗山監督は「人間力」をとても大切にし、それは「人間力」を標榜する『致知』(致知出版社)の長年の読者でもあることで明らかです。


(建築家の隈研吾さんと共に表紙を飾る)

2023年03月08日付けのWebchichiには「栗山英樹監督の指導力は、いかにして養われたのか」と栗山監督のインタビュー記事が掲載されています。
      ↓     ↓
https://www.chichi.co.jp/web/20180908kuriyama/

栗山監督はまた、致知出版社から発刊している私の『経営者を育てるアドラーの教え』(
1,540円)の愛読者だったそうです。

「尊敬」「信頼」「共感」「協力」はこの本の4本柱。

さらには、【尊敬】+【信頼】+【共感】=【協力】のリーダーシップとなることを昨年8月発刊の私の『みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、1,650円)で説いています。

「組織の力を高める5つの条件」として次の5つを取り上げた本です。

(1)目的/目標
(2)貢献(参加)意欲
(3)コミュニケーション
(4)共感
(5)協力

ヒューマン・ギルドではWBC日本チーム優勝記念セールとして『経営者を育てるアドラーの教え』と『みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと』をセットでご注文の方に1,540円+1,650円=3,190円のところを送料込み、消費税カットの2,900円でご提供します。
「岩井俊憲のブログで見た」と添え書きし、
info@hgld.co.jp にご注文ください。

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<お目休めコーナー> 3月の花(22)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.昨日(3月21日)はヒューマン・ギルドで(1)アドラー心理学ゼミナールと(2)カウンセリング演習を行っていました。

(1)アドラー心理学ゼミナール (ハイブリッド型開催)では松島謙二さんが講師としてご登壇、【幸福論】を学びました。



「どうすれば幸福になれるのか?」のタイトルで第1部 20世紀までのアリストテレス、アラン、ラッセル、ヒルティ、マズロー、フランクルの幸福論、第2部 アドラー、ウルフのアドラー心理学における幸福、第3部 現代の幸福論・幸福学、おわりにの順でお話しされました。

最初にパソコンとオンラインのマッチング不全で20分ほど開始が遅れましたが、1時間ほどの間に充実した資料を駆使して、最初にワークを入れ、時々質疑応答を交えながら講座を進めてくれました。

おわりにでは、アドラー心理学の幸福論と幸福の条件を結びつけてくれました。

◎レコーディングがうまく行ったようなので、資料付きで@2,200円で入手が可能です。
info@hgld.co.jp に予約を入れてください。

私が松島さんに感銘を受けたのは、引用した10数冊の難解なものも含まれる著書をすべて読破されていたこと、この講座を担当されながら幸福度が”9”にまで達していたことです。
講師としても、ELM勇気づけリーダー養成講座を最高頻度で行い、その力量が証明された日でもありました。

(2)カウンセリング演習 では、【対話】型のカウンセリングのトレーニングをしました。

アリストテレスの「究極目的」がなぜ「目標」でなく「目的」なのか、メキシコに6ー5で勝利した日本チームを率いる栗山監督のリーダーシップなどについて対話型で議論。
その後、川出勇さん をクライアントとして黒羽信五さん大和田健司さん松島謙二さんがカウンセラーとして【対話】型のカウンセリングを行いました。

私自身としてもとても学びの深い1日でした。
松島謙二さん を筆頭にご参加の方々に感謝申し上げます。

2.感謝ついでに自然の恵みにも感謝します。

朝から晩まで桜に恵まれました。


(落合斎場の桜、以下2点も)





AKOMEYAの桜)

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<お目休めコーナー> 3月の花(21)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(4月20日)はYouTubeの収録と配信の日でした。

1.13:30に安西 光さん がお越しになり、YouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド の4月用にコンテンツを4つほど収録しました。


永藤かおるさん収録場面)


(岩井俊憲収録場面)

ここで裏話。
私の収録時にトラブル発生!
2つのコンテンツを収録したはずだったのですが、音声が入っておらず2つともやり直し。
かえってスムーズな展開になりました。

■毎週月曜日21:00から配信のYouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド の番組は、3月末と4月に次のとおり配信します。

 配信日  タ イ ト ル
3月27日 99%の人が陥る【自己肯定感】のワナ 岩井俊憲
4月3日 アドラー心理学基本のキー 精神的な健康(権利と責任)永藤かおる
4月10日   新社会人中心に知っておくべき5つの心得 岩井俊憲
4月17日 5月病の予防と対応 永藤かおる
4月24日 【アドラー心理学】で体罰撲滅! 岩井俊憲

ご視聴は https://www.youtube.com/channel/
UCFSDEPGZ4kUu2a0EsTtWwmA/
 から入ってご覧ください。

2.夜になって21:00過ぎにYouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド の配信が始まりました。



「【アドラー心理学】いいスタートを切りたいなら、飛び出さない!」のタイトルでご提供。

・私たちが直面する課題
・やってしまいがちな対応
・自分らしいコミュニケーションをとるには
・自分らしいコミュニケーションに大切なこと

などについて切れ味よく語っています。

動画リンクはこちら
   ↓
https://youtu.be/-39Zr7u_-r8

YouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド については、マーケティングの最前線にいるタクロウ(息子)から日曜日にふんだんにコンテンツ案をもらいました。

ChatGPTの情報も手に入ったので、「ヒューマン・ギルド 岩井俊憲はどんな人?」で検索してみたら、学歴以外は実に正確。
カミさんと2人で楽しんでいました。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

アウトプットー話し方、書き方、動き方(行動力)ー についてとても学びになった本の紹介です。
『アウトプット大全』(樺沢紫苑著、1,450円+税、サンクチュアリ出版)。

「インプットとアウトプットの黄金比は3:7」というところが私たちの常識をぶっ飛ばします。
私たちはとかく、読む、聞くなどの学びのインプット重視でアウトプットはほんのわずか。
この本は「学びを結果に変える」アウトプット法を脳科学、心理学に基づいて心憎いくらいに書いてくれています。
いつしか私の本は付箋紙でびっしり。

80のアウトプット法が2ページ、時に4ページで書かれ、その他にアウトプット力を高める7つのトレーニング法も紹介してくれています。

私の場合は、ブログ、Facebook、Twitter、YouTubeなどが「点」のアウトプットになっていて「線」はわずか、「面」に遠く及んでいないことを反省させられました。

学び好きの方、これからますますアウトプットしたい方に強くお勧めです。

著者の樺沢紫苑先生(精神科医)と私は3月7日(火)の晩に開催された川原礼子さん の出版記念パーティーでお目にかかり、長谷静香さん に写真を撮っていただいていました。

樺沢紫苑先生はベストセラー路線をひた走る 川原礼子さん の『気づかいの壁 ー 「気がつくだけの人」を「気が利く人」に変える、たった1つの考え方』(1,650円)の推薦でもあられます。


ついでに、昨日、ランチに出かけた折にまたカミさんをご近所のお寺巡りをしてきました。
その写真を数枚。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(3月18日)の13:15~17:15はは第7期 オンライン開催アドラー心理学ベーシック・コース(土曜6日間コース)の3日目を行っていました。

いつものようにオンラインサポート役はの長谷静香さん
出張先の米子のホテルからのご参加でした。

講座の柱は(1)共同体感覚と(2)教育に生かすアドラー心理学、それに前回積み残しになった「あなたを勇気づけた人たち」の後半部分。

5日目になると受講者間に親密な関係が見られ、ブレイクアウトセッションに入ると、学びの共同体の雰囲気を醸し出していました。

共同体を(1)現在の人間共同体に限定して捉えたいのか、(2)過去・現在・未来の時間軸で、人間共同体のみならず宇宙まで拡張した空間軸まで拡張して捉えたいのか、の2極での好みを聞いたら、(1)が4、(2)が11との答え。

教育に生かすアドラー心理学の場面で、自分自身へのモチベーションについて(1)外発的動機づけを好むか、(2)内発的動機づけを好むか、を尋ねたところ、2:13になったのもとても参考になりました。

企業の管理者の方々も数人ご参加で、現代の企業の関心事の「心理的安全性」「Well-being」「パーパス経営」「ダイバーシティ」「SDGs」などについてアドラーが100年も前から指針を提供していたことに「目から鱗(うろこ)」の表現を用いていた方もいらっしゃいました。
まさに「時代の預言者、アドラー」でした。

ところで、アドラー心理学ベーシック・コースは、現代のアドラー心理学を体系的に学べる基礎的なコースで、一部の本を読んで「これがアドラー心理学だ」と勘違いしている人の誤解・曲解を説く講座でもあります。
しっかりとアドラー心理学を学びたいと思っていらっしゃる方にお勧めの講座です。

◆アドラー心理学の基礎を学ぶアドラー心理学ベーシック・コースの今後の予定は次のとおりです。

■東京土日4日間コース(集合型.リアル)
 日程:4月コース 4月1.2.15.16日(土日)
       7月コース   7月8.9.22.23日(土日)
 会場:ヒューマン・ギルド研修室
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/244

■オンライン開催:土曜コース(6日間)
 日程:5-7月コース5月27日.6月3.17日.7月1.15.29日(全.土)
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/859

■栃木土日4日間コース(集合型.リアル)
 日程:5月13.14.27.28日(土.日)
 会場:國學院大學栃木学園 教育センター 4階(栃木県栃木市境町22番地30号)
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1029 

■長野土日4日間コース(集合型.リアル)
 日程:8月5.6.19.20日(土.日)
 会場:未定(決まり次第掲載いたします)
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1054 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

私はこのところカウンセラー養成に力を入れています。
カウンセリングを学んだ人達が医療、福祉、教育、企業などで人をサポートする人になっていただきたいからです。
その願いの現れが「カウンセリング道場」。
(1)ジュニアコース、(2)ミドルコース、(3)シニアコース、(4)混合コースの4つのコースを走らせ、50人の方々がオンラインのコースに参加しています。

昨日の14:00~16:00はカウンセリング道場のシニアコース。
4つのコースの中でも一番熟達者揃いです。



11人の参加者を得て、森本光代さんが他コースからこのコースに振り替え参加しクライアント役。
竹尾めぐみさん加藤保紀さん佐藤健陽さんが順番にカウンセラー役を務めました。
三者三様のカウンセリング・スタイル。

私がいつも感心するのは、演習を終えた後のオブザーバーである仲間のフィードバック。
率直な物言いをしながら勇気づけにつながるのがアドラー派ならではです。
「きょういく」という言葉の響きにさまざまな感じを当てはめることが可能だとしたら「教育」だけではなく「共育」「響育」「協育」の場だと確認できた昨日のカウンセリング道場でした。

■ヒューマン・ギルドのWebsiteにはカウンセラーに進む道が示されています。



https://www.hgld.co.jp/ から入ってご覧ください。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

聖教新聞の3月12日号 の〈ライフスタイル〉欄に掲載されたインタビュー記事について一部の媒体限定で聖教新聞社編集総局報道局文化部のNさんから公開許諾を受けこのブログでの2回目です。
「自己肯定感より、自己受容が大切」と《母娘関係を考えるヒントに 岩井さんからワンポイントアドバイス》がキモになります。
 「ないものねだりより“あるもの生かし”」の大切さについて語っています。

自己肯定感より、自己受容が大切

■娘と関係がこじれた母親が、最初にすべきことは?

娘に執着せず“自分”を見つめることです。完璧な人間がいないように、完璧な母親もいません。
まずは自分を受け入れること、自己受容です。

これは自己肯定感とは異なります。
自己肯定は「肯定しよう、しよう」とするのが一種のわなになり、肯定できない自分に直面するリスクがあります。
例えば、「幸福を求めるわな」もそうです。
「幸せになりたい、なりたい。まだ幸福じゃない」という人は不幸を感じ、「おかげさまで」と思える人は幸福を呼ぶ。

それと同じように「自分なんか肯定できない。まだ足りない」というあがきで、ますます肯定できなくなる。そうではなく、問題のある自分を受け入れるのが、自己受容。
必要なのは「不完全である自分を受け入れる勇気」です。

■確かに、理想とは違う自分を認めるには「勇気」が必要です。

より成長したいというモチベーションで生きる人間にとって、それができていない自分を受け入れることを、アドラー心理学では「勇気の中でも非常に大きな勇気」だと捉えています。

少し次元は違いますが、俳優のオードリー・ヘプバーンは、年齢を重ねても「一つ一つのシワも私」と、写真を修正しませんでした。
シワも自分の魅力だと。
これは自己受容ですね。

そのままの自分を丸ごと受け入れる。
自己肯定感を無理に求めるのは、ないものねだりにつながりかねません。
私の好きな言葉は「ないものねだりより、あるもの生かし」。
あるものを生かそうじゃないかと。

■自己受容が、関係改善のカギですね。

いわゆる毒親になるのは“完璧幻想”がある人が多いと思います。
例えば「自分はこうだから、せめて娘は」と。
自分が満たされなかった夢を娘に託して、非常に強い強制圧力になる。
それに耐えられなくなる娘たちが多いですね。
それでいて、親の希望通り成果を出した娘に、嫉妬してしまう母親もいたり。
人の心は複雑です。

■母親が自分を見つめられたら、次にやるべきことは?

気付けたなら、私は子どもへの謝罪だと思います。
子育ては失敗の連続。
「しくじっちゃったかも」と受け止め、謝って、直していけばいいだけなのですが、自分の非を認める親は極めて少ないですね。
「毒親なんかじゃない。むしろ教育熱心だったわ」と、自負心を持っている場合が多い。
すると子どもも「この人には分からない」となってしまいます。

子どもの側にも許しと感謝が生まれると、双方歩み寄り、関係改善へ進むと思います。

ただ、和解や折り合いがつくことだけが幸せではありません。
子どもは子どもで自分の道を歩んでいます。
執着するより距離を置いた方がいい場合もあります。

アドラー心理学では「人生の主人公は自分自身」と考えます。
母も娘も、人生をどう生きるかは自分次第。
「私が今からできること」に目を向け、未来をつくっていきましょう。

《母娘関係を考えるヒントに 岩井さんからワンポイントアドバイス》

・母娘の歩み寄りの一歩は、親が自分自身と向き合い変化すること。
子どもは、親のささいな変化もキャッチします。

・成人した娘が気になって仕方ない人は、子どもに“依存”しているかも。
他に夢中になれるものを見つけましょう。

・「あんなに○○してあげたのに」という気持ちは、対人関係全般で起こり得ること。
子どもの記憶には、それほど残らないので、感謝されないものと心得ておきましょう。
娘が親になった時、感謝されるかもしれません。

・和解のため謝りたいとしても、娘側の怒りが強い時は、頼りになる第三者に入ってもらうか、もう少し時間をかけた方がいいかもしれません。
子どもの気持ちに合わせましょう。

・アドラーは「人は記憶をつくる」と言っています。
過去の出来事が“思い込みの物語”になっている可能性も。
昔話をきっかけにお互いの認識のズレが分かり、母娘が和解することもあります。

・「最近、大切なことを報告してもらえない」と思うなら、「便りがないのがよい知らせ」と考えましょう。自立した娘から頻繁に報告がないのは自然なこと。
親のリーダーシップは卒業です。

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