アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

3つの話題です。

1.設立30周年のプレゼント

2.家族療法ワークショップ

3.外部セミナーの追加情報


1.設立30周年のプレゼント

昨日(5月30日)出社すると、ヒューマン・ギルドの設立30周年を祝うプレゼントが2つお届けいただいておりました。

1つは コルネット 代表の 中垣俊子さん から鉢植えの胡蝶蘭。



中垣さんは最近、PHP研究所から『子どもが伸びる「いいわがまま」心を荒らす「わるいわがまま」』(1,200円+税1)を出され、私に贈呈してくださっています。

2つ目は、名古屋の鈴木広明さん、匠子さん、真実さんのご家族から置き時計。



何と、アドラーの写真と言葉が刻み込まれていました。

「人間は、自分自身の人生を描く画家である」

貴重品です。

中垣さん、鈴木さんご家族、ありがとうございました。

2.家族療法ワークショップ

昨日の13:30~18:30は、ヒューマン・ギルドで八巻 秀 先生(駒沢大学教授、やまき心理臨床オフィス代表)を講師として「家族療法ワークショップ」を行っていました。

参加者は、私を含めて9人という精鋭メンバー。
ロールプレイもたっぷりの楽しい1日目でした。

講座終了後は、出勤していた宮本法人事業部長を交えた9人で「竹ちゃん」で懇親会を行いました。

3.外部セミナーの追加情報

昨日お伝えしたアドラー心理学に学ぶよりよい人間関係の秘訣 に関して八巻 秀 先生からは、参加枠は拡大可能との情報をお聞きしました。
あと数名どころか、20~30名でも収容可能とのことです。
普段の講座ではあまりお伝えしていない内容をどしどし提供します。
「何だ、この話またか」というのは、あまりありません!

<お目休めコーナー> 5月の花(29) 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(5月29日)は金沢市で石川県庁の「新任課長補佐研修」を行っていました。
参加者は49名。

今年は、4月23日(木)、5月12日(火)に続いて3回目の担当です。

私の研修の特徴は、講義・討議・演習交えながら、研修内容を受講者が職場だけでなく、家庭や個人生活にも活用できるような仕掛けをしてるところがポイントで、夫婦が仲良く暮らせるコミュニケーションにも触れたりします。

さて、一般の方が参加可能な外部セミナーのご案内です。

アドラー心理学に学ぶよりよい人間関係の秘訣

日 時 6月14日(日) 13:00-17:00
場 所 たましんRISURUホール
参加費 3,000円

主催はやまき心理臨床オフィス。
同代表の八巻 秀 先生(駒沢大学教授)は、こんなことを書いてくださっています。

岩井先生の講演は単なる講演ではありません!
一方的に講師の話を聞くのではなく、参加者を巻き込んで体験を通して「肚でわかる」講演です。 アドラー心理学は、今でこそ本はたくさん出ておりますが、本来は本だけ読んで知るものではなく、体験そして実践を通して体得していく心理学です。

アドラー心理学が初めての方も・ある程度知っている方も、ぜひ岩井先生の講演を一度聞いてみてください。そこでアドラー心理学の真髄を垣間見ることができるはず。

岩井ワールドによるアドラー心理学体験講演にぜひご参加ください。強くおススメです!


普段の講座ではあまりお伝えしていない内容をどしどし提供するつもりです。
「満員御礼」まであと数人のようです。
お早目に!

<お目休めコーナー> 5月の花(28) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(5月28日)は、9:20東京発の新幹線で金沢に来て、オフの日を過ごしていました。

まずは尾山神社。

金沢に20数回もご縁をいただいていることに感謝しました。

続いて、兼六園

2年前に来たときは気づかなかったのですが、65歳以上の入場料は無料でした。

やはり噴水は見逃せません。

どうして電気もなくこのようなことが可能なのでしょうか。

その後、瓢池(ひさごいけ)の方に回り、翠(みどり)滝を撮影しました。

観光客は、思ったほど多くはありませんでした。

花火橋から菖蒲を撮ったつもりなのですが、あまりよく写っていませんでした。

根上松。

後は解説省略。

帰り際に乗ったタクシーの運転手からは、「六勝」について説明を受けました。

六勝とは、[宏大(こうだい)][幽邃(ゆうすい)][人力(じんりょく)][蒼古(そうこ)][水泉(すいせん)][眺望(ちょうぼう)]のことで、「庭園では六つのすぐれた景観を兼ね備えることはできない。広々とした様子(宏大)を表そうとすれば、静寂と奥深さ(幽邃)が少なくなってしまう。人の手が加わったところ(人力)には、古びた趣(蒼古)が乏しい。また、滝や池など(水泉)を多くすれば、遠くを眺めることができない」と書かれ、、「この六つの景観が共存しているのは湖園(こえん)だけだ」と結ぶ宋の時代の書物『洛陽名園記(らくようめいえんき)』の中の「六勝」に由来していることを教えられました。
すばらしい景観を持した庭園として賞された湖園。兼六園は、この湖園に似つかわしく、六勝を兼ね備えているという理由から、文政5年(1822)、その名を与えられたのだそうです。

ホテルに帰る途中に東茶屋街に寄りました。

ホテルに早めに帰ってからは、もっぱら分担執筆本の原稿を書いていました。

ホテルでの夕食がおいしかったです。

◆2年前の金沢観光の様子をカミさんのブログでご覧ください。

2013年5月14日 夫婦で金沢兼六園

2013年5月15日 金沢 武家屋敷と茶屋街

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「毒になる親」で一番イメージしやすいのは、このアルコール中毒の親かもしれません。

当初は、このアルコール中毒の親に育てられた子どもを「アダルト・チルドレン」と称していましたが、いつのまにか機能不全の親に育たられた子どものことを「アダルト・チルドレン」と拡大解釈されてしまいました。

話はそれまでにし、『毒になる親』には、こんなことが書かれています。

「家にアルコール中毒の人間がいるというのは、比喩的にいうならば、リビングルームに恐竜が居座っているようなものである。外部の人間から見れば、そんな巨大なものがそこにいるには歴然としており、とても無視できることではない。だが家族はその化け物に対してなすすべがなく、その無力感から、そんなものは自分たちの家にいないことにしてしまう」

さらに

「そういう家庭においては、『嘘』『言い訳』『秘密』が空気のようにあたりまえのことになっており、それが一緒に暮らしている子どもに計り知れない情緒の混乱を起こす」

と続きます。

片親の飲酒の問題についての「家の秘密」には、必ず次の3つの要素が含まれています。

(1)アルコール中毒の親本人による「事実の否定」

(2)本人以外のメンバー(たいていは配偶者と子ども)による「事実の否定」

(3)自分たちは”ノーマルな家”なのだという取りつくろい

 アルコール中毒のもう一方の親の役割も重要です。

この本では、夫がアルコール中毒である場合、妻は夫の”協力者”であり、”共依存”の関係にあることが書かれていますが、このことは今日では定説です。

共依存者は、「事実の否定」をすることによってアルコール中毒の行動を黙認し、その相手が哀れなアル中であることを許し、その代わりに相手をコントロールする力をえていることがあり、相手が酔いつぶれると共に、一家を自分の好きなように動かす自由を手に入れているからであり、共依存者が”ダメ人間”をパートナーにするのは、「自分が”ダメ人間”であることを自覚してのことばかりでなく、相手と比較して自分の方が優れていると感じることができるためのこともある」と手厳しい書き方をしています。

大事なことは子どもへの影響です。

ポイントだけ示せば、この本では、次のようなことが書かれています。

(1)親を救うことと”ノーマルな家”の見せかけを維持するための空しい努力にエネルギーが注が割かれるあまり、自分自身の基本的なニーズにほとんど注意を払うことができない。その結果、心の支えを必要とするのに、その子どもは親から心の支えが得られないという自己矛盾に陥る。

(2)「親子の役割の逆転」を学んでしまい、子どもの頃から親との関係を通じて培われた「問題のある人を救いたがる性格」ができてしまう。

(3)さらに、「今度こそうまくやれるに違いない」と思って過去のトラブルをまた繰り返してしまうという「衝動強迫的な反復」を無意識的に演じてしまう。このことで「二度とアル中の人間とは関わりを持つものか」と思っていても、心の奥底に根づいた無意識の力は、意識の力よりもはるかに強力に作用する。

(4)ごく若いうちにアル中の親に酒の味を覚えさせられることによって、アル中の親を持つ子どものうち、少なくとも4人に一人は自分もある中になる。
アル中の親を持った子どもは、「激しい怒り」「うつ」「喜びの喪失」「猜疑心(さいぎしん)」「人間関係のトラブル」などの問題点を親から受け継ぎ、同時に「不必要で過剰な義務感」を背負い、自分も飲むことになった場合は、「過度の飲酒」という習慣も受け継いでしまう。

(5)重要な人間関係を学ぶ相手である親から信頼を学べないことによって「誰も信じられない」という信頼感の喪失が生じ、恋愛関係でも友人関係でも、他人といい関係を保つ心が蝕まれる。

ただ、スーザン・フォワードは、問題点を指摘するだけでなく、この章の最後の部分で次の言葉で勇気づけてくれます。

「もしあなたがアル中の親の子どもだったら、自分の人生を自分の手に取り戻すためのカギは、そのような親を変えなくてもあなたは変わることができるのだと自覚することだ。
あなたの幸福は、あなたの親がどんな親であるかによって左右されなければならない理由はないのである。
たとえ親はまったく変わらなくとも、あなたは子ども時代のトラウマを乗り越え、親によって支配されている人生を克服することができる。
あなたに必要なのは、それをやり抜く決意と実行力だけなのだ」

いかがですか?

これから金沢に出かけます。

<お目休めコーナー> 5月の花(27) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(5月26日)の夕方、若林夫妻がご来社でした。

このご夫婦は、PHP研究所同期入社でご結婚、その後、夫の邦秀さんは
『ぼく、お母さんの子どもでよかった』(共著、1997年1月発行)、最近では『心の雨の日の過ごし方』(2009年11月)を世に出してくれた名編集者です。

 

夫の邦秀さんは、現在フリーでライター兼編集者として、妻の邦江さんは、大学院に進み、臨床心理士としてご活躍です。
とても仲良し夫婦です。

場所をヒューマン・ギルドの近くのタイ料理店に移し、宮本秀明法人事業部長、永藤かおる研修室長を含めた5人で歓談。
楽しい語らいになりました。

◆若林邦秀さんは、2012年5月27日のアドラー心理学ゼミナール にご登壇。
その模様を2012年5月28日付けブログ 「非常識結婚よもやま話」(アドラー心理学ゼミナール) としてご紹介しています。


さて、今週末5月30日(土)、31日(日)開催の
家族療法ワークショップ のご案内です。
ご参加の方は、複数面接がうまくなります。

講師は八巻 秀(やまき しゅう)先生(駒澤大学文学部心理学科教授、やまき臨床心理オフィス代表、臨床心理士)。
昨年の12月12日、13日「アドラー心理学を活かしたブリーフセラピー入門」でもご指導いただき、好評を博しました。
詳細は、次のとおりです。

家族療法入門〜複数面接がうまくなるために

様々な相談業務に携わる方で、1対1の単独面接だけでなく、親子・夫婦や家族の何人かと複数名の同席面接をする機会は多いのではないでしょうか? 「複数面接は苦手です」という声も、現場の方からちらほらお聞きします。

確かに、単独面接をする場合と、複数面接する場合とでは、面接者の振る舞い方だけにとどまらず、面接担当者の面接における観察の仕方や、面接者の頭の中の考え方まで違うものです。その違いを明確に示して、複数面接のコツを提示しているのが、いわゆる「家族療法」という理論と技法です。

本講座は、その「家族療法」について、講義とロールプレイ実習を織り交ぜながら、進行していく予定です。理屈ではなく、「家族療法」の基本をしっかりと身につけたい、現場で使えるようになりたい方、ぜひご参加ください。

※ご興味のある方はどなたでも参加出来ます。

日 時:5月 30日(土 )13:30~18:30  ・5/31(日))10:00~17:00

会 場:ヒューマン・ギルド研修室 

料 金:プレミアム会員:32,400円(税込み) 、一般:37,800円(税込み) 

<お目休めコーナー> 5月の花(26) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月25日)は、10:00~10:00にヒューマン・ギルドで平日開催 アドラー・カウンセラー養成講座 の5日目を行っていました。

ある男性の早期回想解釈を行って、その後は、全員が次々とカウンセラー役を務めていただきました。
それぞれにパターンが浮き彫りになって面白かったです。
今回は、早すぎる助言が出なかったのが良かったです。
どうしても、カウンセリングするとなると、助言したがる人が多いのです。

私自身としては、クライアント役を務めて、重要な示唆が与えられました。
仕事面で「トリビアルなこと」(些細なこと、どうでもいいこと)を減らし、「エッセンシャルなこと」(本質的なこと)を重視することを強く感じました。
そろそろいつものパターンを卒業しないと。

トリビアルとエッセンシャルのことにもう少し触れると、私たちは「トリビアルなこと」に忙殺されて、「エッセンシャルなこと」に取り組まなかったり、先延ばししてしまうことがあります。
特に「エッセンシャルなこと」には面倒くささが伴います。
しかし、先々ダメージを受けるのは「エッセンシャルなこと」に取り組まなかったことによってです。

そもそも私は、研修で次のファイルを使って「優先度思考」の考え方を伝えているのです。
言行一致させなければなりませんね。

 

ところで、ヒューマン・ギルドの設立30周年を祝うプレゼントが ヒューマン・ギルドの プレミアム会員 のお2人から届いています。

お一人は、入院中でリハビリに励む日々を送っていらっしゃる 吉野 敦子さん お花。
きれいなお花のプレゼント。



本当は私の方こそお花をお贈りしなければならない方です。

もうお一人は、研修講師/カウンセラーとして大活躍の 金井津美さん
ヒューマン・ギルドの研修室の環境がより清浄になりますように、と願って(?)空気清浄機をプレゼントしてくださいました。

吉野さん、金井さん、ありがとうございました。

◆金井さんには、7月度のアドラー心理学ゼミナール を次のとおりご担当いただきます。

7/12(日)11:00~13:00 「ビジネスの場にアドラー心理学を伝えるということ」
講師:金井 津美 氏(研修講師)
「ビジネスの現場から聞こえてくる様々な声」「優良な商品としての、見せ方と出し方」「メダカの学校を作るための共同体感覚ファシリテーション」を骨子として、研修講師としてご活躍の金井津美さんからビジネスパーソンにアドラー心理学を伝える際に、気をつけていること、気づいたことを参加者の方々と分かち合い、それをもとに多様な視点から意見交換できるような進め方をしていただきます。

<お目休めコーナー> 5月の花(25) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月24日)は、9:30~17:20にヒューマン・ギルドで「感情コントロール法セミナー」を行っていました。
アドラー心理学をよく知る参加者が22名だったため、私は全体を把握できると共に質疑応答も充実していました。

私は「意識は2つのことを同時並行処理できない」とホワイトボードにも書き、怒りの感情が出たとき、ふと他のことに意識を向けると、怒り続けることが困難であることを伝え、さらに感情のコントロール法の1つとして「呼吸法」の説明をしたとき、呼吸を数え続けていると、他のことに意識が散らばりにくいことも教えたことで納得してもらいました。

ところで、講座の参加者の中に「親の呪縛」が成人してからも影響を受け続けている人がいました。
「不合理な信念」を扱っていたときにその方から発言がありました。

その方は、親から影響を受けた結果が「親の呪縛」になり、いつしか「自縄自縛」になっていたのです。


さて、「毒親」のオリジナル本の1つである『毒になる親』を読み解くシリーズの5回目。
今回は、「毒になる親」の7つの分類の中の「コントロールばかりする親」についてです。

コントロールばかりしたがる親の多くは自分が必要とされなくなることを恐れているため、子どもの心の中に非力感を植え付け、それが永久に消えないようにと望みます。
このことは実は、自分が子どもに依存していることの裏返しです。

コントロールしたがる親は、子どもが成長して独立し、家を出ていった後に、残された中高年の夫婦によく見られる精神的に不安定な状態である「巣立ち症候群」(注:心理学用語では「空の巣症候群」)と似たような不健康な不安感を抱いています。

ところで、親のコントロールには次の2種類があります。
2種類とこれぞれのタイプを書いておきます。

(1)露骨ではっきりわかる直接的なコントロール
      a)  自分の都合を押し付けるタイプ
  b)金でコントロールしようとするタイプ
  c)子どもの能力を永久に認めないタイプ

(2)はっきりとわかりにくい心のコントロール
  a)「干渉をやめぬ母」のタイプ
      b)「兄弟姉妹まで親と一緒になって責める家」のタイプ
      c)「兄弟を比較する親」のタイプ

「毒になる親」のコントロールに対する子どもの反応は2種類しかありません。

1)服従か反抗か

(2)墓に入っている親からまだコントロールされる

「親の呪縛」からいつしか「自縄自縛」に陥るタイプは、この「コントロールばかりする親」に育てられた人だということですね。

◆『毒になる親』を読み解くシリーズの今までの4回は以下のとおりお読みいただけます。

5月19日 『毒になる親』を読み解く(1)
5月20日 『毒になる親』を読み解く(2)
5月22日 『毒になる親』を読み解く(3):余話 ― 帝大でなければ
5月24日 『毒になる親』を読み解く(4):義務を果たさない親

<お目休めコーナー> 5月の花(24) 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月23日)は、会社はオフの日でしたが、自宅で丸1日近くかけて6月9日に学研パブリッシング から出す『アドラー心理学が教える 新しい自分の創めかた』の原稿のゲラのチェックをしていました。

朝の8:45に原稿が届き、9:30から校正作業に入りました。

自分でも驚くくらい手を入れ、そのため付箋紙で一杯になってしまいました。

「はしがき」「あとがき」も書きました。
これでやっと次の本の取り掛かれます。
とにかく7月末までに4冊の本を出すのです(うち1冊は編著本)。


さて、「毒親」のオリジナル本の1つである『毒になる親』読み解くシリーズの4回目。
『毒になる親』の本の第1部の「毒になる親」を次の7つの分類

・「神様」のような親
・義務を果たさない親
・コントロールばかりする親
・アルコール中毒の親
・残酷な言葉で傷つける親
・暴力を振るう親
・性的な行為をする親

このうちの「義務を果たさない親」についての詳細です。

この本の著者のスーザン・フォワードは、子どもの基本的人権として次のことを書いています。

(1)体の生存に必要なものを与えられる権利
   食事、服、住む場所を与えられ、危険から守られること
(2)心の面でも健康に育てられる権利
   このことで、生まれてきたことに価値を見いだせる人間に成長できる。
(3)子どもが子どもらしく生きる権利
   小さいうちに無邪気に遊び回り、のびのびと自然であること

立場を代えると、親には次の基本的な義務がある。

(1)親は子どもの肉体的なニーズ(衣食住をはじめ、体の健康に必要としていること)に応えなくてはならない。
(2)親は子どもを、肉体的な危険や害から守らなくてはならない。
(3)親は子どもの精神的なニーズ(愛情や安心感、常に注目してやることなど、心の面で必要としていること)に応えなくてはならない。
(4)親は子どもを、心の面でも危険や害から守らなくてはならない。
(5)親は子どもに道徳観念と倫理観を教えなくてはならない。

親の中には、(1)すら満足にできない親がいて、このような親は、自分自身が情緒不安定であったり、子どもが必要としていることをに応えられないばかりか、その多くは自分が必要としていることを子どもに満たしてもらおうとしている有様だとしています。

そうなると、子どもは自分で自分の親の役割を演じるどころか、時には親の親役を果たすことにもなります。
満足に役割を果たせない子どもは、フラストレーションがたまり、「不完全にしかできない自分」という自己イメージが生まれます。その結果、親の問題に引きずられ、親の都合に踊らされているのを自分の運命のように思うようになります。

スーザン・フォワードは、「義務を果たさない親」とその子どもとの間で相手を救おうと頑張っているつもりで実は自分の人生が破滅していく、いわゆる「共依存」の関係に陥る危険性を述べ、この本の中で12項目の「共依存度のチェックリスト」を示しています。

その部分は紹介するのに紙面が足りないので、是非『毒になる親』を読んでみてください。

毒になる親 一生苦しむ子供
(講談社+α文庫)

スーザン・フォワード著
玉置 悟訳

講談社

◆関連記事として『母がしんどい』をもとに母親の子どもに対する影響を考えるシリーズについて今まで12回書いています。
計12回の記事は、以下をご参照願います。
後半には克服法が書かれています。

1回目 3月27日のブログ
2回目 3月28日のブログ 
3回目 3月31日のブログ
4回目 4月2日のブログ
5回目 4月7日のブログ
6回目 4月9日のブログ
7回目 4月11日のブログ
8回目 4月13日のブログ
9回目 4月16日のブログ
10回目 4月17日のブログ
11回目 4月18日のブログ
12回目 4月22日のブログ

<お目休めコーナー> 5月の花(23)
 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月22日)は、結婚している上の息子の39歳の誕生日。
朝にお祝いのメールを送りました。
仕事で忙しくしているようで、6月の上旬にも食事をしようということになりました。

会社ではカウンセリングもこなし、1日遅れのメルマガの原稿を書き、大忙しです。
仕事(特にメールの返信)が滞っていて、一部の人にご迷惑をおかけしているかもしれません。
今日は、在宅勤務の日なので、できるだけ対応するつもりです。
さりとて、学研から6月9日に出す本の原稿のゲラが届くので、どうなることやら。

14:20に法人事業部営業統括マネジャーの目次 心さんとオフィスを出て、向かうは六本木ヒルズのハリウッドプラザ。

ハリウッド大学院大学エクステンションスクールで「人生を変えるアドラー心理学」のタイトルで講演を行うのです。

5階の学校法人メイ・ウシヤマ学園5階ホールに行くと、そこに山中祥弘理事長が。
山中理事長は、私の早稲田大学商学部の先輩で、大学院の商学研究科で経営学を学ばれた方です。
ご一緒に講演についての下打ち合わせ。

その後、12階に移り、客員教授の小林勝先生も交じって懇談。
共通の話題がたくさん出ました。

16:00から玉利かおるさん(学校法人メイ・ウシヤマ学園秘書室長、ラジオパーソナリティとしても有名)の司会で始まり、山中理事長のメイ・ウシヤマ学園の理念とアドラー心理学の概念が近いことに触れたご挨拶。
山中理事長は、私の『人生が大きく変わるアドラー心理学入門』(かんき出版、1,400円+税)をしっかり読みこなしておられたのです。

人生が大きく変わる
アドラー心理学入門
岩井 俊憲
かんき出版

 

ヒューマン・ギルドの関係者も入った120名を対象にした講演には熱が入りました。
いつものように参加者を2人一組にし、討議・演習を加えながら、アドラー心理学の理論と勇気づけについて話を進めていきました。


(熱の入った講演の写真)


(2人一組での討議の写真)

17:30に講演が終わり、その後30分の質疑応答の時間。
驚いたことに、学生を含めて3/4ほどの人たちが残ったことです。

一般参加の人たちを含めて6人ほどの質問がありましたが、うち2名が留学生であったことが印象に残りました。

講演が終わって再び12階に。
『国家の品格』で有名な数学者の藤原正彦氏の奥様の藤原美子先生(ハリウッド大学院大学教授、心理学者)も交えてお茶をいただきました。

最後は、理事長はじめ4人に1階まで送っていただき、六本木ヒルズのハリウッドプラザを後にしたのであります。

終始一貫心を込めたおもてなしに感激と満足感一杯の数時間でした。

<お目休めコーナー> 5月の花(21) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月21日)は10:30~16:20に独立行政法人 国立病院機構 水戸医療センター附属桜の郷看護学校で79名の学生を対象に人間関係論①の集中講義をしてきました。

チームワークの良さを確認するため毎年やっている「人間椅子」の演習は、なかなかできませんでした。

 

そのことがかえって学生がチームワークを学ぶきっかけになりました。
小グループに分けて「どうすればうまくできるか?」を考えてもらいました。

結果は次のとおり成功。

79名でいっぺんにやるとなると圧巻です。

講義の最後は「勇気づけ」で締めました。

教科書は『自分を勇気づける技術』(同文館出版、1,400円+税)を使いました。

カウンセラーが教える
「自分を勇気づける技術」
岩井 俊憲
同文館出版


さて、「毒親」のオリジナル本の1つである『毒になる親』読み解くシリーズの3回目。
今回は、『毒になる親』の本を離れて私の知人のケースをご紹介します。

Sさんのお父さんは、大企業の部長。
出身大学は、ある有名国立大学、「旧帝大」の1つです。
父親としての威厳もあり、父親を尊敬するSさんは、塾もスポーツも父親の言いなりになり、父親に内心いつもびくびくしている自分がいました。
子ども時代は、それが好ましいことだと信じていました。

父親は「旧帝大以外は大学の名に値しない」という歪んだ価値観を持っていました。
教育系の大学を「旧師範学校」、国立大学の多くをを駅弁大学と呼び、私立大学の早稲田大学をもともとは「東京専門学校」、東京理科大学を「東京物理学校」、慶應義塾大学を「塾』」という時代錯誤もはなはだしい人物でした。

Sさんにも旧帝国大学を志願させ、滑り止めの私立大学への入学を頑として認めませんでした。

Sさんは、二浪の3回目の受験失敗、この年になってやっと父親は私立大学への入学を認めました。
その私立大学は、Sさんが現役で受かっていた大学でした。結果として、2年遅れで同じ大学に入ったことになるわけです。

しかも、2歳年下の妹には、帝国大学の呪いをかけていなかったので、彼女の望みの私立大学に同時期に入ったことを釈然としない思いで受け止めていました。

大学に入ると、勉学に対する意欲も急に失せ、家から出かけても授業に出ないようになってしまったのです。

Sさんの父親は、自身「神様」のような親であり、コントロールばかりする親のケースです。

<お目休めコーナー> 5月の花(20) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月21日)は、15:30~17:30に かんき出版 主催で人事教育・部門教育ご担当者様を対象に「無料体験セミナー」を行ってきました。



18人がご参加。

内容は、アドラー心理学をベースとした 法人向け研修プログラムのご紹介で、詳細は次のとおりでした。

1.アドラー心理学の概要について
2.アドラー心理学と研修との親和性
3.当社研修カリキュラムの一部ご紹介
 1)変革型勇気づけリーダーシップ
 2)八掛人生研修
4.所属講師と他の主要研修のご紹介
5.質疑応答

質問に応答して、部下の失敗に対して「なぜ、なぜ」と問い詰めるデモンストレーションをお見せしたら、私の迫真の演技に拍手喝采でした。
もちろん、協力して対処するやり方をその次に演じました。

感想の第1は、アドラー心理学の認知度がとても高いことで、今までにアドラー心理学の本を読んでいる方が半分、私の本を数冊まとめて読んでいる人が数人いました。

第2は、途中に質問を入れていただくことをお願いしたら、切れ味の鋭い質問がいくつもありました。

17:30に予定どおり説明会が終わってから懇親会を開催。
受講者の一部の方と打ち解けたやり取りができました。

◆ヒューマン・ギルドでは、積極的に講演・研修をお引き受けいたしております。
予算に応じた講師派遣も可能です。
お気軽にメール(info@hgld.co.jp )か電話(03‐3235‐6741)でご相談ください。

◆明日(5月22日)に一般の方も参加可能な無料講演会が行われます。

テーマ:人生を変えるアドラー心理学

講演日時:5月22日(金)16:00~17:30

会場:学校法人メイ・ウシヤマ学園5Fホール
東京都港区六本木6-4-1六本木ヒルズ ハリウッドプラザ
東京メトロ日比谷線六本木駅1Cコンコース直結

参加費:事前予約の場合 無料

主催:学校法人メイ・ウシヤマ学園 ハリウッド大学院大学

申し込み:参加申し込みのPDFファイル からファックス

 

<お目休めコーナー> 5月の花(19) 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨晩(5月19日)は、18:30~20:00にヒューマン・ギルドで中小企業診断士の勉強会、マネジメント・カウンセリング懇話会主催 の「サーバント・リーダーシップとは?」の講義が根本英明氏(NPO法人日本サーバント・リーダーシップ協会理事、自在株式会社 代表取締役)を講師として行われました。

 

リーダーシップそのものから始まり、サーバント・リーダーシップの概要についてわかりやすくお話しいただきました。
私の印象では、アドラー心理学の尊敬・信頼・共感をベースとするリーダーシップと相通じる点が多々あることに気づき、たくさんの収穫がありました。

講座が終わってからは、12人で香港酒家で懇親会を行いました。

根本さん、ありがとうございました。

なお、サーバント・リーダーシップに関しては、下の本が読みやすくてお勧めです。

サーバントリーダーシップ入門
金井 壽宏,池田 守男
かんき出版


さて、「毒親」のオリジナル本の1つである『毒になる親』読み解くシリーズの2回目。
この本では、第1部の「毒になる親」を次の7つに分けています。

・「神様」のような親
・義務を果たさない親
・コントロールばかりする親
・アルコール中毒の親
・残酷な言葉で傷つける親
・暴力を振るう親
・性的な行為をする親

7つのうち6つは言葉どおりに理解できそうですが、「神様のような親」がまるで完全無欠な親のように捉えられて理解しにくいので、今回はその点を明らかにしておきます。

「神様」のような親は、著者のスーザン・フォワードによれば、ギリシャ神話に登場する、オリンポスの山の頂上に住む神々のように、地上を見下ろしては、人間のするあらゆることに裁定を下し、人間が彼らの気に入らないことをすれば、ただちに罰を下す親のことです。

このタイプの親は、その時の親の気分でどんな”罰”を受けるか予測のつかない子どもは、内心いつもびくびくしていなくてはなりません。

子どもが思春期に入って子どもが親に対立するようなことがあると、心の不健康な親は、子どもの離反や考え方の違いを自分に対する個人的な攻撃と受け止め、しばしば子どものためを思ってそうしているのだと考え、子どもの反発を無意識につぶそうとするので、子どもの自立心の芽を摘み取ってしまいます。 

<お目休めコーナー> 5月の花(18)

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月18日)は、10:00~16:00に平日開催 アドラー・カウンセラー養成講座 の3日目を行っていました。
まずは、「早期回想解釈がたちまち上手になる7つのコツ」をもとに2人のケースを徹底的に解釈したところ、受講者の呑み込みがとりわけ早いことがわかりました。

続いて、ある方にクライアント役を引き受けていただき、私がカウンセリングのデモンストレーションを行いました。
ここでも、受講者が重要なポイントを学んでくれたようです。

さて、今日から流行語の「毒親」のオリジナル本の1つである『毒になる親』(スーザン・フォワード著、玉置 悟訳、講談社+α文庫、780円+税)を数回に渡って読み解いてみます。

毒になる親 一一生苦しむ子供
(講談社+α文庫)
スーザン・フォワード著
玉置 悟訳
講談社

そもそもこの本を読むきっかけは、カウンセリングのクライアントや 愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)の受講者の中に「毒親」としか言えない親に育てられた人たちが多いことでした。
この人たちは、子育ての前に自分育てが不十分な人たちでもあります。

この本では、第1部の「毒になる親」を次の7つに分けています。

・「神様」のような親(第1章)

義務を果たさない親(第2章)

・コントロールばかりする親(第3章)

・アルコール中毒の親(第4章)

・残酷な言葉で傷つける親(第5章)

・暴力を振るう親(第6章)

・性的な行為をする親(第7章)


個々のことについては、次回以降に譲るとして、この本の「はじめに」から重要な部分を書いておきます(順不同)。

1.「毒になる親」は、子どもに対するネガティブな行動パターンが執拗に継続し、それが子どもの人生を支配するようになってしまう、子どもの害悪を及ぼす親のことである。

2.私たちはだれでも、子どもの時から親に「感情の種」を植えられ、その「種」は、本人が成長すると共に芽を出し成長していき、それは、ある親子にとっては「愛情」「他人を尊重する心」「独立心」などに成長する種になるが、そうでない多くの家庭においては、「恐れる心」「不安感」「過剰で不必要な義務感」「罪悪感」「いくらやっても不十分な気分」などに成長する種になる。

3.後者に属するならば、心の中に根を張る雑草になり、対人関係や仕事や結婚生活を危うくする原因となるかもしれない。つまり、「一人の人間として存在していることへの自身が傷つけられており、自己破壊的な傾向」を示す。

4.大人になってから後の人生に関しては自分に責任がある。成長の過程において自分ではコントロールできない家庭環境に影響されてきたことを忘れてはいけない。しかし、現在自分が抱えている問題に対していますぐ建設的な対策を講じ、問題を解決する努力をすることが求められる。

5.この本は、「毒になる親」の呪縛(じゅばく)から本来の自己を解き放ち、自分の人生を自分の手に取り戻す本である。

以上を読んだだけでも面白い本だと思いませんか?
強くお勧めですよ。

<お目休めコーナー> 5月の花(17)

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

ヒューマン・ギルドの設立30周年を祝って三笠山のどら焼きに「祝」を刻印して贈呈してくださった方がいます。
村上豊子さん です。

家にも持ち帰りおいしくいただきました。
村上さん、ありがとうございました。


さて、昨日(5月17日)のアドラー心理学ゼミナール で 橋本江利子さん(学校法人 三幸学園 心理学講師 兼 カウンセラー、ヒューマン・ギルドのプレミアム会員 歴25年)が

「私のターニングポイントー涙涙のカウンセリング、その意味を振り返る」 

と題して(1)過去(言家族のこと、結婚~離婚のこと)、(2)ターニングポイント(岩井のカウンセリングと共育塾での発表)、(3)現在まで、(4)これから、(5)まとめ、に分けて、家庭と仕事に起きた10年間を16人の参加者を前にたんたんと語ってくださいました。


(講演前の橋本さん)

今までに橋本さんは、アドラー心理学共育塾とアドラー心理学ゼミナール で語っていただいたことがありましたが、<依存的・不健全・不適切>から、現在の橋本さんの<自立的・健全・適切であろうとする>への内面・思考の変化、それに伴う現実の変化、カウンセリングでもたらされたものなど、涙なくして聞けない話を、それこそたんたんと語ってくれました。
この点においても橋本さんの成長と出来事の受容力が感じられました。


(講演中の橋本さん)

橋本さんは、多くの語録を残してくれましたが、次の2つは強く印象に残りました。

◎「これ!と決めたら、3かき修行に身を投じる(汗かき、べそかき、恥かき)」

◎「小さなことでもいいから『自分で選んで、決めて、行動して、結果を手にする』体験を繰り返す」

橋本さんには過去に2年間ほどニュースレターに連載を書いていただいていましたが、後日談を書いていただきたく思いました。

橋本さんの決断力と忍耐強さと勇気にエールを贈ります。

◆7月度、10月度のアドラー心理学ゼミナール は、次のとおりです(それぞれ11:00~13:00)。

7/12(日) 「ビジネスの場にアドラー心理学を伝えるということ」
講師:金井 津美 氏(研修講師)
「ビジネスの現場から聞こえてくる様々な声」「優良な商品としての、見せ方と出し方」「メダカの学校を作るための共同体感覚ファシリテーション」を骨子として、研修講師としてご活躍の金井津美さんからビジネスパーソンにアドラー心理学を伝える際に、気をつけていること、気づいたことを参加者の方々と分かち合い、それをもとに多様な視点から意見交換できるような進め方をしていただきます。

10/4(日) 「2時間でたちまち話すのが楽しくなるワーク体験講座」
講師:菅沼 かおり 氏(元ニッポン放送アナウンサー) 


◆ヒューマン・ギルドで今週の5/19(火)に面白い講座があります(マネジメント・カウンセリング懇話会主催)。
破格受講料500円(税・資料込み、当日払い)

「サーバント・リーダーシップとは?」

講師:根本英明氏(NPO法人日本サーバント・リーダーシップ協会理事、自在株式会社 代表取締役)

なぜこのリーダーシップスタイルが注目されているのか、その背景および考え方と行動スタイルについて、サーバント・リーダーシップと長らく関わっておられる根本英明さんから具体例と私見を交えつつお話しいただきます。

日時:5/19(火)18:30~20:00(講座終了後有志による懇親会があります)。
 
<お目休めコーナー> 5月の花(16)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(5月16日)は、10:00~17:00にヒューマン・ギルドで「アドレリアン・キャリアカウンセリング」の講座を行っていました。
講師は、6年間ミネソタのアドラー心理学大学院で学び、『アドラー心理学を深く知る29のキーワード』(祥伝社新書、840円+税)の著者の梶野 真さん。

アドラー心理学を深く知る
29のキーワード(祥伝社新書)
岩井俊憲監修、梶野 真著
祥伝社新書

参加者は30名。うち25名はアドラー・カウンセラリングのお勉強済みの方。

 内容は以下のとおりで、アドラー派のキャリア・カウンセリングについての本邦初演の講座でした。

 梶野さんは、講義に加えてグループの討議、ペアでのワークも入れ、受講者として参加した私もかなり勇気づけられる内容でした。

アドラー心理学の「仕事のタスク」をキャリアと絡め、アドラー心理学の本場の北米地区で6年間学ばれた梶野さんの本領発揮の、腑に落ちる講座でした。

17:30からは場所を「竹ちゃん」に移して懇親会。

◆アドラー心理学の本場の北米地区のモントリオールから7月末から8月上旬にかけてジョセフ・ペルグリーノ博士が来日され、4つの講座 を担当されます。
申し込み受付中です。

1、「アドラー派のカウンセリング&セラピーの基本」7/25(土)7/26(日)
  受講料:会員43,200円、一般48,600円
2、「面接質問技法」7/29(水)
3、「勇気づけワークショップ」7/30(木)
2・3共通、受講料:会員24,840円、一般28,080円。
※会員で2と3両方の参加は2つ合わせて43,200円。
 会場:ヒューマン・ギルド研修室1、2、3、共通
4、「セルフ・モチベーション」8/1(土)2(日)
 会場:日本出版クラブ会館   
 受講料:会員43,200円、一般48,600円
※8/1講座終了後、当社30周年記念パーティを兼ねた懇親会を開催します。
懇親会だけの参加も可能です。ご予約下さい。(参加費5,000円、平服でご参加下さい)。

<お目休めコーナー> 5月の花(15)

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