おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(10月29日)は、10月19日(金)以来11日ぶりに出勤した日でした。
疲労を感じていたので、21:00少し過ぎに布団に入り、8時間半ほど熟睡しました。
研修の話題が続いたので、久しぶりに「本の紹介」をします。
『アドラー流 子供の英語力を伸ばす』(小池 直己著、南雲堂、1,500円+税)
著者の 小池直己さん から出版社の南雲堂を通じてお贈りいただき、しっかりと読みこなしました。
小池さんは、心理学理論を応用した英語教育の専門家、元大学・大学院教授、NHK教育テレビの講師等で、著書は380冊以上、累計500万部に及ぶ人なので、英語に関心のある方ならご存じの人が多いことでしょう。
この本は、ご自身英語に関心があり、子どもがより効果的に英語を学べるように勇気づけするのにうってつけの本です。
本の帯に次のように書かれているのがぴたりの表現です。
アドラーの教えから導き出される「英語学習への効果的なアドバイス」と小池流「実践的な英語上達法」を通して、子供たちの明るい未来を探ります。
小池さんがどうしてこういう本を書けたかというと、(1)小池さんが小学生から中学3年生の1学期まで劣等生であったこと、(2)お母様や友人の影響と自らの努力で劣等感を克服したこと、(3)大学・大学院時代に英語専攻でなかったこと(大学院時代は心理学を専攻)、(4)予備校教師などを経て英語教育に長らく関わって来たこと、(5)最近、アドラー心理学を学ぶことによって理論の肉付けをしたこと、の5点であることだと私は思います。
読んでの感想は「もっと早く(子どもが小さかった時)にこの本を読んでいたかった」と少し思いましたが、現在小学校2年生の孫が英語を学ぶ段階で母親(私の娘)にプレゼントしようと思いました。
子どもに英語好きになってもらおうと思って読んでいるうちに、あなた自身が英語好きになってしまうような本でもあります。
ただ1つ残念なのは、編集にやや粗雑なところが見られ、少しばかり誤植・誤記載が気になりました。
そのことだけは、書いておきたいと思いました。
◆小池さんの本は、アドラー関連本を今までに2冊、紹介しています。
『アドラー流 英語で幸せになる勇気』(南雲堂、1,500円)
『英語でたのしむアドラー心理学』(小池 直己、PHP文庫、640円+税)
◆2017年の年初から4回「対訳で学ぶアドラー」の記事を書いています。
是非お読みください。
1月2日 対訳で学ぶアドラー(1):これはお勧め『英語でたのしむアドラー心理学』
1月3日 対訳で学ぶアドラー(2):トラウマは本当に存在しないのか?
1月4日 対訳で学ぶアドラー(3):リラックスか居場所があるか?
1月6日 対訳で学ぶアドラー(4):『英語でたのしむアドラー心理学』の著者について
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