おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
今朝は、夫婦関係の発達についてまず書きます。
結婚、出産・育児、対外活動(主に仕事)、子どもの巣立ちというふうに夫婦関係の発達を捉えたとき、その関係を矢印で示すと、
「→ ←」(向かい合う夫婦)⇒
「↗ ↖」(子どもを見つめる夫婦)⇒
「↑↑」(他の関心に向かう夫婦)⇒
「→ ←」(再び向かい合う夫婦)
と典型的に示すことができるかもしれません(もちろんそれぞれの発達段階で別の矢印の向きもあるのですが、あくまで典型化しています)。
熟年夫婦の場合、家族の環境面では、子どもが自立し、対外活動もウエイトが減り、再び夫婦が向かい合わなければならないのに、お互いの関心が他に向いたまま、とうとう向かい合えない夫婦の姿を職業柄たくさん見聞きしております。
さて、ここからが我が家の話です。
ここ3年間の我が家の話題は、高校生活3年弱をアメリカン・フットボールに明け暮れた息子の話題が圧倒的に多かったのです。
しかし、受験のため長らく家にい続けた息子が夕食時、久しぶりに外出。我が家で夫婦は、2時間半、夕食を摂りながら向き合ったのであります。それぞれが抱えていた課題、今直面している課題、お互いのことが中心で、息子の話題は、ほとんど出ませんでした。
我が家は、会話の多い家庭だと自負していましたが、向かい合う話題が少なかったことを反省させられました。
これからますます向かい合う課題が多くなる、そんな時もパートナーでいてくれる妻にこころから感謝したい岩井俊憲でありました。