おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(5月25日)は午前中に出社して仕事をこなし、午後からは帰宅して研修に備えました。
15:00~17:00は、ある企業の労働組合のSkypeを使っての研修。
このパターンは初めてでした。
執行委員、組合員が50人オンライン(Skype)に参加、私は自らの顔を出すこともなく、また受講者の顔を見ることなく、音声を手掛かりにパワーポイントを使って講義を行い、2回ほどブレイクアウトセッションを行いました。
研修の概要は次のようでした。
ご参加の方々が組合活動、職場、個々人の実生活に生かせることを願って
(1)実生活に生かせるアドラー心理学
(2)勇気づけ
を2本柱にわかりやすくお伝えします。
数人から手上げ方式の質問がありましたが、チャットで頻繁にやり取りするような場面は、ありませんでした。
Skypeによる研修は初めて。
これもいい体験でした。
さて、「宮本亜門のひきこもりとがんからの脱却を通じての学び」のシリーズ第3回目(最終回)。
今までの1回目と2回目は、次のとおりです。
1回目(5月22日)
2回目(5月25日)
宮本亜門さんの子どもの頃のことでなく最近のことです。
産経新聞の【話の肖像画】演出家・宮本亞門(63)(1)「中途半端」は興味なし
を参考にしています。
亜門さんは一昨年、前立腺がんになって「中途半端に生きること」に興味がなくなりました。
《前向きに生きるコツがある。過去の悪い記憶や体験を「良いこと」に書き換えてしまうことだ》と覚り、こんな心境になっています。
過去のイヤな出来事にいつまでもとらわれるのはよくない。
あのときは…と思い出して痛みを引きずったり、無理にフタをしたり。あの人は「なぜあのときあんなことを言ったのだろう?」なんて考えてしまうと、ネガティブな気持ちになるばかりです。
悪い記憶は、アップデートして「いい記憶・経験」に書き換えて受け取った方がずっと幸せになれる。
「僕のためを思って言ってくれた、してくれたことなんだな」って。そうありたいな、と考えているとホントにそんな気持ちになってくるし、穏やかになれる気がするのです。
これは、アドラー心理学ゼミナール で谷正さん が【終活】の動機として語ったと同じ境地と共通するものがあります。
◆5月24日付ブログ アドラー心理学ゼミナールで谷さんから【終活】の話 をご参照ください。
なお、この内容がとても素晴らしかったので、谷さん、受講者の同意を得てアーカイブ録画を@2,200円で販売することにしました。
ご希望の方は info@hgld.co.jp に「【終活】のアーカイブ録画希望」と書いてメールをお送りください。
ご入金確認次第URLと資料をお送りします。
【利他の心】の誕生でもあるかもしれません。
とりわけ私は「悪い記憶は、アップデートして「いい記憶・経験」に書き換えて受け取った方がずっと幸せになれる」という部分を強調したくてゴシックにしました。
私たちは過去の一部の好ましくない記憶を大切に留めている傾向がありますが、実際には、その体験を上回る体験をしているはずです。
しかし、ずっとその記憶に執着して、一部に後悔や恨みの心を残していると、新たな感動や感謝を伴うような体験をしても記憶の貯蔵庫に大切にインプットしないで過ごしてしまいがちです。
私は、体験に感謝を込めて「心の現住所」に保管することをお勧めします。
なぜなら、あなたは本籍地に今は住んでいないから。
現住所こそあなたの居場所、と「今、ここ」を大切に、丁寧に生きてほしい。
(クリックして勇気づけを)
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