アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
今日は、とても遅い更新になりました。
3つのことについてお伝えします。
1.【最終回】サラリーマンだった私をアドラー心理学につなげたのは何か?:歴史的秘話(7)
2.法人研修2つのこと:仙台と飯田橋で
3.リハーサルとしての【夢】:障害を持つ左手がそれなりに活動
1.【最終回】サラリーマンだった私をアドラー心理学につなげたのは何か?:歴史的秘話(7)
「サラリーマンだった私をアドラー心理学につなげたのは何か?:歴史的秘話」シリーズの最終回です。
ここまでおつき合いくださった方に感謝申し上げます。
1983年5月に株式会社 グループダイナミックス研究所 の野田俊作先生の講演後、私は不登校の塾で不登校のお母さん方を対象にSTEP親子関係セミナーを担当したり、1983年7月発刊の『家庭内暴力をなおす』(コンパニオン出版)を読んだりしていました。
私がボランティアを務める塾の塾長の講演にも同伴したりしているうちに、子どもたちを収容できる施設を確保できるようなプロジェクトをスタートさせました。
「親が変われば子どもが変わる」をスローガンに各方面に寄付を募って、拠点は三鷹の地に移りました。
そうなると私は、ボランティアのままではいかず、10月から常勤の業務部長に就任。
株式会社 グループダイナミックス研究所のAIAニュースでは、野田俊作先生は一種の広告塔としてかなりの頻度で顔を出していました。
南博先生との対談では、アドラーの本の翻訳を勧められ、引き受けるようなやり取りの記事も見受けられました。
そうこうしているうちに11月から翌年の2月まで土日8日間で開催される関東初のアドラー心理学カウンセラー養成講座の案内を見たのです。
会場は、株式会社 グループダイナミックス研究所の川崎研修センター。
私はすぐ申し込みました。
講演とは違って、アドラー心理学を深く、広く学ぶことができました。
この関東地方第1回目の開催には、「アドラー博士」シリーズの本で有名になった星 一郎さん、当時千葉商科大学助教授の菅沼憲治さん、福祉施設の職員で後にヒューマン・ギルドのスタッフになった坂本州子さん、大阪から野田先生の秘書役で参加された古田富子さんなど、その後にヒューマン・ギルドを支えてくれることになった人たちが参加していました。
ところで、野田俊作先生、私は「この人こそ天才!」と思いました。
話術も巧みで、どんな質問にも簡潔な、たとえ話も交えて答えを出してくれました。
私と同学年の1948年3月の生まれですが、私と同じ高校時代のクラスの東大・京大に進んだ3人どころか、東大法学部卒の私のサラリーマンだった時の上司以上の切れ味でした。
8日間のカウンセラー養成講座は、とてもファンタスティック、講座が終わってからは、野田先生ご推薦の本や数少ないアルフレッド・アドラー著の本を読みふけりました。
と同時に、この時期まではサラリーマンに戻ろうという密かな気持ちを抱いていたのを放棄し、アドラー心理学によりコミットしていこうという気持ちになっていったのです。
2.法人研修2つのこと:仙台と飯田橋で
(1)東北生産性本部で11月6日(水)に仙台で行った「組織が活性化する心理的安全性~アドラー心理学による実践的な方法とは」の講演の写真が送られてきました。
(2)昨日の10:00から16:30まで社会福祉法人 東京都社会福祉協議会の知的発達障害部会主催の「アドラー心理学に基づく勇気づけのリーダーシップ」研修の後半を行っていました。
受講者は、研修委員の方々を含めて17人。
飯田橋の会場からは、東京ドーム球場、その右側に東京スカイツリーが見えました。
内容は「リーダーのためのアドラー心理学」が中心で、「アドラー心理学をいかに組織に活かすか」に主眼を置きました。
3.リハーサルとしての【夢】:障害を持つ左手がそれなりに活動
こんな夢を朝方に見ました。
私の左手は、障害を持った状態です。
この状態の夢は、初めてです。
それでも、左手の動きにくい指のそれぞれが、右手と同じくらい自由に動くのです。
私の実感は、「私は左手の3本半を失ったけれど、残された部位に不自由さがまったく感じられない」です。
私は、この指を来年の3月末に夢のように実現するというリハーサルとして見ました。
「夢は実現する」
この強い信念をもとに今後もコツコツとリハビリに励みます。
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アドラー心理学の夢解釈の特徴は、現実の生活体験と結びつけて問題解決にたどり着けることです。講義だけでなく演習や討議も交えて多彩に展開します。
自分が寝ているときに見ている夢に隠されたメッセージを知ることができるかもしれません。
全く初めての方でも参加できますので、遊び心を持ってお越しください。
講師:岩井俊憲
日時:2024年12月22日(日)10:00~17:00
受講料:会員19,800円、一般23,100円、再受講・会員限定9,900円
確認と申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/264
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