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半沢直樹の生放送

2020-09-06 21:51:00 | ノンジャンル
なぁ~だ。 生放送ってそんな事 !。 私は、NHK の 「 事件記者 ( 永井智雄、園井啓介 ) 」 を思い出して、これは面白い事になるぞ ! と思いましたが、完全に肩透かしでした。 チャンネルを変えた人も多いだろうと思います。 何を見たのでしょう ?。 テレビ朝日のドラマスペシャルですか ?、それとも NHK の台風情報 でしょうか ?。

 フィルムがメインで VTR がなかった時代、テレビドラマはテレビマンではなく主に映画人が制作していました。 映画制作のノウハウは職人的な要素があり、一朝一夕には会得出来ません。 それば映画人の誇りでもありました。

 「 事件記者 」 はテレビマン制作の生放送ドラマでしたから、テレビマンの面目躍如で、「 半沢直樹 」 でこれに挑戦するのかと大いに期待していたのですが、俳優陣は可能だったとしてもスタッフ陣が追い付かないのでしょうか。 作品の完成が間に合わないなんて前代未聞の大失態ですね ( 事情は分かっていますけど、この時期ならではのリスクマネジメント ( 撮り溜め等 ) の欠如と言われてもおかしくない )。 「 半沢直樹 」 なら、間に合いませんでしたでは済まされないはずです。 プロデューサーは何をしている。  ど・げ・ざ でしょう ?。 あなたは、首 death !。 結局バラエティーショーで誤魔化しましたね。 敵対している役者同士がシリーズ途中で和気あいあいと仲良くしているのを見せられるのはシラケるだけです。 

 VTR がメインになると、局内のスタジオでテレビカメラ ( ビデオカメラ ) で収録する事が多くなりました。 その時点で映画人は職を失う事になるのです。 私は両方に足を置いていましたが、軸足は映画人にありました。 テレビ界のチャラい人間像が好きではありませんでした。 映画人は完全に子弟関係にあり、修行をして技を覚えて行く世界ですが、テレビ界はゆる~い世界に見えたのです ( 本当の所は、そんなにゆる~くはなかったと思いますが、映画人に比べてと言う意味です )。

 根本的な違いはフィルムは現像しないと結果が分からないので失敗は許されないのに対して VTR は現場で再生して確認できるので何回もリテーク出来るのです。 現場の緊張感、その違いは大きいと言わざるを得ません。 当時の映画人からテレビマンを見た時プロとアマ程の差を感じたでしょう。

 昔は出来た、ドラマの生放送ですが、こんなに技術が進歩しているのに、今は出来ない ?。 原始時代には戻る事が出来ないという事でしょうが、あえて 「 半沢直樹 」 でそれに挑戦して欲しかったと思います。 これって無茶ぶりですかね ?。 「 事件記者 」 を引き合いに出したのは古すぎかな ? せめて 「 ムー一族 」 方式か。

 こんな、取って付けた様なバラエティー番組 ( セットにも工夫がなく陳腐 ) でお茶を濁すくらいなら、一回お休みした方が良かったと思います。 今日のバラエティー番組は、最終回の放送後に 「 裏話特集 」 として別に枠を組むべきでしょう。


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