今日のライオンズ戦は、前半一度は逆転されたものの、5 回表に柳田の適時打などで逆転に成功、以降毎回得点で、結果は 9:3 と安心して観戦できました。 ところで責任投手 ( 勝利投手 ) はどの様にして決まるかは一応知っているつもりです。 しかし、今日のケースはあまりにも理不尽です。 石川投手が可哀そうに思います。 先発の石川投手は 95 球を投げ、ホークスが 4:3 とリードしていた 5 回裏、あと一人で勝利投手の権利を得るところだったのですが、ランナーを二人だしてしまい、なんと 4 回と 2/3 で降板と言う厳しい采配に ・・・ 次の田浦投手が 1/3 を 2 球で抑えてチェンジ、田浦投手はこの 2 球で降板です。 その後はホークスが順調に加点をして一回も同点、リードされることなく 9:3 で試合終了となり、田浦投手はたった 2 球で白星を掴んだのです。 石川投手は続投したかったでしょう ( せめて 100 球までは )。
実は先日も似たような事がありました。 マイネロが継投で登板し、1 回を投げ同点に追いつかれたが、次の回に味方が点を取り、勝利投手になっています。 つまり 5 回 ( 以上 ) を投げて勝利投手の権利を持っていても、その後の展開では権利が消えてしまいます ( 俺の努力は何だったんだ )。 そんな訳で投手の 「 勝敗 」 は運、不運もあり額面通りには受け取れないと言う事です。 先発投手が完投を目標とする時代から分業制に変わった現在では、こんな事象は結構 「 あるある 」 と言う事を再認識しています。 防御率が投手の成績 ( 優劣 ) で一番確かなものかも知れません。
昔、巨人の江川が選手時代 「 自分が 0 点に抑えても味方が点を取ってくれなくては勝利投手にはなれない 」 と言っていました。 江川は防御率がよかったため、味方が 3 点とったらもう負けはないと、江川本人も野手も思っていたとか ( 昔は先発したら完投するのが当たり前だったから )。 しかも江川が投げると試合が早く終わるので、野手は Welcome だったそうです。 早々と何処に飲みに行こうか相談していたんだって (笑)。