「 あるもの 」 に対して情報通を名乗るなら、せめてウィキペディアに載っている情報ぐらいは最低限の知識なのではないでしょうか。 私の音楽仲間は、エリッククラプトンをはじめとする昔のブルース・ロック系の音楽が好きです 。 私はそれにプラスして、ブラック・ミュージックも好きです 。
数十年前、東京 ➡ 福岡便の飛行機の中で後ろの席の 「 ステッペンウルフ のボーカルって誰だったっけ 」 「 ん~誰だっけな~ 」 と会話が聞こえてきました。 答えが出そうもなかったので、余計なお世話だと思いましたが振り返えって 「 ジョン・ケイじゃないですか 」と口を挟んだんです。 すると、その人が私を尊敬するような目で、ここにも俺たちみたな仲間がいた ・・・ しかもジョン・ケイを知っているなんて、ちょっとただ者じゃないぞっと、ぐっと距離を縮めて来ました。 余計な事を言ってしまったため、もしこの後、ロック談議を仕掛けて来ないか心配になりました。 そうです、ジョン・ケイはたまたまバンドでステッペンウルフのボーン・トゥ・ビー・ワイルドを演奏していたから知っていただけなのです。 この後、成り行きによっては失態をさらけ出す事にもなりかねません。 幸い話はそこまでで事なきを得ました。 【 教訓 】 たまたま ( 偶然 ) 知っていたからと言って知識をひけらかすと大怪我をするかもしれない。
私の尊敬する人がいます。 G 氏です。 ブラック・ミュージックに関しての知識で言えば、福岡西中洲で Soul Bar GOODIE'S を営む G 氏に勝てる人はいないでしょう。 全国的にも有名な人です。 私も、好きな音楽はブラック・ミュージックであるけれど、私の知識など、G 氏にとってみれば、ほんの入り口にしか過ぎないと思われます。 私の場合は単なるライトなブラック・ミュージックのファン程度でしょう。
私は、「 あるもの ( 例えば音楽 ) 」 に対して突出的な知識や技術 ( 演奏など ) を持っていて、専門の雑誌にコラムを持っていたり、FM 放送でパーソナリティーを務めたり、書籍を出版したりイベントを企画したりと、それを生業としている一部の人々に憧れを持っています。 所謂、本物のプロフェッショナルと言われる人たちです。 ミュージシャンもしかり極一部の人間しかそれだけで飯を食えていません。 私は全てに於いて中途半端な人生を送って来ました。 もしもタイムマシンで過去に戻れたとして ・・・ 私 「 将来、何かのプロフェッショナルを目指したいんですけど 」 占い師 「 ん~ 何かのプロフェッショナルになっているあなたの姿が見えません 」。