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たいせつなもの。すきなこと。

映画「チャップリンからの贈り物」

2016-10-23 | 映画 のこと


あったかい映画を観た。

「チャップリンからの贈り物」2014年フランス映画

チャップリンの遺体が盗まれて、その後戻ってきたニュースを
テレビで見たことを覚えてる。
あれは、1978年のことなのね。わたしは中学生かあ。

チャップリン遺体誘拐事件の実話を映画化したこの作品。

はちゃめちゃだし、確かに犯罪なんだけれど
なんとも憎めないキャラに肩入れしちゃう。

そして、観た後で知ったのだけれど、
なんとチャップリンご本人の素晴らしい邸宅も撮影に使われていて
しかも、サーカスの支配人役は、四男の息子さんが演じているとのこと。

このサーカス、なんだか既視感が・・・と思ったら
二十代後半にスイスを旅した時に、チューリヒでたまたま遭遇したサーカス団そのものだった!

CIRCUS NOCK という昔ながらの哀愁のあるテントサーカス。
これぞ、ザ・サーカス!というような近距離でのめくるめく出し物や道化師に
まるで魔法の国に迷い込んだみたいな夢心地な気分になったものだ。
ずっと観たかったホンモノのサーカスにめぐり逢えた、あの時のキモチは今も覚えてる。

映画の中とは言え、こうしてここでまた逢えるなんて~。
うれしいなあ。
映画の中では1978年の設定だけれど、わたしが観た時と少しも変わらない。
あのふしぎなノスタルジックな空気感は、
あのサーカス団だけが持つ特別な時空の空気感なのかもしれないなあ。


この映画を観たら、チャップリン映画がすきな人はもちろん、
観たことのなかったひとも、きっとチャップリンの映画を改めて観たくなることでしょう!
屋根裏にしまってある「街の灯」のVTR引っ張り出してこよっと。(テープ、伸びちゃってるかなあ^^;)


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