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たいせつなもの。すきなこと。

昭和の恐怖漫画

2010-05-30 | 本 のこと

     
 
コワイもの見たさで、恐怖漫画にハマったことがある。

中学生の頃につのだじろうの「恐怖新聞」というマンガが
流行って、怖いくせにどっぷり読み耽った。
夜中にうちにも新聞が来たらどうしようって恐れていたなあ。

その後、黒魔術の「エコエコアザラク」や、
梅図かずおの「おろち」や「恐怖」などの
おどろおどろしい世界に、
中二の一時期すっぽりと入り込んでしまった。
「洗礼」に至っては、クラス中で読み回していたっけ。

「洗礼」にしても「おろち」にしても、
梅図かずおのマンガは霊的な怖さではなく、
生身の人間の持つ本質の恐ろしさをリアルに物語っていて、
多感な中学生にはかなりの衝撃だったものだ。

でも思い返してみると、
なんだかたいせつなことを
それらのマンガからたくさん学んだ気がするんだなあ。
あの時代のあの年齢だからこそ、なんだろうな。

実は「洗礼」と「恐怖新聞」は、捨てられずに
屋根裏の箱の中に眠っているのだ~。
探し出して読んでみようか。
きっと受け取り方も、今ではまた違うんだろうなあ。
怖くて最後まで読めなかったりして


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