2002年のフランス映画「アメリ」。
フシギちゃん、アメリのとってもユニークな世界。
フランス映画って、「なぬ~~~!」っていう終わり方をする作品が多い気がするけれど、
この「アメリ」は、楽しくてハッピーエンド。
自分だけの空想の世界から抜けられずにいるシャイな女の子なのに
まわりのひとをちょっとだけしあわせにするために
ほんのちょっとのイタズラを仕掛けたりする。
いろんなところでこの映画、共感しちゃう。
無垢なアメリを心配するあまり、年長の同僚が、アメリに近づく男の子に
唐突に次々ことわざを言わせるシーンがある。
おおまじめに、ぽんぽん答える男の子。
「ことわざをちゃんと知ってるひとに悪い人はいないの」と安心する女性。
この場面すきだなあ。ひとはいろんな尺度で相手を測る。
これはなるほど~!本当にそうね。
ラストには、アメリのしあわせが花咲く。
本能的にわかりあえるもの同士、ことばがなくてもぴたっと収まる。
映画はやっぱり、しあわせな気持で観終えるのがいいねえ。
この映画には、ミヒャエル・ゾーヴァの絵やオブジェが使われている。
これもみどころ!アメリのキャラにぴったり。