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たいせつなもの。すきなこと。

まど・みちお詩集 「うちゅうの目」

2010-10-10 | 本 のこと

  
   

まど みちお先生の詩集。
ほんとうに澄んだこころを持ったひとにしか
こんな詩は書けないよね。

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「どうしてだろうと」
           まど・みちお

どうしてだろうと
おもうことがある

なんまん なんおくねん
こんなに すきとおる
ひのひかりの なかに いきてきて
こんなに すきとおる
くうきを すいつづけてきて
こんなに すきとおる
みずを のみつづけてきて

わたしたちは
そして わたしたちの することは
どうして
すきとおっては こないのだろうと…

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まど・みちお先生は、じゅうぶん すきとおってらっしゃるよね。

この詩集、写真もとてもすてき。
四名のアーティストによる写真。
どれも美しいのだけれど、なかでも個人的に、わ!いい。
って魅かれた写真はどれもみな、「梶井照陰」さんという写真家の作品だった。
プロフィールには、僧侶にして写真家とある。
興味あるなあ。

このひとの他の作品も観てみたいな。



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