時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

加速

2024-11-05 | essay
早い、早すぎる!
長男の結婚式から一年があっという間に経っていた。

第一子というものは全てが初めてのことで、3人の子のうち常に一番心配したり気を揉んだりしたのはいつでも長男Sだった。
こんなにあっさりすっかり手もココロも手離してしまえる日が来るなんて、あの頃には想像もつかないこと。

時間はめぐる。
先へ先へ。

彼に関して気を揉んだり案じたりすることをすっかり手離したジブンが不思議なのである。
もちろん元気でいてくれよと願ってはいるが。

しっかりした看護士の彼女と一緒になったということも大きな要因なのかもしれない。
小児喘息だった長男。
喘息や急な蕁麻疹など、何度冷や冷やさせられたことか。
子どもの頃は毎晩吸入器で薬を吸入させ、大きくなってからも喘鳴がしていないか彼の寝息によく耳をそばだてていたものだ。

先日ふたりで家に帰って来た時にそんな話をすると
「小さい時だろ〜?今はないない」と長男。
大人になった子どもからすれば、そりゃあ大昔のことのように思うだろうなぁ。

親にはついこの前のことのようなんだよ。
吸入器だって戸棚の奥にしまったまま。

振り返ってみれば本当にあっという間になんだな。人生。

最近にわかにTVで見掛けるようになった竹内まりやさんの名曲「人生の扉」。
歌詞のひとことひとことを
そのまんま実感してしまって
何だか感慨深い。

気づけば、来年は50代もラスト!
時間の早さを憂いでばかりいても仕方がない。

目の前の自分の持ち時間、大事に使わなきゃね。






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