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どんなことも、初めてのチャレンジってものはココロオドルもの。
ひょんなことから、先日とあるギャラリーのグループ企画展にわたしの本革コラージュ作品も展示させていただいた。
たくさんのお客様に来廊いただき、作品を観ていただく貴重な体験となった。
ギャラリーに出展しているたくさんのアーティストさん方と知り合い、言葉をココロを交わす。
年齢も来歴も様々な人々。
アートの表現方法も様々。
見ず知らずのわたしたちを繋ぐ共通点はただひとつ、
「表現したい」というキモチ。
なんてシンプルで潔いんだろう。
真摯にアートに向き合う姿勢は老若男女みな同じ。
長くものづくりをしてきて、「商品」と「作品」の間で揺れ動き葛藤があったのだが、今回の経験で答えをもらった。
アートであろうと道具であろうと表現することになんの境界線もない、ということ。
わたしがこうして革を切りミシンを踏んでいる時間、あの彼女はケント紙にひたすら鉛筆を走らせ、あの彼は和紙に岩絵の具を乗せ、あの若者は点描画に点を入れ続ける。
それぞれの表現の時間。
どこから来たのか、何処へ向かうのかひとりひとり全く違うけれど、
こうしている今も何処かで彼らが鉛筆を、筆を、握っていると思うとなんだかチカラが湧いて来るのである。
そして、表現はなにもカタチのあるアートに限らない。
ダンスであれ武道であれ、はたまた料理であれ走ることであれ、自分がしたいことをすることがイコール表現するということなのだと思う。
「表現すること」は「生きること」とひょっとしたら同義語なのかもしれない。
あたらしい経験にこころから感謝であります。