親友だったアノ子の七回忌法要へ。
お葬式の日もこんな青空だったねと
笑って話すアノ子のムスメとわたし。
前後の記憶が抜けてしまっているのに、あの日の空だけはよく覚えてる。
亡くなったひとの法要は、遺されたひとびとのこころの区切りの儀式。
母の時もそうだった。
最初の頃には想像もできなかったけれど
亡くなって6年の七回忌を迎えるころ、
少しは穏やかなこころで向き合えるようになっている自分に気づく。
こころのどこかで、
もう他のカタチになって
わたしたちのことわからなくなっててもいいから
別の世でしあわせでいてほしい。
そんなことを思う自分に、自分でも驚く。
ほんのちょっと前までは、そのままでわたしたちの近くにいてほしいって
思ってたのに。
まだココにいるわたしたちはみんな
アンタをひと時も忘れないよ。
だからアンタはね、安心してもう忘れて
本当の意味で自由になって
しあわせでいてほしい。
七回忌の法要は、本当の意味でのおみおくりの儀式なのかもしれません。
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