小学生の時、切手を集めるのが流行して、
わたしもいろんな切手を集めた。
女の子の間では、価値があるかないかではなくて、
描かれた図柄、色合いなど、好きか嫌いかのみが基準。
父が、会社からさまざまな国の使用済み切手を
持ち帰ってくれたおかげで、友達との切手交換は
たいへんな賑わいだった。
今もたいせつに持っている、わたしのスタンプ帳に触発されて、
しばらく前から息子たちも切手にハマってしまった。
とはいっても、今の時代、ポストにはDMばかり。。。
昔のように、記念切手を貼った手紙はそうそう来ない。
で、子どもの頃おばあちゃんに一度連れていってもらった、
目白にある「切手博物館」を思い出し、子どもたちを連れて行ってみた。
展示も、行くたび催しが変わっていて見ごたえがあるが、
館内にいくつかショップがあって、お小遣いで買える料金で、
さまざまな切手がうなるほどある!
ざるやカゴにた~くさん入っている中から、
それぞれが、黙々と一枚一枚すきな切手を探してゆく。
やさしい店主のおじさんが、「どんなの探してるの?」って
一緒に探してくださることもある。
それにしても、あの集中力・・・!
息子たちよ、勉学にもその力を活かしておくれ~
かくゆう私も、ざるを抱えて自分のすきな切手を夢中で探す。
今のわたしの好みは、かつてのチェコスロバキアの動植物やこどもの絵柄の切手。
東欧らしい色使いがなんともいいのだ~。
一枚30円とか50円ほど!ウレシイお買いものだワ。
長男は日本切手の動物・昆虫・魚類・船舶。
次男は国内外問わず、トラの切手。(寅年のせいか、なぜかトラ好き)
末娘は、かわいいネコ・犬の絵柄がお好み。
切手は、あんなに小さくても、一枚の芸術品。
じっくり観ると素敵な一枚の絵画のよう。
それに、あのそれぞれの国の消印。誰かが誰かのために綴った手紙に
貼られていたことに想いを馳せれば、一枚一枚に物語がみえてくる。
こうして手元にあることさえ、神秘的に思えてくるから不思議。
この夏休み中にまた行ってみようっと!