数学博士で大道芸人のピーター・フランクル氏の講演を聴いてきた。
息子が小さい頃、興味津々いつも観ていた教育テレビの「マテマティカ」。
ピーター・フランクル氏が訥々と語りながら、数字のフシギを教えてくれるあの番組、すきだったなあ。
わたしもつい一緒にじっくり見入っていたものだ。(録画VTRもまだあるよ)
この度の講演のテーマは「人生を楽しくする方程式」
なんだかとっても ものすごく こころに響く講演だった。
「今、自分がしていることを楽しんでいるか?」 と、自分に問うてみること。
それが楽しんでやっているのでなければ、
やり方が何か違っているはず。見直したほうがいい。 と、ピーターさん。
親自身が楽しんで生きること。
「人生を楽しむこと」を子どもに教えること。
それが子どもをしあわせにする・・・。
ご自身、お父様の生き方から学んだことなのだそうだ・・・。
涙ぽろり・・・笑いあり、一時間半すっかり惹きこまれて聴いておりました。
いやはや、共感に次ぐ共感の連続。
また、ピーター・フランクル氏は、同じ消費をするのでも、「物質的消費」ではなく
「知的消費」の素晴らしさを説く。
「物質的」なものの所有者は、たいていひとり。
けれど、知的なもの(知識を得る・学び・読書・絵画鑑賞・諸外国を訪れる、などなど)は
大勢で共有できるうえに、その感動はどんどん増えて行きこそすれ、減ることはない。
知的消費は、たいへん環境にやさしく、しかも経済的!
「知的消費」をどんどん重ねて、こころを豊かに。
と、強く勧めておられる。
ほんとうにそう。わたしもこころから同感です。
こころに残るたくさんのコトバのなか、
今のわたしの胸に、一番ずしんときたのは・・・「自分の持つ時間は、自分の資源」というコトバ。
「だれもが平等に持つ24時間という時間。時間は自分の資源と考えてムダにしないでください。
自分が主人公である自分の人生に、積極的に関わってほしい。
時間をムダにせず、努力を続けること。そうすれば、その先の人生は変わってくるのです」
このコトバ、うちの子どもたちにも、(タイミングを見計らって)伝達させていただきます。
ピーター・フランクルさん。。。
遠くハンガリーに生まれ、90カ国も世界を見ていらしたのに、
日本を終の住みかとしてくださっていること、一日本人としてたいへん嬉しく光栄に思います。。。
最後に披露してくださった、生ジャグリングもブラボー!!
書籍を購入した時に、ひと言お話もでき、優しい笑みに こころまでほっこり暖まりました。
この、素晴らしい講演の主催は息子の高校のPTA本部の方々。ナイス人選に感謝です!
いろんなことに感謝です。