先日、息子の卒業論文の中間報告があるとのことでPPを見せてもらいました。
私の頃は理系の卒業論文というとA4サイズの薄い罫紙にグラフやデータをキリバリしていたような記憶があります。
今は、文系であろうと理系であろうとPPがプレゼンテーションとしてもほとんどなのでしょうか。
息子の専攻は分子遺伝学でしたから、DNAの鎖状構造の分子が出てきたり、父親の世代の知識では理解できないものばかりでした。
昔読んだ生物学者の説では、生物は遺伝子の仮の宿で常に変化し続ける・・・・との説がありましたが、なんだかその記憶が思い出されました。
科学技術は10年前の事柄が陳腐化してしまいますが、こと生物化学の世界は、秒針分歩の世界です。
入学してから体育会のアメリカンフットボール部に1年365日夢中でしたから、そもそもよくここまでできたかなと思います。
父親としては保育園の送迎で自転車に三人乗りして、いつこんな毎日が終わるのかと思っていましたが、よくここまで来たものです。
息子とよく出かけた昆虫採集から始まり、きっかけはどうであれ分子遺伝学まで進んだものです。
とりあえず、卒業論文の完成を待ちたいものです。