最後の沢庵・・・
昨年の年末に漬けた20本の沢庵が最後の一本になりました。
ほとんど自分の弁当のおかずと酒の肴にいただいてしまいました。
母親が元気だった頃、春を過ぎた沢庵が酸っぱくなってくることがありました。
今回は、酸っぱくならずに、残らず美味しくいただきました。
お弁当に入れておくと、昼食時に弁当箱の蓋を開けると、糠床の独特な香りがしてきます、妙に亡くなった母親のことを思い出します。
今年の冬も大根を購入して、また漬け込みたいと思います。
今年は、ミカンの皮やカキの皮を干しておいて、漬け込むときに入れて美味しい沢庵を漬け込みたいと考えています。
味覚の伝承は一度途絶えてしまうと、そこからは再生できません。
沢庵に限らず、その地域での食育も同じだと思います。
沢庵やキムチなどの植物性の発酵食品は特にこれからも残したい食物だと思います。