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佇 む 僧 侶
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大災害の報に接して以来、なかなか仕事が手につかず、おろおろと日を過ごしておりました。遠くローマの空の下にいても、何か出来ることはないものかと思案していました。そんな時、ちょうど昨日のことですが、尊敬する先生の奥様から次のようなメールを頂きました。
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谷口神父様
4月4日に津波の被災地に入りました。
盛岡で絵本を子どもたちに送るプロジェクトをしています。HPを見て頂けますか。資金集めをしていますので、どうぞどなたかご紹介下さい。
末盛千枝子
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そうだ! これだ!! と思わず叫びました。 この仕事のお手伝いをしよう。
さすがは行動派の末盛さん、と感銘を受けながら、早速このプロジェクトに賛意を表すとともに、ご依頼の「紹介」の手段として私のブログを用いる許しを願いました。
彼女は快く提案を受け入れ、下の写真のピクチャーファイルも送って下さいました。それに添えて、次のようなコメントも。
(三陸山田駅)
この写真は、4月4日に宮古と山田に行きましたが、そのとき山田駅で写したものです。
若いお坊さんがひとりで、町の角角でお経を上げて歩いていました。
次の日にNHKでちょっとだけやっていたのですが、
宮古から、ずっと海岸線を歩いて、行くつもりのようです。
夕方には、海に向かって深々とお辞儀をして、
ひときわ大きな声で、お経を上げていました。
『般若心経』のようでした。
海が墓になってしまった多くの人のために祈っているのだと思います。
「ビルマの竪琴」のようでした。
このかたにあえたのは、本当に恵みでした。
写真を拡大してじっと見つめました。廃墟の駅の空気の中を白い雪が舞っているのまで写っていました。草鞋がけの裸足に、空気の冷たさが伝わってきませんか? 私はこの1枚の写真から強烈な印象を受けました。今宗教家にできることは祈ることてはないかと・・・・。 鎮魂と、反省と、復興への願いをこめて。
今回、自分の言葉は多く書きたくありません。それより、今すぐ次のサイトを開いて下さい。ゆたかな奥深い内容です。そして、すぐ行動で参加して下さい。
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など・・・