:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ 〔風景〕 ローマの師走-② パンテオンからカンポ・デイ・フィオーリへ

2012-12-29 06:10:26 | ★ 日記 ・ 小話

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〔風景〕 ローマの師走-② 

パンテオンからカンポ・デイ・フィオーリへ

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まだここはナボーナ広場 

 

様々な大道芸人に交じって ペルーのインディアンの踊りもあった

強い太鼓の響きに乗って左の男はコンドルの舞を舞う 

 

輪投げに真剣なまなざしで挑む男

胸にも腹にも背中にも刺青 冬の夜 気温16度C

 

パンテオン前の広場は意外と人出が少なかった

ギリシャ神殿を思わせるファッサードの後ろは

約2000年前に建てられたローマの誇る煉瓦積みの建物

今は教会として使われているが ローマ時代の建造物で現役のままはここだけ

 

そのパンテオンの陰でもの悲しいジプシー風のメロディーを奏でる若者

 

彼は本物のジプシーだと思うが まれにコンセルバトーレを出たプロが

趣味で大道芸人をまねることがある 道行く人はたいてい気が付かないのだ

 

 天津甘栗より大粒で自然な味がする 焼き栗はローマの冬の風物詩

 

見上げると 4時半ちょっと前 空はそろそろ暗くなる

 

 

 コミカルな3人組 カンツォーネ 民謡に さらに語りが入る

  

 ローマの街には大道芸人があふれ返っている 自由な雰囲気がある

日本ではすぐお巡りさんや さもなければヤクザの干渉が入るが ローマには全くそれがない

その点は成熟した社会の落ち着きみたいなものがある

 

 

 緯度は津軽海峡ほどか 夜が長いので イルミネーションが映える

 

ジェラートの本場 銀座でもなかなか真似が出来ない


ファンは若い娘とは限らない 子供も おばさんも 全く目がない


 12月 1月 2月 は結構雨も降るのだが イタリア人は冬でも外で飲み食いするのがお好きなようだ

   

 年中流しっぱなしの飲み水 人も 動物も 飲み放題

 

 この水 ローマ時代に建設された水道橋で今も60キロほど南東の山から引かれている

当時のローマ人の土木技術のレベルの高さには脱帽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

                      

   

古い建物の壁にモダンなウルトラ・インターネット回線の広告

            その光の先には熱い雰囲気の二人が

 

 

 

 

 

 

  

足を伸ばしてバチカンは聖ペトロ広場に 

オベリスク(エジプトから運んできた石の柱)の右にはイルミネーションを施した大きなモミの木が

オベリスクの前の囲いの中には青い光の空間が広がる

 

 

その空間の中には巨大なミニアチュア―のベトレヘムの街が広がる

右手前の見物の人のシルエットの間にイエスの誕生の馬小屋が見える


ローマの歳末風景 おわり

 

コメント
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