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キコの処女作 「ケリグマ」 好評発売中
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「ケリグマ」=福音の告知=とは何か?
この夏の野尻湖の家には来客が実に多かった
おかげでブログの更新が思うに任せなかった
いま一人ひっそり引き籠り
インターネットの本のマーケットを覘いてみた
「ケリグマ」 が順調にマーケットに滑り出したかを見るためだ
「楽天」 で 「アマゾン」 で 「丸善・ジュンク堂」 で・・・
主だった本のネットマーケットで
ただ 「ケリグマ」 のキーワードを入れるだけで
出るわ! 出るわ!
キコ・アルグエヨ/著 谷口幸紀/訳 平山高明司教/監修
フリープレス刊 1000円+税 (計1050円)
お買いもの籠に入れるだけで明日にもお手元に
http://books.rakuten.co.jp/rb/12485983/
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上の写真はキコのシンフォニーのボストン公演のプログラムを飾ったキコの横顔と
ユダヤ人を家畜のように詰め込んで
アウシュヴィッツの殺人工場に運んだ貨車との合成写真だ
20才台の初めごろ 画学生だったキコは
ニーチェや サルトルや カミュのような
実存主義的無神論者の立場から回心して
「新求道共同体」 の創始者への道を歩み始めたが その彼も今すでに75歳を迎えた
その間 聖書に題材を求めた歌を無数に作曲し 自ら歌い
多数の絵画・彫刻 イスラエルのドームス・ガリレアに代表されるような巨大建築をも手掛け
多くの建造物に大壁画を描き
新しくは オーケストラ向けのシンフォニー 「無垢な人々の苦しみ」 を作曲した彼が
何故か頑なに本を書こうとしてこなかった
その彼が
昨年の暮れに
バチカン典礼秘跡省の長官 カニザレス枢機卿 の求めに応じて
世界司教会議(シノドス) 向けの資料として
「ケリグマ」 =福音の告知=
と言う一冊を著わした
翻訳しながら思った
日本の一般の読者には
目次の第一章にあたるカニザレス枢機卿の短い
「推薦の言葉」
は最後にまわして
いきなり
キコ自身が書いた 第二章の 「バラックで: 証言」
から先へ読み進まれることをおすすめしたい
そうすれば 何故カニザレス枢機卿のようなバチカンの高官が
強く推薦するかを納得されるだろう
日本のカトリック教会では
いままで 誰でも自由に入手できる 日本語の客観的資料が無いまま
とかく
否定的な風評に左右され誤解されがちだった
「新求道共同体」 または 「新求道期間の《道》」 が
歴代の教皇を始め 全世界の教会で
何故に高く評価され保護され推奨されてきたかが
ウイーンの大司教シェーンボルン枢機卿(今回の教皇候補でもあった)の解説にもある通り
たやすく理解できるだろう
日本の宗教事情は欧米とは全く異なるが
この本は
普段キリスト教と無縁な 世俗主義に染まった一億の日本人にとっても
一読に値する 目から鱗の 実に興味深い本ではないかと思う
私は全く同感です。教皇フランシスコも同感だと思います。彼は、教皇になっても、伝統的な法王の宮殿に住むことを拒否して、枢機卿だった時に住んでいたアパートに留まっています。それだって貧しい庶民のウサギ小屋よりはましだと言ってしまえばそれまでですが・・・・
日本語のグーグルのブログのプログラムには、編集のツールとして、コメント管理に「(自動的に全て)許可する」、「(一切)許可しない」、「事前承認」とする、の中からブログを編集している本人が選べるようになっています。
私は基本的にリベラルな人間ですから、「許可する」の設定にするのが一番体質に合っているのですが、時々、そうも言っていられない場合が生じます。そういう場合は、事後的に頂いたコメントを保留させていただきます。保留の基準は編集者の全く主観的なものです。
私に対する個人的なコメント、またはご意見であるならば、私が最初に読んだ時点で保留、なたは削除すればいいわけです。私が、私のブログの他の読者にも読んでもらいたいと思うものは、そのままコメント欄に残しておけばいいわけです。どんなコメントでも私は謹んでお受けするが、私のブログを読んでおられる不特定多数の方には特に読んでもらう必要はないと思えば、一読後保留にします。
問題は、私のブログのコメント欄が、まるで便所の落書きのような世界になる場合です。
私はかつて、その問題のために、ブログそのものを長期間休止したことがあります。
しばらく様子を見させていただきます。その上で、このままではまずいかな、と思ったら、「事前承認」制に移行しなければならないと思っています。それは、編集者と一部の読者との望ましい関係が危険にさらされたと判断した時です。どうか、そうならないで済むように、ご協力ください。
キコを「現代のフランシスコ」と呼べば、キコは「それは買い被りだ」と言うでしょう。しかし、そもそも「キコ」とは、スペイン語では「フランシスコちゃん」というような、フランシスコの愛称、または縮小名であるのは事実です。つまり彼の正式名は「フランシスコ・アルグエヨ」と言うべきものでしょう3。
キコはもしかしたら現代の聖フランシスコかも知れません。