自衛隊次期FX選定に影響を及ぼしそうなニュースです。
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F35機体に亀裂、当面減産を=日本FX影響も―米開発担当者(時事通信)
米国防総省が開発中の次世代ステルス戦闘機F35の開発計画担当のデービッド・ベンレット海軍中将は2日までに、軍事専門誌・AOLディフェンス(電子版)のインタビューで、F35の金属疲労試験の結果、機体に多数の亀裂が生じる恐れが明らかになり、対策を講じられるよう、今後数年間は生産ペースを落とすよう提言した。F35は日本の次期主力戦闘機(FX)の有力候補。減産になれば開発遅延と調達単価上昇は避けられず、FX選定にも影響を及ぼしそうだ。
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自衛隊FXの選定は、最終段階に入っていると思いますが、ここに来て気になる記事が出てきました。F35は、第5世代の戦闘機として開発されている有力候補ですが、金属疲労による亀裂が発生するという指摘があり計画が見直されるようです。現状のスケジュールでも自衛隊への納入期限に間に合うかどうかという状況で、開発の遅延は選定に大きく響きそうです。もしF35が脱落した場合、4.5世代機であるユーロファイタータイフーンが最も自衛隊のニーズに合った機体になると思いますが、こちらは欧州機であることから、既に選定から落とされているという噂もあります。結局、消去法でF/A-18スーパーホーネットになる可能性(F-35までの繋ぎ?)もあり、今後の成り行きが注目されます。F/A-18スパホは、FX選定が気になる軍用機ファンにとっては「最悪のシナリオ」かもしれません。候補機の中で、最も古くて性能が低くあまり魅力の無い機体という認識ですが、今の国の財政状況を考えると採用の可能性は高いと思います。ただ老朽化したF-4の代替という意味でとりあえず採用されても、結局は次世代機が必要ということになると、後々高い買い物になってしまうことになるかも。
ここは将来の国産化を見据えて賢い選択をお願いしたいです。