キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

2011 ジャパンCダート

2011年12月04日 | Horse Racing
今年のジャパンCダートは、トランセンドが勝ちました。
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トランセンド、逃げ切り連覇!…ジャパンCダート(スポーツ報知)
◆第12回ジャパンCダート・G1(4日・ダート1800メートル、阪神競馬場、良) 
3歳以上のパワー自慢16頭が出走して行われた。レースは、スタートを決めた1番人気のトランセンド(藤田)が、1分50秒6のタイムで逃げ切り勝ち。昨年に続く連覇を果たした。2着は2馬身差でワンダーアキュート(和田)。2番人気に推されたエスポワールシチー(佐藤)は、鼻差の3着だった。
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外枠が不利と思われたトランセンドですが、控えることなくスタートから先頭に立って、そのまま逃げ切り優勝しました。とにかく競り合いに強いのがこの馬の持ち味で、長く持続する脚でじりじりと差を広げていくようなレース展開でした。ライバルのエスポワールシチーも、最後の直線までは良い位置をキープしていましたが、追い出しのタイミングで遅れをとり、そのまま挽回できなかったようです。同じようなタイプの馬だけに、今日のレースではトランセンドに先行できなかったのが敗因のように見えました。前回の南部杯と今回で、この2強は決着が付いてしまったような印象です。この結果、トランセンドは今年のG1 5戦3勝となり、JRA最優秀ダート馬に選ばれるのは間違い無いと思います。
ちなみに、今回のJCダートはJRA最強を決めるレースでしたが、トランセンドは先月のJBCクラシックでスマートファルコンに完敗しています。地方で活躍するスマートファルコンは、エスポワールシチー、トランセンドの2頭共に今年の交流G1で破っており、現時点ではこの馬が最強だと思います。但し、JRAの競馬場での対決は無いので、最強ダート馬の称号は、JRAのG1での対決を制した方ということになるでしょう。是非2月のレース(フェブラリーS?)に3頭とも参戦して欲しいです。
勝ったトランセンドの藤田騎手のインタビューですが、テレビカメラの前ですごく不機嫌な感じでした。(いつも?)おそらくスタート時の先陣争いが審議の対象になったのが不服だったのかもしれません。まあ気持ちは判らなくはないけれど、もうベテランですから着順の判定が出たら、インタビューには気持ちよく応対して欲しかったです。
この日の中山競馬場では、柴田大知騎手がメインレースで14番人気の馬を勝利に導いて大穴を空けました。彼は年間未勝利の苦しい時期を乗り越え、今年の障害レースで初めてG1を勝った騎手です。その時の彼は、凄く感激してインタビューに応えていましたが、ファンや関係者への感謝の言葉を何度も述べていました。あのG1勝利以来、彼の中で何か吹っ切れたような、とても気持ちの良いレースが続いています。こういう騎手は素直に応援したくなります。
それに比べると、藤田騎手はもう何度もG1を勝っているベテランですが、今日は少々大人気ない感じでした。全国の競馬ファンがテレビで見ているのだから、もう少し謙虚に対応して欲しかった。

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