キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

映画「ノウイング」

2011年12月05日 | Music & Movie
日曜洋画劇場で「ノウイング」という映画をやっていたので、見てみました。
内容は一言でいえば、誰かさんの予言が現実になりパニックが起きるというハリウッド映画にはよくあるストーリーです。前半部分の謎解きの部分は面白かったのですが、後半は主人公達のテンションが上がり過ぎて、普通のパニック映画になってしまいました。後半を見ているうちに、パニックが拡大したこの物語がどのように収束するのか気になり出し、「最後は宇宙人が出てきて人間を救う」なんてストーリーだったら最悪だけどと思っていたら、その通りになってガックリきました。見た後は、最近のハリウッド映画で宇宙人に救いを求める映画が多いのは何故だろうと、本編よりもそのことが気になってしまいました。シナリオの前半が良いけど、後半がハチャメチャというのは「インデペンデンス・ディ」以来のハリウッドSF映画の定番になってしまったようです。もう最後に宇宙人が出てくる映画には飽きました。
主演のニコラスケイジは、やや老け込んで背中が丸く、もうアクションでは喰っていけない俳優になってしまったようです。彼が走る姿はとっても弱々しい。他の女優達も存在感が無く、パニックになって叫ぶばかり、、。子役の2人は、なかなか良い演技でした。
しかし映画とは言え、アメリカ人はこういう状況になるとパニックに陥りやすいのかもしれません。そして最後は神や宇宙人にすがろうとします。また、愛する子供のために奮闘する親というのは共感を得やすいけれど、親の思い込みの激しさの犠牲になっている部分もありそうです。この映画の中でも、自分が安全だと信じる洞窟に子供を連れて行く母親がいますが、「それはあなたの思い込みでしょ。」と言いたくなりました。
過去のSF映画のパターンを踏襲しただけのB級作品ですが、突っ込み所が満載で話のネタには悪くない映画です。

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