ソフトバンクの取締役が、杉内投手への発言で辞任しました。
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小林取締役が引責辞任=杉内投手への発言で=プロ野球・ソフトバンク(時事通信)
ソフトバンクは20日、小林至取締役編成・育成部長が、フリーエージェントで巨人移籍を決めた杉内俊哉投手の引き留めに失敗した責任を取って、辞任したと発表した。小林氏は海外担当兼中長期戦略担当部長となり、後任には石渡茂部長補佐が昇格した。小林取締役は昨年の契約更改交渉の席上、杉内投手の代理人に「FA宣言しても必要とする球団はない」と発言したとされ、杉内はこれが移籍を考慮する一因になったとしている。
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以前から政治家や芸能人が余計な一言で問題になったり、騒ぎになることはよくありますが、今回は会社の取締役が不用意な発言で引責辞任になってしまいました。この取締役の発言には、他の球団に行って欲しくないという気持ちと、FAされて年棒を吊り上げられたくない気持ちがあったのかもしれません。しかし、この言葉は受け手に反感を抱かされる言葉であることは間違いないと思います。相手はソフトバンクの社員ではなく、プロ野球選手という個人事業主なのだから、もっと敬意を払うべきでしょう。この取締役は東大卒の元プロ野球選手なのですから、その辺の事情は判っているはずなんですけど。