キマグレ競馬・備忘録

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東京大章典 フリオーソ/ボンネビルレコード引退

2012年12月29日 | Horse Racing
今年最後のG1東京大章典が行われ、地方競馬の雄2頭が引退しました。
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地方の雄2頭、フリオーソとボンネビルレコード引退(スポーツナビ)
フリオーソの主戦だった戸崎圭太は、一番の思い出のレースを「フリオーソの地元の船橋で勝ててうれしかった」という2011年かしわ記念を挙げると、最後は涙で何度も言葉を詰まらせながら「本当にお疲れさまでした。ありがとうと声をかけたい」とコメント。一方、ボンネビルレコードの主戦・的場文男は「07年の帝王賞でブルーコンコルドを負かしたときは飛びあがるように喜びましたね」と思い出を語ると、「8年も一生懸命走ってくれて、本当にお疲れさま、ありがとうと言いたい」と相棒をねぎらった。フリオーソは通算39戦11勝。GIは06年全日本2歳優駿、07年ジャパンダートダービー、08年・10年帝王賞、11年川崎記念、11年かしわ記念の6勝を挙げた。今後は種牡馬となる予定。ボンネビルレコードは通算74戦9勝。GIは07年帝王賞、08年かしわ記念の2勝。今後は大井競馬場の誘導馬となる予定。
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地方競馬を盛り上げたこの2頭が引退するのは寂しい限りです。今日の東京大章典は、JRA勢が圧倒的に強く高齢のこの2頭が太刀打ちできるとは思えませんでした。でもフリオーソは最終コーナーまで逃げ粘り、見せ場は作ってくれました。この馬らしい引き際だったと思います。
フリオーソの名前を知ったのは、2010年の帝王賞からでした。正直、地方競馬は格下馬のダートのレースばかりと思っていたのですが、JRA交流G1帝王賞で、JRA G1馬カネヒキリ、ヴァーミリアン、若いサクセスブロッケンを破って優勝したのがこのフリオーソでした。地方競馬にも強い馬が居ることを知って、それ以降ダート競争を注目して見てました。その後の相手は、エスポワールシチー、トランセンド、スマートファルコンやテスタマッタに変わりましたが、JRAの錚々たるメンバーを相手に互角の走りを見せて、交流G1とはいえ6勝を挙げたのは素晴らしい成績だと思います。また地方馬は平坦コースの競馬場でしか走らないと思われていましたが、昨年2011年のフェブラリーSでは、坂のある東京コースでもトランセンドと1.5馬身差の2着になり、実力を証明して見せました。これが私の一番印象に残ったレースです。
長期間地方競馬を盛り上げてくれたこの馬が種牡馬となって良い子孫を残し、別の意味で地方競馬を盛り上げる存在になって欲しいです。お疲れ様でした。

ちなみに勝ったのは、ローマンレジェンド。エスポワールシチー、トランセンドに代って、この馬が今後の主役になりそうな気配です。来年のフェブラリーSで勝てれば本物でしょう。

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