キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

悲しい趣味の写真

2018年12月03日 | Photo (&Aviation)

知人が写真の趣味を始めた。
以前から、写真をSNSにアップしていたが、昔の高価なフィルムカメラを
買って本格的に写真を撮り始めたらしい。何枚かアップされた写真を見たが、
何コレというものばかり。自慢の高級中判カメラで撮っているのに、、。
(本人もスキルアップが必要と認めているけれど)
写真というのは、評価が難しい。同じ写真を見ても、見る人の感性や経験、
知識などで評価が分かれる。「プロ並み」と褒める素人さんもいれば、
「所詮アマチュアだね」と見下すベテランもいる。
感じることは人それぞれなので何とも言えない。そこが写真評価の難しさだ。
なので、手っ取り早く高い評価につなげるにはどうすればいいのか。
それは、高級カメラ・レンズで撮る事なのだ。中高年のオヤジ達は
どうしてもそちらへ行ってしまう。お金にモノを言わせて買い漁る。
そして、話題は写真の出来栄えよりもカメラ談義へ向かう。
出来栄えよりも「どんなカメラで撮ったの?」が重要なのだ。
彼らの話では、カメラの格は製造段階で確定していて、高価なカメラ=
性能が良い=良い写真が撮れる、、ということになっている。
高価なレンズで撮れば、たとえ出来が悪くても誰も文句は言わない。
下手な写真ではなく「味がある」という評価になってしまう。
中高年が写真を趣味にすると、だいたいそういう話になってしまうのが悲しい。


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