先週、ルメール騎手が200勝を達成しました。
現状のペースで勝ち続けると武豊騎手の213勝を上回るのは確実です。
最多勝利記録更新で、またまた話題になると思います。
彼の騎乗数は、年間700鞍以上もあり、勝率の高い騎手であることから、
来年以降もそれくらいの騎乗は見込まれます。良い馬は外国人騎手へ
という流れで、現状はデムーロ騎手と合わせて「2極集中」状態です。
(今年はモレイラ騎手も荒稼ぎしていますが)
でも、2人の騎手で毎月30勝以上もするような状態は、競馬ファンとしては
正直あまり面白くない。その煽りを受けて、勝ち星を減らしている騎手も多く、
またベテランや若手は騎乗の確保さえ大変なのではないかと思います。
実力の世界とは言え、騎手あっての競馬ですから多少でも機会を
均等化したほうが将来のためには良いと思います。
世の中には、「男女雇用機会均等法」という法律があります。
競馬も「騎乗機会均等法」みたいなルールが必要かもしれません。
騎乗数に上限を設ける(1日6レースまで)とか、WSJSのように条件戦の
一部のレースは乗る馬を抽選にするとか、若手騎手戦をもっと増やすとか、
騎手育成のために、将来を見据えた対応が必要ではないかと思います。
外国人のレベルの高い騎乗も見たいけど、若手にも育ってもらいたい。
今年のシーズンを通じて、そんな想いを感じるようになりました。