無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

ALWAYS 三丁目の夕日 64

2012-02-09 | 2015以前の映画評


「ALWAYS 三丁目の夕日 64」 山崎貴監督 ××××× PP ハイライトほか

 シリーズ3作目で、1964年の東京オリンピックの時代です。鈴木オートを中心に作家の茶川(吉岡秀隆)一家の出産や旅立ち、六ちゃん(堀北真希)の恋と結婚などの出来事が繰り広げられます。山崎監督の昭和再現技も3作目になると新鮮さも薄れてきました。ストーリー的にもこれがラストでしょうね。個人的にはこの作品での堤真一は好みなんですけど。
 タバコ的には大問題で、さっそく「汚れた灰皿賞」確定です。吉岡秀隆、堤真一という主役級がたびたび喫煙し、なんと医者役の森山未来まで喫煙、確かに当時は医者も喫煙していたかもしれませんが、無償医療をしているような医者とタバコは合わないです。また、水商売の女性たちも喫煙していました。本物の新生児を吉岡が抱きあげるシーンがありましたが、残留タバコ煙にさらされて大変かわいそうでした。乳幼児突然死を監督はご存じないらしいですが恐ろしいことです。
 PPとしては堤が近所のタバコ屋でハイライトを買う場面があり、64年のオリンピック記念タバコのポスターは何度も何度も登場していました。
  (沖縄・シネマQにて)

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麒麟の翼

2012-02-09 | 2015以前の映画評


「麒麟の翼」 土井裕泰監督 □ 

 東野圭吾原作のミステリーです。日本橋にある翼のある麒麟像のそばで腹部を刺された男が倒れていました。すぐに容疑者が警官に発見されますが、逃げる途中交通事故にあい意識不明となってしまいます。被害者の青柳武明(中井貴一)は金属会社の部長で容疑者は半年前にその会社の工場を解雇されていました。その線で片付けようとする上層部に対し、刑事の加賀(阿部寛)と松宮(溝端淳平)は青柳が刺された現場から助けも求めずに麒麟像まで8分間も歩いてきたことに何か理由があるはずだと聞き込みを続けます。すると、青柳はなぜか日本橋周辺の神社などに週末になると現れているのでした。真犯人はだれなのでしょう。
 麒麟像をシンボルにし、父親と息子の関係や派遣労働者の労災問題をからめながらも無理のない展開となりました。水天宮など日本橋周辺のロケも興味深いです。
 タバコは容疑者の同棲相手が務めている惣菜屋のオヤジが「ちょっと話がある」といって店の裏に呼び出したときにタバコを吸おうと手にしますがもてあそぶだけで口にはしませんでした。吸わなかったのは評価できますが、喫煙者が作る惣菜は食べたくないですね。そのほかは工場の応接室に灰皿がありました。実害がないので□としました。
 

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