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「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」 武内宣之監督 ◯
岩井俊二原作でテレビドラマ化された作品を大根仁脚本でアニメーション映画としました。
海辺の町の中学生たちは夏休みを前にウキウキしています。プール掃除の当番中典道(声 菅田将暉)と祐介(声 宮野真守)はクラスのアイドルなずな(声 広瀬すず)とかけをし、競争をします。ところでなずなは母親の再婚のため引っ越すことが決まっていました。一方「花火を横から見るとどんな形にみえるのか、丸いのか平らなのか男の子たちの意見は分かれ茂下(もしも)神社のお祭りで打ち上げられる花火を灯台から見て証明しようと決まります。
神社のお祭になずなといっしょに行くのは祐介だったのですが・・・。
なずなが海辺で拾った不思議なガラス玉の効果で、同じ時を違う世界で迎えることができるのですが変わらないことがひとつあるのでした。
「もしも・・・」という過去を何度も体験しているのにそれを知っているのが一人だけという不思議な世界を描いています。「わからないこと」はあってもいいのですが、多くの筆者の周囲の観客たちは「わけわかんない」という感想で不消化に終わったようです。
タイトルの面白さは今年一番ではないでしょうか。タイトルに惹かれて見に来ている観客も多かったのではないでしょうか。
タバコは、なし。無煙です。