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「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」(機内にて) ジェイク カスダン監督 米 ◯
1995年の大ヒット映画「ジュマンジ」の現代版続編です。
居残りで片付けをさせられている4人の高校生がゲーム「ジュマンジ」の世界のとりこまれてしまいます。その上男女、性格、体つきすべてが大きく変わってしまっています。それでもなんとか知恵を使いそれぞれの得意分野を生かして「ジュマンジ」の難題をクリアしていくのですが・・・。はたして無事元の世界に戻ることはできるのでしょうか。
笑わされながらも「仲間を信じて力を合わせる」ことの美しさを実感させる前作に負けない秀作です。
タバコは、なし。無煙です。
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「ブラックパンサー」(機内にて) ライアン クーグラー監督 米 ◯
マーベルヒーローの新しいキャラクター「ブラックパンサー」を主役にその生い立ちを描いた作品です。
アフリカのあるところに世界には秘密にヴィブラジウムという貴金属を大量に保有するワガンダという国がありました。国王の死去に伴い新国王はすべての民族が集まり最も強い者が選ばれます。ティ チャラ(チャドウィック ボーズマン)が王になりますが、ワガンダのヴィブラジウムを狙うスパイたちが暗躍し新王の前に立ちはだかるのでした。特殊金属のスーツと爪を武器に王はブラックパンサーとして戦いますが・・・。
アフリカ系の人々に熱狂的な支持を受けた作品ですが、まさにブラックのパワー全開です。
タバコは、なし。無煙です。
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「焼肉ドラゴン」 鄭義信監督 △
鄭義信監督が書いた人気戯曲を自身が初監督で映画化しました。
1970年、大阪万博に湧く大阪の片隅に食堂「焼肉ドラゴン」はあります。朝鮮半島から徴用で日本に連れてこられた店主と韓国人の妻、そして3人の娘、高校生の息子がにぎやかに暮らしていました。もっとも息子の時生は話すことを止めていましたが・・・。娘たちにはそれぞれワケありの恋人がいたり、言い寄ってくる男がいたりと・・・。そんな中、次女(井上真央)と哲男(大泉洋)が結婚します。しかし、実は哲男は長女(真木よう子)が本当はすきなのです。そして悲しい出来事が起きるのでした。
子どもの世界でも大人の社会でもイジメはあり、ヘイトがあります。泣かせる場面もたくさんありますが、やはり「舞台を映画にした」という印象は拭いきれませんでした。「シネマ歌舞伎」のように「シネマ演劇」にしたほうがすっきり楽しめたかもしれません。
ネタバレになりますがラストの3姉妹の行く末が、「宗家の三姉妹」を彷彿とさせました。朝鮮半島の人々のエネルギーを感じさせる作品です。
タバコは、常連客の宇野祥平が目立たなく喫煙していました。(△)目立たないけれど宇野は喫煙露出の多い俳優の一人で、名脇役の一人なだけに健康が心配されます。