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「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」 酒井麻衣監督 ◯アスミック・エース
汐見夏衛の同名恋愛小説を実写映画化しました。
優等生の茜(久間田琳加)は家を出るとしばらくしてからマスクをして自分を守ります。同級生の青磁(白岩瑠姫 しろいわるき)は「お前のこときらいだ」といきなり告白します。そう言われても困ってしまう茜でしたが、青磁が描く絵の世界に引き寄せられるように二人は近づいて行きます。
実は子どもの頃性格を変えてしまうようなお互いに忘れられない出来事があったのでした。
再婚した母親の家族とうまくやっていくため自らヤングケアラーとなって家事や妹の世話をし、放課後にめいっぱい予定が入ってしまう茜が気の毒です。その上学校でも学級委員とは名ばかりの世話役を押し付けられ教師も親もなんとかしなさいよ、と思いました。青磁一人がなんとかしてくれますが・・・。
深刻な話をあまり深刻にしない教師がいい味を出していました。
タバコは、なし。無煙です。