無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

マダム・イン・ニューヨーク

2014-08-13 | 2015以前の映画評


「マダム・イン・ニューヨーク」 ガウリ シンデー監督 インド ○ ☆☆

 ヒンディー語しか話せないシャシは英語で会話する夫や中学生の娘から疎外感を感じていました。そんなときニューヨークに住む姪が結婚することになりその手伝いを姉から頼まれ単身ニューヨークへ旅立ちます。英語が話せないため打ち拉がれますが、「4週間で英語が話せる」というポスターが目に入ります。そしてシャシは仲間とともに少しずつ英語をマスターし、同時に自分自身の自信を取り戻すのでした。
 主役のシュリデヴィ(インドの国民的大女優15年ぶりの女優復帰作)がすばらしい演技を見せています。特にスクリーンに最初に顔を見せる場面はかつてのハリウッドの名作「ロミオとジュリエット」でオリビア ハッセーが登場したときの輝くような美しさを彷彿とさせました。また、英語クラスのメンバーも秀逸でした。「世界にはいろいろな人がいる、それぞれ尊重しようよ」という姿勢は好感がもてます。女性客を中心に連日満席が続いている理由がよくわかる名作でした。(上映館はJ&B)
 タバコは、ニューヨークの町中でちらりとは映りましたが、おまけの○です。


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るろうに剣心 京都大火編

2014-08-13 | 2015以前の映画評


「るろうに剣心 京都大火編」 大友啓史監督 ×××

 明治初期が舞台です。かつて「人斬り」と恐れられていましたが、今は静かに素浪人となっている剣心(佐藤健)のもとへ維新政府の大久保利道から直々に「京都へ行って、政府転覆を図る一味の頭を倒してほしい。」と要請されます。迷っていた剣心ですが、大久保がその一味に暗殺されたことがきっかけで京都行きを決心するのでした。
 スピード感のあるアクションで、チャンバラではありますがいわゆる「殺陣」の動きとは全くことなり、「るろう」ならではの息をする間もないおもしろさがあります。また、悪役の藤原竜也がいつもながら不気味な悪役を怪演し、その手下の神木隆之介が可愛い顔でもっと怖い役所を好演しています。ベテランの伊勢谷友介や江口洋介、田中も負けそうな存在感でした。主役の佐藤がマッチョではないところがいいですね。特殊メイクもよくできていました。9月公開の後半も大変楽しみです。
 タバコは、前作同様、江口洋介がほとんどの場面で奇妙なくらいいつもタバコを口にしていました。(××)そのほか悪役の藤原と彼にまとわりつく女も長ギセルをくわえていました。(×)江口の年齢から考えるとタバコを吸いながらのアクションは心臓に負担が大きく大変心配です。

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