無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

インターステラー

2014-12-18 | 2015以前の映画評


「インターステラー」 クリフトファー ノーラン監督 米 ◯

 荒廃した地球からの移住先を宇宙に求めた科学者の「20XX年宇宙の旅」を描いています。
 芳醇な恵みをもたらしていた大地に雨が降らず砂漠のような砂塵が襲うようになってしまいました。元パイロットだったクーパー(マシュー マコナヘイ)は息子と娘と老いた父とでトウモロコシを栽培し生計を立てていました。しかし、娘のマーフィと共に誰かに導かれたかのようにNASAの秘密基地に向かいます。そしてクーパーは人類移住計画を知り、先に旅立っていった仲間の科学者の救出と新天地を確認するために家族と別れ、帰る保証のない長い旅に出るのでした。
 重力と時間との関係や相対性理論の部分は理解できなくても結局は人類にとって大切なのは「愛」なのだということを壮大なスケールで描く宇宙の映像と音楽とで描いています。都市伝説のように語られていた「月面着陸はスタジオで撮影されたもの」といううわさが映画の中では「ソ連を壊滅させるために仕組んだ嘘」と断言しているところが興味深いです。
 タバコは、なし。無煙です。食料が不足する時代にタバコ栽培なんてありえませんね。


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寄生獣

2014-12-18 | 2015以前の映画評


「寄生獣」PG12 山崎貴監督 ◯ PPタバコ陳列棚

 漫画史上最高傑作と言われている岩明均原作の実写映画化です。
 「人類が半分になれば地球の生き物たちを救えるのだろうか」と考えたある寄生生物が次々人間を捕食していきます。高校生の新一(池谷将太)に寄生したミギーは脳を奪うことに失敗し右手のみに寄生しています。はじめは戸惑っていた新一ですが、より凶暴な寄生獣が身近に出現したことから、ミギーと奇妙な一体行動をとることになります。一方、寄生獣たちは単に人を食べるだけでなくなんと政界にまで進出し人類全体を支配しようと計画を進めます。そんな中寄生獣と人間のミックスの子供を妊娠した田宮良子(深津絵里)は寄生獣でありながら人間的な母性を感じるのでした。母親を寄生獣に殺された新一は人類を守るためミギーと共に寄生獣たちに戦いを挑むのですが・・・。前編はここまで。
 血しぶきが飛び交う残酷な場面がある一方、ミギーが平常はなかなかキュートなキャラクターなことと新一との会話では人の行動の不合理さなどが指摘され思わず笑ってしまったり、考えさせられるコメントもあり、楽しめます。(共同脚本が古沢良太)
 とりあえず完結編に期待しましょう。
 タバコは、なし。無煙です。ただし、コンビニのタバコ陳列棚が映ります。世界的にはタバコを陳列するのはタバコ規制が進んでいる先進国やアジア諸国ではもう過去の光景ですね。


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