中小企業診断士試験の一次科目の中に企業経営理論というのがあって、そのなかにマーケティングの「認知的不協和」というのが出てくる。今日はその実例の話。
数日前、新聞を見ていると、「1月出発、エジプト5日間10万円」という広告が飛び込んできた。安い!行きたい!ということで、ネットですぐに申し込んだ。
翌日、念のため外務省の渡航情報を見ると、行く先のカイロは「十分に注意」、回路の周りは「渡航の要否を検討」となっている。最近カイロの周りは、1ランク下がってようだ。それでも十分に注意。
さて困った。クフ王のピラミッドの中に入れるし、カイロ博物館では、ツタンカーメンの黄金のマスクは見れるし、ナイル川クルーズもついているし・・
一生懸命、商品のいいところを探す。時には、自分に嫌な情報を曲解してしまう。これを認知的不協和という。
最後は、観光でわざわざ危険なところに行くことはない、とキャンセル。皆さんもこんなこと、ありませんか。(写真は、ウイキペディア:ピラミッドより)