産能大の学習、3冊目。この日は、グラフィック学習心理学、世界にはこのようなことを実験、研究している人が大勢いるんだなあ、という感想。
学習心理学でよく知られているのは、まず、「パブロフの犬」。ロシアの学者、パブロフは、犬を手術して、音叉が鳴ると、餌を与えて、唾液の分泌を検知できるようにした。そして、音叉が鳴ると唾液が出るようになった。そこで、餌を与えないで音叉をならすと、犬は唾液を出すようになった。これが条件刺激という。ほかにオペランド条件だとか、いろいろな条件が出てくる。
もう一つは、「エビングハウスの忘却曲線」、これは昔、英会話スクールのECCで見かけたやつだ。無意味なリストを覚えて、何時間後にどのくらい覚えてられるか、という曲線だ。これによると、20分後には60%、1時間後には50%、9時間後には40%、そして後はいつまでも20~30%台で推移する。このテキストには、この応用編が実験結果とともに沢山出ている。
一つ、面白かったものを書く。知識(言語)と技能の記憶の差だ。言語は覚えた後、10週間後には50%忘れる、一方、技能は20%ほど忘れる、80%ほど残るのだ。これはある実験結果だ。そう言えば、ゴルフのドライバーショット、丸1年ぶりに振っても、そこそこ飛ぶ、体が覚えてるんだろうね。これ正しそうだ。