前夜は奈良で配偶者と落ち合い、今日は奈良からスタート、三重県の百名城巡りだ。午前は、伊賀上野城、取り付きからお城に上ると、天守閣がそびえる。この天守は戦前に個人が私財を投じて、再建したものだ。初代は、筒井定次、二代があのお城作りの名人、藤堂高虎が作ったが、竣工間近かで暴風雨で倒壊、以降は天守、作られなかった。しかし、昭和10年、川崎克氏が、三度(みたび)建築したもの、風格のある天守だ。
そして、中に入ると、武具などが展示されている。高虎が秀吉から貰った兜、あまり実用的じゃないね。天守からは城下が一望だ。
そして、このお城の名物は、高石垣、さすが藤堂高虎、すごい高さの石垣を築いた。
天守を出ると、忍者博物館がある。伊賀らしい、ここに入場。忍者屋敷のからくりがあったが、これって、私が子供のころ、お祭りのときにに田舎の神社の境内に忍者屋敷が建てられて、こわごわごわと覗いたものだ。
それに水蜘蛛、まきびし、手裏剣などが展示されている。忍者は秘密文字を持っていた、これってすごい。
手裏剣投げがあった。子供のころ、少年雑誌の裏表紙に忍者ものの通信販売があり、手裏剣を買ってみると、先端が安全加工してあって、投げてもポタリと落ちてしまった。今度は、尖っている。投げると、壁にぐさりと刺さる。これは本物の手裏剣だ。子供のころの夢がようやく実現したようだ。