雌阿寒岳から下って、オンネトーから登山の出発地、野中温泉に到着。ガイドさんからいい温泉だからぜひ入って行けと言われ入浴する。
窓の開いた浴槽に、露天の浴槽がひとつずつ。どっちも熱い。体を慣らしながら、内風呂に入るが、1分と我慢できず、浴槽外に出る。石鹸やシャンプーなどもないため、これで終わりだ。(配偶者のほうは、ちょうどいいお湯だったというからこの日の男湯は特別だったのかも)
温泉分析書によれば、泉温は45.6℃、高温泉、ペーハーは6.2、中性だ。溶存物質は3.4gの低張性、泉質は、含硫黄ーカルシウム・マグネシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)そして、知覚試験結果は、僅かに乳白色、微濁、弱苦味、強硫化水素臭、というから、温泉マニアにとっては、うれしいお湯だ。
療養泉の基準、溶存物質がお湯1kl中、1gを超えており、さらに総硫黄もチオ硫酸+硫化水素が17mgと、基準の1mgをはるかに超えている。もちろんかけ流しのようだ。かけ流しだと、熱いのはどうしようもないけどね。