尾瀬長蔵小屋に泊まった。なんと35年ぶりだ。新婚時代に配偶者と泊まった、それ以来だ。小屋のそばには売店が別棟になっている。
山小屋には通常は日の高いうちに到着する。夕食まではまだ時間があるため、このような売店の外でビールなどを飲んで歓談する。ここでも我々夫婦は35年前のことを思い出して飲む。
そして、風呂もあった。尾瀬は水が豊富なため風呂が沸かせるのだそうだ。もちろん、せっけんやシャンプーは禁止。夕食は4人掛けのテーブルに二人だけだ。部屋も4人部屋を我々夫婦だけで使える。
小屋内はがらがらのようだが、これでも本日は満員なのだそうだ。コロナで人数制限している。翌朝早いため、朝食はおにぎりを頼んだ。昼食もだからおにぎりが4個になる。
小屋の中にも売店がある。見ていると、なんと「尾瀬に死す」という本があった。まだあるのか、実は学生時代、ほぼ50年前だが、この本を読んで山に興味を持った。たしか尾瀬に車道を作るのに反対運動した自然保護の話だったと思う。
最後に、3百円で自分で入れるコーヒー、実にうまい。なんだと思ったら、水が違うんだそうだ。中にはわざわざ水を汲んで自宅へ持ち帰る人までいるという。そうか水が違うと、こんなに旨いんだ。
明日は早いため、午後8時には購入したシーツとともに布団に入る。