今日68歳になった。私は中小企業診断士資格の取得をきっかけに、55歳で会社を早期退職、独立・開業した。下の子が就職に近い時期だった。ここらでもうよかろうと。ここが人生の転機だった。
その時に立てた計画は、60歳までには何とか食えるようにする、65歳までは順風航行、70歳で仕事量を落としていき、引退だ。今は70歳以降もちょっとは働こうとしている。黄金の60代という本も読んで、そうだそうだと思っていた。
そして、その途中で立てた目標、五百資格、百名山、百名城、百名泉は、いずれも目標年が70歳だった。(百名泉は70歳以降にもとっておこう)その後のことは何も考えてはいなかった。70歳でもう人生終わりと思っていた。
作ったマスタープランは、その通りに進んでいった。そして、その終わりの年が近づいて来た。あと2年だ。今考えてみると、70歳で人生終りって、まだまだ早い。
五百資格は70前に達成するだろう。百名城はだいぶ早く達成済みだ。百名山は体力的にもう無理、その代わり花登山を始めた。温泉だけはいつまでも行ける。老後の楽しみか。孫も時々寄ってくれるだろう、その世話でもするか、いわゆる世間で言う、お爺ちゃんだ。
そんなとき、あるネット番組でこんなことを聴いた。内閣改造で上川陽子さんが外務大臣になった、彼女は70歳、もうしがらみもない、出世欲もない、だから思い切っていい仕事できるだろうと言っていた。
そうか、なるほど、年齢的にしがらみもない、欲もない時が来る。私、70歳を前にして、気持ちだけは若い。まだ目標を持って生きたい、そう思っている。
しがらみというと、中小企業診断士も次の更新は72歳だ。これで最後にしよう。従って研究会の代表も降りる。仕事もパフォーマンスの悪いものは止めよう。お付き合いでやってるものはもうこの際止めよう。
新しい目標もいくつか設定しよう。人生出直しだ。人生最終盤第4コーナーのFP(ファイナンシャル・プランニング)もエクセル表、作り直そう。幸い配偶者も私もまだ元気だ。こう考えると、また、人生楽しくなるね。